Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

古いたてもの

2010-01-07 16:48:00 | いろいろ
つい最近、テレビで「看板建築」というものを知りました。
70年くらい前に建てられた、
商店が表だけローマ・ギリシャ風などの西洋的な装飾をほどこして、
側面と裏は普通の日本の建物という建築物を言うのだそうです。
当時、日本中に広まった人気の様式らしいですが、
70年と言うと、日本の家ではかなりのお年寄り。
この10年だけでもかなりの数が壊されて貴重な存在なんだそうです。
そのハリボテっぽいのは笑いも誘いますが、
大真面目にちゃんと作られたので70年保っているのでしょうね。
郷愁をも感じます・・・

それが昨日、学校へ行く途中にあったのです。
コレです。

近くを歩くとカンバンだけが目立ってその上の看板建築部分は気がつかないかもしれません・・・

私の通う学校は秋葉原と御徒町の間、ちょっと山手線を外側へ行った所にあります。
台東区でもこの辺は山手線と浅草にはさまれたどちらかと言うと静かなところ。
駅まわりの人ごみもないのはいいけど
ちょっと寂しい感じもあります。
一軒家の民家や、個人商店、自営業らしき会社などが
大通りに出来てるビルの裏にたくさん残っています。

こんな感じのお家もすてきitem1
蕗谷虹児の絵から抜け出た美人が出てきそう・・・


それからこちらもclover

レンガ造り、松と南国の木が同居です。
和洋折衷+エキゾチックへの憧れ、ちょっと欲張りな異国への夢を感じます。kirakirakirakira

古い建物は、石、木、レンガなど・・・
古くなってもいい味のでる自然な材料でできているところが好きです。
昔、フィレンツェに行った時、どの家も最低500年と言われてびっくり。
ロンドンでも50年というと近代建築で、100年、200年と
家は古ければ古いほど価値が上がると知ってそうか~と思った。
でもあっちの古い建物は誰が見ても素敵だもんね。
ちゃんとお手入れしてるはず。
日本でもなんとか古くて美しいたてものを
どうか壊さないで欲しいなあ。