雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋

2008年11月02日 | 富山県の山

黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)


ロッジくろよん(5:00)→黒部ダム(5:30)→登山道口(5:40)→ダム直下(6:10)
→内蔵助谷出会(7:30)→鳴沢小沢(9:00)→朝→黒部別山谷(11:00)→
→白竜峡(13:00)→十字峡(14:00)→半月峡(15:15)→東谷吊橋(15:55)→
仙人谷ダム(16:15)→阿曽原温泉小屋(17:30)

黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒部ダムへ-10/19(日)
黒部峡谷 下の廊下②-1…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下②-3…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く-10/20(月)
黒部峡谷 下の廊下③-1…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)
黒部峡谷 下の廊下③-2…阿曽原小屋~欅平を歩く-10/21(火)

黒部ダムから、紅葉真っ盛りの新越沢へ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
下の廊下(旧日電歩道)は、大正末期に拓かれた仙人ダムから欅平間の
「水平歩道」に続き、電源開発の調査目的に、切り立った岩盤を拓かれた道で
黒部ダムから仙人ダム間の16.6kmの区間であり、危険個所の多い渓谷沿いのルートである。
冬期間の残雪に左右され、全く通り抜けできなかった年もあり
通行できる期間も平年で1ヶ月余りとのこと。(阿曽原温泉小屋情報)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

今年も残雪多く、黒部別山谷に雪渓(スノーブロック)が残っている関係で
関西電力発表による正式開通は10月7日以降のようでした。
スノーブリッジとなる雪渓の溶け具合で、ルートは変わります。
私達も、問い合わせや情報収集、阿曽原小屋のHPなどを前日までチェックして
自己責任として出発を決めました。

 

いよいよ出発!


ヘッドライトを頼りに真っ暗の遊歩道を、徒歩30分で黒部ダムに到着!
レストハウスの軒先で、寝袋で夜を明かした人達が何人か起きてきて
出発準備をしていました。(ここで黒部の名水を補給)


下見の甲斐あり登山者出口へ一直線!

早朝は黒部ダム駅が閉まっているので、
扇沢行きの関電トロリーバス通路の遮断機横を通過して、更に進みます。
トロリーバス専用道路に出る、もう一つの遮断機手前を左斜めに入り
道路脇を道なりに進むと、この案内板があります(詳しい地図はこちらから)



トイレの奥に白く見えるのが登山者出口
しばらくはジグザグの下りで、ダム直下に出たら黒部川を対岸へと木橋を渡る。



河原に出た辺りで明るくなってきたが、渓谷なので日差しはまだ届かない。
辺りを見回すと、薄明かりの中でも紅葉が鮮やか、
日射しの届いた山頂が黄金色の帽子に見えた!綺麗…今年見る初紅葉だった



内蔵助
谷手前で本日最初の滝、水しぶきが頭上から降り注ぐ



ここは安定した木道が整備されていた。
他にも道が崩壊している個所には、木道や丸太の桟道が架かっていた。



どっちが人喰い岩?
欅平の奥鐘橋を渡ったところに「人喰い岩」と言う観光名所があるが
こちらは岩部屋?それとも…人喰い岩も顔負けか?
見どころ多くて^^; なかなか先に進まない、内蔵助谷で朝食予定が大幅に遅れる



内蔵助谷出合で通行禁止の看板あり!
実はここで、通行禁止だからと間に受けてしまい、迂回路と勘違いして
谷を少し登ったところで、黒部川からどんどん離れてしまうことに気付き引き返す。
この看板は「ここからは自己責任で!」と言う戒めなのかと判断して通過!



河原に下り、丸太の橋を渡って振り向くと、見事な赤・赤…
どんどん紅葉が鮮やかさを増し「綺麗…」の連発で益々足が進まない。

 

鳴沢小沢のナメ滝急ぎ足で通り過ぎるだけではもったいない美しさ。
何処で追い抜いたのか?先に行ったと思っていた昨夜の1組が、私達を追い越して行った。
すれ違いざまに言葉を交わす 「もう~大満足!」と皆さん口を揃える。



鳴沢小沢を過ぎた辺り、広めの河原に下りて朝ごはん
ここまでの元気は朝バナナ1本のみ…気付いたら9時過ぎでした!
昨日買った富山名物マス寿司とパン、この渓谷美を貸し切りで食べたので美味しかった。
それにしても、早朝は日差しが届かず立ち止まると寒い。



見上げると青い空




対岸に新越沢新越の滝が見えてきた。

 


未完成?の丸太の橋…命綱の針金が緩んでいて緊張の綱渡り状態だった。


緊張もつかの間、今度は滝壺の中を渡る、助けは何もない。


身を乗り出して決死の撮影真上から覗くとこんな感じ…滝壺の下にも更に滝壺あり!



黒部渓谷 下の廊下②-2…黒部ダム~阿曽原小屋を歩く続く





新越沢辺りからは難所続出…おっ最初のスノーブロック発見!と思っていたら

ロッジくろよんの宿泊者は思ったよりも少なく5組(平日特典?)

既に3組の方は出発していましたが、私達は予定通り5時に出発!
昨夜の夕食時から気になっていた1組(母親と知恵遅れの30代らしき息子さん)が
一足遅れて、玄関で出発準備をしていました。
この後、何時間後だったか…この親子に悲劇が起きてしまいました(><)。。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 黒部峡谷 下の廊下①…室堂~黒... | トップ | 黒部峡谷 下の廊下②-2…黒部ダ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

富山県の山」カテゴリの最新記事