地蔵ヶ岳のオベリスク
2012/07/25(水)26(木)27(金) <南アルプス 百名山>
鳳凰三山…薬師ヶ岳(2780m)・観音ヶ岳(2840m)・地蔵ヶ岳(2764m)
<1日目>夜叉神の森P~砂払岳~薬師ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<2日目>薬師ヶ岳小屋~薬師ヶ岳~観音ヶ岳~地蔵ヶ岳~薬師ヶ岳小屋
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P
<2日目>薬師ヶ岳小屋(4:20)→薬師ヶ岳(4:30~5:20)→薬師ヶ岳小屋(5:30~6:30)→
薬師ヶ岳(6:40)観音ヶ岳(7:35~8:10)→地蔵ヶ岳(10:00~12:15)→
観音ヶ岳(14:25~35)→薬師ヶ岳(15:10)→薬師ヶ岳小屋(15:20)
2日目は薬師ヶ岳~地蔵ヶ岳往復 。。。
夜中の2時頃目覚めて、窓を覗いてみたら満点の星空 だったので小屋の外へ!
天の川も見える星空をしばし眺めてから再び就寝!4時頃に再び起きてダウンを羽織りご来光を見に山頂へ!
薄暗い中、富士山のシルエットが大きく見えていて、昨日は影も形もなかっただけに感動だった。
ご来光は雲が多めで今一つだったが、白根三山に少しずつ日が射しこみ、山での夜明けは格別美しい。
小屋に戻り5時半からの朝食後、再び薬師ヶ岳山頂を踏んで観音ヶ岳に向かった。
稜線は花崗岩が砕けて、何処までも白い砂浜のようであり、何処で立ち止まっても絵になる眺望である。
何度も振り返り、富士山や北岳の写真を沢山撮りながら、ゆっくりゆっくり観音ヶ岳へ!
観音ヶ岳に5つ目のパイプケルン、山頂は大岩の集まりで登らずに次へ進むグループもあったが
好奇心旺盛な私は迷わず岩に登ってみたら、何とそこには無造作に三角点が置かれていた!
空中に浮いたような、はみ出した大岩からの360度眺望が凄い!間近の山々が凄い!
鳳凰三山の中心(最高峰)だけあり、歩いてきた薬師ヶ岳からの稜線と、この先の地蔵ヶ岳までの稜線も一望!
甲斐駒ヶ岳の後ろには北アルプスも見えており、雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰とその奥に浅間山。
観音ヶ岳から地蔵ヶ岳までは直ぐそこに見えていてもけっこう遠く、アップダウンの繰り返しではあったが
眺望はもちろん、白砂、巨岩、花、木の芸術、森に入ったり出たり、飽きる事のない登山道である。
赤抜沢ノ頭分岐から若干下り、賽ノ河原と言われる白砂の鞍部に出ると、お地蔵さんが並んでいて
そこからの地蔵ヶ岳はポスターに出てくる姿そのものであり、空に突き出たチューリップ岩も目の前!
白砂の真ん中辺りに、6つ目(見たのはこれが最後)のパイプケルンもあった。
今回の最大目的 「地蔵ヶ岳のオベリスク」 を目の前にして、さてどうやって攻めようか?
ここでゆっくり過ごすために薬師ヶ岳小屋連泊を決めていたので、まずは日陰でコーヒータイムとし、
その後、一歩ずつ足場を確認しながらオベリスクに登って行ったが、最頂部はロッククライミングの世界であった。
それでも私としては大満足の位置まで登る事ができ、チューリップは間近過ぎて別の形に見えていた。
写真は撮れなかったが、岩を下りる途中でちょこちょこ歩くイワヒバリにも出会った♪
そして今回の最大目的達成!ザックをデポした日陰に戻り、ようやく安心して昼食タイムとした。
帰路は赤抜沢ノ頭分岐から高嶺方面、2~3分先の赤抜沢ノ頭に寄り道。
ここからの白根三山もビューポイントらしかったが、昼過ぎから急激に山肌から雲が湧きあがり
目の前のオベリスクも、ガスにまかれ見えなくなったり見えたり…時間とともに雲は増えガスが迫っってきたが
涼しくて良い気持ち、思いっきり深呼吸しながら歩き、山の天気の変化さえも楽しめたのは
今日も標高2720mにある山小屋泊まりだと言う、気持ちの余裕があるからだったのかも。
観音ヶ岳の山頂に戻った頃には、すっかり曇り空になっていたが、再びここでイワヒバリに出会う!
ちょこちょこ動くのでピントズレだが、今度は写真に撮る事ができた (^^)v
そして3度目の薬師ヶ岳山頂を通り、小屋に戻って、今日は早めにビールで乾杯!
夕食は連泊なので、定番の 「おでん」 ではなく、我々のみ特別メニューのお肉たっぷりビーフシチュー、他
食後に夕焼けを期待して再び山頂(4度目)に行ってみたが、ガスは最後まで晴れず視界もゼロ!
早々に小屋に戻ると、「本日は泊まり客が少ないから、1階に移っても良いですよ」と言われたが
天井は低くても2階が貸切りとなるので、やはり2階で伸び伸びと過ごす事にして、8時頃に就寝。。。
薬師ヶ岳でご来光を迎える♪
(4:44)雲が真っ赤に染まる! (4:50)雲海からご来光!
白い大地の薬師ヶ岳山頂と北岳、間ノ岳、農鳥岳・・・頭が赤く染まった!
雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰と富士山、ほんのりピンクに包まれた!
手前にあった岩は真っ赤! 観音岳方面も東側は若干焼けた!
雲が消えてくれることを祈りつつ、小屋に戻って朝食を頂いた。
朝食後は薬師を経て観音ヶ岳へ
薬師ヶ岳からの白根三山
薬師ヶ岳山頂と観音ヶ岳
観音ヶ岳への登山道①・・・左に仙丈ヶ岳、白根三山、右に八ヶ岳を見ながらの歩き♪
雲海に浮かぶ八が岳連峰と奥に浅間山
観音ヶ岳への登山道②
観音ヶ岳への登山道③
観音ヶ岳への登山道④
観音ヶ岳への登山道⑤・・・後ろの富士山を振り返る!
観音ヶ岳への登山道⑥
観音ヶ岳に到着した!
観音ヶ岳・・・地蔵岳まで1時間30分の案内あり!
観音ヶ岳山頂標柱 一番高所の岩の上で
山頂三角点
観音ヶ岳山頂からの360度眺望!
歩いて来た尾根一望と富士山
富士山アップ
地蔵ヶ岳への稜線と地蔵ヶ岳オベリスク、後ろに甲斐駒ヶ岳
眼下に5つ目のパイプケルンと奥に八が岳連峰
甲斐駒ヶ岳と後ろ(右肩)に北アルプス(槍ヶ岳と穂高連峰が確認できた)
いよいよ目的地の地蔵ヶ岳へ
地蔵ヶ岳への登山道①
地蔵ヶ岳への登山道② 観音ヶ岳を振り返る!
地蔵ヶ岳への登山道③
地蔵ヶ岳への登山道④
ここからの地蔵ヶ岳「賽の河原」は垂直に見えていた!
地蔵ヶ岳への登山道⑤ 観音ヶ岳を振り返る!
地蔵ヶ岳への登山道⑥
地蔵ヶ岳への登山道⑦
鳳凰小屋分岐(鳳凰小屋まで30分)地蔵岳まで30分の案内 後ろにキノコ雲 (^^ゞ
地蔵ヶ岳への登山道⑧・・・休憩できる広場(奥に何かが・・・)
木に跨った恐竜が「ようこそオベリスクへ」と言っていた (^^♪
地蔵ヶ岳への登山道⑨・・・近そうで遠い!
雲が消えてクッキリの白根三山
道中、花と蝶に癒される (^^♪
タカネビランジ オトギリソウ
グンナイフウロ ??
ミネウスユキソウ もしかして「クジャクチョウ」かも?
やがてオベリスクが間近に迫る!
ここからのオベリスクは、チューリップ岩(花崗岩)が三つ編みのように連なっている!
地蔵ヶ岳への登山道⑩ ここを抜けると賽の河原・・・6つ目のパイプケルン
ついに地蔵ヶ岳・・・
オベリスク①
お地蔵さんとオベリスク②
お地蔵さんズラリ・・・
地蔵ヶ岳からの甲斐駒ヶ岳
チューリップ岩アップ
オベリスクの肩まで登る!
オベリスク登山スタート! ここにもお地蔵さん
小銭を集めていたお地蔵さん
オベリスク登山① 賽の河原とお地蔵さんを振り返る!
オベリスク登山②・・・足場を見極める!
オベリスク登山③ もう少し行けそう
オベリスク登山④ まだ行ける
オベリスク登山⑤ 間近で見ると迫力の大きさ!
オベリスク登山⑥ 北岳が眼下・・・ここが限界!
オベリスク登山⑦ 歩いてきた尾根(観音ヶ岳)と賽の河原が眼下
オベリスク登山⑧ ここまで頑張ったけど、山頂制覇はクライミングの世界!
登った位置からのチューリップ岩は、普通の岩に見えていた (^^ゞ
元気な仲間があんな所まで・・・
チューリップの割れた中には、鎖のようなものと足場のようなものが見えていた。
下りながら、岩に隠れたお地蔵さんを見つける!
岩の間にもお地蔵さん
花に癒されながら余裕の帰路・・・
徐々にガスが湧いて来たので眺望は見え隠れ!その分足元の花に目が行く。
ハクサンシャクナゲ バラの花?のような松ぼっくり (^^♪
ツマトリソウ
マイズルソウ タイツリオウギ
タカネビランジ
タカネグンナイフウロ モミジカラマツ
ハクサンシャクナゲ ウラジロヨウラク
アカヌケ沢の頭に寄り道
アカヌケ沢の頭(地蔵ヶ岳まで10分、観音ヶ岳まで1時間10分)の案内
雲が出て来たがオベリスクを何度も振り返る (^^♪
アカヌケ沢の頭からの地蔵ヶ岳オベリスク
40分ほど歩いて角度を変えて見ると、また違う雰囲気のオベリスク
疲れ果てて倒れた木にも、新芽は伸びていた。
広場に戻って来た!
お疲れの様子 (^^ゞ
観音ヶ岳に戻って来た!
イワヒバリが来てくれた♪
観音ヶ岳パイプケルンと山頂標柱(貸し切り♪)
後ろからガスが迫って来た!
朝の眺望は消えた!
前方もガス!富士山も消えた!
森に突入!
ゴゼンタチバナ 美しい個体のハクサンシャクナゲ
ヒメコゴメグサ群生
薬師ヶ岳に戻って来た!
何度でも目が行く濃いピンクのタカネビランジ 木を抱く大岩
薬師ヶ岳とパイプケルン(15時過ぎ、ガスで眺望なし)
小屋の食堂 今夜はメインがビーフシチュー
<3日目>薬師ヶ岳小屋~観音ヶ岳~夜叉神の森P
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