雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

チブリ尾根~別山①

2009年10月24日 | 石川県の山

チブリ尾根登山道と、御舎利山 (中央ピーク) 別山 (右ピーク)

チブリ尾根~別山①
チブリ尾根~別山②

10月12日(月祝)  チブリ尾根~別山…ミステリーな単独山行き決行!


10月10日~内蔵助小屋一泊8名の予定で、立山と弥陀ヶ原散策に参加を決めていたが
前々日の8日辺りから立山室堂は雪となり、視界も良くないとの情報で中止となってしまった!
下界の天気予報は、連休中は晴れとの事で秋真っ盛りだったが、
標高2450mの室堂では、もう冬の始まりなのだろう。。。。。。

代わりに (11日の日帰り) で、八郎坂から登り弥陀ヶ原に行きませんか?との連絡を受けたが
時すでに遅し…連休中一番天気が良さそうな12日に、単独でチブリに行こうと決めていたからだ!

いつもは何の苦労もなく、リーダーの計画に乗っかって登山口にも付いて行くだけ!
今更ながら、リーダーの大変さや有難味が身に染みる^^;
チブリ尾根は、距離はかなり長いが、一本道のような登山道なので
まず迷うようなことはないだろうが、問題は登山口をどうやって見つけるかだった。
地図や情報を色々チェックしながら、初めての単独登山計画は着々と進み
早朝4時過ぎ発、真っ暗の中、市の瀬に向かって車を飛ばした!

ところがちょっと誤算…(>_<)

貸切のような道をぶっ飛ばした!と言うこともあり、5時半には駐車場に着いたのだが
白山麓の夜明けは遅く (普通?)、真夜中みたいに真っ暗なのである!
大きめの懐中電燈は持ってきたが、駐車場から徒歩で20~30分掛かると言う
登山口を見つけるのは容易ではなく、少し明るくなるまで車で待機することにして
持参したおにぎりで、のんびり朝ごはんと身支度。

それにしても早朝から人が多い!駐車場も直ぐにいっぱいになってしまった!
今日は白山室堂も小屋じまいの日…立山は雪何て信じられないくらい白山麓は良い天気の予感だ!

トイレに行ったら「5時40分に別当出合行きのバスが出ますよ~」と係の人に声を掛けられた!
チブリの登山口は分かり辛いし、このまま白山に行くのも有りかな~?
チブリ尾根の方に向かいそうな人は見当たらないので、やや不安だった^^;


予定通りチブリへ…6時15分頃に出発!

やや薄暗かったが電燈なしでも視界良好、そして直ぐに明るくなってきた!

 
市の瀬の駐車場を奥の方に入って行き、右手の車道を横切って
少し高くなっている工事用の車道に入り ( 途中、一般車通行止めの鎖を跨ぐ )
ここから道なりに15分くらいで 「猿壁堰堤」 と書かれたコンクリートの壁(左画像)が見えてくる。
壁の終わりは道路が左にカーブして続いているが、すぐ右手に 猿壁登山口 (右画像)があった!

サラリと書いているが、実は 駐車場からここ登山口まで誰にも会わず
途中で別の登山口案内 ( 間違いではないが猿壁の方が便利 ) もあったりして、
不安で不安で、辺りをゆっくり思案しながら来たので、駐車場から25分くらいかかったかな?
登山口を見つけた時は、ヽ(^o^)丿ちょっと嬉しかった!



チブリ尾根から別山まで、ポイントごとに丸太の標識 があり、距離感が把握しやすい!
市の瀬の駐車場から猿壁登山口までの林道が (1.4km)、別山まではここから (8km) もある (@_@



ブナ林の登山道を40分位で、大きめの沢を渡る!
登山口から避難小屋までの間に、飲めそうな水源は3ヶ所程あった!


この辺りから、うしろで誰かが叫んでいるような声がして
(後で分かったのだが、オカリナ聞こえなかった?と聞かれて、えっオカリナだったの??)
やがて、今度はハッキリと口笛が聞こえてきた!…曲は秋~の夕日~に~照る山もみじ~
繰り返し口笛を吹きながら、下から近づいてくる人影が見えた!
男性と女性2人の3人組で、写真をパチパチ撮っていたので抜いたり抜かれたりで
おじさんとはその後、ビューポイントで気が合い、撮り方のアドバイスまでして頂くことに…^^;
何だかカメラの先生みたいに、これを撮りなさい!ここはこれを入れて撮って~みたいに。
画像はパソコンに保存するだけでなく、焼いてみると良いよとも言っていた!
もしや本当にカメラの先生だったりして…あり得るなぁ (^^)v

結局避難小屋までは一緒に歩き、何処から来たの?いつも一人なの?と3人から質問攻めだったけど
一人で黙々と歩くよりは時間が過ぎるのが早くて、熊にも会わなくて助かったかな?



7時40分、WATER「水飲場」と言う案内板のある場所に到着!

別山まで (6.2km) 避難小屋まで (3.4km) と書かれていて、ここを過ぎた辺りから紅葉が始まる。



この辺り、漆が赤くなっている程度で、紅葉にはまだ少し早いが、気持のよいブナ林を行く。



徐々に紅葉が始まる…背の高いブナに朝日が届き、黄金色に輝いて見えた! ( 3色が美しい )


8時20分…白山釈迦岳展望台に到着!

別山まで(4.9km) チブリ尾根避難小屋まで(2.2km) と書かれた案内板あり!



標高1425m辺りから白山を望む。
ここに来て初めて、木々の間から白山弾程道と観光新道らしき尾根が見えてきた!
別当出合までのバス道も確認でき、甚之助避難小屋辺りの紅葉も赤く見える。
白山釈迦岳 のピークは何処だろうか??山様が複雑でイマイチ良く分からない^^;



展望台の周りのブナも黄色に色づき、朝日を受けて輝いていた!



紅葉と残月 …( 月に気付いたおじさんのアドバイスで撮った一枚 )
小さい画像で見ると何ら大したことはないが、一眼レフなどで狙い
大きくプリントすれば、それなりに趣のある画像になったかも知れない。



9時、木々の間から赤兎山と大長山が見えてきた!



先週登った 赤兎山 (左ピーク)も、一段と赤く色づいているように見えた!
( 手前に紅葉色を入れて撮るのは、おじさんのアドバイス )



足元の秋を探る…



ブナの黄色やモミジのオレンジが多い中、ひと際赤い 深紅 の葉を見つける。


 
同じ赤でも、間近で見ると微妙に色が違うのを楽しむ… ピンク系赤とオレンジ系赤



落ち葉に霜 …天然の芸術品だ!


 
(50cm四方のみ) ここだけ冷凍庫?? これもおじさんが気付き、一緒に撮りなさいとアドバイス(^-^)v
時計は9時半頃…陽は当たっていたので、間もなく融けてしまうのだろう!


気付かず踏みつけてしまいそうな足元で、カメラを構えておじさんが座りこんだ為
どうしたのですか?と、後ろを歩いてきた人に聞かれ、踏まないように!と一言いって道を譲った。
私はと言うと、この時ズルッと谷側に滑りそうになり (汗っ)
こんなに細い登山道では、誰もが踏み外さないように歩くことに精いっぱいで、まず気付かないだろう!
福井から毎週白山に来ていると言っていたが、やはりおじさんは只者ではない?



この辺りから、上空にヘリの爆音が…


今日(10月12日)は、白山室堂の小屋じまいの日 らしかった!
一度ならずも、10回、いや20回は聞こえたかな?大きな荷物を提げた爆音ヘリが行き交い
鳥の鳴き声や風のささやき、沢のせせらぎ音を消し去る (>_<)
まぁこう言うこともあるかぁ…室堂には毎年お世話になっていたことだし…



チブリ尾根~別山②


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