長靴登山の準備 。。。
春先の里山で一度試してみたかった長靴登山、ネットで揃えた3点セットで、ついにトライ!
3月20日(火祝)、敦賀の西方ヶ岳に行くことになり、登山靴と長靴、両方持参したのだが
ギリギリまで迷って、遠目では山の中盤辺りから上が白く見えていたので、思い切って長靴を選んだ。
まずは山でも履けそうな長靴を買う事からだったが、長靴選びで特にこだわった3条件は、
靴底が厚いこと、日本のメーカーでゴムがしっかりしていること、跳ねた雪が靴に入らない工夫があること。
通販は選び放題だが、試し履きが出来ないので高価なものは買わないようにして、手頃な価格の物を見つけた。
同じ商品、同じ価格でも、ショップによっては送料がかかったり無料だったりするので
何軒かをネットサーフィンして、運良く全て送料無料のショップを見つけて購入する事が出来た。
長靴登山の不安材料は他にもあり、靴の中で足が(特に下りで)不安定なことへの対策として
厚めの中敷き(立体的な作り)と、滑り止めに靴のスノータイヤと言われる「スタビルアイサー」を同時に買った。
後は靴下を2枚履きするなどして、遊びが少なくなるように調整して、準備を整えた。
前回、長靴にカンジキで歩いた経験から、足首が固定できるように何かで縛ることも考えたのだが
今のところ適当なモノが見つかっていないので、このまま歩いてみることにした。
通販のショップで購入!
ミツウマの長靴、靴底のゴムは固めで溝もしっかりしているが、登山靴よりは若干柔らかい。
アメリカ生まれのスタビルアイサー、爪は5mm程度だがタテヨコの配置と、かかとにもあるのが気に入って購入。
自分の足の形(土踏まずが高い)に合わせて買った、ショックドクターの中敷きと、スタビルアイサー装着。
長靴登山を終えた感想 。。。
西方ヶ岳、最初の1時間は土壌の夏道を歩く…まず登りでは、急坂でもほとんど違和感なし!
途中から雪道(固めのザラメ雪)となったので、お試しでスタビルアイサーを装着して歩いてみた。
ゴムなのでワンタッチで簡単に装着できて、そこはまぁまぁ予想通り満足。
適当なつま先歩きでは、油断すると滑るが(登山靴でも同じ)足裏全体着地を意識して歩けば安定していた。
特に、一部で斜面(右手側が急な谷)をトラバースした時、グッと踏み込めば頼りになった。
下りではカンジキがあれば履いても良いくらいの雪となったが、誰も持参しなかったのでつぼ足で下山。
何人か滑って転んでいたので、多少は滑り止めの役割を果たしてくれたようだ。
ところが歩き方が問題と言うのも多少あるが、左足だけ下りで2回ほど脱げてしまった!
履きやすさイコール脱ぎやすさなのだろうが、気付かなかったら使い捨てになってしまうので
次に使用するとすれば、横に紐を通して前(上)で縛るなど、外れないような対策をしようと思った。
スタビルアイサーは登山靴にも装着できるので、高山では夏道でも突然雪渓があったりして
怖々渡った経験もあり、そんな時の保険としてザックに入れておいても、軽さと使い易さでは重宝だ。
下りの後半、雪がなくなり夏道になったので、もしかしたら急坂下りのストッパーにもなるかも?
と考えてしばらく装着したまま歩いてみたが、枯れ葉と泥が爪の間に詰まり、効果半減!
西方ヶ岳の夏道は岩が多く、赤土の土壌も多かったので、雨天だと逆に危ないかも。
あくまでもスノーアイスシューズとして使用するものであり、乱用は寿命も縮めそうだったと反省。
長靴での下りも、(雪では余り変わらないが)土壌だと特に登山靴のようには安定しないのと
氷点下などでは良いのだが、暖かくなればなるほど、足への蒸れも気になることの一つだ。
結論…長靴登山は雪解けが進む春先にと考えていたが、土が出ている登山道では使えない。
最初からカンジキで歩くような冬場(ずっと雪道)なら、長靴も有りではないかと思えた。
足裏への負担は万全を期したので登山靴と変わらずだったが、なれない長靴での歩きを意識しすぎて
次の日から2日間、いつもは何ともない 「 ヒラメ筋 」 が、もの凄い筋肉痛になった (^^ゞ
長靴登山としては来年まで出番がなさそうだけど、雪深い福井の山奥に住んでいる
おばぁちゃん家の屋根雪下ろしなどにも、今後は十分に活躍してくれそうだ (^^)v
西方ヶ岳~サザエヶ岳登山へ
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スタビルアイサー初めて知りました。よい物探しして使用してみたいですね。
医王山程度の雪山はホームセンターで購入した長靴と簡易滑り止め(数百円)でずーと登っていました。
先週Blogに載せてないのですが、林業公園から前日のトレースを長靴で登ったのですが、横断する林道の雪が溶け舗装面が凍結しその上に薄く雪が積っていたの気づかず、ここで滑り転倒、ちょっと頭を打ったので小心し下山しました。
安全な道具の選択の必要性痛感しました。
スタビルアイサーはアイゼン検索中に偶然見つけて、似たようなモノが多い中で、これが一番よさげと思って購入してみました。
凍結した舗装面などを歩くときには、装着も取り外しも簡単で、持って来いのモノだと思います。
本格的な冬山でアイゼンが必要な登りには、前にも爪のある10本爪くらいのアイゼンと考えて探したのですが
やはりアイゼンは自分の靴に合わないとダメなので、コージツなど専門店で購入ですね!
頭を打ったとは他人事ではないですね! 冬場はそのような場面が良くあるので、私も気を付けます (^^ゞ