雨にも負けず山歩き♪

青空を見上げながらも、しっかり足もとを見つめて歩く自然観察情報!

晩秋の越前甲~大日山 周回コースを歩く

2024年06月04日 | 石川県の山


大日山より白山方面の眺望!


2015/11/12(木) 晩秋の越前甲(1320m)~大日山(1368m)周回コースを歩く
                                  新保町 木地小屋口よりR416経由で周回


金沢(5:50)→松任(6:10~25)→木地小屋登山口P(7:35~45)→登山口(8:10)→大日峠(9:20)→
越前甲(10:15~30)→大日山(11:55~12:40)→カタクリ小屋(13:20~25)→熊の平(14:10)
→木地小屋口(14:45~50)→松任(15:55~16:00)→金沢(16:25)


急登あり渡渉ありの周回コース



木地小屋登山口からR416を歩き、大日峠への登山口から右回り(時計回りで)周回したGPS軌跡


花も実になる晩秋の山歩き。。。


4日前の8日(日)にクラブで予定していたコースだったが雨天中止となり、晴れ予報の本日7名で歩いてきた。

この山域には縁があり、カタクリが咲く頃に「真砂から大日小屋と大日山経由で鈴ヶ岳までピストン」をしたのが初登頂であり
次に残雪時期に「横倉から越前甲」に登り、残雪の白山の大きな姿に感動したのが、雪山にハマったきっかけでもある。

その後は、残雪時期や厳冬期に登ることが多くなり、「横倉から越前甲経由で大日山」までピストンをした時は
カンジキ・アイゼン・ピッケル…と、雪山装備がフル活躍!新雪を掻き分け細尾根によじ登るなど緊張の場面もあった。

「小松から出作り小屋経由のコース」も歩いているが、今回の木地小屋口からの周回は初めてのコースであり
紅葉時期と言うのも初めて、紅葉も既に終わり晩秋(山は初冬)だったが(^^ゞ…秋晴れ無風で天候には恵まれた一日だった。


木地小屋登山口Pから国道416を歩く。。。



木地小屋登山口P(4台程可)


 
工事中、車通行止めを越えて(^^ゞ             25分程歩いてR416沿いの登山口


最初は鉄塔のある尾根を歩く!



直ぐに眺望が開けてきた!



歩いてきた尾根を振り返る!(北電さんのお陰?)草も刈ってあって歩き易かった。



ブナ林のサクサク落ち葉道。。。



甲山登山道こっちの案内

最初は鉄塔の尾根歩きになり鉄塔下を4回ほど、最初の鉄塔からも越前甲から大日山への稜線が綺麗に見えていた。
大日峠では、登ってきた方向も違うがやはり残雪時期の雰囲気とは全く違い、木々に隠れていつもの眺望はない。


 
ヤブ漕ぎもあった。


越前甲に到着!



越前甲山頂


 
越前甲山(1319.6m)…足元に小さい山頂看板と白山の眺望!


大日峠からの登りの急登は皆が覚悟していたが、やはり虎ロープの急登だった!・・・皆さん黙々と登り、
冬はポイントとなる1170m尾根が何処だったのか分からない間に、越前甲山頂に着いた!

冠雪の白山は…残念ながら週末は暖かかったようで、白山麓でも雨だったのか、先日降った白山の雪はすっかり解けていたが
間近に見える雄大な白山、スキージャム勝山の法恩寺山や経ヶ岳、荒島岳、部子山、銀杏峰、能郷白山…の山々は確認できた。

山頂には三角点があり、近くの標識に越前甲から大日山までは80分小さく書かれていた。


次は大日山を目指す!


ロング尾根をアップダウンしながら歩き、天然ナメコ・クリタケ・ヒラタケを見つけて時々立ち止まる、キノコ収穫班(^^ゞ
大日山には何とか昼前に到着!大日山展望台では白山を目の前にして昼休憩、皆で至福のひと時を過ごした。



途中で見えた眼下の街(福井県の大野・勝山か?)



左手には、大日小屋への尾根と稜線が見えてきた。



やや小高い場所(岩場)をよじ登ると、眼下の山は初冬の雰囲気だった。



大日小屋も見晴らし良さげ!この山域には避難小屋が多くて有難い
(安心する)


大日山に到着して、ここで昼休憩!



貸切か?と思ったら、ほぼ同着で突然!単独おじいさん登場(^^ゞ

コースは違うが、ほぼ同着だったおじいちゃん、80歳だと言っていたが若く見えて元気いっぱい、登山歴などの話を聞くと
登山は70歳から始めたと言うが、若者でも真似できないほどの行動力と、その行動範囲の広さにも驚きであり
年々足が丈夫になっていると笑顔で前向きに話す姿に、我々メンバー全員が、逆に元気を頂いたのであった。 



大日山からの白山眺望!



白山・別山アップで撮る!


大日山から、サクサク落ち葉道を下山開始!


 
カタクリ小屋経由で木地小屋登山口へ


カタクリ小屋からの最初の標高150m程の下り、極太ロープが張ってあったので助かったが、なかなか急である。
大量に重なる落ち葉(秋は特に)の下に隠れる、木の根っこや木の階段などが見えない事もあったが
一番下に隠れる落ち葉は2~3日続いた雨でまだ濡れており、靴のかかとがツルっと滑ること数回、尻もち2回(@_@。


急下りが終ると余裕の歩き.。。


 
青空と「ヤドリギ」                  ムラサキシキブ


 
赤い実は何だろう?…晩秋の草花、木の花も既に実になっていた。


登山道が少し緩やかになると足元から目を離し、周りの木々を眺める余裕も出てくる(^^ゞ
細目のブナ林が多かったが 、紅葉のピーク時は黄色に染まり美しかったに違いないと思える下山道である。
ブナ林の細尾根が続くあたり、小松から鈴ヶ岳経由で登った時の、あの尾根の雰囲気にちょっと似ていた。

「熊の平」と書かれていた木のベンチが置かれた場所では、既に標高735m位まで下りて来ていたので
 木地小屋口(615m位)まで30分程は標高差もほとんどなく、澄んだ水の大日川支流沿いを歩く明るい登山道である。


いよいよ、渡渉4回のワクワクコース!



大日川の支流を渡渉(1回目)



(2回目)



(3回目)



最後(4回目)


 ロープは渡してあるが、大日川の支流を渡渉する事4回!若干靴が水に浸かるが靴中が濡れるほどではなかった。
苔生した丸い石もあるので注意は必要!秋口は良いが、春先の増水時や雨の日は要注意かも知れない。
今回は天気も良く、どちらかと言うと変化があり楽しい渡渉で、逆にワクワクと言うメンバーばかりであった(^^♪


 
最後の渡渉から15分程で、木地小屋登山口に着地!


生活排水の流れのないこの奥深い山域は、イワナ釣りのメッカでもあるようで、R416沿いに一軒の養殖場があった。

ちなみに往路は松任からR416を走り新保まで至ったが、国道とは名ばかりで擦れ違い不能の林道のような箇所や峠越えである。
帰路はR416、牛ヶ首峠から左手の県道に入り、距離、時間共に余り差はないが、こちらの方が走りやすい道路であった。



 


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