君がいた夏は 遠い夢の中
空に消えてった打ち上げ花火
君の髪の香りはじけた
浴衣姿がまぶしすぎて
お祭りの夜は胸が騒いだよ
はぐれそうな人ごみの中
「はなれないで」出しかけた手を
ポケットに入れて握りしめていた
君がいた夏は 遠い夢の中
空に消えてった打ち上げ花火
作詞・作曲は破矢ジンタ。1990年8月発売。2000年にWhiteberryがカバー。
ジッタリンジンは「プレゼント」や「にちようび」などユニークな歌詞が印象的です。ただ、この「夏祭り」は夏の青春をストレートに描いています。
「君がいた夏は遠い夢の中。空に消えてった打ち上げ花火」
世代を問わず心に真っ直ぐ伝わってくる言葉ではないでしょうか。
「君の髪の香りはじけた。浴衣姿がまぶしすぎて、お祭りの夜は胸が騒いだよ」
思い浮かべる光景に違いはあれど、この一節はかなり多くの方に、懐かしく響く気がします。夏の終わりに聞きたい一曲です。
「夏祭り」は野球の応援ソングなどで耳にするので、古い歌の印象はないのですが、ジッタリンジンがこの曲を発売して33年、ホワイトベリーからも23年もの長い年月が過ぎました。
花火と人間の寿命の長さは対照的ですらあるけれど、「一瞬」という意味では案外、共通しているのかもしれません。
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