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ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

尾崎豊「街の風景」

2025-03-17 12:11:53 | 音楽
街の風に引き裂かれ
舞い上がった夢屑が
路上の隅で寒さに震え
もみ消されてく


作詞・作曲 尾崎豊。ファーストアルバム「17歳の地図」に収録。1983年12月発売。
彼が生きている頃は、僕はさして尾崎に興味がなく、有名な曲を幾つか知っているぐらいでした。しかし、彼の死後、皮肉にも尾崎の曲は注目を浴び、僕は「17歳の地図」を手に取っていました。そのアルバムの最初の曲が「街の風景」でした。イントロから独自の世界観があり、「街の風に引き裂かれ、舞い上がった夢屑が~」。この一文に心を奪われた記憶があります。

アルバムのタイトルにもなっている「17歳の地図」の「歩道橋の上 振り返り、焼けつくような夕陽が、いま心の地図の上で起こる全ての出来事、照らすよ セブンティーンズマップ」。なんて眩しい表現だろうと感じたことを覚えています。紛れもなく早熟の天才でした。
尾崎さん自身もそれを気にしていたのか「ファーストアルバムを超えるものが出来ない」と悩んでいたといいます。逆風でなければ凧は上がらないように、学校という彼にとって強い縛りが、皮肉にも瑞々しい表現を生み出す原動力になっていたのではないでしょうか。

尾崎さんはこの世に適合出来なかったのだと思います。だからこそ数々の名曲が生まれたのも間違いありません。一部の過激な表現により誤解されがちですが、総じて尾崎さんの曲は優しい。凄く優しいと思うんですよ。


心のハーモニー 奏でよう
ガラス作りの歌 奏でよう
無限の色を散りばめた街の風景


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