ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

自殺者数男女比7:3。やはり男はつらいのか?それとも弱いのか?

2017-01-28 23:01:28 | Weblog
タイトルの「男は辛いのか、弱いのか」というのは、どちらも正解だと思いますね。前年の男性の自殺者数が1万5千人強。女性が6700人台。女性は統計をとり始めて以降、最小だったそうです。

かつて美輪明宏さんが「強い男は見たことない。弱い女も見たことない」と話していたのを覚えていますが、それは極論のような気はするけど、ただし、「見た目より」という前置きをすれば、真実に近づくのではないでしょうか?生物学上、女性のほうが強いというのは、よく言われることです。

メディアでも「女性はいろいろ大変」というのが多数を占めていますが、それは何故か?同じ事を男が言ってしまうと、女々しくなるので、黙っているしかないのです。その反面、イクメンという言葉が市民権を得ている矛盾。

要するに、辛くても黙っているという古風な面を引きずりながら、育児に積極的な、優しいパパ、よき家庭人を演じなければいけないところに問題があるのだと思います。有給が取れないのも昔のままな訳で、よって男性は昔以上に社会的には厳しくなったと言えます。

一時期、3万人を超えていた自殺者数は、約2万2千人と20年以上前の水準まで戻りました。これはさまざまな努力が実った結果でしょう。あとは、上に記したようなねじれ。つまり時代の流れで、家事に協力的で、優しい父親像が求められているにもかかわらず、社会では相変わらず「男は働いてなんぼ」という価値観に何ら変化がない矛盾の改善に、社会全体で取り組んで欲しいものです。

付け加えておきますが、自殺の最も大きな要因は病苦です。これもやはり男性は言いにくいという面があります。自分もネットだからこそパニック障害だと言えますが、実際の生活では病院など特定の場所でないと無理ですね。まあ、それも男の弱さなのかもしれませんが。

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