昨日、小山怜央アマがプロ編入試験第4局で横山四段に勝利し、3勝1敗で合格となりました。4月1日付で四段となり、プロ棋士としてデビューします。また、プロ棋士養成機関の奨励会を経ずに棋士となるのは戦後初の快挙です。岩手県出身の棋士も小山さんが初となります。
将棋は盤上では運の要素が少ない競技だと思います。しかし、盤の外になると運の要素が大きく、藤井竜王のような棋士になるべくしてなったような天才でもお婆様の薦めがなければ、おそらく将棋界にはいなかったのではないでしょうか。
その意味では小山さんは地に恵まれてなかった。岩手は大谷翔平選手はじめ、野球は凄いですけどね。将棋に関しては不毛の地で、強い練習相手を探すのが大変だったのではと想像します。そのため才能はあっても、上達させることが難しかったのでしょう。しかし、AIの登場で強い練習相手は必要なくなり、眠っていた能力が呼び覚まされていったのだと思います。
よって、今後は奨励会を経なくても、プロ並みの実力が持てることを小山さんが証明したのかもしれません。
また、小山さんは東日本大震災の被災者でもあります。そうした生活の中でも、「将棋のゲームばかりしていた」と話していました。将棋が心の大きな支えになったのでしょう。それから12年後の快挙でした。
好きな駒は角。終盤が強い。昨日の将棋も綺麗な詰め方でした。誰かに似ていますね。近い将来、藤井君とのタイトル戦も期待したいです。
29才のオールドルーキーに幸あれ。