ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

西山、里見に大逆転勝利

2020-12-15 11:01:36 | 将棋

昨日、女流王座戦第5局が行われ、西山女流王座が里見女流四冠を下し、3勝2敗で防衛を果たし、幕を閉じました。

それにしても大逆転でした。僕は終盤の形を見て、てっきり里見勝ちと決めつけてしまい、「里見さん、お見事。西山さんも里見さんに負けた悔しさをバネにして、さらに強くなってくれれば」などと思っていたのですが、まさかの展開でした。西山さんの豪腕が炸裂しました。終盤の強さだけなら、男性棋士の中でも上位に入るのではないでしょうか。あとは、序盤、中盤を磨いて、女性初のプロ棋士になってもらいたいです。

一方、敗れた里見さんのショックは計り知れません。勝負師として悔しいのは、負けることより、才能の違いを見せつけられた時と言いますが、昨日の敗北がまさにそれに当たるからです。「出雲の稲妻」と呼ばれ、天才少女だったはずの彼女に、初めて現れた自分を上回る天才。いつの間にか、「才能の西山、努力の里見」が定説になりました。里見さんにはこの屈辱から何かを掴みとってもらいたいです。

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