ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

大谷サイクルヒット達成 イチロー・松井にない魅力

2019-06-14 19:36:13 | Weblog
大谷選手がやってくれました。日本人初のMLBでのサイクルヒットの快挙。彼の能力は全く底が見えないですね。第1打席にビッグフライではなく弾丸ライナーで左中間へのスリーランホームラン。第2打席二塁打、第3打席三塁打で迎えた第4打席で見事に中前安打。エンゼルスでは史上7人目だそうです。最終打席も四球でよかったという冷静さがサイクルを呼び込みました。

それにしても投打にわたり次々と見るものを驚かす事をクールな顔をしてやってのける大谷翔平とは何者なのだろう。能力的には歴代の選手を含めてもナンバーワンでしょう。投打ともにメジャーでも超一流のレベルにありますからね。

今回のサイクルヒットから、大リーグの日本人打者の代表格であるイチロー、松井秀喜と比較してみます。まず、イチローの場合、三塁打の確率が高い選手ではあります。しかし、三塁打というのは最も打者として難しく、イチローの快足でもそうそう量産できるものではありません。あとはホームランの少なさですね。結局、ホームランと三塁打を同じ試合で打つ確率はものすごく低くなります。
一方、松井はパワーはありますからホームランの可能性は大いにあるのですが、三塁打が困難です。決して足の遅い選手ではありませんが、巨人時代に比べると脚力も落ちていました。よってよほどの運がなければ彼らがサイクルを成し遂げることは難しく感じます。

それに比べて大谷はメジャーでもパワーヒッターであり、特に逆方向への飛距離が飛び抜けています。そして足も速いため、難関の三塁打も狙える選手です。イチローの泣き所の本塁打、松井の泣き所の三塁打を期待できる大谷は、彼らと比べて格段にサイクルヒットの確率は高くなります。運が少し味方してくれればまた近い将来見られるかもしれませんね。

それに、イチロー、松井をはじめ他のいかなる一流打者と比べても、まだ半分も振り込んでいないはずです。これまで多くの時間を投手としてのトレーニングにつぎ込んできましたから。それを考えると、打者一本に絞ったらどれだけの成績を残すのか想像がつきません。まさに21世紀のベーブルースとなる逸材です。

今季に限れば、徐々にボールが上がり始めたので30本以上は期待したいですね。開幕は1ヶ月遅れましたが可能性は十分です。そのためには怪我をしないことが絶対条件になります。イチローも松井も体が強く試合を休みませんでした。無事名馬。怪我に強い選手になれれば、今後10年、15年、大谷君なら途轍もない記録と記憶を残してくれるのではないでしょうか。頑張れ大谷翔平。君は最も野球の神様に愛されたようだ。
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