2014年、この寒い日に 2014-01-15 16:53:23 | 詩 陽の光に抗する凍りざまが胸に響き 俺は目を細め、白く輝くアスファルト見つめる しかし苛立ち隠せぬ人の靴に破られ、音立てて弾けた いつの時代も人は身勝手でガラス細工な生き物だ 大人たちはタバコをスマホに持ち替え、早足に駅へ 若い者はギラギラをもみ消し、うつむいたまま アベノミクスとやらで株の力は漲るけれど 若さ捥ぎ取られた心はただ萎えていくだけか 街は色褪せ、人もずいぶん、皺を刻んだな あの教室も今じゃ、じいさん、ばあさんの終の棲家だ あの花の名前は何だったっけ? すっかり忘れちまったよ ああ2014年、この寒い日に我想う にほんブログ村 にほんブログ村