ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

揺らぐ日本の品格

2007-02-22 00:17:01 | Weblog
「最近の○○は・・・」というのはおじいちゃんの口癖だと思っていましたが、さすがに最近の日本という国の凋落振りには目を覆いたくなります。

経済は問題を抱えながらも一応は好景気といえるんでしょう。しかし何なんだろうか?このむなしさは・・・

柳沢大臣の「女性は産む機械」発言。これはいけません。辞任すべきだったと思います。しかしその後の「健全」とか民主党の菅さんのどうたらこうたらに関してはまったく取るに足らないことで言葉狩りに過ぎません。結局、本音の言いにくい状態を作り上げているだけです。

「あるある」捏造問題。ここにも問題があったと思います。番組の打ち切りは妥当でしょう。しかし納豆ひとつでこんな騒ぎになぜなってしまうのかとは思いますよ。どうかしていますね。

象徴的な二つの出来事を取り上げましたが、これらから見えてくるのは「縮こまり社会」です。たとえば教師が生徒を怒れない。「もし注意して生徒に自殺でもされたらたまらない。事なかれ主義でいくのが一番」と考えても仕方のない状態に日本全体が陥ってしまっているような気がするんです。

本音どころか半音も言えない社会。先日、交番に勤務していた巡査部長が踏切内に侵入した女性を救おうとして命を落とされました。まだ日本にもこんなにも誠実に、そして勇敢に職務を全うする方もいらっしゃるわけです。しかし今後は確実に減っていくでしょう。現在の「ひとこと話せば大騒ぎ」の風潮を正さない限りは。
コメント
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