ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

深刻な四番不在

2006-11-04 00:24:28 | Weblog
日米野球第1戦、日本はアメリカに敗れました。勝利に対する執念の差との見方もできますが、やはり日本チームは四番不在です。

振り返るとこの20年の間、日本の四番は二人のスラッガーが担ってきました。1986年にデビューした清原和博はその年の日本シリーズで山本浩二との四番対決を制し、翌87年は原辰徳、88年は落合博満といった並みいる強打者に勝利し、名実ともに日本の四番となりました。ちなみに日米野球で唯一、日本が勝ち越したのは1990年ですが、このときの四番も清原でした。

その清原から日本の四番の座を奪ったのが松井秀喜。2000年にはON対決と騒がれたダイエーとの日本シリーズで巨人の日本一に大きく貢献。2002年にも主砲としてチームを日本一に導きました。しかしこの年のシーズンオフ、松井はフリーエージェントでヤンキースへ移籍。ここから日本の四番不在が始まったわけです。

今日、四番を勤めた小笠原選手は日本ハムでは三番打者です。今年ホームラン王にはなりましたが、元来はアベレージヒッターで四番タイプではありません。日本残留組で強いて名を上げれば松中選手でしょうが、やはり短期決戦での勝負弱さ、そして今シーズン、ホームラン10本台に終わったことを考えると、迫力不足は否めません。

結局、日本の四番を任せられる男は10年に一人しか出てこないのでしょう。個人的には今日の試合で大飛球を打った横浜の吉村、あるいは広島の栗原あたりに期待しています。特に吉村選手にはこの日米野球でその片鱗を見せてほしいものです。
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