ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

17歳の殺人者

2005-02-18 19:35:09 | Weblog
大阪府寝屋川市の小学校で17歳の少年が教職員三人を殺傷する事件が起こった。少年は「先生なら誰でも良かった」と供述しているという。何が彼をここまでの凶行に走らせたのだろうか?
少年は五、六年当時の担任だった教諭を名指しし、「いじめにあったのに何もしてくれず、恨みを持っていた」と供述しているが、いじめの事実は確認できていないという。
推測すると高校にも行かず、職にもつかない日々のなかでただ妄想だけが膨らんでいったのではないか?しかも彼は小学校時代から暴力性の強いテレビゲームに熱中していたという。いわゆるゲーム脳になっていた可能性もある。
しかし彼の犯した罪は重大で決して許されるものではない。ほんの数年で彼は自由の身になるのだろうが、自分が殺人者であることを一生忘れず、罪を償って欲しい。
最後にある保護者が「子供が無事だったのでよかった」という趣旨の発言をしていた。少なくとも人ひとりが命を落としているのだ。あまりに配慮が欠けている。こういった「自分の子さえよければ」的な親が増えれば、それを見て自分勝手に育つ子供もまた増えるだろう。そしてこういう少年が現れるのではないだろうか。
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