https://news.yahoo.co.jp/articles/0e00e858de73db3449c1955d0cecc6f81a3580de<白人警官に黒人が射殺されて新たな怒りに燃えるアメリカで、木に吊るされた黒人男性の死体が連続して発見され、慎重な捜査が進んでいる>カリフォルニア州ロサンゼルス郡の保安官事務所は6月11日、木に吊るされた遺体で発見されたパームデール市の黒人男性ロバート・フラーの死因に関する捜査状況を発表。その後、近くのサンバーナーディノ郡の当局が、同じように木に吊るされた状態だった別の黒人男性の遺体について、捜査を進めていることを認めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/93addd15f05dcb0060f54de7a7f2044415ad3aa5
NIMS(物質・材料研究機構)は2020年6月11日、北海道教育大学、浜松医科大学と共同で、ハエを参考に「接着と分離を繰り返せる接着構造」を単純かつ低コストで製作できる新しい製造プロセスの開発に成功したと発表した。バイオミメティクス(生物模倣技術)を基に、ハエの脚裏にあるヘラ状接着性剛毛の構造を参考にするだけでなく、作り方もハエの「生きたサナギの中での成長」を観察して模倣することで実現した。この接着構造を持つナイロン繊維1本で、直径20cmのシリコンウエハーを持ち上げられたという。今後は、産業用ロボットのアームや屋外用ロボットの脚部への適用を目指した開発を進める。
丈夫な製品を作る場合、接着剤などによる「強力な接着」を用いることが多い。しかし近年では、この「強力な接着」がリサイクル時の製品の分解や分別を妨げることが問題になっており、製造時から分解や繰り返し使用を考慮した設計が必要になる。そして、その実現のために「接着と分離を繰り返せる新しい接合構造」の開発が進められている。
この繰り返し接着の開発のモデルとして有力視されているのが、ハエやハムシなどの昆虫の脚裏の構造だ。さまざまなモノの表面上を垂直にも逆さまにも歩くことができるこれらの昆虫の脚裏は接着に優れた毛が生えており、これを迅速にくっつけたり剥がしたりして歩く。今回の研究開発では、シンプルな形状の「ハエ型」(脚裏のヘラ状接着性剛毛)の接着構造が対象になった。
また、バイオミメティクスに基づいて模倣した構造の作り方で課題になっているのが、半導体製品製造に用いられるMEMS技術などが複雑かつ高コストを用いていることだ。今回の研究開発では、ハエの脚裏の接着構造の形成が、サナギの中という「少ないエネルギー消費」かつ「室温」で行われることに着目し、構造だけでなく作り方についても生物を模倣する手法を採用した点で独創性がある。
この作り方を模倣するために、キイロショウジョウバエを免疫組織化学染色及び細胞骨格性アクチンを蛍光標識することで、変態過程のサナギの中で脚裏の接着構造が形成される様子を観察した。当初のサナギの中では見られなかった接着構造が発生、成長し、完成するまでの形成過程を観察した結果、脚裏のヘラ状接着性剛毛は、人間の髪の毛のように「伸びる」のではなく、細胞の先端が固定され、細胞が内側に引き伸ばされるように伸びて形成されていたという。具体的には、剛毛形成細胞の伸長と細胞骨格性アクチン繊維によってへら状の骨組みを形成し、クチクラの分泌で固化するという2ステップで形成プロセスが完了することを確認した。
これを基に人工的な接着構造の製作プロセスを設計。ナイロン繊維の引き上げ(へら構造の形成)と、樹脂のアルギン酸カルシウムの固化という2ステップだけで、室温での接着構造の製作に成功した。
そして、製作した接着構造が、ハエの脚裏と同様に、被着表面に対して平行に引っ張ると強く接着し、垂直に引っ張ると簡単に分離する機能を持つことを確認した。接着構造を持つナイロン繊維1本だけで、シリコンウエハー(重量52.8g、直径20.3cm)を持ち上げられたという。
今回開発した接着構造は、産業用ロボットのアームに装着すれば、滑りやすい製品や持ちにくい製品でも組み立て時に保持させることができる(脱着機能の応用)。また、屋外用ロボット(災害対応ロボットやドローンなど)の脚部に装着することにより、虫のように垂直の壁を登らせるなど今までは困難だった場所での移動や固定が可能になる。
また、社会実装に向けて、開発した製造プロセスを用いることで生産コスト、製造エネルギーの低減が図れるので、持続可能社会を実現するための環境低負荷技術としての普及も期待できるとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e53b345f2656dbb5ded885b6225581a098379f5
ユニクロ(UNIQLO)」が、機能性商品「エアリズム」を使ったマスクを6月19日に発売する。全国のユニクロ各店舗のほか、オンラインストアで取り扱う。価格は3枚セットで税別990円。
【画像】特許出願中の3層構造の詳細
ユニクロは当初マスク製造には消極的だったが、顧客からマスク製造の要望があったことを受けてエアリズムを活用したマスクの開発に着手。表側のメッシュ素材はUVプロテクション機能があり、紫外線を90%カットする。内側のエアリズムは不織布やコットンとは異なる滑らかな肌ざわりで、マスク着用時の肌のごわつきを軽減。表地と裏地の中間には、細菌やウィルスが付着した粒子、花粉などをブロックする機能をもつ高機能フィルターを挟んでおり、ユニクロ独自の3層構造については特許を出願中だという。
エアリズムマスクは洗濯用の洗剤を使用して洗濯機で洗うことが可能で、20回洗濯しても高機能フィルターが一定の効果を持続。サイズはこども向けのSサイズのほか、MサイズとLサイズの計3サイズを展開し、カラーはホワイトのみを販売する。なお、ひとり各サイズ1パック、合計3パックまでの購入制限を設ける。製造国は中国で、当面の間は毎週50万パックのペースで継続的に生産する予定。今後は顧客の声を活かして、快適性や性能がよりすぐれたマスクの開発を検討するという
https://news.yahoo.co.jp/articles/826adc6ea442bed4e8e3fd8182a4a42e36be7f29イオンの夏用「ひやマスク」に新色登場 予約販売スタート
「体に優しく、高い殺菌力を持つ消毒剤なんかありません。ウイルスに効果があれば、人体にも有害なわけです。吸い込んだら危険ですよね」と答え、次亜塩素酸水の使用に警鐘を鳴らしていた小波さんは、「人がいる空間では、非常に薄い気体状の次亜塩素酸では効かない。課題だ」と福﨑教授が会見で述べたことに注目し、「素晴らしい。同じ科学者として率直でいい発言だった。決定的だと思う」と話した。
天羽准教授は「医療現場においては、人がいる空間において消毒薬を噴霧してはいけないのが原則。被害がどれくらい出るのかは、濃度と接触時間による。濃度もまちまちなので、噴霧して吸入してはいけない」との考えに変化はない。
次亜塩素酸水のメーカーや大学の研究者などでつくる団体「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」が、記者会見を開いた。会場内で大量噴霧する中、次亜塩素酸水は「人体に安全」で、「新型コロナウイルスの感染予防策として役立つもの」だと訴えた。
次亜塩素酸水をめぐっては現在、経済産業省による要請で「製品評価技術基盤機構(NITE)」が、新型コロナウイルスの消毒方法の一つとして有効性を検証している最中だ。
5月29日の中間発表においては「現時点において、『次亜塩素酸水』の新型コロナウイルスへの有効性は確認されていない」と公表した。
また、BuzzFeed Newsが取材した2人の科学者や、医師らは「次亜塩素酸水を噴霧すべきではないし、吸入してはならない」と強調している。
次亜塩素酸水は、酸性で次亜塩素酸を主成分としている。
その代表的な製法は2つある。塩酸や塩化ナトリウム水溶液を装置で電気分解することで作る「電気分解方式」と次亜塩素酸ナトリウムと塩酸などを混ぜ、酸性に調整して希釈させた「混合方式」だ。
消毒用アルコール不足が叫ばれる中、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ代替品として、自治体の無料配布や、各メーカーの販売などによって広く流通するようになった。
厚労省は2002年、電気分解方式の次亜塩素酸水を「殺菌料」として食品添加物に指定した。食品の殺菌に用いられるが、「次亜塩素酸水は、最終食品の完成前に除去しなければならない」「使用後、最終食品の完成前に除去される場合、安全性に懸念がないと考えられる」との指針を示している。
よく混同されるものに、花王が販売する「ハイター」やミツエイの「ブリーチ」などに含まれるアルカリ性の「次亜塩素酸ナトリウム」があるが、別物だ。
厚生労働省と経産省は、新型コロナウイルスの感染防止にあたり、次亜塩素酸ナトリウムが食器や手すり、ドアノブなどの消毒に「有効」だと呼びかけている。人体に有害なので、手指に使ったり、空間噴霧をして吸い込んだりしてはいけない。
NITEによる検証の対象外、普及促進会議の反論
この「身の回りの物品の新型コロナウイルスの消毒方法として、評価に有効かどうか」を次亜塩素酸水について検証しているのが、NITEだ。
現時点で、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータも出ている一方で、「有効性評価を行う上で十分なデータが集まっていない」として、「有効性は確認されていない」と発表。引き続き検証試験を実施し、6月中に結果を公表するとしている。
なお、今回の検証では、次亜塩素酸水の手指消毒や噴霧による有効性、人体の安全性は「評価の対象外」となっている。
こうしたNITEの中間発表や報道各社による報道を受け、次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに「有効」であり、「人体に安全」だと反論したのが、「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」だった。
6月11日にあった記者会見で、三重大学大学院の福﨑智司教授は「適切に濃度を管理すれば、微生物に対しては殺菌効果を示しますが、人間の健康には害がない」と話した。
次亜塩素酸水を販売するメーカーは「無臭」「塩素系独特のニオイが少ない」などとその特徴を謳っている。
会場では、超音波噴霧器で次亜塩素酸水を大量に噴霧しており、次亜塩素酸ナトリウムとは異なる特異臭が漂っていた。初めて感じる刺激臭とも言えない独特なもので、違和感を感じずにはいられなかった。その匂いは、廊下にも広がり、記者はマスク越しでも常に感じ取った。
研究者たちの実験結果
NITEが検証中である、新型コロナウイルスへの有効性については、北海道大学の玉城英彦名誉教授が独自の実証実験の結果を発表し、pH5.5で、有効塩素濃度40ppm(4万ppb)の次亜塩素酸水では、「新型コロナウイルスを瞬時に、検出不可能なまでに不活化した」と話した。
「次亜塩素酸水の有効活用は、新型コロナ感染症予防対策に大きく寄与することが期待できる。北海道の帯広畜産大学の実験でも同様の結果が出ており、この不活化効果に自信を持っています」
また、東京工業大学の奈良林正特任教授は、海外の事例を紹介した。
アメリカでは、次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの感染防止対策に採用されており、同国の疾病予防管理センター(CDC)が「生物組織に無毒」だと明言しているとした。さらに、中国の国家衛生健康委員会は「物体表面、医療機器、空気、手、皮膚、粘膜などに使えると認めている」と述べた。
空間噴霧の必要性と安全性は?
次亜塩素酸水の空間噴霧の目的と安全性については、先出の福﨑教授が以下のように述べた。
まず、空間噴霧は「空間における微生物を制御すること」が目的で、「物の表面に付着している菌の方が、空間に浮遊している菌よりもはるかに多い」と話したうえで、その特徴を説明した。
「浮遊している菌は、換気や新鮮な空気の入れ替えで対応できるが、もっとも大事なのは、付着菌をどうするか。付着菌は、私たちの手の触るところ、何よりも床面に非常に多いんです」
インフルエンザウイルスの不活化効果を検証した実験においては、「次亜塩素酸水の噴霧により、不活化効果を示した」などと空間噴霧の必要性を語ったが、こうも噴霧の課題を話した。
「人がいる空間では、非常に薄い気体状の次亜塩素酸では効かない。人は汚染源ワーストワン。どんなに正常な空間でも、そこで何人の人間が活動するかで落下菌数が大きく変わる。人が活動する場で、いかに微生物を制御するかが、私たちの一つの課題になっています」
つまり、次亜塩素酸水を「人がいる空間」で使用してもらえるよう普及を目指す会議の場で、「無人空間での噴霧は有効だが、人が空間にいる場合はインフルエンザウイルスに対して効果を示さなかった」という認識を共有したのだ。この記者会見場はもちろん、「人がいる空間」だった。
一方、空間噴霧の安全性については、空気中の塩素濃度に関する労働安全衛生法を根拠に、「1日8時間、週40時間、人が暴露されても、人の健康に害はないというものが、0.5ppm(=500ppb)です。この基準を超えない噴霧が必要になる」と語った。
ただし、この基準を上回る「50ppm(5万ppb)」の次亜塩素酸水(pH5.8)を2時間噴霧した実験においては、超音波噴霧器から2メートル離れた地点を測定し、もっとも数値が高かった床面でも「0.02ppm(20ppb)」だったという。
「いかに濃度が低いかがわかるかと思います。空間噴霧といったら、全体的に消毒するイメージですが、実際にはこのレベルの濃度が作用している。微生物が多い床面や、私たちが手で触る机のうえの濃度が機能的に高いのが空間噴霧の特徴です」
また、過剰に噴霧した場合でも、「次亜塩素酸濃度が上昇し続けるわけではない。健康上問題のない濃度でとどまる」と言った。
浮遊菌よりも、物体に付着している菌が多いのであれば、次亜塩素酸水の空間噴霧ではなく、厚労省が推奨している次亜塩素酸ナトリウムで拭くのでいいのではないか。報道陣からこんな質問があがった。
この点について福﨑教授は「拭き掃除で微生物を制御する目的が達成されたら、空間噴霧は必要ない。それでもまた不十分だという時に適用するとお考えください」と話し、「次亜塩素酸でも、アレルギー反応を持った方がおり、手首まで消毒したら真っ赤になる人もいる。消費者側で、取捨選択ができるという点では有効かと思う」との認識を示した。
これは、場所を選ばずに次亜塩素酸水の空間噴霧することで、アレルギー反応を示す人が出る恐れがあるということだ。
NITEが指摘した各商品の問題点
噴霧に関してNITEは「消毒目的で有人空間に噴霧することは、その有効性、安全性ともに、メーカー等が工夫して評価を行っていますが、確立された評価方法は定まっていないと承知しています。メーカーが提供する情報、経済産業省サイトの『ファクトシート』などをよく吟味いただき、十分に検討を行っていただいた上で判断をお願いします」との見解を出している。
また、次亜塩素酸水の効力は、ppmやppbで示す「有効塩素濃度(残留塩素濃度)」と、pHで表す「酸性度」が指標となるが、ファクトシートで各商品の問題をその点を含めて次のように指摘している。
科学者や医師「噴霧すべきではないし、吸入してはならない」
一方、次亜塩素酸水溶液普及促進会議の記者会見を受け、科学者や医師などが6月14日、YouTubeでオンライントークイベントに出演し、次亜塩素酸水の噴霧について「噴霧すべきではないし、吸入してはならない」と語り合った。
出演したのは、物理化学が専門の京都女子大学名誉教授・小波秀雄さん、生物物理や化学物理が専門の山形大学理学部の天羽優子准教授、米国国立研究機関博士研究員でウイルス学、免疫学を専門とする峰宗太郎医師、ハーバード公衆衛生大学院を卒業して「手を洗う救急医Taka」としてTwitterで知られる木下喬弘医師などだ。
BuzzFeed Newsの取材に「体に優しく、高い殺菌力を持つ消毒剤なんかありません。ウイルスに効果があれば、人体にも有害なわけです。吸い込んだら危険ですよね」と答え、次亜塩素酸水の使用に警鐘を鳴らしていた小波さんは、「人がいる空間では、非常に薄い気体状の次亜塩素酸では効かない。課題だ」と福﨑教授が会見で述べたことに注目し、「素晴らしい。同じ科学者として率直でいい発言だった。決定的だと思う」と話した。
天羽准教授は「医療現場においては、人がいる空間において消毒薬を噴霧してはいけないのが原則。被害がどれくらい出るのかは、濃度と接触時間による。濃度もまちまちなので、噴霧して吸入してはいけない」との考えに変化はない。
次亜塩素酸水が有用ならば、政府から安全に、確実に使う方法が近々決まるはずだ。だから、今は使うべきではなく、病院でも使えるようなマニュアルが発表されてから手を出すべきだという。
「公的に推奨されている方法以外に、余計なことをしないのが大事です。どうしても不安になると、人は追加で何かをして安心したいと思ってしまう。一度、立ち止まり、冷静になる時間を取ってもらいたい。国の事故情報データバンクシステムも活用してほしい」
医師が指摘する問題点
峰医師も次亜塩素酸水の噴霧に反対する一人だ。
新型コロナウイルスは、くしゃみや会話による「飛沫感染」と、汚染された物を触るなどして移る「接触感染」の2つのルートで感染するが、前者では消毒薬は無意味だと指摘する。
「飛沫感染ルートは、防ぐ方法は簡単。飛沫が飛ばないようにする。吸い込まないようにするということです。推奨されているのが、人と人との間に距離を置くことや、人混みにいかないこと。それから、マスクやフェイスシールド、ゴーグルです」
「大事なのは、くしゃみをした瞬間、0.1秒後に、(ウイルスは)私の口からあなたの鼻の中です。消毒できるならやってください。でも、できません。だから、飛沫感染ルートに消毒薬が入る余地は一切ないんです」
なので、消毒薬が活躍するとすれば、石鹸での手洗いやアルコール消毒などで防ぐ「接触感染ルート」になる。
「我々ウイルス学者が、実験する時にウイルスをいっぱい扱うんですけれど、(消毒薬として)何を現場で使っているか。たった2種類です。アルコールか次亜塩素酸ナトリウム液です。これはなぜかというと、証明されている効果が確実であること。それから、安価であり、適切な使い方をすれば、安全であるということです」
「消毒薬はなんらかの形でウイルスを破壊することによって、感染性を失わせるわけです。ということは、破壊力のある化学物質なわけですから、人体に触れないことが原則になります。体に触れても大丈夫なのは何か。一言で言うと、エタノールです。これが確実です。ですから、ウイルス学者は選択しています」
そして、「アルコールなどを噴霧して用いるのは、何も意味がない」と強調する。
「噴霧で接触感染ルートを断つことにはなりません。霧にしても手はきれいにならないし、汚染された机もきれいになりません。それどころか飛沫感染は防げない」
「皮膚は、多少なりとも頑丈な角質層があるので、多少の化学的、物理的な刺激に対しては耐えれられるようになっている。でも、粘膜、目、鼻、口、それから肺まで続く上気道、下気道は、簡単にただれて細胞が死んでしまうんですね」
「なので、防御されていない粘膜に対して、化学物質が触れることはできるだけ避けたいわけです。安易な化学物質の噴霧を行うと、やけど、臓器の炎症を招く恐れがあり、有害になり得るという認識を持ってもらいたいです」
「ステップをかっ飛ばしており、理解不能」
峰医師の発言を受け、木下医師は、病院の中で使う薬物は、厳格に定められたルールの中で臨床試験をし、有効性と安全性を何回も確認して承認に至ると指摘した。
その上で、「次亜塩素酸水は、『ひょっとしたらウイルスに効くかも』というレベルのものを空間に噴霧し、人に対する有効性や安全性まで話を持ってきてしまっており、私からしたらもう無茶苦茶なんですよ。すごいステップをかっ飛ばしてやっているわけです」と苦言を呈した。
「もし本当に新型コロナウイルスに効くのであれば、たとえば集中治療室(ICU)で、集中治療を受けている患者さんの部屋で噴霧しているといった話になっているはずです。研究をすっ飛ばして、ICUで使われていないものをなぜ居酒屋や学校で使っているのかが、もう理解不能です。だから、まったく信じるべきではないと思います」
科学者や医師など出演者に一致するのは、政府や専門家会議が推奨する感染防止対策を実践し、国がまだ認めておらず、推奨していない目新しい方法には手を出すべきではないということだ。峰医師は言う。
「空間に噴霧したり、噴霧器を首からかけるなんて医療現場でやっていないことをやる必要はないです。それで、もし害が起きるようなことがあったら、後悔してもしきれない。余計なことはせず、小さなお子さんは、大人より弱いということを認識していただき、手洗いなど基本的なことをするのが大事だと何回でも繰り返して伝えたい」
また、景品表示法や医薬品医療機器等法といった広告規制に詳しい染谷隆明弁護士は「薬機法の承認を取っているものを購入するのが大事。医薬部外品なのか、医薬品なのかを確認した上で、購入したほうがいい」と注意喚起した。
先述のように、NITEは、次亜塩素酸水が新型コロナウイルスに効くかどうかの結果を6月中に公表する方針だ。
おむつのセンサー、いいですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e8ac0626b51eb1ba26788cbaa6a93a9eda45f0
薬でも、有用なイベルメクチンやフサンなどの治験もできなくて、承認に時間が掛かっているとありました。急いで作るワクチンは、特に注意した方がいいです。すぐに飛びつかない方が。
https://news.yahoo.co.jp/articles/438eefb5e84ffef0279d55c5432b1b8bd4b07560
https://news.yahoo.co.jp/articles/35826988a94a95197058c1abfd0a478e79030706
【歯周病とコロナ 感染予防を追う】
新型コロナウイルスへの感染予防や重症化防止のためには、人間が本来持っている免疫が重要だ。しかし、自分の免疫の状態が正常なのか、あるいは疲れ切っているのかをどのようにして把握すればいいのか-。じつはそのヒントが、「唾液」に隠されている可能性が出てきた。
『ずっと健康でいたいなら唾液力をきたえなさい!』(扶桑社)などの著書で知られる神奈川歯科大学副学長の槻木恵一教授は、こう話す。
「唾液には、抗菌、消化、粘膜保護、自浄、排出、再石灰化(歯の表面の保護)、緩衝などの機能があります。中でも唾液の抗菌作用は強力で、リゾチーム、ペルオキシダーゼ、ラクトフェリンなどの成分が、口の中に入ってきた細菌やウイルスを撃退しているのです」
槻木教授によると、特に強力な能力を持つのが「IgA(免疫グロブリンA)」という抗体の一種。一般的に唾液腺から1日当たり50~100ミリグラム程度分泌され、唾液に含まれる抗菌物質の中では最も分泌量が多い。
「外界に接し、食事という形で異物が体内に入ってくる口腔には、つねに高い免疫力が求められますが、そんな口のバリア機能の中心的な役割を担っているのがIgAなのです」
IgAによる感染症予防効果はきわめて大きい。IgAの値が低い人はかぜやインフルエンザにかかりやすいことが、これまでの研究で明らかになっているという。
「新型コロナウイルスに対してもIgAが有効に作用することが十分に考えられます。特に新型コロナは、舌で味覚を感知する味蕾(みらい)という器官にレセプター(受容体)があることがわかっている。症状に味覚障害があるのもそのためです。口腔内にIgAが潤沢にあれば、ウイルスを弱体化するだけでなく、ウイルスが味蕾を含む口腔内の粘膜に取り付くことを防ぐので、感染予防に大いに役立つ可能性があるのです」
前回まで小欄では、歯周病菌が新型コロナウイルスの感染と肺炎発症に関係していることを述べてきたが、このIgAは、口腔内で歯周病菌が増え過ぎないようにする働きも担っている(歯周病菌は常在菌なので、ゼロにすることはできない)。
口腔内の免疫は腸管の免疫と連動しているので、IgAを増やすには腸の状態を良好に維持することが大切だと槻木教授は指摘する。
「ヨーグルトなどのプロバイオティクス(健康に役立つ微生物を含む食品)を積極的にとることでIgAを増やすことができます。また唾液の分泌量を増やすコエンザイムQ10や、唾液腺を保護する作用のあるビタミンCなどは摂取しておいて損はありません」
こうしたことから現在、口腔内のIgAの数値から全身の免疫の状態を推し量る仕組みづくりも急がれている。
唾液は、99%が水で、残りの1%に100種類を超える有効成分が含まれている。したがって、唾液の分泌量を増やすことも重要だ。中でも新型コロナによるダメージが深刻な高齢者は、唾液の分泌量がもともと少ない。
「意識的に固いものを食べるようにし、咀嚼(そしゃく)の回数も増やすべきです。調理する前の葉物野菜などは、包丁で切らずに手でちぎって、あえて不格好な形にするだけでも噛む回数が増えるので唾液分泌促進効果があります」
日常でできる“ちょっとした工夫”の積み重ねが、結果としてウイルスを遠ざけてくれるのだ。
東京都 新型コロナウイルスHP
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/?tab=reference
本グラフは、5月13日より「検査実施人数(陰性確認を除く)と陽性率の推移」(現在の「モニタリング指標(6)PCR検査の陽性率」)のグラフで検査実施人数を掲載していることから、データが重複するため、6月15日をもって削除いたします。
検査実施数と感染者数はセットだろ?!
なんで東京都HPから削除する必要があるんだ? twitter.com/mariyatomoko/s …
これは私もビックリしました!モニタリング指標(6)PCR検査の陽性率の表に掲載と言っても、この表見て、検査実施人数がすぐわからない様になってるし。なんか不都合な数字を隠そうとする様な感じがするのは私だけでしょうか?
東京都で新たに48人の感染者!2日連続で40人超、感染経路不明も多数 新型コロナウイルス 夜の街での感染報告、氷山の一角?市中感染のまん延から拡大した可能性 新宿489人・世田谷495人・港区339人
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362566
関係者によると、15日に東京都が確認した新型コロナウイルスの感染者は48人だった。14日の47人に続き、2日連続で40人を超えた。
■ TNN NEWS 速報 ■
東京都の関係者によりますと15日、都内で新たに48人が新型コロナに感染したことを確認したということです。今日までの都内の累計感染者数は5592人となりました。
東京都 6月14日新型コロナウイルス
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/06/14/documents/20200614.pdf
友だちとWebで会話中に、バレないように「DVにあっています、助けて」と伝えるサインだそうです。(手のひら向けて、親指折ってから、残りの4本の指も曲げてグーの形に)
日本において、ラバーダムを使用しない理由は簡単である。「保険でラバーダム費用がカバーされない」
顕微鏡が導入されない理由は簡単で、お馴染みの「保険適用ではない」から
日本の歯医者は時代遅れ! タイで歯科治療したら日本の歯医者には二度と行きたくなくなった件
エボラのアウトブレイクも拡大中
最初に発生した地 Mbandaka からかなり離れた Iboko という場所で発生。
現在、17症例、11人死亡
感染死亡者の人種別比率を公表、米ニューヨーク州 https://cnn.co.jp/usa/35152159.html…
ニューヨーク市の人種別の死者の比率
(市民総数の中の比率)
ヒスパニック系(29%):34%
黒人(22%) :28%
白人(32%) :27%
アジア系(14%) :7%
岩田健太郎氏、本音を吐露!PCR検査に否定的だったのは感染症疫学を学ばなかったからだろう。メディアで喋りすぎ。マスク不要!節操がない。
→要は専門家と言っても感染症領域は超広いので全部を網羅しているスーパー専門家はほぼ皆無で自分の世界の外についてはみんな「にわか」勉強の付け刃なんです
Clusters of Coronavirus Disease in Communities,
Japan, January–April 2020
日本における日本人による分析です。
https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/9/20-2272_article…
日本の感染拡大状況の分析
日本における61件のクラスター発生の主要因は20代、30代。
日本で #COVID19 3,184例を分析→61のクラスターを特定
医療施設
レストラン
バー
職場
音楽イベント
上記の場所が、主要なホットスポットのよう。
-特に若者のホットスポット。
また、クラスターの主要な症例患者22人を特定。
そのほとんどが20〜39歳
ウイルス感染時に発症前または無症状
症状がなかった20〜39歳が、
これらホットスポットクラスターの主原因
ホットスポット場所ごとの61個のクラスター
61の#COVID19クラスター
医療施設:18(30%)
介護施設(高齢者ホーム、デイケアセンターなど):10(16%)
レストラン・バー: 10(16%)
職場:8(13%)
音楽関係イベント:7(11%)
(ライブコンサート、合唱団リハーサル、カラオケパーティーなど)
ジム: 5(8%)
式典:2(3%)
飛行機内:1(2%)
観察した中で、医療関係を除いて、最大のクラスターは、
ライブミュージックコンサートに参加した30人を超える人々
パフォーマー、聴衆、イベントスタッフを含む
要するに、クラスター発生に寄与しているのは、
若い(20代、30代)
前症状、無症状の方々
その方たちが、激しく呼吸する、人の密な場所でクラスターを発生させることが多い。
感染拡大を防ぐためには、若い世代の協力が必要
親愛なる若者諸君
無敵だと感じているかもしれませんが、決してそうではありません。
マスクの着用、適正距離の維持など、面倒に感じるかもしれませんが重要なことです。
自分や友人は全く問題ないと思うかもしれませんが、あなたの世代が最も危険な保因者集団です。
周囲の人のことを考えて twitter.com/DrEricDing/sta…
合唱練習の流行分析-1人が87%に感染させる可能性
元々都や厚労省が感染者数の勘定をちゃんと出来ていない問題は何度も指摘してきたが、アラートも不明確な運用基準で何をどう警戒しているのか分からず、雰囲気で始まって雰囲気で終わったような感じがする。https://tokyo-np.co.jp/article/35270
曖昧な方がいい場合はあるけれど、感染者数や運用基準などは厳密に科学的に処理してほしいです。忖度もポリコレも要らないです。ましてや証拠隠滅、虚偽の報告などは国家の犯罪レベルと思います。
日本のニュースしか見ていない人は、今日の感染者47人にびっくりして外出を怖がるかも。
コールセンターに何人の人が問い合わせしているか、どれだけの人が保健所に断られているか知らずに。
本当のことを知ったら、もっと怖い。
正しく怖がって対策して行きたいです。
いかにも日本人なのかもしれませんが、例えば、緊急事態宣言が解除されるとマスクを外す人がいたり、東京アラート解除されると途端に満員電車になったりして、かなりの人が行政のアナウンスそのままに暮らしているように見えますね
いかにも日本人なのかもしれませんが、例えば、緊急事態宣言が解除されるとマスクを外す人がいたり、東京アラート解除されると途端に満員電車になったりして、かなりの人が行政のアナウンスそのままに暮らしているように見えますねhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ce99e4646d1f89d9d2b46374a893f781b6db1e7a
都内死者が3、4月過去最多 「超過死亡」コロナ公表人数の12倍 https://sankeibiz.jp/macro/news/200612/mca2006122009020-n1.htm…
政治の劣化の主因はメディアの情報収集力・分析力・表現力の衰えだと僕は思っています。茂木さんはBBCとNHKをよく比較されますけれど、欧米のクオリティーペーパーと日本の新聞を読み比べると、大学院生のレポートと中学生の自由研究くらいの差があって愕然とします。 twitter.com/kenichiromogi/
集団感染は、近距離においての激しい呼吸環境に関わる。
カラオケ・パーティ
クラブでの応援
バーでの会話
ジムでのエクセサイズ
・密閉空間
・人が密な場所
・密な設定空間
3密を避けて!
白人社会に入ると、
それ以外は差別対象になり得るんだけど、
その、被差別者の中で繰り広げられる差別も
また、すごくイヤラシイ。
中国人や、インド人やなどなどから、差別されて
目が点になったもんね。
日本のマスコミはスルーだろうから貼っとく。
名古屋市立大学の村瀬准教授が米心臓協会で発表した論文では、福島原発事故後に赤ちゃんの先天的心臓疾患手術が増え1歳未満の胎児で14.2%も増加 http://bit.ly/2XzVHyU
『浙江省のタンクローリー爆発事故、死者19人に】
13日午後に起きたタンクローリーの爆発事故で、これまでに19人が死亡、171人が負傷した。負傷者は病院で治療を受けている。現場では救助活動が続けられている
テレビ局も放送法に違反して外資化がどんどん進んでいるという。だからTPPやFTAという自由貿易に隠されたISDS条項やラチェット条項とか、水道森林の民営化とか、国民皆保険制度や公的医療が相当ヤバイ件とか、外資に都合の悪いことは報道されないんだよ。だから親会社の新聞社も一切触れないんだよ。
https://www.asahi.com/articles/ASN6G30T9N6GUHBI002.html
米南部ジョージア州アトランタ市で12日夜、黒人男性が警官ともみ合いになった末に、撃たれて死亡する事件があった。市長は13日、事件を非難し、市警の本部長は辞任。黒人への暴力に対する抗議デモが全米で続く中での事件で、警察に対する批判の声が一層高まりそうだ。
事件の詳細を調べている州捜査当局によると、12日午後10時半ごろ、ハンバーガー店のドライブスルーレーンに止まった車の運転手の男性が居眠りをしているとの通報があった。
現場に着いたアトランタ市警の警官が飲酒検査をしたところ、基準値以上のアルコールが検出された。そのため逮捕しようとしたが、男性が抵抗したため、スタンガンの一種「テーザー銃」を取り出した。だが、男性はそのテーザー銃を奪い、その後、警官から撃たれたという。
男性は市内在住のレイシャード・ブルックスさん(27)。ケイシャ・ボトムズ市長は13日、会見で「これは、命を奪う武力行使として正当化できない。警官の即時解雇を求めた」と述べた。今回の事件を受け、すでに現場付近で抗議の声があがっている。
米国では5月、ミネソタ州で白人警官が黒人男性の首を圧迫して死亡させる事件が発生。直後から抗議デモが各地に広がった。デモの参加者と丸腰で対話する姿が先日、話題になっていた市警のエリカ・シールズ本部長はこの日、辞任を申し出て、受理されたという。
2018年の州知事選に立候補したステイシー・エイブラムス氏はツイッターで「ドライブスルーでの居眠りが、死で終わるようなことがあってはならない」と厳しく非難した。
ツイート
また、悲劇が起きた。キング牧師の出身地で、今回のデモが激化したことでも知られる米アトランタで、27歳の黒人の男性が警官に撃たれて死亡した。男性はウェンディーズドライブスルーに止めた車で寝ており、警官ともみ合いになったという。
アトランタ市警のエリカ・シールズ署長は、一時激化していた抗議デモの参加者のところに丸腰で出向き、顔を突き合わせて話を聞くスタイルで脚光を浴びていた。だが、この事件を受けて署長職を辞任。 事件の捜査はジョージア州司法当局が担うことになった。
動画を見る限り、白人警官2人と黒人男性がもみあい、黒人男性がテーザー銃を奪って逃げ、それに対して撃ったように見える。 男性には飲酒運転の疑いがあったとはいえ、体を撃たないといけなかったのか。命を奪うほどのことだったのか。そのあたりが焦点になりそう
こちらは州の捜査当局が公表した動画。市長が言うように、これは「命を奪う武力行使として正当化できない」ような気がする。市長は警官の即時解雇を要求。いまの時勢では、解雇にならないと収まりがつかないような雰囲気がある。
アトランタ、現場付近がかなり荒れている模様。ウェンディーズの窓ガラスが割られ、その様子を撮っていたCNNのカメラが壊される事態に。 インターステイト(州間高速道路)をデモ隊が封鎖し、警官とにらみ合いになっている。草木が燃えている様子も映像では見える。
アトランタの事件で、州の捜査当局が公表した動画。男性は逃げながら、テーザー銃を警官に向け、撃ったように見える。男性を死なせた警官は解雇されたが、罪に問われるかはわからない。 地元紙によると、州当局が調べる警官関与の銃事件はこれで今年、48件目とのこと。ジョージア州だけの数字だ。
ツイートから
コロナ「成功国」について分析した韓国の記事。韓国も本邦同様欧米よりは遥かに感染は抑えられているが、現状の感染再拡大を「失敗」ととらえ、他国に学ぼうとする姿勢は全く異なっている。おなじみの成功国に加えて、スロベニアやラオスの例が挙げられているのが新しい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce99e4646d1f89d9d2b46374a893f781b6db1e7a
世界各国でコロナ収束宣言…韓国は「早過ぎた緩和」浮き彫りに
世界が終わりが見えない「コロナトンネル」を通っている。こうした中、コロナ収束を宣言したり、宣言を控えている国も登場している。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、11日午後4時(日本時間)基準で世界の新型コロナウイルス感染者数は約736万人、死者数は約41万6000人にのぼる。このように世界的なコロナ事態の中でどの国が「コロナ早期収束」に成功したのかに関心が集まっている。
◆スロベニア・ラオスが収束宣言、ニュージーランド・台湾・ベトナムは目前
新型コロナとの闘いで勝利したと宣言した国にはまずニュージーランドとスロベニアが挙げられる。
ニュージーランド政府は8日、自国内の患者を「ゼロ」と発表した。10日間ほど新規感染者が発生せず、最後の患者も回復した。ニュージーランドは今月15日にコロナ収束を公式宣言する予定だ。人口約482万人の南半球の島国ニュージーランドではこれまで感染者が計1504人、死者が計22人発生した。
スロベニアは先月14日、欧州国家では最初にコロナ収束を宣言した。スロベニアの累計感染者数は計1488人、死者数は109人と、他の欧州の国に比べて少なかった。
東南アジアでも収束宣言をした国が出てきた。11日(現地時間)のラオスのビエンチャンタイムズによると、ラオスもこの日、収束を宣言した。ラオスは59日連続で新規感染者が確認されていない。また、ラオス政府が明らかにした累計感染者数は19人にすぎず、全員が完治して退院した。
ベトナムと台湾は地域社会感染者が50日間ほど発生していない。このため10人前後の患者が完治すれば収束を宣言する予定だ。
◆「ニュージーランド・台湾のように…社会的距離と入国制限を」
一方、韓国は「コロナ清浄国」を目の前にしてまた感染者が増える様相だ。5月初めに一日の新規感染者が10人未満となったが、生活防疫に転換した5月6日から新規感染者が増えている。今月1-11日の地域社会感染者は計426人で、うち412人(96.7%)が首都圏で発生した。生活防疫への転換が早過ぎたという指摘が出る理由だ。
国内外の専門家らは特にニュージーランドと台湾の防疫成功に注目している。金宇柱(キム・ウジュ)高麗大九老(クロ)病院感染内科教授は「ニュージーランドは警察官・消防署員など必須人員を除いて家に留まるようにし、台湾は事態初期に外国人の入国を禁止した」と説明した。また新規感染者が出ていない状況でも国家警戒段階を緩めず、封鎖政策も徐々に緩和した。
金教授は「国内で感染者が大幅に減った時に確実に抑え込むべきだったが、緩んでしまった。このため国内の防疫は感染者の増減を繰り返しながら消耗戦になっている」と指摘した。ただ、「我々は米国や一部の欧州の国とは違い、まだ遅くはない」と語った。金教授は「ニュージーランドと台湾をベンチマーキングし、また一定期間は強力な距離の維持に転換し、外国人入国制限を施行しなければいけない。今がさらなる拡大を防げるゴールデンタイムだ。その後に経済活動を再開すれば、むしろ早期に危機を克服できるだろう」と主張した。
金教授が言及したニュージーランドは「世界で最も強力な封鎖措置」を施行した国に挙げられる。ニュージーランドで最初の感染者が確認されたのは2月28日。その後、感染者が28人だった3月19日に外国人の入国を全面禁止した。感染者が102人に増えた同月23日には必須事業場を除いたすべての店と学校を閉鎖し、行事も禁止した。その後も約5週間は高強度の社会的距離を施行した。
ハーバード大のウィリアム・ハナジ教授は11日、米科学専門メディアのポピュラーサイエンスのインタビューで「ニュージーランドは早期に国境を閉鎖し、地域で感染が拡大する時間を与えなかった」と述べた。ソーシャルメディア(SNS)放送を通じて常に国民と意思疎通をしたアーダーン首相のリーダーシップも評価された。
台湾も徹底的に外部からの流入を遮断した。事態の初期に中国発の入国を全面禁止するなど、迅速な国境封鎖が最も大きな成功要因に挙げられる。また、中国を含むすべての国に医療用マスク(N95)の輸出を禁止するなど円滑なマスク普及にも注力した。このような努力の結果、人口2300万人の台湾の累計感染者数は443人にすぎない。7人が死亡、430人が退院し、現在治療中の患者はわずか6人だ。
◆「ワクチン開発前の収束宣言は性急…未発見感染者も」
ベトナムの防疫の成功は「奇跡」と呼ばれる。中国と国境が接していて人口も約9700万人にのぼるが、死者が一人も出ていないからだ。
ベトナムは事態の初期、中国との国境を閉鎖する一方、海外入国者を14日間隔離した。また、都市間の移動を制限する封鎖措置を取った。新型コロナ検査も攻撃的に施行した。4月の感染1件あたりの新型コロナ検査件数は996.7件と、台湾(147.6件)、ニュージーランド(123.9件)、韓国(57.8件)を大きく上回った。感染者が減っても油断はなかった。12日連続で感染者が出なかった先月6日に生活防疫に転換したが、社会的距離の維持は強調した。
スロベニアは他の欧州国に比べて高い水準の医療システムを備え、感染者を速かに治療したという評価が出ている。
ラオスはコロナウイルスを「音なき殺人者」として高強度の距離維持を施行してきた。ラオスのトンルン・シースリット首相は11日、新型コロナ退治を宣言し、「関連措置を責任感を持って履行した社会のすべての分野の国民の貢献のおかげ」と述べた。
しかしこのような国でさえも勝利を宣言するのは早いという指摘が出ている。永遠に国境を閉鎖したり封鎖令を出したりすることはできないからだ。
ソウル大ボラメ病院のパン・ジファン感染内科教授は「新型コロナは世界で大流行するパンデミックだ。いかなる形であれ国家間の交流がある限り感染者が発生する可能性がある。感染者の減少が一部の国ではなく世界全般の傾向になってこそ、退治や収束を話すことができる」と指摘した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200614-OYT1T50106/
埼玉県が、新型コロナウイルスの感染者として公表した人のうち、13人が亡くなっていたにもかかわらず、コロナ感染による「死者」として発表していなかったことがわかった。県は「死因は別にある」と判断し、コロナによる死者から除外。これらの人たちについては「死亡後の退院」として「退院者」の統計に含めていた。県の担当者は「発表は、あくまでもコロナによる死者に限っていた。コロナによる死亡かそうでないのか、区別するのは当然だ」と話している。
県は、コロナ感染が確認された人が死亡した場合、保健所を通して主治医に死因を聞き取っている。県幹部は、13人の死因について「がんなどが多い」と説明。「コロナによる死者を少なくしようといった意図はない」としている。
だが、中には、医師による死亡診断書の原因欄に「ウイルス性肺炎」と記載されているにもかかわらず「コロナによる死亡ではない」とされた例もあった。
さいたま市が4月30日に陽性者として発表した、上尾市の70歳代の男性のケースだ。
さいたま市や遺族などによると、男性はクラスター(感染集団)が発生している「彩の国東大宮メディカルセンター」(さいたま市北区)に4月9日、腎不全で入院した。同24日に男性が発熱したためPCR検査を受け、同30日に陽性と判明し、さいたま市が公表。その後、上尾中央総合病院(上尾市)に転院して治療を受けたが、5月15日に死亡した。
男性の死亡診断書では、死因は「心不全」、その要因として「ウイルス性肺炎」と記載されたが、県は男性について「主治医がコロナによる死亡ではないと報告した」として、現在もコロナによる死者に含めていない。
感染症対策に詳しい医療関係者は「コロナに感染すると血栓症になりやすく、心筋梗塞などで突然死することもある。その場合、死亡した原因がコロナであると言う医師と、言わない医師がいる」と指摘する。
男性の兄(78)は「感染者がどうなったのか、最後まで伝えることが行政としての義務だと思う。県の対応には、死者を少なくしたいという気持ちがあったのではないかと思えてしまう」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/011940916423dc2ff39d921d2f8907a1ce78d987
中国で新型コロナウイルス感染症の予防・治療薬として、チベット医薬が注目を集めている。 ――全国政治協商委員でもある青海省(Qinghai)党委常務委員のゴンポタシ氏は先月27日、北京で開催していた全国政治協商会議の場で、青海省としてチベット医薬科学研究に財政、金融支援を行うよう中央に提案したことを明らかにした。チベット医薬産業を国家戦略に組み入れ、民営チベット医薬診療所を省外にも拡大していくという。
チベット医薬は中国伝統医薬の一分野で、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)の希少な高山の動植物や鉱物を使った医薬品を独特の方法で処方する、ラマ僧の間で伝えられてきた伝統医薬。特に慢性病や高山病治療などにも大きな効果を発揮するものが知られている。青海省はチベット医薬資源の宝庫で、チベット医薬生産企業が15社あり、公立のチベット医薬医院が42院あるが、これを新型コロナウイルス感染症の流行を機に、さらに広く広め、産業として発展させていきたい考えだ。
青海省の多くの薬材はすでに人工的に栽培されており、チベット医薬は省経済の大きなけん引力にもなっている。その医学・医薬の効果は近年、国内外からも注目され、チベット医薬事業の潜在力は大きい。
ゴンポタシ委員の提案によれば、チベット医薬材の栽培・繁殖に対して、財政から予算を投じ、金融支援を講じ、科学研究プラットフォームを作り、新薬開発や2次開発を発展させ、チベット医薬の現代化、産業化、ブランド化のレベルを上げていくという。青海省のチベット医薬産業を政府重点支援産業とし、融資審査もスムーズに行い、金利を引き下げるよう求めた。
また青海大学(Qinghai University)にチベット医薬学科を設置し、チベット医薬の従事者のレベルアップをはかり、チベット医薬薬材生産、検疫検査、流通、保険サービスなどの領域を支えるハイテク複合型人材を育成するという。目下、中国でチベット医学・医薬の専門家を養成する最高学府として教育部が批准しているのはチベット自治区のチベット医学院だけだ。
このほか国際学術交流や展示会などを通じて、チベット医薬の独特の理論や産品を国際社会に広め、青海省のチベット医薬企業を「一帯一路(Belt and Road)」経済一体化構想を通じて中央アジアや、欧州、南アジアにも普及させていこうという。
甘粛省(Gansu)でも新型コロナウイルス感染症の予防、治療にチベット医薬を使用し、効果を上げている。甘粛省健康衛生委員会は、「全省で新型肺炎予防治療に中医薬を広く使用することに関する通知」を発表し、チベット医薬を含む「甘粛式の中医薬」の中に、新型コロナウイルス感染症に効果があるものがある、としている。甘粛の中医薬処方は、すでに武漢に空輸され、その中にはチベット医薬顆粒(かりゅう)製剤など2.9万袋、チベット薬1280箱などが含まれているという。
甘粛省夏河県(Xiahe)のチベット医学医院の桑老(Sanglao)主任医師によれば、新型コロナウイルス感染症予防・治療用のチベット医薬は、その他のチベット医薬と同じく、臨床に応用する場合はチベット医薬の基礎理論に従い、患者の年齢や体質、個人の生活習慣、疾病の性質、症状の部位や重症度に合わせて処方し、病気の変化に合わせて随時、使用薬を変更し、相応の薬剤の形を選択していくことが非常に重要だとしている。
コメントから
チベットやモンゴルのラマ僧であれば、薬草の知識は当たり前だったそうですよ。
基本的にどんな病気に対しても、処方できる学問体系があると思いますが、最近では中医学でも、どの物質に効果があるかどうか、といった西洋方式の裏付けの研究も進めているんじゃなかったかな?
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362521
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で一度は命が危ぶまれた米国人男性が、治療費として110万ドル(約1億2000万円)の請求書を受け取っていたことが分かった。米紙シアトル・タイムズ(Seattle Times)が13日、報じた。
心臓が止まりそうになる請求書を受け取ったのは、米北西部シアトル(Seattle)の病院に3月4日から62日間入院したマイケル・フロル(Michael Flor)さん(70)。一時は、妻や子どもたちに別れを告げられるようにと看護師らが電話の受話器をフロルさんの耳に当てたほど、死が間近に迫っていた。
だが、フロルさんは回復。5月5日に看護師らから声援を受けて退院したものの、その後181ページにわたる総額112万2501ドル4セント(約1億2051万1712円)の請求書を受け取ったという。
同紙によると、フロルさんは高齢者向け公的医療保険制度メディケア(Medicare)の対象であるため、請求額を支払う必要はない。フロルさんは、この費用の大部分を納税者が負担することに「罪悪感」を覚えると語った。