衣替えにふさわしい、気持ちのいい日々が
続いています。
衣替えのついでに断捨離、
この際年を感じたことだしと、
着物の整理をしております。
整理するのは、
私にとっては「高級」なきもの。
ゲットしたものの、着る機会のなかった琉球きもの。
琉球ものって、強い光の下で映える。
眺めている分には美しい~~。
ブルーはマイカラーなのに、なぜかピンとこない。
私、なぜか高級きものは似合わない。
光によって、微妙に表情の変わる高級きものは、
だからいいのよと仰るのですが、
なぜか私にはなぜかピンとこない。
憧れて買いあさったこともありますが、
私には分を過ぎた買い物でした。
幸田文さんは、こういう行動を
「持ったが病」と仰っています。
高級きものを手放す理由はいくつかあって、
① もっと気軽に着物を着たい紫苑としては
汚れが心配でなかなか着用できない。
② 汚れが付くと手入れに
時間とお金がかかる。
セコい紫苑としては、
そこまでして着る必要あるのか?
③ 友人との会食に行くにしても、
着物着ているだけでおしゃれって思われて、
相手はそれほど着物のブランド自体を
見ていない。
④ 「いや、わかる人にはわかるよ」と
いう方いるけど、
いい着物は「まあ、00だわ」と
褒められることがあっても、
それは着物を誉められるのであって、
自分が誉められているわけではない。
⑤ 気を遣う場所には鮫小紋など
一・二枚持っていれば事足りる。
⑥ 私の場合、むしろ木綿や麻などの普段着
のほうが褒められることが多い。
⑦ 第一、やはり似合わない。
⑧ 今はお手頃な値段で好みのモノが入手できる。
⑨ 私的には面白みが少ない。
むしろ、自作のほうが満足感が
大きいと気づいた。
帯もむしろ自作を身に付けることが増えた。
というわけで、どんどん断捨離。
紬の絞りも久米島も。
ちょっといい帯も。
重いし~~。
このところチクチクに凝っていて、
また刺し子やら、自作洋裁やら~~。
洋服で出かけることも増え、
洋服にも少し気を遣うように
なってきた。
というわけで、断捨離紫苑、
さよなら久米島紬。
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高級感のあるお着物、紫苑さまにきっとお似合いになるはずではありますが・・・でも、「ピンと来ない」限りはやはり「必要ない」と割り切る整理の仕方、とても共感します。
「これ、高かったし」「当時憧れたブランド」としがみついていては今の自分に合わせたアップデートができませんものね。
そしてそんな「今の自分」も不変ではないわけで・・・
また心境が変わったり、ファッションの好みも変わるので、「そのときはまた手に入れるさ」くらいの感じでいればいいのかな、と思ったりします。
自由に自由に。歳をとればとるほど軽やかに。ですね。
貴方の場合は何をお召しになってもお似合いですからね。
④僭越ながら、私は殆ど分かります。産地の特定は必ずしも?ですが。
しかし佳いものをお召しだと、着物は勿論、それを選ばれた方のセンスが偲ばれます。
そして、帯も併せて、その方に一番お似合いで美しく拝見出来るものです。
ただ、何を持って「高級」なのか?ということもあります。
お値段のみではないですから。例えば、手描きの京友禅や加賀の作家ものなどはそうでしょう。
型友禅でも1柄150枚ほどの型紙を使うものは、確かに高級の部類でしょう。
紬や絣は、その発祥がが実用着でした。また、結城や大島がどれほど高価でもやはりお洒落着。
しかしながら、生産量が少なく高価なものは、一般的には「高級」なのでしょうねぇ。
高級品と佳い物とは必ずしもイコールではないようですね。私の妻(今は亡き)など、普段着(と言っ
ても仕事でしたから)、結城を好んで着ていました。やはり着易い(佳い)からだと。でも殆どの人には、
それがどれほどの価値かは知らなかったようです。敢えて、分からないような感じの物を選んでいた
のかもしれませんが・・・。
ゴメンナサイ。つい、長年、周りに沢山の着物を見てきたものですから。失礼致しました。
お久しぶりです。いつも拝見しています。すみれさんのきものは、いつも眼福です。見ているだけで幸せな気分になります。山葡萄のバッグも素敵です。パートナーの「それにしてもなぜバッグをいくつも持つんだろう」との疑問、いや本当です。女性には限りませんが、同じようなものをいくつも持つのはなぜなんでしょうね。
「ピンと来ない」というの、すごく分かります。二度とは買わない高級着物。1度しか着ていない。しつけのついたまま売ったらよかったなどと、せこいことを考えたり・・・。私は綿・麻が好きで、ウールが好きでシルックが好きなので・・・。絹は色々と邪魔くさいし。良いものは良いと分かっていますが、生活になじまないものもありますね。
久米島紬に締めておられる帯良いですね。博多ですか? それと、片身替わりのお着物、自作ですか?
私の場合困っているのは着れなくなった洋服で生地が気に入っていて何かパッチワーク風をミシンで作れないかと思ったりして捨てられないことです。テキスタイルはもともと好きなのでついため込んでしまいます。それでもスペースの問題で時々少しずつ処理しています。
和服の場合はリユースが可能でもしほかに着て下さる方がいればと言うことにはなるかと思います。
私も定年退職後母の着物を着るところから始まった和服のマイブームですが、最初はその美しさや身にまとったときの暖かさに包まれた感じとかで私にとっては分不相応なものも買ってしまいました。和服はメンテにも費用がかかるし、かなり大変な趣味です。これ以上増やせませんが、今あるものは大切に繋いでいきたいと思っています。ピンとこないものは持っていても意味がないかと思うので、その時は他の人に利用してもらおうかと思います。
型染で染めた帯も、なかなかする機会がなくて、やはりプロの仕事には負けてしまいます。作ること自体は楽しくて好きなのですが。昨日最終日で松原工房の藍染を見に行って、着付けで知り合った人が素敵な着尺を染めていて、とてもうらやましく思いました。本藍は心にしみる色です。
和服の楽しみ方もいろいろですね。
(長々とコメント書いてすみません。)
布好きなのは同じです。我が家にも捨てられない布がいっぱい。きものという形を持ったものは身に付けることでその命を全うできますが、布は今だ形になっていないだけに、よけいに夢が膨らみ、捨てきれません。
これは「未来」とか「希望」とかに通じる気持ちだと思っています(笑)持っているだけで幸せ==。私以外の家族にはゴミとなるので、私がいなくなったあとはばっさり捨ててもらえばいいかなと。
三島補正さんのことを検索しておりましたら
こちらのブログが出てきて
読ませていただくと
たのしく、共感する部分もあり
検索を忘れて
あれこれと過去のものも拝読いたしました。
愛読書(書?)になりそうな予感です。
どうぞよろしくお願いいたします。
高い着物より
楽しく着れる「わたしにあった着物」♡
うん、うん、そうなの、そうそう
とか
自分で仕立てたものの愛着度
(着物好きが高じて和裁を学んでおります)
とか
いろいろ感じるお話しでした。
ちょっと今日、着物との距離にいろいろ感じた一日だったので
このブログに出会えて本当に良かったです。
ありがとうございました。
嬉しいコメントありがとうございます。きものは既成のものも美しくて素敵だけど、やはり高価!それなら自分で好きなモノを作ってしまおうと始めた和裁やら帯づくりやらですが、これにハマり過ぎて時間もお金も、そして部屋には布がいっぱいという始末。でも楽しい、なにより着る以上ににストレスの解消になります。花葉さまも和裁なさるんですね。拝見したいわあ。