少しずついろんなモノを整理していますが、
「ときめき」のあるモノを手放すのは
少し抵抗があるかも~~。
じゃあ、持っていれば?
と思うものの、
見ている分には「ときめく」けど、
いざ身に付けるとなぜかときめかない~~。
美しい絞りの紬~~。
でも整理しながら思うことは、
「いつか」は来るんだなということ。
洋服では
「いつか着よう」はご法度。
「いつかは来ないんだよ」
だから「捨てよう」となるわけですが、
これは着物には言えないなあ。
着物を着始めた頃、
まだ着こなせないとわかっているのに、
やっとの思いで入手した何枚か。
「いつか身に付けることができるかも」
「でも、こんなにぐしゃぐしゃでいつかは
来ないかもね」と思いつつも、
その一枚を見ていると、
やはり身に付けたい!に軍配が上がり、
またタンスの中に。
そんな繰り返し~~。
そのうち励みにとブログまで立ち上げて。
一番最初のブログ。
毎日着物友達に見てもらって、
こんなんでいいのか?と、
恐る恐るのアップの日々。
応援ポチなんて、その友達の一個だけ(汗)
でも、思い通りに着られる日は来ましたね
いつか、は来ましたね
それからも、こんな素晴らしいモノ、
絶対に処分できないわ、と思っていましたが、
「似合わない」「分が過ぎる」
そして自由に着こなせるようになると、
特別にいい着物とのこだわりがなくなった。
だから、
「励みになったよ、ありがとう」と感謝しつつ
手放せるようになった。
こんな「いつか」もようやくやってきた。
少し寂しいけど、美しいモノは
ほかの人や美術館で観ればいいいなと。
こちらもブログ始めて一か月くらい。
ちょっと見にはよく着られているように見えるけど、
実は~~。
「いつか」はきっと来る。
心にとどめてさえいれば。
これを満願といいます。
太宰治の美しい小説「満願」
子どもの頃には、この小説の「満願」の意味が
よくわからなかった。
今はなるほど、そういうことね、と。
興味のある人は聴いてみて。
五分くらいの短さだから。
同じく太宰のものすごく好きな
太宰ってマイナス思考ばかりじゃないんだよね。
「葉桜と魔笛」の最後の一節。
「神様はいる、神様はきっといる」
そして、
「いつか」は来る、きっと来る。
そんなことも教えてくれたのは
着物、きもの、キモノだよ!!
私、シニアだけど、望み叶えたよ!
きものだけのことじゃないよ、
ほかのことでも、ね
やりたいこと、叶えたいことあるなら、
年齢という蜃気楼に惑わされないで、
堂々と叶える方向に歩きましょう!
「いつか」はきっと来る。
だって、
洋服には流行、流行り、廃れはあるけど、
心や希望には流行りも廃れもないんだから。
いつも応援ポチ
ありがとうございます。
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