オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

直葬のお別れ

2011年03月01日 06時30分22秒 | オフィスシオン名古屋
「直葬のお別れ」はどうしても単調に

なりやすく、心のこもったお別れが

しにくいようです。


直葬の場合、特にご自宅から

ご出棺される場合はまだしも、

霊安室などのお預かり施設から

のご出棺は寂しいものがあります。


現在もこの事についていい対応方法は

無いものかと思案中です。


今回担当をさせて頂いた葬儀はやはり

直葬でのご希望でしたので、以前から

思っていた事を少しでも改善出来ない

ものかと工夫をしてみました。


故人様は病院から直接火葬場の霊安室に

ご安置され、翌日火葬になる予定です。


火葬場の霊安室は冷蔵庫の保管となるため

十分なお別れは出来ません。

しかしここの職員さんはとても優しい方が

おみえになり、保管前に少しお別れのお時間を

頂くことを受け入れて下さいました。


喪主様は遠方よりお越しの方なので土地勘も

無く、合わせて葬儀も不慣れなため不安に

苛まれていらっしゃるようです。


葬儀当日は冷蔵庫より、ご焼香のわずかな

時間を頂き、すぐさま火葬となってしまいます。


たまたまその日は火葬の予約は少ないこともあり

少しお別れの時間を多めに頂けないものかと、

お願いしたところ許容の範囲でお認め頂くことが

出来ました。

火葬炉の前でしたが、お顔をご覧になりながら

最後のお別れをして頂きました。

合わせて私もすこしお言葉を添えさせて頂き、

ご家族様と一緒に、故人様をお忍びしました。


どうしても直葬の場合心のこもった対応が

出来にくい状況にありますが、ほんの少しの

お願いが、忘れることの出来ない思い出と

なって頂ければ幸いです。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。