オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

葬儀社の社会的役割

2009年01月31日 21時23分32秒 | お葬式関連
その葬儀社に「60万円以下は請けられません」と言われ、葬儀社の担当者は帰ってしまったそうです。その葬儀社は、社員が完全歩合制で、ある金額以下は手当てがつかないシステムになっており、ある意味その社員自体は生活していく上で仕方ない部分もありますが、その葬儀社自体の姿勢は全くなってないと思います。

私たちの仕事は、単純に物を売る仕事ではありません。電気屋や化粧品屋は、お金がなければ売らなければ済みますが、私たちの仕事は、人間の一番大切な命(死)と接する仕事ですし、お客様の予算が無いからといって、断ってはいけない仕事だと思います。人は必ず死にますし、葬儀は必ず行います。ビジネスではありますが、ある意味社会的義務の部分もあるのです。予算がなければその予算内で葬儀を行う方法が必ずあると思います。予算内のプランの相談にのったり、役所との相談のアドバイスをするなり、なんとかお客様の力にならなければならないと思います。そうでなければ自分の仕事に誇りが持てないのではないでしょうか。



葬儀業界の改革

2009年01月30日 08時11分22秒 | オフィスシオン名古屋
大阪では、葬儀単価が名古屋に比べてかなり低いようです。
ある葬儀会社が名古屋で安さを売りに展開し、大阪へ進出したのですが、大阪の葬儀社が根本的にはるかに安いので全く通用しない現象が起きているそうです。
名古屋は昔から冠婚葬祭にはお金をかけるということで有名でしたが、大阪同様、名古屋も葬儀価格の低料金化はますます加速していくと思います。
おそらく、今の価格の半額くらいにはなると思います。
先日も、お客様から「家族だけで外飾りも一切必要なく行いたかったのですが、近所の葬儀社は全部セットになっていて、要らないものまでついてくるけど、あなたの会社は必要なものだけ用意してくれるから選びました」と言われました。
お客様の知識不足につけ込み、高額なセット価格にした商品を売りつけてきた時代は終わり、必要なものだけを用意して、不必要なものは省く当たり前の業界に、あと数年でなるのではないかと思います。

葬儀費用を少しでも抑えるために その2

2009年01月29日 08時18分48秒 | お葬式関連
名古屋市にはありませんが、安城市など地方の自治体の中には、その自治体が霊柩車を所有しているところがあります。その自治体の市民ですと、無料もしくは格安でその霊柩車を使用できます。葬儀社に依頼すると3万円~8万円の費用がかかりますが、自治体の霊柩車は高くても数千円で利用でき、かなり葬儀費用を抑えることができるのです。
まだまだ費用を抑える工夫は他にもあると思いますので、オフィスシオン名古屋はこのブログを通じて、お客様の負担を少しでも軽くできる提案を今後も発信し続けて、この葬儀業界をより透明にしていきたいと思っております。

葬儀費用を少しでも抑えるために

2009年01月28日 08時10分49秒 | お葬式関連
葬儀費用で占める割合が高い項目で式場費があります。以前にもブログに書かせていただきましたが、専門式場ですと、表面金額は無料~10万円前後ですが、
約20万円前後以上の実質費用がかかっているのが現状だと思います。
しかし、自宅で葬儀を行うとその費用が無料になります。
自宅がどうしても無理な方は公営式場をおすすめします。
公営式場の使用料は、5万円~15万円が相場ですが、霊柩車(3万円~8万円)が必要ありませんので、実質5万円前後で使用できる計算になるのです。
また、公営式場は火葬場にありますので、移動時間もなく、時間的余裕もでき、ご遺族の疲労も軽減できるのではないかと思います。

このように、今のお葬式は、まだまだ削減部分がたくさんあります。
オフィスシオン名古屋は、お客様の負担を少しでも軽減できるように、ご提案し続けたいと思っております。

法事

2009年01月27日 14時56分22秒 | お葬式関連
「なぜ法事を行うのか」と疑問に感じる人はたくさんいると思います。
この仕事に携わり常々考えているのですが、
一つ目の意義として各宗旨・宗派の宗教的な教え。これは宗旨・宗派により違ってくると思いますが、それぞれ意義があると思います。
二つ目の意義は、遺族親族の結束を深める場である。これは初七日から49日、一周忌とわざわざ親戚の方に来ていただき、手伝っていただきます。遺族はそのことに対し、感謝の気持ちを感じて結束を深めていくのです。
三つ目の意義は、深い悲しみから立ち直るためのステップではないかなと思います。法事を重ね、人の助けや励ましなどにより、悲しみを和らげていくのだと思います。

他にも法事を行う意義はあると思いますが、このように「なぜ法事を行うのか」理由を意識して行うと、より意味のある法事になるのではないでしょうか。

インフルエンザ

2009年01月26日 13時03分42秒 | オフィスシオン名古屋
私自身、今年はまだインフルエンザにかかっていないのですが、社員に皆伝染していて、会社はひどい状態になっています。順番にかかっているので、一度に多数休むことはないのですが、少ない人数ですので、その1人のカバーをするためにとても大変なおもいをしております。マスクや予防注射などの事前の予防対策はとても重要だということを再認識しました。

子供商店街

2009年01月24日 18時27分09秒 | Weblog
以前にも子供商店街の準備の段階で、ブログにも書かせていただきましたが、本日某ショッピングセンターで、小中学生50人を集め、子供商店街を開催しました。子供商店街とは、子供達が仕入・店舗作成・売値の決定・接客などをすべて自分たちで行い、商売の疑似体験をしてもらう企画で、朝から夕方までお客様が絶えることなく多数来店していただき、おかげさまで大盛況でした。子供達も明るく元気よく接客し、とても充実してたように感じました。そのような子供達の姿を見て、私たちも元気をもらい、また「がんばろう」という気持ちになり、充実した1日を過ごすことができました。

映画「おくりびと」がアカデミー賞受賞候補にあがりました。

2009年01月23日 08時13分02秒 | お葬式関連
一昔、葬儀業界の社会的地位はとても低かったです。社員旅行では隣の部屋のお客様に「隣が葬儀屋だから部屋を替えてください」と言われたり、名刺を出しただけで嫌な顔をされたり、地域のお祭りに営業で出かけると「葬儀屋が何で祭りに来るのだ」と言われたりしました。また、葬儀業界に携わる職員自体も言葉遣いや身なりや態度などがとても悪かったので、自業自得な部分もありましたが、昔の肩身の狭い生き方をしていたと思います。
しかし、最近では社員教育も徹底され、サービスレベルも向上し、葬儀社の社会的役割・存在意義など目的意識がしっかりとして、社員が皆誇りを持って仕事に取り組めるようになりました。その結果、社会的地位も少しずつ向上し、世間にもある程度認められる業界になってきたのではないかと思います。
映画「おくりびと」は我々の社会的役割や存在意義を消費者の方に理解していただく上で絶好の機会で、その映画が日本でとても話題になり、今回世界でも話題になって、我々一同とても喜んでいます。

式場使用料のからくり

2009年01月22日 22時50分38秒 | お葬式関連
建物に1億5千万円、土地は600坪借地で坪あたり二千円、水道光熱費25万円/月、固定資産税60万円/年、保守管理費30万円/月、修繕費100万円/年で、15年間で計算しますと年間3260万円、ひと月当たり272万円掛かります。そのセレモニーホールで20件葬儀がされると、1件あたり14万円掛かるのです。この計算は安めに設定しており、建物だけで10億円、20億円以上のホールもたくさんあります。実際には1件当たりの経費は20万円以上掛かっているのではないでしょうか。
葬儀社の表に出てる式場使用料金は無料~8万円前後です。したがって、実際に掛かる残りの経費は祭壇料金など他の品目に含まれているのではないかと思います。立派な建物が良い葬儀社とは限らず、式場使用料が安くても、その葬儀社が安い葬儀社とは限らないのです。


変化の時代

2009年01月21日 20時19分12秒 | Weblog
日本もアメリカ同様、変化が求められ、政界再編などの動きも活発化されるのではないでしょうか。
我々葬儀業界も今ものすごい勢いで変化しております。
近所付き合いの希薄化や格差社会などにより、家族葬が瞬く間に普及し、葬儀施行単価がここ数年で30%~40%下落しております。今後ますますこの下落は続くと思います。
今までの葬儀業界は、どんぶり勘定で不透明な業界でしたが、これからは消費者にわかりやすい明瞭な会社でないと生き残れない業界に間違いなくなると思います。当然淘汰される会社がたくさん出てくるのではないでしょうか。
オフィスシオン名古屋も50年先まで、社会に必要とされる会社で有り続けるよう努力していかなければなりません。


週間ダイヤモンドに掲載されました。

2009年01月20日 08時48分01秒 | オフィスシオン名古屋
プレビアネットワークのオフィスシオンが週間ダイヤモンドの掲載されたことにより、グループである弊社へのホームページアクセスもいつもの3倍くらいになり、問い合わせも多数いただきました。プレビアネットワークである弊社にも、これだけの反響があることは、現状の葬儀に対して疑問や不満を持っている方がどれだけ多いのかを表している証だと思います。弊社もプレビアネットワークの一員として、もっともっとお客様の視点に立ち、事前相談を通じてお客様の不安を取り除いて行かなければならないと改めて感じました。

老人の孤独死

2009年01月19日 12時38分36秒 | Weblog
高齢化社会とこの大不況により、老人の孤独死が増えております。新聞に載るのは、夫婦で一緒に亡くなったり、身元がわからない場合のみで、ご自宅で1人で亡くなる老人は多数いて新聞には掲載されません。民生員の方やボランティアの方がまわっていただいて、割合は少なくなってきまたと思いますが、今後ますます増加すると予測されるので先行きがとても懸念されます。最近派遣切り関連のニュースが取り沙汰されておりますが、年金生活でお金が無く食事も充分にとれず、病院にも通えない人達も大勢いるのが現状です。
オフィスシオン名古屋は、この大不況の中、お葬式でのご遺族の負担を少しでも軽くできるよう努力し、ご提案していきたいと思っております。

農林漁業が今 脚光を浴びている

2009年01月18日 14時25分25秒 | Weblog
オフィスシオン名古屋は昨年の10月にオープンしたばかりですが、立ち上げる前に農業と葬祭業とどちらにするか迷っていました。人間が生きるたの原点にかえり世の中で一番の基本で一番必要とされる農業と、一番心がかよっていて一番やりがいのある葬祭業、悩んだあげく最後に選んだのは葬祭業でした。理由はやはりやりがいです。心を込めて一生懸命仕事をすればしただけ、お客様から感謝の気持ちが帰ってきます。こんな仕事はなかなかありません。今後も一生続けていきたいと思っていますが、農業も余裕ができたら(当面は無理ですが)小さい畑くらい耕してみたいと思っています。

子供商店街

2009年01月17日 11時38分07秒 | Weblog
私たちの仲間で、子供たちに様々な仕事を体験してもらおうということで、子供たち50名を集め、ショッピングセンターで子供商店街を行うことになりました。
店舗はネイルアート・雑貨屋・パン屋・クレープ屋・ケーキ屋の5店舗です。
はじめは皆おとなしく「大丈夫かな?」と思ったくらいでしたが、会議を重ねる度にどんどん発言するようになり、今では活発に取り組んでいます。もうすぐ本番で売上がいくらになるか楽しみですが、結果をまた報告いたします。

生活保護申請者が愛知県で2.5倍

2009年01月16日 20時51分34秒 | Weblog
私が以前在籍していた葬儀社は、15年程前、名古屋市内の生活保護受給者のお葬式をほぼ100%施行していた会社でした。なぜ「ほぼ100%」かといいますと、他の葬儀社が儲からないのでやりたがらなかったのです。それが、今ではこの不景気で他の葬儀社もなりふり構わず行うようになって、だいぶシェアは落ちてしまったのですが、今でも市内で一番親切丁寧で一番良心的な価格で施行している会社です。私もその葬儀社目指して、どのようなお葬式でも同じ気持ちで対応できる葬儀社を目指しております。