オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

嬉しい一言

2010年09月28日 06時36分10秒 | オフィスシオン名古屋
昨日「吸収」と題してブログを書かせて頂きましたが、まさにそのことを実感できるような事前説明をさせていただきました。

事前説明のお問い合わせはお電話で頂くケースが多いのですが、今回も男性の少しお歳の方からでした。

日時を整えご自宅へお邪魔すると、人柄のよさそうなご夫婦にお迎えを頂きました。

まず私の電話を通じてお聞きになった声について印象をお話下さいました。

私自身今まで意識した事は無いのですが、最初の接点が電話の声という事から、ご夫妻とも「私の人物像」を想像していらっしゃったご様子でした。

「お幾つぐらいの方なのか二人でお話をしていたんですよ。」・・・

そして私の顔をご覧になるなり、「私が想像をしていたとうりの方でした。」と印象をお話しいただきました。

少しご自宅やご趣味のお話をさせて頂いた後、さっそく本題に入らせて頂きました。

ご夫婦はとてもこだわりのある生活を送っていらっしゃるご様子で、そのライフスタイルやライフコンセプトの一環としてご葬儀を考えているとのことでした。

したがってご葬儀にもかなりの思いやこだわりを持っているとのことで、その対応についていろいろなご質問を頂きました。

私の考えを慎重にかつ相談者の立場に立ってお答えさせて頂いたところ、とてもご満足のご様子で「葬儀は宣伝や会社名で選ぶものでなく、担当者の力量と誠実さで選ぶべきだ!」と嬉しいお言葉を頂きました。

少し自画自賛めいたところもあるかも知れませんが、事前説明を終わらせて頂いた後も、ご夫婦のお話をお伺いさせて頂く事ができ、今後の事前説明の大いに参考になりました。

長時間にわたりお話をさせて頂き、私自身大変勉強になりました。

淡々と正確にご説明をさせて頂くだけでは、事前説明は成り立たない事は承知していましたが、今回のご訪問で再度認識を新たにいたしました。

このような機会を与えて下さいましたご夫婦に感謝を申し上げます。


吸収力

2010年09月27日 06時54分40秒 | オフィスシオン名古屋
喪主様との会話の中で葬家様のお考えを、どこまでご葬儀に反映できるのか、担当者の手腕です。

そのためには事前相談や当日の打合せがかなり重要なのです。

喪主様の言葉は当然として、お顔の表情や態度そしてちょっとした仕草からも、ご家族様のお考えを理解するための判断ソースとしなければなりません。

五感を研ぎ澄ませ、総ての信号をしっかりと受け止められるように、吸収力を高める必要が出てきます。

より自由な発想によるご葬儀、とりわけ最愛の故人様への思いを、具体的に演出するためのストーリーを組み立てる必要が有るのです。

担当者は喪主様に安心感と信頼感を感じて頂けるように、日ごろから修練を積み喪主様のお考えを「吸収」できるような能力を蓄えていかなければなりません。




共に生きる!

2010年09月26日 07時02分10秒 | オフィスシオン名古屋
今まで私と係わった多くの人々への感謝の気持ちを、どのようなかたちで表現したらよいのでしょう。

たとえそれが相性の悪い人であったとしても、かかわりを持った以上何かの必然が有っての事ではないでしょうか。

最近職業柄か、哲学や宗教的発想で物事を観る傾向が有ります。

人と人との繋がりを偶然ではなく、そこに何か意味が有って、ほんの少し掘り下げて考えてみる事によって、今まで見えなかったものが見えてくるような、そんな気がします。

相手の主張が自分の考えと大きく隔たりが有ったとしても、相手に見えていても自分に観えていなければ、その主張を理解することはできません。

それがたとえ生活を長く一緒に共にしてきた家族で有ろうと、相手の思いが理解できなくては意味が有りません。

「共に生きる」相手の良いところも悪いところも、全て呑みこんでこそ家族愛が生まれるような気がします。

まして親子や兄弟そして夫婦愛は数十年の月日をかけて熟成されるものだとしたら、日々の生活や暮らしがいかに大切なものなのか分かるはずです。

空気のようで、それでいて無くては死んでしまうような存在。

それが絆と言うものかも知れません。


毎日が「あ・り・が・と・う」の連続です。


未知の領域

2010年09月25日 07時02分24秒 | オフィスシオン名古屋
今後ご葬儀の形態がどのように変化を遂げていくのか、正直私のような立場の人間でも想像がつきません。

私が担当をさせて頂いたご葬儀でも、毎回新しい発見がその都度あり、戸惑いを感じる事さえ再三有ります。

いまだ家族葬に対する認識は、葬儀社自身浅いところも有り、低価格・少人数の家族だけによる葬儀という思い込みをしている状況です。

お客様がご葬儀に対して何を望んでお見えになるのか、そのすべてを理解することは容易では有りません。

なぜならばお客様自身が、ご葬儀に対する知識をお持ちの方が少なく、思いのままのご葬儀を執り行う事が、可能であるという事すらご存じでないからです。

想定外の出来事や、予想もできないお申し出から、偶然素晴らしい発想が生まれる事が有ります。

そういった積み重ねが、お客様への新しいご提案となって、次世代型葬儀へと進化して行くのでしょう。

つまり従来の形式にとらわれない自由な発想によるご葬儀が、さらにより新しいご葬儀へと繰り返し進化して行くのです。

まさに「未知の領域」はクリエイティブ・スパイラルというわけです。


ご葬儀セミナー

2010年09月24日 06時32分46秒 | オフィスシオン名古屋
ご葬儀セミナーを開催させて頂きました。

たくさんの方にお越し頂き感謝申し上げます。

それだけご葬儀に関心のある方が、多くお見えになるという事なのでしょうか。

セミナー終了後の質疑応答のお時間にも活発なご意見を頂きました。

より具体的に掘り下げたご質問の内容に、私自身真剣に受け止め、お答えさせて頂きましたが、参加の皆さんが切実な思いでお考え頂いている事がよく理解できました。

私も身の引き締まる思いでした。

今後も葬家様のお気持ちや立場に立って、ご相談に応じなければいけないと痛感いたしました。

また家族葬の祭壇サンプルや直葬祭壇サンプルをご覧いただき、価格を始めオプションの内容など、ご自分の家庭の状況に合わせ、どのようにしたらよいのだろうか、といったご質問も多く出されました。

今回のセミナーに、ご都合でご参加できなかった方も、オフィスシオン名古屋のご葬儀相談サロンにお越し頂ければ、どんなご質問にもお答えできます。

水曜日は定休日となりなすが、お越しいただく前にはお電話を頂き、ご確認の上お越し頂きますようお願いいたします。

昨日激しい雨の中にもかかわらず、お越し頂きました皆様方に厚く御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。


感動! その②

2010年09月23日 06時46分36秒 | オフィスシオン名古屋
感動!

文字どうり「感じて動く」、という事です。

あるご葬儀の事ですが、まさに目に前の光景を見て、ご遺族様それぞれに大きく心を動かされたご様子でした。

あまり私自身も経験の少ない光景でしたので、とても良い体験となりました。

「泣く」「笑う」「悲しむ」この感情を同時に感じた事はありますか?

故人様の死を悼み、それを弔うための喪主様のアクションに皆が笑い、それがさらに悲しみを増幅する。

目から涙、鼻から鼻水、そして口から嗚咽が漏れる。

こんな感情を味わったことが有りますか。

それが家族葬の大きな特徴なのです。

誰に気兼ねも遠慮もする事なく、ご自分の思いのままのご葬儀ができる。

最高のお弔いだと思いました。

最後に喪主様から頂いたお言葉「こんなに良いご葬儀になるとは思いませんでした。」・・

私の心もこのお言葉に心が動きました。






明日はお葬式セミナーです

2010年09月22日 14時01分20秒 | オフィスシオン名古屋
明日は、いよいよオフィスシオン名古屋主催のお葬式セミナーです。

まだ席が空いていますので、ご興味のある方は是非参加ください。


まだまだ不透明なお葬式の料金や内容を、できる限り透明にしたいと考えています。


期待と不安で、ある意味心地良い緊張感で、明日のセミナーをむかえられそうです。

それでは明日!




音楽の持つ力

2010年09月22日 06時27分06秒 | オフィスシオン名古屋
言葉では表現できないものを、音楽は可能としてしまいます。

音楽は一つの曲を聴く事によって、家族全員が共通の思いを描く事のできるパスワードとなっているように思います。

童謡にある「ふるさと」や「赤とんぼ」は、まさにその家族様の幼き時代の映像が、瞬時にして脳裏に浮かんできます。

また故人様がお好きだった歌謡曲も同様に、その曲をお聞きになった途端に、その時代の楽しかった思い出やさまざまな出来事がよみがえってくるそうです。


音楽は言葉よりも饒舌なのかも知れません。


しかし音楽葬の素晴らしさは、残念ながらまだまだ知られていません。

故人様への思いや、絆を音楽葬を通じて確かめてみませんか。


忍耐

2010年09月21日 06時38分58秒 | オフィスシオン名古屋
忍耐  耐え忍ぶ事

全くのプライベートなのですが、我慢強く一つの事に打ち込むことの難しさを痛感しました

常に冷静沈着に考え、対処できればよいのですが、私も感情の動物であり、なかなかうまく自分をコントロールできません。

よりよい方法を考えなくてはいけないという自分と、他方ストレスの塊りから来る自暴自棄に陥っている自分との葛藤が蠢いています。

こんな時こそ客観的に、そして大所高所から物事を見つめなければいけないのですが、まだまだ修行が足りないようです。


最近その原因がどこにあるのか考えているのですが、恐らく答えは一つだけではないようです。

数多くの原因の中で、最も影響しているのが「余裕のなさ」ではないかと思います。

時間などを始めとしていろいろな制約のなかで即答を出さなければならない時、自分の真価を問われる事にもなりかねませんので、日頃からマインドコントロールについてしっかりと考えておかなければなりません。

それこそまさに「忍耐」と言わざるを得ないのではないでしょうか。

イベントの進行状況

2010年09月20日 23時38分10秒 | オフィスシオン名古屋
9月23日(木)に長久手の大雄閣ホールというところで、お葬式セミナーを開催いたします。

おかげさまで、現在20名程の予約がありました。
ご予約いただいた方、ありがとうございました。

まだ席に余裕がありますので、興味のある方は是非ご参加ください。


リハーサルをしては原稿を直すとう作業を繰り返し、やっと納得がいくものが出来上がりました。

当日は、できる限りわかりやすく説明できるように努めたいと思います。






失敗と反省

2010年09月19日 06時30分27秒 | オフィスシオン名古屋
頭では分かっていても、それより先に体が動いてしまう事があります。

特に時間がなく切迫しているときに、このような事がよく起こります。

良い意味で体が勝手に動いてくれるのは問題ありませんが、それが逆に悪い結果となる時は残念でなりません。

恐らく疲労の蓄積とか、時間に追われていたり、また集中力に欠けていたりする時に起こりがちです。

目的と方法は間違っていないのですが、細部にわたる過程に失敗は生まれるようです。

最近は睡眠不足とプライベートにおけるストレスが重なって余裕が全くない事も原因としてあげられます。

しかしまだこのように「自覚している自分」がいてくれるうちは大丈夫なような気がします

小さな事であっても、喪主様やご家族様には全く関係のない事なのですから、少し心に余裕を持って動かなければいけないのかも知れません。

少し休養も必要かなと思いつつ今日も激務が続きます。


反省! 反省! 反省!   改善します。


共有した時間

2010年09月18日 10時29分15秒 | オフィスシオン名古屋
お亡くなりになった方は90歳のおじいちゃんです。

傍らには、おばあちゃんがひっそりと座っていらっしゃいます。


どれだけの時間をこのご夫婦は共にお過ごしになったのでしょう。

共に語らい、共に笑い、共に泣き、そして共に支えあってこられたのでしょう。


ご家族さまは長寿を全うされたされたという事なのか、あまり感情を表面に出されようとはされません。

しかし少しでも明るく送り出してあげようという思いが伝わってきます。


おばあちゃんは少し丸くなった背中をさらに曲げられ、お一人小さめの白いハンカチで顔を覆っていらっしゃいます。

きっといままでお二人で共有された出来事を、一つ一つ確かめていらっしゃるようにも見受けられます。


そして走馬灯のように脳裏をかすめていく、さまざまな思い出に涙してみえるのでしょう。

初めておじいちゃんと出会った日の事、花嫁姿を見て綺麗だよって言ってくれた事、子供が生まれて感激のあまり二人で涙した事、そして辛くても決して愚痴を言わなかった事、それら総てを思い出の中に封じ込めなければなりません。


傍らの人々は努めて明るく振舞っていらっしゃる中、最後のお別れのときが迫ってきます。

周りの方がいろいろなお別れの言葉を告げられ、同時にお花をたむけてられています。

おばあちゃんは白いハンカチをお顔から離されると、小さなお声でそっと呟かれました。



「あなたが一番やった。」と・・・・


事前説明の意義

2010年09月17日 06時52分55秒 | オフィスシオン名古屋
残念ながらいまだ事前説明に対し、拘っていらっしゃる方がたくさんおみえです。

仕方のない事かも知れませんが、事前説明に対する意義つまりメリットは今までにたくさん書いてきましたので、すでにある程度ご理解頂いていると思いますが、最終的には気持ちの問題だと思います。

「死」は誰しも必ず訪れるものであり、免れることはできません。

従って後はどのように「死」と向かい合っていくかという事です。

皆様方が最も抵抗のあるところは、やはり特定の対象者を想定して事前相談をかけられるところにあるのではないでしょうか。

それが「最愛の人」であればなおさら抵抗は大きなものになることは、当然と言わなければなりません。

「死」を普遍的な眼で見る事、そしてもしそれでも抵抗があるのであれば、対象者を自分に置き換えて考えて御覧になってはいかがでしょう。

ご自分の「死」が家族にどのように受け止められるのだろうか。

そして自分の「死」は周りの人々にどのような影響を与えるのだろうか。

経済的な負担や葬儀にかかわるその他全ての家族の不安が、その後の生活にどのような変化となって現れるのだろうか。


恐らくご自分が対象者の立場になれば、これらの多くの問題を少しでも軽減して、遺された家族の様々な負担を少しでも和らげる事を望まれるのではないでしょうか。


特定の個人に対象者を置き換えることをしないで、客観的に葬儀に対するいろいろな事をシュミレーションされれば「事前相談の意義」は自ずと見えてくるのではないでしょうか。

少人数家族葬

2010年09月16日 07時09分32秒 | オフィスシオン名古屋
喪主様をはじめ参列される家族様や親族様が少人数の場合、葬儀への取り組みは大変なものがあります。

ご葬儀は皆様で役割分担をされ、共同して執り行われるのが一般的です。

しかし喪主様だけのご葬儀であったり、3~4名様のご参列の場合では、喪主様のご負担は大きく、肉体的にも精神的にもご苦労されるケースが大半です。

やはりそのような場合は事前のお打合せ(事前相談)をされ、綿密な計画を立てなければなりません。

上手く葬儀社を活用されなければ、万が一の時に、する事なす事が手につかないような状態になってしまいます。

私はこのような場面を数多く経験してきましたが、本当に見るに堪えないような事が、現実として目の前で繰り広げられます。

ご生前のご相談は、対象者のためそしてご自分のためにも是非お勧めします。




温故知新 ②

2010年09月15日 06時58分28秒 | オフィスシオン名古屋
どんな人も今まで続いてきた事を全否定する人はいないと思います。

時代の潮流と共に、そのものが持つ価値が失われ、陳腐化していけば何時しか忘れ去られてしまうような事は有ると思います。

その繰り返しの中から常に最新鋭が生まれ、同時に歴史が生まれるような気がします

たとえ今現在最新鋭のものでも、多くの人に認められたその時点で、すでに陳腐化は始まっているのです。

家族葬は今後多くの人に認められ、受け入れられ、広まっていくと思われますが、やがて新たな価値のあるものが台頭すれば、次々とバトンタッチされていくのでしょう。

常に現状を凝視し、改善と確立の繰り返しの中から価値の創造が始まります。

オフィスシオン名古屋では、事前相談や具体的な施行の中から新たなヒントを見出し、過去からの伝統に裏付けされた「最新鋭」をご提案しています。