オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

葬儀社の会員制度

2010年06月13日 08時12分27秒 | お葬式関連
葬儀社が運営する会員制度について。


今、お葬式単価は、年々急激に下落しています。

いろんな葬儀社が「中部地方の平均葬儀単価は○○○万円!」とか言ってますが、この数字はとても不透明で、数年前のデータが使用されたり、寺院へのお布施も含まれていたりしている場合が多いのです。


何度も言いますが、ここ数年で単価は急激に下がっているのです。

正確なデータに基づいて言っているわけではありませんが、名古屋市では平均100万円を切っていると思いますし、数年後には50万円を切ると予想しています。


そこで、会員になれば数十万円も値引きされるという今のこの業界のシステムが通用するのかどうか、とても疑問です。

お葬式が数十万円でできるようになれば、今のように高額な値引きは出来なくなります。

今は、消費者がお葬式は高いものだという固定概念があるので、極端な話葬儀代金が半額になってもそのからくりに違和感を持たないのが現実なのではないでしょうか。


将来は、他の業界同様に純粋な料金システム、より透明な料金システムに必ずなると確信していますし、そうならなければいけないと思ってます。







ご自宅でのお葬式

2010年05月09日 08時50分43秒 | お葬式関連
昔、葬儀専門式場がなかった時代、お葬式を執り行う場所は、自宅か寺院しかありませんでした。

そして、葬儀専門式場が建てられ、徐々にお葬式を執り行う場所が葬儀専門式場へ移行していったのですが、最近また自宅で葬儀をされる方が増えてきているのです。


理由は、いろいろ考えられるのですが、まず一つ目に家族・親族だけで執り行うので、広くなくてよくなったからです。

二つ目に、以前は家族葬を執り行うにあたり、ご近所に対しての気遣いがあり、直接式場へ行く傾向があったのですが、これだけ家族葬が普及した昨今では、その必要がなくなってきたことも理由の一つと考えられます。

三つ目は経済的な理由です。この不景気で葬儀を質素にされる方がとても増えたのです。
葬儀費用の割合で一番高いのが式場使用料です。表面的には数万円程度としか明記してませんが、実際は15万円以上かかっていると思います。それがご自宅で葬儀をされると無料になるわけですから、かなり料金はかわってきます。

そして、最後に専門式場での事務的な葬儀に違和感を感じてきたのではないでしょうか。
どの葬儀に参列しても、どれも同じようで意義や価値をあまり感じなくなったのだと思います。そして、家族で自ら考えて、自分たちが満足する送り方を選択しているのだと思います。


他にも理由はありますが、今後故人が慣れ親しんだご自宅での葬儀はますます増えると思います。

葬儀代金のからくり パート5

2010年04月20日 06時53分50秒 | お葬式関連
最近、いろんな葬儀社のチラシに、「中部の葬儀代金の平均○○○万円ですが、弊社は○○○万円と安いですよ!」と記載してあるのをよく見かけます。

この「中部の葬儀代金の平均」というのが曲者であり、ほとんどの葬儀社が200万円以上の金額を記載しています。

この金額は、少なくとも今より2,3年以上前の金額、もしくは寺院へのお布施も含めた金額、さらにはとても葬儀単価の高い地域が含まれた平均の金額であるケースが多々あります。

私の推測では、現在の葬儀代金の平均は名古屋市及び近郊で総額100万円前後だと思いますし、なおかつこの一年でさらに急激に下がっているので、100万円を切っているのではないかと思っています。


ですから、消費者の方にはチラシなどに惑わされることなく、もっと賢くなっていただきたいので、料金はもちろんその会社の接客態度も含め、葬儀社数社をご自分の目で確かめていただくことをおすすめいたします。

レインボー色のチューリップ

2010年04月06日 05時20分28秒 | お葬式関連
先日、名古屋の生花の卸売市場が名港に移転したため、
見学も合わせてお花を購入にいってきました。

そこで、珍しいレインボー色のチューリップを見つけたので、
今回ご紹介させていただきました。
ちなみにお値段は、普通のチューリップの倍以上します。



ところで、葬儀と言えば「菊」のイメージが強いと思いますが、
弊社は昔ながらのこだわりを持たずに、故人が好きだったお花や、
季節のお花など、できる限り用意して飾らせていただいております。


チューリップやひまわり、ユリ、バラ、今の季節でしたらさくらなど、
できる限り対応し、ベルトコンベアーのような事務的な葬儀ではなく、
世界に一つだけの、故人らしいオリジナルの家族葬を目指していきたいと考えています。

葬儀社比較サイト

2010年03月30日 06時24分51秒 | お葬式関連
価格ドットコムではないですが、最近葬儀社数社に見積もりを手配し、消費者により安い葬儀社を紹介する葬儀社比較サイトみたいな会社が多くなりました。

当社もその見積もりは毎日のようにさせていただいているのですが、明らかに急増していますし、今後はもっと増えると予測しています。


消費者にとって、この比較サイトの会社が増えることはとても良いことですし、我々の業界にとっても葬儀料金がより明瞭になり競争が激しくなることによって、サービス力のアップと社会的地位の向上にもつながると思いますので、歓迎すべきことなのです。


ただ中には、葬儀社自体が自作自演で、葬儀社比較サイトを運営しているところもありますので、要注意です!

葬儀料金のからくり

2010年03月29日 05時54分39秒 | お葬式関連
ほとんどの葬儀社の葬儀料金の中に「奉仕料」「サービス料」という品目があります。

これはホテルなどにもある項目です。


ホテルは割合が決まっていますが、葬儀業界は定額が多く、いただかないところもあれば数万円以上のところもあり、各社それぞれでとてもグレーな品目です。


ある葬儀社は、「接待の係やガードマンなどの費用です。」と説明するところもあれば、「昔でいう心付け・チップです」と説明する葬儀社もあり、各社それぞれ違う説明をしているようです。


祭壇料が安くてもサービス料が高かったりするなど、見積もりを比較するときには、とてもカギになる品目ですので要注意です!

お葬式の道路看板って違法・合法?

2010年03月28日 05時54分18秒 | お葬式関連
最近どの葬儀社も、自社の宣伝目的で、道路案内看板を何十枚もたてるようになってきました。

そこで、私なりにいろいろ調べて、考えてみました。


まず営業目的の道路看板は、以前分譲マンションの看板が道路のいたるとこに立っていて社会問題になり、行政指導で一掃されたように、間違いなく違法だと思います。


では、本当にお葬式の参列者のための道路看板はどうでしょう?
法律的には、地域によって条例で明確に認められている一部の自治体もあるように、ある程度暗黙の了解で違法まではいかないようです。

ただ、必要性の面から考えて、昔はどこで葬儀を行っているのかわかりずらかったのに対し、今は葬儀を行う場所も葬儀社の式場がほとんどで限定されてきましたし、カーナビがかなり普及してきましたので、昔ほどではないと思います。


道路案内看板は、看板を立てた近隣の方に迷惑をかけるだけでなく、美観を損ない、通行する人や車に危険を及ぼします。

そのようなコンプライアンスの観点から考えても、必要最小限にするべきだと思うのです。

ましてや営業目的の道路看板はもってのほかではないでしょうか!

お部屋から故人様を偲ぶ

2010年03月15日 22時00分23秒 | お葬式関連
故人様のご自宅へお邪魔すると、生前の
生活の様子を垣間見ることができます。



こんなものがお好きだったんだ…などと
想像が走ります。


特におひとりで暮らしていらっしゃった方は
如実に故人様の性格や好みがはっきりと
現れています。



そんなお部屋の中で喪主様とご葬儀の
受注のお話をお伺いすると、言葉とは
別の故人様の生活感がご葬儀のイメージ
作りに大いに役立つことがあります。



想像する故人様のお好みからどのような
お花が相応しいのか、またどのような構成が
適切なのか見えてきます。



わたしは故人様の思いに沿った演出が一番の
ご供養になると思っています。



お話合い後のオフィスシオンのご提案に
ご満足される事が私たちの願いです。



ご葬儀にはメンタルケアーが必要

2010年01月22日 15時55分46秒 | お葬式関連
どういう理由にしろお亡くなりになった故人様の事を
心のなかでどのように整理しなければいけないのか
考えて頂くことは重要です。



まして予想もしなかったような事で、突然おなくなりに
なった場合はなかなか気持ちの整理などできるものでは
有りません。



そんな時私たち葬儀担当者として、何をなすべきか
大変悩むところです。


最愛の方を無くされ、悲嘆にくれたお姿を見るたびに
こころが痛みます。



意味のない言葉を投げかけてみても、喪主様やご家族様にとって
どれだけ慰めになるのか、判断し辛いところです。
また私たちの気持ちが変に誤解を与えてしまうこともあり得るので
慎重に対処しなくてはなりません。



適切な言葉の選択とタイミングがとても重要です。


まさに薄氷を踏むような思いで接しなければいけません。



変な同情や気遣いはかえって誤解を招く恐れさえあります。
テレビのドラマを見ているような錯覚すら覚える事があります。



真心と誠心誠意尽くさせて頂く事のみ考えていれば良いのでは
無いでしょうか。
目に前のあり得ないような事が、現実なのだと心に言い聞かせ、
喪主様への対応を考えなければなりません。



まるでガラスでできたグラスを扱うような慎重さと優しさが
必要です。

葬儀担当者にご協力を

2010年01月11日 08時38分38秒 | お葬式関連
お通夜ならびに葬儀時の担当の指示には、出来うる限り素早く従ってください。


特にごお葬儀では時間との勝負になることが有ります。
家族葬担当者は最高のご葬儀にするために、頭のなかは秒刻み・分刻みで
時間を調整しています。

またその時のタイミングはとても重要で、少しでも外すような事があれば、
盛り上がりに欠けたり、白けてしまったりする事になりかねません。


もちろんそのような事にならない様に、皆様にお願いをするのですが
久しぶりに再会されたご遠戚の方々との談話に花が咲いていらっしゃるのか
なかなかお願いが聞き届けて頂けません。



先日のご葬儀では開式前のご説明ではいろいろご案内させて頂きましたが
いざ数分前になっても、ご着席頂ける様子は、一向にありません。

仕方なく少し大きめの声で「お席について頂けますでしょうか!」と
お願をしても、もう少しぐらいは・・・とか、あるいは無視されているのか
分かりませんが、結局ご寺院様の入場と重なってしまい、他の方に
嫌な思いをさせてしまう事になりました。


私にも責任の一端があるのかも知れませんが、お願い事である以上
半ば強制するような文言や語調は慎まなければならないため
非常に難しいところなのかも知れません。


また指名焼香ではないときの、ご親族様同士の譲り合いも大変気になるところです。


一二度でどちら様かがお席を立って頂ければ良いのですが、「あなたが先に
ご焼香をして頂かないと、私は困りなす。」と言うような譲り合いが
延々と続くような光景も多く見られます。



譲り合いの気持ちや謙虚な気持ちを訴えたいことは、良く理解できますが
周りの方々から見た眼は、その場の流れを理解されない迷惑行為としか
映っていない事をご理解いただきたいと思います


より良いご葬儀に無くてはならないものは、葬儀社の技量もさることながら
ご参列のみなさまがたのご協力が重要です。



オフィスシオン名古屋ではお客様のご協力のもと、葬家様にとって最高の
ご葬儀になるように全力を尽くしています。



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葬儀職人について

2009年12月29日 08時57分43秒 | お葬式関連
以前私の好きなことの一つに

美術鑑賞と書いた事があります。

とりわけ今最も興味を持っているのが

陶磁器鑑賞です。

一般的には「陶芸」と書いた方が

正しいのかも知れませんが、私は造ることが

できませんので、専ら美術館や陶磁器資料館を

歩いています。

ある美術館でこんなことが作品の背景として

書いてありました。

「当時の窯元では、工程別に分業化されており

ロクロ師は始業から終業までのまる一日を

ロクロに向い寸分大きさの違わない徳利を

300から500本も作っていました。

それはまさに神がかり的な職人技としか

言い表せないものです。・・・」

もちろん他の工程にもそれぞれ神業を持った

職人がいて、複数の優秀な職人の中から

良い製品が生まれる仕組みができていたと

言われています。

近年国内の陶磁器産地では、中国製品に押され

斜陽の一途を辿っているようですが、

国内商品よりも圧倒的に安くしかも大量に

流通すれば必然的に衰退せざるを得ない事は

明らかです。

ではなぜそうなってしまったのか。

そしていち早く対抗するための方策を

講じることができなかったのか。

いくつか答えのある中で競合先である

中国の脅威とその実体をあえて知ろうとしなかった事に

起因するのではないでしょうか。

そして生産体制もなんら改善することもなく

現状に甘んじてしまった結果

気がつけば末期癌に侵された体に

なってしまっていたと言う訳です。

決して分業制が悪いわけでもなく、

職人制が悪いわけでもありません。

問題は職人は職人であって、営業の戦略家でも

経営者でも有りません。

むしろ職人は職人の本分を全うし

誰よりも優秀な製品を作るための努力を

ひたすら続けて来たのです。

そして新しい職人をさらに養成することに

努力を惜しまなかったことも事実です。

消費者の皆さんへ少しでも良いものを

供給しなくては時代はその存在を

認めてくれません。

葬儀業界も決して例外ではありません。

オフィスシオン名古屋として

どのような商品開発が求められているのか。

またどのようなサービスが必要なのか真剣に

考えなければいけない時期なのです。

時代の波は硬く大きな岩をも浸食して行きます。

ご意見のある方は是非ともご連絡を

下さい。お待ちしております。






郷愁について

2009年12月28日 01時07分05秒 | お葬式関連
ひとは亡くなる瞬間に何を思っているのだろう

とよく考えることがあります。

家族のこと・父親のこと・母親のこと・娘のこと

息子のこと・友達のこと・仕事のこと

楽しかったこと・辛かったこと・・・・・

そして小さい頃生まれ育った故郷のこと。

仕事や生活に忙殺されて、気にも留めないで

いらしゃるかも知れませんが、

一度考えてみてはいかがでしょう。

旅行に出かけ、ふとした風景や場面に

妙に懐かしさや癒された気持になった

経験はありませんか?

どこかに原風景があり、それを辿っていくと

お母さんと楽しく遊んだ幼い頃の記憶や

いつも厳しいなかにも優しく

見守っていてくれたお父さんの笑顔が

あるのです。

目の前のことだけに一生懸命になっていたり、

嫌な事をどうしようもなく引きずっていたり

どこかに救いと癒されたい気持ちになった時

一瞬デジャブのように映像が甦ってきます。

今を生きることの大切さを考え、その事が

どれだけ回りの人との絆となって

こころに刻まれていく事になるのか

一度考えてみても良いのではないでしょうか。

御葬儀の時間は実質1時間!

2009年11月21日 06時56分53秒 | お葬式関連
一般的にはご葬儀の1時間に、すべてが凝縮されます。

この1時間の内訳は、開式から閉式までのご寺院様による
お勤めが、約30分~40分です。

実質的には残り30分~20分が最後のお別れ式に
なる訳ですが、10分前には出棺準備に入りますので、
正味、故人様とのお顔を見てのお別れは、10分前後しかありません。

ご会葬の皆様方のご焼香や、ご挨拶に割かれる時間など
を考えると、さらにお別れの時間は少なくなります。

またご会葬の皆様方に対する気配りなどを考えていると、
故人様に対する思いはさらに希薄になってしまいます。

ご葬儀に対する喪主様ご自身のお考えや、
ご家族様の故人様を偲ぶお気持ちは
いったいどこに当てはめればよいのでしょうか。

ご葬儀の意味をどのように考えればよいのでしょう?

この先皆様方それぞれの葬儀に対する考えが、
葬儀そのものを変えていくのでしょう。

葬儀事前見積の心得

2009年11月15日 09時43分40秒 | お葬式関連
お葬式の事前見積はもちろん、相見積もりも当たり前の時代になりました。

では、どこに注意すればよいか?

まず、支払総額を比較することが大切です。

「割引率」や「○○無料!」にまどわされてはいけません。

葬儀料金は、その葬儀社が独自に設定できるので、定価を高くして割引率を高くすることは簡単ですし、○○無料として、その○○の料金をあらかじめ祭壇料金に含むことも出来ます。

このように葬儀料金は、様々な仕掛けが出来るので、最終的な総額を比較することがとても大事なのです。

次に、事前見積で明記されない場合があります。

「心づけ」「サービス料」といった項目は要注意です。

また、式場使用料は明記してあっても、寺院控室や親族控室、水道光熱費などが後日請求される場合がありますので、含まれるのか別途料金なのか確認することも大切です。

したがって、相見積をとることにより、このような抜けている項目も浮き出てくると思いますので、2社以上の見積をとることをおすすめします。

事前見積をするのとしないとでは、金額がかなり変わる場合がありますので、遺された家族の身を守るためにも、是非行っていただきたいですね。

式場の乱立

2009年09月26日 06時09分56秒 | お葬式関連
愛知県内では、もう十分葬儀式場は足りているというのに、いまだに新しい葬儀式場の建設が至る所で行われております。

以前のブログでも紹介させていただきましたが、最近1件あたりのお葬式費用で一番の割合を占めるのは式場使用料(原価10万円~30万円以上)で、さらに最近の葬儀施行単価の下落は著しく、とても採算が合うとは考えられません。

我々の業界は今飽和状態で、数年前のスーパーのつぶし合いのような状況になっているのが現状で、これからあと数年で淘汰される葬儀社がたくさん出てくるのではないでしょうか。