オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

今惜別の時

2011年04月27日 06時36分01秒 | オフィスシオン名古屋
さくらも盛期を過ぎ、花びらが空しく

散るばかりです。

窓際には生前可愛がっておみえの

3匹の猫ちゃんが何かを察したのか

窓際に寄り添っています。


半年前におつれあい様を亡くされた

時も家族葬でお手伝いをさせて頂き

ました。

とても多種多芸の方ということで、

ご趣味にもとことん心血を注ぎ込まれ、

熱中されたようです。


先回のご経験を生かされ、この度は

音楽葬をご希望され、心のこもった

ご葬儀を願っていらっしゃいました。


お父様は生前クラシック音楽をこよなく

愛され、チゴイネルワイゼンが特にお好

きとのことでした。


開式を少し早め、お勤め終了後のお花の

お別れ時にクラシック音楽による「送る

会」を執り行うことになりました。


バイオリンの名手を迎え、名演奏を背景に

ご列席のご親族様にご生前のお父様をおし

のび頂きました。


ご親族様からさまざまなお言葉を頂戴し

お父様の人となりを語らって頂きました。


第一印象から想像するお人柄より実像は

人間味にあふれ、求心力の強いお方の

ようです。

お好きだったクラシック音楽を背景に、

それぞれの方のお話の中から、お父様の

生き様をご紹介頂きました。


一見寡黙で好々爺という印象なのですが、

実は多くの多難な人生の中にあっても、

いつも人のことを想い、心に秘めた信念を

一貫してつらぬいてこられた一生であった

のでしょう。


そしてお好きであった曲とともに、その

お人柄が皆様の脳裏に刻み込まれた事で

しょう。


ご出棺の折、お父様をはじめご家族が

丹精をを込めてお手入れされた桜が

ハラハラと散るように、そして皆さんに

惜しまれるなか、お見送りをさせて頂き

ました。

葬送の曲は森山直太朗さんの「さくら」

です。

バイオリンが奏でるメロディーにのって

「今惜別の時」を迎えようとしています。















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1 コメント

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さくら (モシュ)
2011-04-29 08:51:28
素晴らしい選曲をして頂いてありがとうございました。とても心に残る葬儀ができて心から感謝いたしております。あらためてお礼申し上げます。
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