オフィスシオン名古屋 葬儀屋さんのたそがれ日記(2STAGE)

モモクロ狂のS。大和撫子のY。その他30名ほどのスタッフが日々の出来事で感じた事を書きおろしています(*^_^*)

戦争・天変地異

2011年02月27日 06時35分36秒 | オフィスシオン名古屋
リビアの国内紛争やニュージーランドの地震で

多くの方が亡くなっています。

日本は平和国家に甘んじつも、領海侵犯事件など

生命の危険に発展しかねない諸問題が山積しています。

また今後東南海沖地震等大きな地震が起こる可能性も、

否めません。

平和で平凡な毎日の中で突然の不幸は誰も予想だに

しません。

また交通事故やさまざまな事故にいつなんどき

遭遇しないとも限りません。


いつも「死」は隣り合わせのなかで、私たちは

生活をしているのです。

誰も私たちの運命を知る者はいません。


こんな日常の中で「死」を中心に考えるのではなく

むしろ「生」を中心に考えてみてはいかがでしょう。


たとえ余命宣告をされた人でも、「生」、つまり限られた

時間をいかに大切に過すべきか、考えてみる必要が

あるような気がします。


まして健常者の皆さんは、自分として納得できる生活を

片時も忘れてはいけないと思います。


あまり思い詰めては息苦しく感じると思いますが、

私たちを取り巻く環境は常に生命の危険と隣り合わせに

暮らしている事を忘れないでください。

最期の話

2011年02月26日 06時46分17秒 | オフィスシオン名古屋
今年の年始に父が亡くなった折り、

残念ながら仕事の関係で、臨終には

間に合いませんでした。

病室に着くと父はすでに目を閉じ

いつものように目で私を追いかけ

ようとしません。

まして声など聞かれようとは思いませんが、

意に反して、どこか心では期待しています。


しかし待てど父は顔も目もそして口も

動く様子は有りません。


「死んでしまった!」


自分に言い聞かせるまでに少なからずの

時間を要した事は今でもはっきりと

記憶に留めています。


一人高齢の母だけが最期の時を看取って

くれたのですが、母も父もさぞかし

心細かったに違いありません。


最期の時に父は家族にそして私に

何が言いたかったのだろうと頭の中で

さまざまな事がよぎり、父への思いだけが

空回りしていました。


私の目は安らかに眠る父の姿をどことは

なしに見つめていますが、茫然自失の

自分自身をどこかで感じていました。


少しずつ現実の世界に引き戻されていく中

看護師さんが「お洋服とお着替えをさせて

頂きます」とお声掛けを頂きます。


父はこの世から離れたくないとばかり

スーツの上着を来ようとはしません。


その状況を見て、傍らにいた私と弟で

お手伝いをさせて頂こうと、父をベット

から起こそうとした刹那、父の口から

「ああ・・・・」と

かなり大きな声が漏れてきました。


肺にたまっていた空気が逆流して声として

発っせられたのか分かりませんが、

間違いなくそれは父の声でした。


その後弟にもその事を伝えるとやはり

弟も聞いており、不思議に思っていた

ようでした。


それまで夜勤がない日は、ほぼ毎日

付き添っていましたので、父とは

いろいろ話す機会が有りましたが、

やはり何か最期に私に伝えたかった

のでしょう。


父の激しい思いがその声となって現れた

のでしょう。


私はしっかり父の気持ちを「受け止めた」と

心の中で伝えました。









遺影写真

2011年02月25日 06時34分52秒 | オフィスシオン名古屋
ご葬儀のご依頼を頂くと、ほとんどの場合

遺影写真でお困りになる事がたびたびあります。


基になるお写真を探されてはみても、なかなか

意にかなうようなものがなく、最終的には

「これぐらいでいいだろう。」という妥協

に終わるケースがかなり見られます。


恐らくほとんどの方は気にされて、探さなくては

いけないと思っていらっしゃると想像しますが、

一番後回しにされる事が多いようです。


葬儀終了後、遺影写真はお部屋のどこかに

飾られる事が多く、葬儀後も長くご覧に

なる方が大半です。

私の場合以前ブログにも書きましたが、今年の

年始に父が亡くなり、今でも毎日のように

父の遺影と語り合っています。

父の遺影は時に励ましてくれ、また時には諌め

反省を求めてきます。

少し笑みを浮かべ、生前の元気だった頃の

ひとコマです。

今はもういない父ですが、写真の中の父は

今日もとても元気です。



直葬の増加

2011年02月22日 06時36分22秒 | オフィスシオン名古屋
ここしばらく前から、直葬が飛躍的に

拡大しています。

理由として現状の社会背景があげられます。

詳細は過去に幾度となく書いてきましたので

省略いたしますが、私の予想どうりかなりの

ペースで寡占化が進んでいます。


直葬も広義では家族葬の範疇にはいるのではないか

と思いますが、現在のエンドユーザーのお考え

としては「背に腹は替えられない」という事が

本音ではないかと想像されます。


やはり経済的な理由が最も大きいと考えられます。

直葬が一般化し、さらに普遍化すれば直葬が葬儀の

基準となる事は目に見えています。


最近の葬儀社はこの結果一葬儀あたりの単価下落が

経営を圧迫し、大きく売り上げを落としています。


その結果他の葬儀社よりも大きくディスカウント

してでも売り上げ確保に懸命です。

さらにこの先「自分でできる葬儀」プランなどと言う

企画が次の中心になるような勢いを見せています。


こころや絆と言った考えと遺体処理と言う二極化時代が

近い将来台頭しそうです。

シンプルでも素敵なご葬儀

2011年02月21日 06時16分37秒 | オフィスシオン名古屋
シンプルな家族葬でも工夫によって

とても素敵なご葬儀になります。


故人様のためにいろいろな供物

生花を捧げられる方もお見えに

なりますが、今回はそういった

ものは殆んど有りませんした。


しかし熱い思いと、優しい心は

しっかりとお持ちでした。


そして通常1時間のご葬儀ですが

15分ほど長くして1時間15分の

お式です。


またご寺院様のお勤めも短くなり

開式より約20分で終了となりました。


その分、家族様によるお別れはご出棺の

時間を入れても55分と充分確保をする

ことができました。

故人様のご趣味のお話になり、遠い昔に

さかのぼって、お話に花が咲きました。

そしてお仕事のお話やご家族のお話など

さまざまな思い出が語られました。


その間故人様のおつれあい様はずっと

故人様のお顔をなぜてお見えでした。


ご自宅での家族葬、お時間もゆったり

取って頂いて、気兼ねなく故人様を

お忍び頂くご葬儀、是非ご検討下さい。



葬儀提案

2011年02月19日 06時39分12秒 | オフィスシオン名古屋
現在葬儀内容は葬儀社まかせです。

この理由はおおむね一般の方が葬儀について

知らない方が大半だからと言っても過言では

ないはずです。


しかし最近ではマスコミや葬儀社の広告媒体

によって一般消費者の方々も興味を持ち始め

自ら「知る」努力をするようになりました。


「知る」努力をすればするほど現在の葬儀に

対し矛盾を感じる方が多くなり、まず不必要

なものの排除が始まりました。

従来は何が必要で何が不必要なのか知る術も

なく葬儀社の言われるまま葬儀が執り行われ

てきました。


その結果大きく予算を超えた請求をされたり、

思い通りの葬儀ができなかったと言った問題が

クローズアップされる事になりました。


家族葬や直葬の寡占化が取り沙汰された理由は

このような背景が有り、今後さらに新しい葬儀

形態の台頭が始まる事は必至です。


今後「葬儀提案」は葬儀社がするのではなく、

むしろ一般のエンドユーザーがするようになる

でしょう。

その時の「葬儀提案力」が葬儀社間の雌雄を分ける

判断基準となる事でしょう。

オフィスシオン名古屋では多くの経験値と将来の

「葬儀提案」を見こして、新しい葬儀形態の

バリエーションを開発中です。

故人様への思いや家族・親族のお考えはまさに十人

十色である以上、画一的な葬儀形態が崩壊する日は

そんなに遠い将来では有りません。






不安

2011年02月18日 06時47分53秒 | オフィスシオン名古屋
こんな事前のご相談が増えてきました。


対象者はご自身です。


「今から病院へ入院します。

ひょっとしたらもう生きて帰って

これないかも知れません。」


切実な思いでの、お問い合わせです。


「私には頼る者もいません。

子供は遠くに嫁いでいる娘が一人だけです。」


「しかし迷惑もかけられません・・・・」


「だから自分の事は自分で考えておかないと・・・」


不安そうな声が電話の向こうから伝わって

きます。

「直葬とはどういうことですか?」


私が内容と費用の事をご説明をさせて

頂くと、半ば安堵した溜息がかすかに

聞こえてきます。

そして「万が一の時はいつでもお電話さえ

下されば、総て私共が責任を持って対応を

させて頂きます・・・・」とお話をすると

堰を切ったような明るいお声で、


「良かった。本当に宜しくお願いしますね・・」


とお答え頂きます。


重く苦しい背中の荷物を、ようやく下ろす事が

できたかのように、再度大きな溜息が洩れた

ような気がしました。


オフィスシオン名古屋ではたとえお電話の

お問い合わせでも、あなたのまた最愛の人の

ためのご相談をお受けしています。


匿名でも結構です。

ご葬儀の悩み事なんでもご相談下さい。







おじいちゃん勝たせて!

2011年02月16日 06時00分57秒 | オフィスシオン名古屋
私が担当をさせて頂いた葬家様の

お話です。

お亡くなりになったのは喪主様の

お父様です。

喪主様にはお子様がおみえになり

故人様からはお孫さまになります。


お孫さまは或るスポーツ大会の

予選に参加されていらっしゃると

いう事でご葬儀にはおみえになって

いらしゃらないようです。


あと少しで全国大会の出場権が

得られるという事で大事な試合に

なっているとのことです。


亡くなったおじい様もご生前に応援を

なさってみえたようで、家族ぐるみで

応援をされていらっしゃいました。


結果は喪主様の願いが届いたのか

「おじいちゃん勝たせて!」の

言葉どうり良い結果になったようです。


おじいちゃんとの絆を確かめる事が

できました。


これからもおじいちゃんのお顔と

感謝の気持ちを忘れないで下さいね。


お孫さまのご活躍を心よりお祈り

しています。

頑張ってくださいね!







花のお別れⅡ

2011年02月15日 06時16分51秒 | オフィスシオン名古屋
出棺前の最期のお別れ。


喪主のご経験のない方はこの最期の

お別れをどのようにするべきか、

判断すらお出来にならないでしょう。


精神的に不安定な状況のなか、分からない

事の連続がさらに追い打ちをかけるように

不安を助長します。


このようなとき、ご自分の思いのままの

お別れができるものか、いささか疑問です。


葬儀は喪主様とご家族様のためのものです。

もちろん故人様の事も含め葬儀の内容と、

最期のお別れに、ご自分のお考えが有れば

充分ご相談をなさってください。


お別れの時間や具体的な内容を、直接担当者に

ぶつけて下さい。


家族葬専門葬儀社としての豊富な経験値と

多くのバリエーションの中で、あなたに

取ってきっとご満足のいくご葬儀が、ご提案

できるものと確信しています。


ポピュラーな「お花のお別れ」ばかりでなく

ご生前の楽しい思い出や、故人様との絆を

盛り込むことも可能です。




 

お花のお別れ

2011年02月14日 07時07分27秒 | オフィスシオン名古屋
寺院様のお勤めが終わり、ご出棺までの

わずかな時間が最期のお別れとなります。


火葬場によっては少しお別れのお時間を

取って頂けるところも有りますが、実質的

にはご出棺前に限られます。


したがってお顔をご覧頂きながらのお別れは

ほんの15分ほどです。


もちろん葬儀前に充分お時間をとって頂く

事は可能ですが、葬儀式でのお別れは

物足りなさを感じざるを得ません。


まして疎遠の方々や、仕事等の義理による

参列の方が多くいらっしゃる場合は、他に

気を使う事が多く、満足のいく内容とは

なっいていないようです。


一般的に出棺前のお別れは「お花のお別れ」が

多く、それぞれの方の思いをお花に託して頂き

最期の時を送られるようです。

また同時にご自分のお気持ちをお言葉として

述べられます。


私は以前から家族葬の場合、この最後のお別れ

のお時間を少しでも長くさせて頂いたり、

ご家族様に合わせて内容を変化させる事

が重要と考えてきました。

また家族葬の特徴を最も表現しやすいポイント

として取り組んでまいりました。


喪主様を始めとしてご家族様のお考えを事前相談時に

お聞かせいただければ、その思いを必ず反映させて

頂いています。


オフィスシオン名古屋ならではの心に残るご葬儀を

ご一緒に考えてみませんか。



残像

2011年02月12日 06時53分23秒 | オフィスシオン名古屋
何気なく目を閉じてみる。

そこにはあなたの優しい笑顔が宿っている。

何か言おうとしている。


懸命に理解しようと口元を見つめる。

囁くような動きの中にあなたの意思を読み取る。


もどかしさだけが駆け抜けていく。


亡くなった今も残像として残っています。

何気ないいつものあなたのすがた。


「元気ですか?」


意味もなく問いかけた言葉に、矛盾すら

忘れている。


「何してる?」


瞼の中にはいつものあなたが何も変わらず

動いている。

相変わらずせせこましく。

無駄に一生懸命なのが、やはりあなたらしい。


振り向きざまに声をかけてくる。

今度ははっきりと読み取れた。


「げ・ん・き・か!」




共に生きる

2011年02月11日 07時13分38秒 | オフィスシオン名古屋
個性化時代といわれる現代ですが、

人は人、我は我と言った不干渉主義が

まかり通っています。

家族関係また広義には人間関係がさまざまな

要因によりぎくしゃくする時代でもあるようです。


このような時代背景から、あえて「絆」や「結びつき」

などの言葉が注視されるようになったのでしょう。


優しく楽しくそして厳しくもある生活の中から

人間形成が生まれ、家族の愛情が育まれるのでしょう。


また、「人間は一人では生きていけない。」とも言われ

ますが、少子高齢化社会の中にあって、独居老人の

孤独死が取り沙汰せれています。


このような現代において、どのように終焉の時を迎えるか

他人事では有りません。



ご葬儀の事前相談ではよく「子供たちに迷惑はかけたく

ない。」と仰る方がたくさんお見えになります。


常識的な範囲内のご葬儀で在れば、親の葬儀は子供が

責任を持って執り行う事が通例でしたが、最近では

そうでもなさそうです。

自分の事は自分が考え、葬儀費用も自ら用意をして

おかなければならないような家庭環境がほんとうに

望ましいものなのか疑問です。

「共に生きて」こそ家族でも有る半面、子供に対する

思いやりも親の愛情だとすると、現代社会の難しさは

葬儀にも影響を与えそうです。







面影

2011年02月08日 06時32分50秒 | オフィスシオン名古屋
最愛の方の死。

若い方や突然の死。


残されたご遺族の心痛は、お察しするに

余りあるものが有ると思います。


故人様との係わりが強ければ強いほど

心の傷が癒えるまでに、大変な支えと

時間が必要となるようです。


また故人様以外の方々の思いやりや

少しでも癒されるものをお持ちであれば

回復されるまでの時間は多少緩和される

と思われます。


しかし故人様のお顔を不意に思い出される

度に、在りし日の係わりに涙する事も

たびたびです。


忘れたくないと思う気持ちと、辛くて忘れ

なくては、と思う相反する心の葛藤に苛まれる

毎日です。


こんな心の整理が、家族葬にはできる可能性が

あるのです。




変化を読む

2011年02月06日 06時33分40秒 | オフィスシオン名古屋
葬儀業界の「変化を読む」。

言いかえれば市場ニーズを読むと言っても

良いのかもしれません。


企業はあくまでもこの市場ニーズに沿って

商品を構築し、ニーズに応える事によって、

企業拡大を図っていくものと考えられます。


つまりニーズのない商品(葬儀スタイル)は

やがて陳腐化し、同時にその企業も衰退を

余儀なくされる事は間違いありません。


ただ急激に変化する場合も有れば、緩やかに

変化する場合もあり、いずれにしてもその動向

から目を離すわけにはまいりません。


現在消費者ニーズへの対応が遅れていたり、

見逃している企業は、売上減少の原因を

他に求めたり、意味のない価格競争に走って

みたりして、本来の軌道に修正しようとは

していません。

まして商品の付加価値を求め、消費者ニーズを

先行して提案できるような企業は、残念ながら

殆んどないと言っても差し支えないでしょう。


オフィスシオン名古屋では、実際の施行より得た

豊富なデータにより、この消費者ニーズへの対応を

いち早く取り組み、現在多くの方にご満足を

頂いています。

今後もニーズからウォンツへの移行を視野に、

時代の求める方向性を見極め、さらなる付加価値の

追求を掲げています。