南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

ドラマ「チャレンジド」に感動

2009-10-10 23:59:58 | Weblog
NHKのテレビをつけていたら、土曜ドラマの「チャレンジド」と
いう番組が始まりました。何気なく見ていたら、主人公の学校の
先生が目が見えなくなっていくという設定。思わず、見入ってし
まいました。そして最後は感動して、めちゃくちゃ泣けてしまい
ました。こういう設定、すごく弱いんですよね。

このドラマのタイトルが「チャレンジド」ということも知らずに
見ていて、見終わった後で、「チャレンジド」というタイトルだ
ということを知りました。同僚英語教師、山崎ロビンソン武役の
川平慈英さんが、障害者のことをアメリカでは「チャレンジド」
と言うんだと説明する場面が番組の終わり頃にあるのですが、
実は私もこの言葉、始めて知りました。聞いたことはあったの
ですが、はっきり意味を理解していなかったのです。

障害者というと"Disabled"という英語がよく使われますが、これ
だと、ちょっとネガティブ。「障害」というのもそうですね。
劣っているというのではなく、「試練を与えられている」という
感じで"Challenged"という言葉が使われるようになったのですね。
しかしこの辞書の定義に出ているような「努力を必要とする」と
いう解釈だと、ちょっと逆に顰蹙を買いそうな気がしますが。
まあこれは辞書の日本語の定義だけの問題ですが。

さて、このドラマ、塙啓一郎(佐々木蔵之介)という国語教師が
38才の若さで全盲になり、仕事を辞め、リハビリを受けるが、
全盲でも教師を続けられることを知り、様々な苦難を乗り越えて
静岡の中学校に勤め始めるという話です。

彼を支える奥さん役の富田靖子さん、いいですね。何か久しぶり
にテレビで見た感じです。旦那さんが全盲になっても、しっかり
明るく支えてくれている。盲導犬のポン太といい、主人公の
塙先生は、まわりの支えがあってとてもラッキーです。普通
だったらこんなに運良く回りのサポートは受けられないんだと
思います。

そして中学校の校長先生役の西郷輝彦さん。現場の教師の反対を
押し切って、塙先生の採用を決める。ここでも塙先生は運が
良いです。彼の好きな「走れメロス」のように、決してあきらめ
なかったからこそ道が開けたということなんでしょうか。

最初、同僚教師たちが、塙先生に冷た過ぎるのですが、これも
ドラマのパターンですからまあよしとしましょう。川平慈英
さんとか、体育教師役のくわばたりえさんとか結構いい味出し
ていると思います。

そして、パニック症候群で教室にはいれなかった女子生徒が、
全盲でもがんばる塙先生に刺激されて、教室に入ってくる場面、
泣けてしまいますよね。佐々木蔵之介さんの演技も最高です。

これからの展開が見物です。