南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

架空のオリンピック招致プレゼン・お笑いパロディ版

2009-10-06 00:45:01 | オリンピック
東京のプレゼンに関して、どのように改善をしたらよかったの
かを考えているうちに、こんなものが出来てしまいました。
かなりふざけてしまいましたので、きっと様々な方面からお叱
りをちょうだいするのではないかと恐れております。従って、
まずこれを読むにあたっての注意事項を述べておきたいと思い
ます。

事前の注意事項
●オリンピック招致委員会の関係者の方は読まないでください
●生真面目な性格の方は決して読まないでください
●最近のお笑い番組が嫌いな方は読まないでください
●東京のプレゼンが最高と思っていた方は読まないでください
●以下の内容は現実の人物、事実とは全く関係がございません
●検索されないように固有名詞はイニシャルでぼかしてあります

よろしくお願いいたします。

架空のオリンピック招致プレゼンテーション

会場内から少しよどんだ水色のレオタードを来た新体操の選手らしき女性が、リボンの演技をしながらステージに駆け上がる。サプライズとして直前までその起用が極秘に伏せられていたお笑い芸人「いとうA子」の登場である。会場の選考委員たちにとって、彼女のそのそれほど魅力的でもない外観は、期待を裏切られたという感じで、本来の意味でのサプライズ(=びっくりすること)となった。

「朝倉南、もうすぐ40才!アイ・アム・アラフォー。実現の見込みもないのに、いつまでも夢にしがみついている人々の世界最大級のグループを代表して、今日私はここに来ました。この歳になると、人にいくら無理だよって言われたって気にしない。そんなんでくじけてたら、世の中生きていけない。支持率が低くたって、へっちゃら。だって、南これまでに実現した夢はゼロ。さて選考委員の皆さんに質問です。東京が決まる確率と、私が結婚できる確率、どっちが高いと思いますか~?(一瞬の間の後、笑顔で頷きながら)もちろん、東京が決まる確率よね?よかった。じゃあSee you in Tokyo!」
リボンの演技で颯爽と去っていく朝倉南こと「いとうA子」であった。その天真爛漫な自虐性が委員たちの同情を買っているようにも見受けられた。

その次に登場してきたのは、何とアントキのIの木。ジャケットを着ているが、お決まりの赤いタオルをマフラーのように首に掛けている。
「元気ですか~!元気があれば、オリンピックもできる。支持率なんて気にしない。オリンピックに一番必要なものは、現金ですか~!そうです。先立つものは金。金メダルのキンではなくて、カネ、カネ、カネですよ!東京は経済力抜群!それに環境!このままだと地球温暖化のために、オリンピックは継続できなくなってしまいます。それを食い止めるには、オリンピックは東京でやらなければダメ!東京には寒いギャグのお笑い芸人がいっぱいいます。それこそ温暖化防止の秘策。これからは寒いギャグで、お笑いも地球温暖化防止に貢献していきます。1、2、3、ダーッ!」
選考委員たちは同時通訳を介して彼のプレゼンテーションを聞いていたのだが、同時通訳があまりうまく通訳できなかったのか、首を傾げている人々が多かった。しかし、会場に流れている寒々とした空気は、奇しくもアントキのIの木の意図した結果に一致していた。結果オーライである。

次に、大きな段ボールを引っ張りながら登場してきたのは「もうC学生」である。「少々お待ちを~、しばしご歓談を~」と言いながら、段ボールをセットしている。「段ボールリサイクルリサイタル」というプレゼンテーションは、日本が強調するエコを具現化したものに違いないと、各国の選考委員は固唾を飲んで見守っていた。やがて準備が整ったのか、「もうC学生」のプレゼンテーションが始まった。
「コント、2016年東京オリンピック!」
おいおい、コント仕立てでプレゼンをするのかよと、各国委員の興味はさらに高まるのであった。もうC学生は、三つ折りになっていた大きな段ボールを広げた。会場から一斉に驚きの声があがった。そこには東京の地図と各競技場の施設の詳細が奇麗に描かれていたのだ。
「今回の東京オリンピックの設備は、周囲8キロの円の中に入っているんだって~。だから選手やお客さんも一つの会場から別の会場にすぐに移動することができるんだよ~。便利だね~。それに環境をすごく大切にしているんだよ~。首相も環境をとても重用視しているからね。地球も喜ぶオリンピックなんだよ~。タメになったね~、タメになったよ~」
最後のところで登場した二羽の鳥は、H山首相にあわせて鳩になっているという細かい演出が憎かった。もちろん海外の人にはそのようなことは伝わるよしもなかった。しかし、子供の視点で東京オリンピックの構想を語らせるという見事な仕掛けには、選考委員もうなっている感じだった。

さて、次に登場して来たのは、H山首相ご本人であった。
「アイアムノットアコメディアン(私はお笑い芸人ではないんだけどね)」と英語でぼやきながら登場してきたH山首相は、金色の勝利ネクタイをしていた。「私は妻の幸とコペンハーゲンダッツまで来ることができて、とても幸せです」(一同爆笑)「タンクーベルは言いました。スポーツとは精神と肉体の友愛であると。そう、友愛こそは、実は私の理念。You & Iなんですよね。違うか?」(一同大爆笑)「(まじめな顔をして)だから、私は、ものいいじゃないですよ」(さらに爆笑)
そこに響(Hびき)のみつ子が、小谷M子さんやA木田裕子さんが着ていたのと同じ衣装で登場してくる。
「先輩!先輩~!」
H山「私、あなたの先輩じゃないですけど」
みつ子「私の人生の大先輩!結婚してください」
H山「おっと突然ですが、私には妻の幸がいるし...」(と会場内に目配せ)
みつ子「じゃあ、わかりました。せめて一つだけお願い聞いてもらえますか」
H山「私にできることならば」
みつ子「オリンピックを東京に持ってきてください!」
H山「そ、それはちょっと難しいかもしれない。以前、それは時代錯誤だと反対もしたことがあるし、M主党の仲間たちにどう税金の無駄使い防止との整合性を説明したらよいのかまだ悩んでいるし,,,」

そこに、DきDきキャンプのJバウアーのモノマネで有名な岸が登場してくる。
岸「大統領を困らせているのは誰だ!」
H山「私は大統領じゃなくて、首相、しゅしょう」
岸「日本の首相を、大統領と間違えて呼んでしまったことを.....(しばしの間) 本当に申し訳ないと思っている。わかりました首相。私が来たからには大丈夫です。おい、そこのテロリスト、首相を困らせるのはやめろ!」
みつ子「テロリストじゃないですよ~。でも、謝ればいいんですね、謝れば(怒った顔で)すみませんでした。アイムソーリー。You are 総理」(とH山を指さす)
H山「Yes, I am 総理。こんなことなら、東京にオリンピックを招致してやる~!」
岸「それではオチになりませんよ、大統領」
H山「だから、首相だってば~」
岸「We Are Sorry(総理)!」
(一同爆笑の中に「駄洒落じゃねえか」という我が家風の声が聞こえたような気がした)
なんだかよくわからない首相スピーチになってしまったがとりあえず、存在感は示せたのであった。

その後に、いがWゆり蚊が、何とチェンバル語で応援演説を行い、委員たちの度肝を抜いた。東京はチェンバル語というマイナーな言語まで使って、その国際性をアピールしたのだ。またアスリートの代表として、弾丸JャッキーとTンゲンなどがスポーツの魅力を肉体的に語った。そして東京の締めで登場するのが、詩吟師範代のT津K村である。日本を意識しての和装での登場である。
K村「詩吟師範代のT津K村です。今日は、オリンピック東京誘致を詩吟に乗せて吟じてみたいと思います。吟じます。2016年~、オリンピック開催地が~、もしも東京に決まったら~、なんだか今日いけそうな気がする~。あると思います」
選考委員から「No way!」という国際的な突っ込みが入って、会場は騒然となったが、とにかくプレゼンは無事に終了した。

このプレゼンはやはり落ちた。日本のお笑い芸は国際的には通用しなかったのか。ここで満を持して登場してくるのが、顔面リーサル・ウェポンのザブンGルの加藤だ。そして一言、言い放った。「悔しいです!」。顔を引きつらせて去って行くなか、「エリザベス!」と叫んだのは、おそらく次のオリンピック開催地のロンドンのEリザベス女王に敬意を表したのに違いない、と海外メディアは一斉に加藤の国際的センスを褒めたたえた。

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どうもたいへん失礼いたしました~!