南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

深セン到着

2006-08-28 00:02:52 | アジア
深センに到着しました。空港の真向かいにあるVienna Hotel(維也納
酒店)という格安ホテルに宿泊しています。この上の写真の中央部分
に見える建物がそれですが、168元と大きな垂れ幕が出ています。
日本円にすると2500円ちょっとの値段です。空港のそばなのに、この
驚くべき低価格!空港からタクシーに乗ったら15元(300円以下)で
着いてしまいました。ほんと歩いても来れる距離なので、タクシーの
運転手にしたら迷惑だったのでしょう。

空港の至近距離なのに、このホテルの付近は、殺伐とした何もない
場所です。ホテル自体も、ちょっと大丈夫かなという雰囲気でした。
フロントのカウンターはあるのですが、レストランも無ければ、喫茶
店もない、売店もないというシンプルさ。もうちょっとちゃんとした
ホテルにしておけばよかったかなと後悔しながらチェックイン。

フロントの女子服務員は、中国語しかできないのでここでも一苦労。
私のパスポートを出しても予約は入っていないという。でも部屋は
あるので、どんな部屋がいいのかと聞かれているような感じでした。
でも確かに広州の広告代理店の人に予約を入れてもらっているはずな
ので、書類を見たら、私の名前ではなく、その会社の人の名前で予約
が入っている模様、その何とかさんの名前で予約という文章を紙に
書いてみたら、すぐにその予約なら入っているとのこと。とにかく
無事にチェックインすることができました。

こんなホテルなので、インターネットは最初からあきらめていたの
ですが、部屋の机の壁際にAMPと書いたソケットが。これは何だろう
と、持参してきたイーサネットのケーブルを差し込んでみたら、何と
かちっとはまります。まさか、インターネット接続ができるのかと
自分のパソコンを繋いでみたら、何と、何の手続きもしないのに繋
がってしまうではありませんか!これはびっくりでした。

部屋のどこにもインターネット接続のことなど書いてないのに、
つながってしまったのです。ちゃんとしたホテルだと、一日の接続
料金がいくらとか説明があったりするのですが、このホテルはそん
なことは関係なく、接続できてしまうのです。まさかこの世の中に
接続が無料のホテルがあったとは驚きでした。こんなの生まれて
始めてです。

チェックインした時は、こんなホテルは二度と泊まりたくないし、
また誰にも推薦したくはないと思っていたのですが、インターネッ
ト接続ができてからというもの、このホテルに対する見方が180度
変わりました。よく見ると、部屋のインテリアも値段のわりには
洗練されているし、調度品もそこそこいいです。ベッドもタオルも
清潔で、悪くないです。

レストラン設備がないので、朝食をとることはできないとか、買い
物をする場所もないというのが問題ですが、値段とインターネット
接続ができる一番安いホテルということで、ここは結構気に入って
しまいました。

また窓の外に空港が真正目面に見えるので、雰囲気としても悪く
ないです。

明日の朝は、ここから30分くらいの工場まで撮影のために行く予定
なのですが、何と、このホテルのマイクロバスで無料で送ってくれ
ると言うのです。先ほど広州から到着したカメラマンとそのスタッフ
(総勢4名)と、私がやとった通訳がいるので、マイクロバスは非常
に助かります。しかも無料というのがすごい。

何もかもがカルチャーショックの初日の深センです。