南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

婚姻届

2006-08-01 00:58:39 | シンガポール
この写真はシンガポールの日本大使館の建物です。本当はこの
ような所で写真を撮ってはいけないのだと思いますが、私の中
のジャーナリスト精神がシャッターを押させたのであります。
車の中からこっそりと撮影したのですが、後で写真を見てみた
ら、この建物は、人の顔に見えるではないですか。二階の窓が
二つの目で、その下に横長の口がある。目は、二重まぶたのよ
うでもあり、口は歯を見せて笑っているようにも見える。

これを建築した人はそれを意図していたのでしょうか。でもこ
れは明らかに意図的ですよね。何か子供が遊びで作った建築み
たい。親しみを感じさせるという意図で作ったのかもしれま
せんが、何か不思議な雰囲気の建築ですね。

ここまで入るのは厳重なセキュリティーを通過なければならな
いのですが、このスペースが駐車場になっています。数台しか
駐車できませんが。今日は早い時間でもあり、車は一台しか停
まっていませんでした。前の3月末に来たときは、車を停める
場所がなく苦労しました。

右手の数段の階段を上がって中に入ると、各種届出の受付窓口
があります。ボタンを押して番号札をもらって待ちます。
ところで今日、何のためにここに来たのかと言いますと、非常
にプライベートなことで恐縮ですが、実は「婚姻届」の提出の
ためなのであります。

昨年の12月8日にハワイで結婚式をして、今年の
5月7日に東京の銀座で披露宴パーティーをして、そして7月
の31日にやっと婚姻届を提出と、何か異様にスローペースの展
開です。そして同居するのはまだ少し先という、まるで亀
のようなノロさ。さぞかし皆様いらいらしておられるのではと
お察し申し上げます。まあ、私の場合は50を過ぎておりますの
そんなに焦ってもしかたがないですが。(え?焦らないと天国
に行ってしまうって?それもそうですけど…)

さて届出の提出の話でしたね。実はこの届出用紙は何ヶ月か前
にもらっていました。本籍を全く異なる場所に作る場合は、
書類が3通いるのだそうですが、どちらかの本籍地を本籍に
する場合は2通でよいということでした。戸籍謄本も2通必要
でした。戸籍謄本は有効期限が3ヶ月以内で、私の場合は今年
の5月1日に弟にとってもらったもので、7月31日が3ヶ月の
ぎりぎりの日にちでありました。

窓口に書類を提出したときに、新本籍が下町娘の本籍と
ちょっと違うというチェックが入りました。新本籍を東京にし
たのですが、下町娘の本籍地は、現住所と番地
が異なっているのです。引っ越したわけではなく、地名の変更
があったりして同じ場所で番地が変わってしまったということ
のようです。そうなると届けでが二枚じゃなくて三枚となる?
とヒヤヒヤしたのですが、しばらく時間があって担当者が窓口
に来て、これで大丈夫ですとのこと。ほっとしました。

妻の職業のところとか何も書かなかったので、それでいいのか
どうも心配だったのですが、そういうところは全然指摘がなく、
「本日付けで受理されました。おめでとうございます
と言われました。ガラス窓越しにマイクの声でそう言われると、
他の人も聞いているので、照れてしまいます。

この日は待ち合い室に二三人しかいなかったので、よかったです
が3月末の午後行ったときみたいに十数人待っているところで
言われたりしたら大変なことだったなあと思います。

とりあえず、ここで受理されたのですが、これからこの書類が
二人の本籍地に送られて、本籍の編成作業が行われるとのこと。
届が受理されたからと言ってまだ、証明書はできないということ
でした。長くて一ヶ月くらいかかる場合もあるとのことです。

これだったら、ひょっとして東京で入籍手続きをしたほうが処理
が早かったのかななどと思ったりしますが、シンガポールでの
入籍というのもまたユニークな経験となりますね。

なんだかこのようなことは、この年になっても分からないこと
ばかりです。ではまた。