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終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

オニグルミを虫から守りたい

2022年02月18日 | DIYを楽しむ生活

我が家の中央にあるデッキ正面に立つオニグルミの木、家を建てる前の15年ほど前に、キクイムシか分からないが虫の侵入被害にあったシンボルツリー。

辛うじて生き残った幹周辺部が成長し続けて、なんとか現在まで枯れずに至ったのだが、いよいよ樹木の中心部が空洞化し、幹の内側にキクイムシ幼虫が侵食続けているのが確認できた。腐った部分や虫を綺麗に取り除き樹木を治療してやる必要がある。自分でやってみることにした。

斜面の途中にあるこの木、脚立でチェンソーを使って清掃作業をするには、あまりに危険が伴うので単管パイプ足場を組むことにした。

下から上に向け幹中央部の黒い部分がキクイムシの食害にあっている箇所。この部位の空洞内部をチェンソーの刃でキクイムシが居そうな表皮を薄く削り取った後に、殺菌塗布剤(トップジンMペースト)を塗ってから、空洞に発泡ウレタンを充填して埋めるのが良いと判断した。やってみよう!

単管ベース台が地面にしっかり着いているとはいえ、足場が斜面下に傾かないように、幹と足場を単管パイプで接触させて転倒防止を図った。

足場に使っている単管パイプ・クランプ類やアルミ足場板は、産業廃棄物中間処理場に行って廃棄物の山から探し出して買ってきた中古品だ。

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2022年03月31日 | DIYを楽しむ生活



二種電気工事士試験結果通知

2021年08月21日 | DIYを楽しむ生活

7月17日の技能試験を終えてから約一か月、「試験結果通知書」が届いた。試験時間内に余裕を持って作業を終えることができたので、試験に通る自信があったとはいえ結果を確認するまではなかなか安心できないでいた。

電気工事士免状申請書(技能試験会場で配布された)に記入して、住民票一通、写真二枚(4㎝×3㎝)、試験結果通知書、申請手数料5,300円を持って申請に行ってこよう。

免状が交付されるまで申請してから一か月少々かかるそうだ。私の生活にとってこの資格免状を取得したからといっても何ら経済的に変わるものではないが、堂々と屋内配線作業ができるくらい。

どんな資格でも、合格するための勉強はしなければならない。学生時代は勉強も試験も好きになれなかったが、年を取ってからの勉強はなぜか楽しく充実した。

私の個人的な感想ですが、二種電気工事士試験を受けて思うことは、参考書や問題集は色々な出版物が本屋に並んでいて、どれがいいとか一概に言えません。人それぞれ勉強法も違い「重要要点派」、「詳細解説書派」と好みがあるからね。

それでも一つお勧めできるWEBサイトとして「電気の資格とお勉強」を検索してみることをお勧めします。このサイトは電気に関して試験に出る要点から電気理論の解説まで、解説が丁寧でページの階層が深く、サイト記事を読むだけでも勉強でる。

技能試験対策に役立つWEBサイトとして、事前公表候補問題13問の複線図の書き方と器具の結線作業の要領を解説しているHOZAN(ホーザン株式会社)のYouTubeを観て作業手順を勉強するのが合格への早道ではないかと思います。

次は宅地建物取引士試験にチャレンジしようかな



自作サイクロン集塵機受け台

2019年11月22日 | DIYを楽しむ生活

手作りサイクロン集塵機を置く受け台作り

作成したサイクロン集塵機の吸引装置に古い掃除機を利用し、集塵機に掃除機ホースを繋げている。集塵機には木屑を集塵するための長いホースが繋がっているのでホースだらけで邪魔くさい。

これらが床に別々に置いてあったら場所を取るし、足を引っ掛ける危険がある。そこで二つを一体化する目的で受け台を考案した。

すべてが一体化したHITACHやRYOBI、BOSCHなどの製品とは比較対象にもならないが、試行錯誤して集塵機能を手に入れた手作り感は理解していただけるかと思う。

サイクロン集塵機を置く受け台の寸法図
直径300㎜のペール缶の穴をあけた天板。(Jw_cad 寸法図はすべて拡大する) 穴の下に見えるのが集塵機本体を載せる中板。
背面カバーには掃除機の排気口と電源コードの穴を。 背面からの画像。
使用する掃除機のサイズに合わせて寸法決めし、掃除機のキャスター部分をくり抜き安定させている。 正面からの画像。
側面板の寸法図。 受け台の底には移動キャスターを取り付けた。

自作サイクロン集塵機後編

2019年11月22日 | DIYを楽しむ生活

手作りサイクロン集塵機作りから学ぶこと

サイクロン集塵機を自作してみて思うことは「大変だった」が「楽しかった」ことでしょう。何でもやってみないと分からないことがありますね。

ガルバリウム鋼板をジグソーで自在な形に切ることができる。ブラインドリベットを使って色々な形に組み合わせて作れること。これは勉強になりました。

インパクトドライバーに六角軸木工ドリルを取り付けて穴あけするとき「神沢ドリルガイド」があるとミニ卓上ボール盤と同じように垂直に穴をあけることができるが、スピード調節が難しい。

切る、穴をあけるを書いてきましたが、トリマーを使って溝を削れなかったら高い密閉性を作ることができなかっただろう。刃が高速回転するトリマーを取り扱う時は特に緊張した。

レジューサー内でサイクロン流を起こし、吸引装置に木屑を吸い込ませず集塵ペール缶に集めるかが難題だった。サイクロン発生原理について少し勉強したが吸引パイプと集塵パイプとの位置関係が重要であることが分かった。

部品や製品を買えば解決するが手作りを楽しむのもいい。

サイクロン集塵機完成までの手順を記事にしましたが、ここで体験した経験から何でも作れそうな気にさせてくれたことが収穫だった。

サイクロン集塵機の木工作業
集塵機のサイクロンを発生させる吸引、集塵パイプの位置関係を示した Jw_cad寸法図。 表面加工型枠用合板二枚の塗装側を合わせて仮留めし、裏面に切り取り線を書き電動ジグソーで切る。
丸く切り取った材にパイプを取り付ける穴をホルソーを使って開ける。 裏面を表に戻し、表が二面になるように留めてレジューサーと接する蓋にトリマーで溝を掘る。
ペール缶の蓋で集塵機底部にゴムパッキン張り付け部分をトリマーで削る。 ドリルスタンドを使って集塵機上部蓋と底部蓋をステンレス管にボルトを通し固定する穴あけ。
ペール缶の蓋側双方にゴムパッキンを挟みレジューサーを固定しシーリング材を隙間に充填。 レジューサーと接する蓋にトリマーで溝を掘りゴムパッキンを挟んで気密を確保している。
掃除機ホースを接続する直径40㎜長さ100㎜の吸引パイプ上側の Jw_cad寸法図。 吸引パイプ上側は蓋の裏側から固定しシーリング材を隙間に充填。
レジューサー(異径継手)内の吸引パイプ下側の直径60㎜長さ100㎜ Jw_cad寸法図。 吸引パイプ下側はブラインドリベットで留めてシーリング材を充填。内側に直径40㎜の吸引パイプ上側がある
レジューサー(異径継手)と吸引パイプ側の蓋接合部分には共にゴムパッキンを挟んで気密を確保している ペール缶の蓋で集塵機底部にゴムパッキンを張り付けて気密性を確保した。隙間にはシーリング材を充填
サイクロン集塵機とペール缶を固定するキャッチクリップは取り付け位置に注意がいる。 ステンレスキャッチクリップ(小)の詳細寸法図。各メーカーから色々な形状のものがある。

自作サイクロン集塵機前編

2019年11月22日 | DIYを楽しむ生活

異径継手を使ったサイクロン部材の加工

私が持っている電動丸ノコ、ベルトサンダーは集塵機能を備えているので木屑の心配がいらない。

木工作業のなかでも電動カンナを使用するとき木屑がもっとも出ますね。電動カンナには集塵アダプターが用意されていてサイクロン集塵機のホースをつなぐことができ木屑を集めることができる。

集塵機は市販製品が色々売られていて、製品を買って使うのが手っ取り早いが、木工で遊ぶのであれば集塵機から自作するのも面白いではないか。

自作サイクロン集塵機をネットで見ると色々なアイデアで製作されていることがわかる。

サイクロン集塵機のパーツ部品には完成品に近い市販のサイクロンパーツからレジューサー(異径継手)を加工して一から作る方法もある。一番面倒な異径継手から加工して作ることに挑戦してみた工程を記事にしてみた。

レジューサー(異径継手)のサイクロン加工の一部始終
サイクロン集塵機の全体寸法図。(Jw_cad画像はクリックすると拡大する) サイクロン部にレジューサー(D200,100 L350異径継手)を加工して作った。吸引装置は掃除機を使った。
サイクロン集塵機を構成するパイプ類の部品をJw_cadで設計したものを印刷して取り付け具合を確認した。 サイクロン内の吸引装置につながるパイプと集塵パイプの位置関係がサイクロンを発生させる重要部分だ。
レジューサーに集塵パイプを取り付ける位置を、紙サンプルを充てて集塵パイプ取付穴を決める。 電動ジグソーに金属用の刃を取り付け、取付穴を切り取る。
集塵パイプ(直径38㎜長さ100㎜)のJw_cad で設計した寸法図。 集塵パイプの取り付け具合を調整したら固定し、端部を四角に加工した。
径D100㎜からD60㎜に絞りサイクロン内の渦巻き流をアップする部品寸法は紙サンプルで試作を繰り返した。 D100㎜をD60㎜に扇状の絞り部品と集塵パイプをブラインドリベットで取り付けた状態。
扇状の絞り部品からペール缶に排出する排出パイプ径61㎜長さ75㎜のJw_cad 寸法図。 レジューサーの排出側径D100㎜からD60㎜に絞り込む67㎜の延長と排出パイプの収まり状況。
一連のD100㎜からD60㎜に絞り込み加工を排出側から見た状態。固定部の端部にはゴムパッキン。 サイクロン性能を十分に発揮させるには気密性が求められるので、シーリング材を使った。

こんな面倒な加工作業しなくてもパーツ部品が売られているのにと思われるでしょうね。今から思えばレジューサー(異径継手)をガルバリウム鋼板で作ればもっと面白かったような気がした。

サイクロン集塵機後編では吸引と集塵の構造的関係や気密性の確保、木屑、塵のペール缶への排出など私なりに考えた工夫を記事にまとめた。