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終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

自作サイクロン集塵機前編

2019年11月22日 | DIYを楽しむ生活

異径継手を使ったサイクロン部材の加工

私が持っている電動丸ノコ、ベルトサンダーは集塵機能を備えているので木屑の心配がいらない。

木工作業のなかでも電動カンナを使用するとき木屑がもっとも出ますね。電動カンナには集塵アダプターが用意されていてサイクロン集塵機のホースをつなぐことができ木屑を集めることができる。

集塵機は市販製品が色々売られていて、製品を買って使うのが手っ取り早いが、木工で遊ぶのであれば集塵機から自作するのも面白いではないか。

自作サイクロン集塵機をネットで見ると色々なアイデアで製作されていることがわかる。

サイクロン集塵機のパーツ部品には完成品に近い市販のサイクロンパーツからレジューサー(異径継手)を加工して一から作る方法もある。一番面倒な異径継手から加工して作ることに挑戦してみた工程を記事にしてみた。

レジューサー(異径継手)のサイクロン加工の一部始終
サイクロン集塵機の全体寸法図。(Jw_cad画像はクリックすると拡大する) サイクロン部にレジューサー(D200,100 L350異径継手)を加工して作った。吸引装置は掃除機を使った。
サイクロン集塵機を構成するパイプ類の部品をJw_cadで設計したものを印刷して取り付け具合を確認した。 サイクロン内の吸引装置につながるパイプと集塵パイプの位置関係がサイクロンを発生させる重要部分だ。
レジューサーに集塵パイプを取り付ける位置を、紙サンプルを充てて集塵パイプ取付穴を決める。 電動ジグソーに金属用の刃を取り付け、取付穴を切り取る。
集塵パイプ(直径38㎜長さ100㎜)のJw_cad で設計した寸法図。 集塵パイプの取り付け具合を調整したら固定し、端部を四角に加工した。
径D100㎜からD60㎜に絞りサイクロン内の渦巻き流をアップする部品寸法は紙サンプルで試作を繰り返した。 D100㎜をD60㎜に扇状の絞り部品と集塵パイプをブラインドリベットで取り付けた状態。
扇状の絞り部品からペール缶に排出する排出パイプ径61㎜長さ75㎜のJw_cad 寸法図。 レジューサーの排出側径D100㎜からD60㎜に絞り込む67㎜の延長と排出パイプの収まり状況。
一連のD100㎜からD60㎜に絞り込み加工を排出側から見た状態。固定部の端部にはゴムパッキン。 サイクロン性能を十分に発揮させるには気密性が求められるので、シーリング材を使った。

こんな面倒な加工作業しなくてもパーツ部品が売られているのにと思われるでしょうね。今から思えばレジューサー(異径継手)をガルバリウム鋼板で作ればもっと面白かったような気がした。

サイクロン集塵機後編では吸引と集塵の構造的関係や気密性の確保、木屑、塵のペール缶への排出など私なりに考えた工夫を記事にまとめた。