Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書2月号」(岩波書店)を少々

2016年01月28日 22時36分16秒 | 読書
 疲れたのであろうか、妻が少し熱を出して寝込んでいる。食欲がない、ということで、昼・夕食は自分だけで有り合わせ・残り物のおかずですませた。ゆうべの御飯が残っていたので随分と楽であった。
 明日は朝一番で私の葉の治療の予約をしているので、これがすんだら近くの内科へ同行する予定である。

 ということで、本日もほとんど外には出歩かなかった。

 今読んでいる三冊の本を少しずつ読んだが、あまり頭には入らなかった。岩波の「図書」2月号が届いたので、いつものとおり高村薫氏の連載「作家的覚書」と、三浦佳世氏の連載「心理学者の美術館散歩」をまず読んだ。表紙を飾る伊知地国夫氏の科学写真とその解説も必ず目をとおす。編集後記にあたる巻末の「こぼればなし」には、大佛次郎記念館の講座を申し込んだ金時鐘氏の大佛次郎賞受賞について記載されている。

 本日はこの程度で読書もお終いとしたい。

「萩の鶴」(荻野酒造)

2016年01月28日 21時33分30秒 | 料理関連&お酒
   

 仙台から一昨日に帰るとき、仙台駅のホームで慌てて購入したお酒が、「萩の鶴」の1合瓶。450円もした。
 醸造元の荻野酒造株式会社のホームページ【http://www.hagino-shuzou.co.jp/】を検索すると、「100人の嗜好に合わせて100人がおいしいと感じられる酒が一般的には理想なのかもしれませんが、私たちは自ら飲んで本当に美味しいと思える酒を造りたいと思い、酒の造り手として、料理を活かしつつも、料理と共に記憶に残るような個性ある酒を追求しようと考えております。私たちは、良いものを少しだけ造るというコンセプトのもと、日本酒独自の伝統や歴史を守りながら新しい技術も取り入れ、常に進化する酒造りを目指します」あるいは「私たちの考える理想の酒は、外行きではない普段着のような感覚で、肩肘張らず気軽に楽しめる酒です。高級料理店でワイングラスと共に楽しむ日本酒も魅力的ですが、普段は無造作に茶碗に注いで飲むような日本酒の方が性に合っています。例えるならば、たまに着るよそ行きのドレスよりも、毎日着られて心地のいい、カジュアルでありながらも上質なTシャツのような酒を醸したいと考えております」と記されている。
 この味がそのとおりの味なのかどうかまでは私にはわからないが、旨みのあるお酒だとは思う。450円という値段からすると「普段着のようなお酒」といえるか疑問もあるが、ワイワイと賑やかに飲むよりも一人ゆっくり飲むお酒としても悪くないと思う。美味しいお酒だと思う。私の舌は肥えていないので、まったく自信がない感想である。
 JR東日本の広報紙に宮城県のお酒について以下のような記述があった。「萩の鶴」はこの地図では4番である。


仙台・松島・塩釜紀行(2)

2016年01月28日 12時07分42秒 | 山行・旅行・散策
 松島海岸駅に戻ったところで、駅前の喫茶店でコーヒータイム。「イルカフェ」という喫茶店に初めて入った。急階段の二階は14席、静かな雰囲気でドリップコーヒーはとても美味しい。これはお薦め店かもしれない。15時を少し回ったところで店を出た。
 そこを出たところで、「五大堂の入口の横」で「牡蠣の殻焼き2個400円」という看板を見つけた。昨晩は牡蠣フライ、昼に牡蠣酢、ならば殻焼きの牡蠣が食べたいということで、五大堂前まで。行ってみると「2個500円」に上がりしていたが、誘惑に負けて注文、寒い外で待つこと5分、牡蠣フライ、牡蠣酢よりは牡蠣の濃厚な味を楽しむことができた。
 しかし15時でほとんどの食事をする店やおみやげ展が店じまいをはじめてしまう。私どものようにのんびりした観光客には食べ損ねたり、おみやげを買いそびれてしまいそうである。そういえばホテルの日帰り入浴もほとんどが15時までとなっていた。これは宿泊客優先ということで理解できるが、お店の方は夕方は客が少ないのだろうか。

 16時過ぎに再び仙石線で仙台に戻り、18時近くまで仙台駅構内と、ダイエー及び藤崎の地下のお土産品コーナーで若干のおみやげを購入。
 妻にいわせると青葉通二番丁にあるダイエーの1階で販売している、「ずんだ団子」でないと「正しいずんだ」ではないという。昔からのこだわりであるらしい。ただし日持ちはしないので他の人へのお土産にはならない。しかし店に行くとこれまで店舗の出入口で販売していたのに見当たらない。半泣きの妻であったが、店の中に移動しているのを見つけてご機嫌は直った。

   

 18時からは一番町南町通にある「きりん」という居酒屋が、芹鍋が売りの店として旅行パンフに掲載されていたので行ってみた。昨日月曜日に予約した店である。仙台では月曜日は休みの店が多いらしく、月曜日も営業している店は混んでいるらしい。
 ここで芹鍋2人前と、ふろふき大根、根芹の天ぷらを注文。私はお酒2合と妻は梅酒1杯。お酒の種類も多数あるうえ、初めて食べた芹鍋はとてもおいしくいただいた。根芹の天ぷらも推奨。また訪れたい店だと思った。

   

 帰りの新幹線のホームで購入したお酒は「萩の鶴」、大崎市の醸造元。1合瓶があって値段も見ずに購入したら450円近くもしてびっくり。もったいない上に夕食時の酔いも醒めていなかったので、そのまま家に持って帰ってきた。

 今回は一泊二日で美術館も博物館も、名所旧跡も訪れなかった。のんびり歩いたばかり、グルメ旅の割にはお金はかけなかった。ただし美味しいものはいただいたようだ。25日が1万5千歩、26日が2万3千歩であったが、それほど運動量があったわけではない。山にも登らず、一般的な観光もしていない。
 たまには目的を持たないこんな旅もいいかもしれない。