Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

仙台・松島・塩釜紀行(1)

2016年01月27日 14時21分47秒 | 山行・旅行・散策
 たった1泊2日であったが、仙台へ親族の墓参を済ませた後、仙台市内、塩釜、松島を訪れた。雪がときどきちらつく25日の昼に仙台駅に到着。駅前の長大なペデストリアンデッキにはまだかなりの雪が残っていた。昼食に駅構内3階に新しく開店したという「HACHI」という洋食店で、私は味噌だれ味のハンバーグの定食、妻は昔懐かしいナポリタン。ともにボリュームがあり、量的には持て余したが、味は良かった。値段はグラスワイン1杯を含めて2400円。
 新しく開業した地下鉄東西線に乗るために地下鉄仙台駅の構内に入ったが、これが複雑怪奇の構造で、南北線、東西線のホームへ行く通路・階段・エレベーター・エスカレーターが輻輳、かなり遠回りをしてようやく東西線のホームに降り立った。
 まずは川内駅で降りて作並街道沿いの八幡町にある寺の墓地までタクシーとバスで往復。墓は雪を掻き分けるのに苦労した。これまで仙台駅傍から往路はタクシー、帰路はバスで往復したが、金額的には楽になった。
 墓参後再度東西線地下鉄駅に戻り、まずは八木山動物公園駅で降りたものの、動物公園は閉館日。駐車場のタワーの上部から40年前の景観を思い出しながら、付近の展望を見てきた。南側の大年寺山、八木山、向山、愛宕山あたりの景観は以前とは一致したが、西側、秋保方面は見当がつかなかった。
 寒いので喫茶店を探したが見つからず、隣りの青葉山駅で下車して工学部の生協の食堂で缶コーヒーと備え付けのお茶という合計110円也の休憩を取った。少し図々し過ぎたようで帰りに青葉山駅に戻る途中、迂闊ながら鮮やかに滑って転倒してしまった。
 青葉通一番町駅、そして仙台駅の先の宮城野通駅で降りて駅の周囲を眺めて、再び仙台駅に戻り、元X橋の傍の新しいホテルに向かった。やはり迷って結局JR仙台駅にもどり、ようやくホテルまでたどり着いた。
 仙台駅の難しさは慣れることで、何とかなると思うしかなさそうである。東西線の構内はジャズが流れ、他の都市の地下鉄ではない試みのようでなかなか面白い。車内の6人掛けの椅子を2人分ずつに区切った握り棒はつり革側に大きく湾曲していて、立っていても握りやすい。好感が持てた。ただし網棚が2人分の巾しかないのが気になった。駅ごとの階段室の壁のデザインに工夫もある。ホームのベンチも木製のようで工夫の跡が見られた。駅舎で気がついたのは、駅そのものの構造が大掛かりなこと。特に青葉通一番町駅と、仙台駅。青葉通一番町駅は商業施設・マンションとの複合施設でもあるようで、どのような手法を使ったのか気になった。



 夕食は一番町の目当ての店が予約で満席とのことで、翌日の18時に予約の上、本日は別の居酒屋へ。二人で5000円となってしまった。しかし当日ブログにも掲載したが、ここの焼きおにぎり2個を味噌と醤油味でひとつずつ頼んだのだが、美味しかったけれど巨大。結局二人で半分ずつで十分満足。残りはそっと持ち帰った。

      

 翌26日は朝から仙石線で東塩釜駅に出かけ、仙台駅の観光案内所で紹介された「牡蠣小屋」をめざした。しかし食べ放題でひとり2970円という値段を敬遠して、「塩釜仲卸市場」まで約15分程を歩いた。場内をゆっくり散策したのち、お昼前に市場の食堂に入った。自由焼炉はご飯セット300円を払って各店で食材を購入する方法だが、量的に多そうなので、市場食堂「只野」に入った。狭い店ではあるが、清潔感がありなかなかいい。三色丼1500円、牡蠣酢500円(牡蠣5個)、阿部勘盛り切り1杯800円を二人で食べて満腹。牡蠣酢の牡蠣は二人で5個もあれば十分であった。

   

 途中開店はしていなかったが「欧風洋菓子店もんもらんし」という不思議なお店があったり、「月とオリオン」という時間が許せば入りたかった素敵なネーミングの喫茶店(店主が天文ファンであろうか)があったりと、市場の周囲はなかなか楽しい一角であった。



 東塩釜駅から松島海岸駅へ、高級ホテルの日帰り入浴は避けて、ひとり500円也の日帰り入浴「芭蕉の湯いやしの館」まで20分ほどを歩いた。歩道が雪でふさがれ、車の跳ね上げる泥をかぶりながらの登り20分は結構つらかった。
 しかし空いており、のんびりと約1時間半を過ごすことができた。お風呂に1時間、休憩所でお茶を飲みながら30分。露天風呂は無いし、松島の展望もないが、こののんびりした時間が嬉しかった。帰り道は車を気にしながらの道も、松島湾を眺めながらの下り坂で、楽しむことができた。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
牡蠣酢、想像楽し (通りがかり人)
2016-01-27 20:27:49
食べ放題でなくても十分ですな。横浜ではなかなか無さそうなお店ですな。やはりお二人には土地勘があるのですな。仙台牡蠣酢恋人通りですな。よく転ぶので注意が必要ですな。

仙台で滑って転んで良き伴侶みつけし

工学部食堂で金を落とさず滑った卒業生

墓参りだけはしっかりやってこられてなにより

返信する
墓参りはしっかりしました (Fs)
2016-01-27 20:48:46
今回は、「文化的要素」はまったくなく、食べ歩きに近かったです。
どういうわけか妻は転ばず、情けなかったです。
転向はしてませんが、転倒は昔から得意でした。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。