住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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『笹かま』 文化

2010年04月12日 | 日記
 優秀な山形県人は、大学卒業後地元に帰ってくる人は少ない。 一部、公務員となって返ってくる人は、身の回りがその人に一目おくのを良いことに身を任せ、いつしか自分が町衆よりエライと思い込み始める。 其の行政マンのチェックを、選挙で選ばれた自治体の長がするのが、その組織上のシステムなのだろう。 だが、自治体の長になる人も単なる市井人より、公務員『OB』がなる場合が多いか、あるいは行政マンに太刀打ち出来ないような人材では、その役割を果たすことは出来ない。 それで、現在のような公務員天国となる訳である。 

 笹かま事件とは、株式会社『K島』の営業マンが本人不在の知事室に、何千万入りの『菓子折り笹かまぼこ』を、置いていった事を云うのであるが、その様な行為は、山形県民には良く見られる行為である。 ある行為に対する謝礼の場合もあるし、ある期待を強要する意味も有る。  聞いた話では、公立の病院に、現金50万円入りの菓子折りを持って行き、手術の成功を『かね』に託した御仁も居るということである。

 いつの頃からか知らないが、公務員の行政の運用に手心を加えてもらうのを目的に、あるいは入札情報を流してもらう為に、あるいは大した仕事が出来ない会社では、より旨みのある公共事業の仕事を貰う為に、笹かまを風呂敷に包んで、関係者にそっと配ることが慣わしに成った。

 公立の学校の寮でも、寮母さんに「ほとんどの人が『笹かま』持って行っているよ、『N』さん」と教えてもらったのは、問題が起こった後だった。 
其の話を聞いても、私はこれからも其れを持って行こうとも思わないし、その様な公務員が、居なくなるとも思わない。
その人を良く見れば、判ると思うがその様な笹かまを貰う人は、何処と無く人品に卑しさが見える。 そして配る方もどこかに『ウサンクササ』が垣間見える。 そんな人に心からなりたいと思う人が、居るのだろうか。 きっと何か言うにいえない事情でも有るのだろう。

 私自身は、公務ではないがよく『白菜の漬物、大根の漬物、アスパラやほうれん草の青物、納豆餅、等など』を客先から戴く事が限りなくある。
顔が、相当卑しくなっているだろうなと、自戒をこめて記してみた。 そしてまた


世の中の上流に立とうとする志の有る人は、自らを戒めてほしいものである。







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