住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

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アメリカの今、富裕層はさらに豊かに・・・

2014年01月02日 | 日記

  考えてみれば、《アメリカンドリーム》等と云う煽りたては、初めから真実では無かった。  金融筋に操られた《大手マスコミ》が、貧困層に真実を、嗅ぎ取られない為の火種であったのだろう。

  職人としての、下職と言われる地位に甘んじている筆者でも、大晦日には些かの集金が有る。
小学校に入る前の子供をお持ちのお母さんが、12月30日に《深夜勤務》・・だって!!!?
信じられない事が、どうもそんなに珍しい事でもなさそうである。


  幸いにして、その家には『おばあちゃん』が居られて、金を準備して待っていてくれたので、集金が一件落着となったが、お父さんも勤務中らしかった。  ストーブのそばで、でんぐり返りをする二人の子供が、いじましく思えた。 おばあちゃんが居ない人は、どうなるのだろう・・・・?

  そのおばあちゃんの話によると、勤務割に従わない従業員は、景気が悪くなった時の『リストラ候補』と云うことらしく、『餅つき』等で休む訳にはいかないと云うことらしかった。


  ひと昔ふた昔前には、景気が悪くて人減らししなければならない時、子持ちのお母さんに「中国へ出張してくれ」と云うことだったらしい。 それで、女の人はほとんだが退職となる。  現在、《ブラック企業》等と云う便利な言葉が有るが、その当時はそんな理不尽に対して、訴える言葉も無かった。 しかし、働く環境は確実に、労働者の思いとは反対の方向に進みつつあるような感じがする。


  筆者も長い事田舎に籍を置いたので、全く、田舎の下請け企業の立場も解らぬでもない、単価を下げろ・・、明日から納入数量を半分にしろ・・、或いは、明日から新しい部品を作れの《無理難題》を押し付けられる。 独自の販売製品や特殊技術を持たない、2次、3次下請けを経営する経営者は、その様な条件を承知で、会社を立ち上げたのだろう・・・弱音は吐けない。

  当の親会社はどうか、自転車操業かどうかの実情は知る由も無いが、国内企業の《内部留保金》の増加などから、鑑みるに大企業と言われる企業程、資金が集まっている事は間違いがなさそうである。

  主には、輸出主体の大企業は消費税の還付による恩恵や、度重なる法人減税、あるいは累進課税の緩和等が、日本国内でも富裕者層と言われる人々への資金の顕在化を加速化させている。


  ***  以下引用 Bloombarg.Jp 12/30付 ***
   http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MYMK8M6TTDSX01.html

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  富裕層と貧困層の格差は過去30年間で拡大したものの、貧困層はこれまで所得が圧迫されてもやりくりしてきた。 主婦が労働に参加し、夫は仕事を掛け持ちして長時間労働をこなしてきた。 持ち家がある家庭は住宅価格 の値上がりを利用して借り入れができた。

 ただ、こうしたやり方はとうとう限界を迎えたのかもしれない。 女性の労働参加率はピークをつけ、住宅価格バブルの崩壊で多くの家庭が住宅ローンの下敷きになっている。

 元(米国)経済諮問委員会(CEA)委員長で現在はプリンストン大学教授を務めるアラン・クルーガー氏は「対処メカニズムを使い果たしてしまった」と述べた。


 ブルームバーグが実施した最新の世論調査によると、成功のチャンスはもはや平等に与えられていないと考える米国民は64%。 与えられていると考える割合(33%)の約2倍だった。
特に年間所得が5万ドル未満の層では不安感が顕著で、12月6-9日に行われた同調査では4分の3が経済は不平等だと答えた。


 一方、過去最高値にある株価 のおかげで富裕層は一段と豊かになり、格差を悪化させている。 所得格差の問題は証券取引委員会(SEC)や連邦準備制度理事会(FRB)といった独立機関にも議論が及んでいる。

 所得格差そのものは1970年代半ばから拡大している。 国勢調査局のデータを過去46年さかのぼってみると、所得分配の不平等さを測るジニ係数 は昨年、過去最高を記録している。

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ミズーリ州カンザスシティーのラトーヤ・コールドウェルさん(30)はファストフード店ウェンディーズで6年間働いている。 時給は州で定められている最低限賃金の7.35ドルだ。 
4児の母でもあるコールドウェルさんは「私たちは生き抜くことさえできない州政府支援への依存者なのです。

 その一方で、私たちの最高経営責任者(CEO)はオフィスに座っていて、580万ドルも稼いでいる」と訴えた。

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  ***  以上引用   終  ***


  上記記事の中で、ことわりが無いようであるが、パートのおばさんは時給で、最高責任者(CEO)の給与は、年収だと思われます。 念の為に、週40時間労働でパートのおばさんの年収は、約15、300ドル、その倍率は、5800000÷15300≒ 《379倍》と云う事です。  蛇足ながら・・・・。


  筆者も、若い時に3交代勤務をこなした事が有る。  しかし、ストレス障害による心神耗弱で、早々にその職場から逃げ出した。  もし、そのまま居続けたら《精神障害》か《ストレス障害》でこの世には居なかった可能性が高いと思っている。

 《人》と云う動物は、何千年の有史以前から、日が明けたら脳と肉体が全開するように、遺伝子に記憶され続けているのだろうが、誰が何のために、この様にあくせくとして、考える時間も無いような環境にしてしまったのだろう。  恐らくは、お金の為に・・・グローバリスト達が・・。

  車なんか、新車で無くても、家なんか2階建てで無くても、着る物なんか『要所』さえまともに隠しておけば、後はどうでもいいではないか・・・。  などと云うのは、個人の考え方であろうが、その個人の考え方そのものも、教育やマスメディアの誘導によって、いとも簡単に作り変えられる。

  お金持ちの方々は、どうか知らないが筆者個人としては、朝は太陽と一緒に行動を始め、雨が降ったら立ち止まって考えるような、人生を送って来たと遅まきながら言える。 その結果と云う事は無いかもしれないが、お金には若い時から縁が無い。


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