歴史的な流れの中で見れば、地球上に住む人類全てに満足に食べ物が行き渡らないことは、だいぶ前から言われてきたことで有る。
『世界が100人の村だったら』でお馴染みであるが、41人が時々しか食事をすることが出来ないと言われてから、久しい。
日本人にしても、この地球に生存していると言う前提条件から逃れることはできない事を考えれば、いつ満足に食料を取ることが出来ない立場に陥るか、その可能性が無いわけではない。
昔、テレビだと思うが黒澤明の『七人の侍』を見た事が有る。 もちろん、そのリメーク版と言われた『荒野の七人』も見た。
もし、日本人が満足に食べ物を得る事が出来なくなったら、略奪をしてでも生きる野武士として、命を守る人が出てくるのだろうか?
それとも、国内で生産される食料のみで生きる工夫をし、食糧生産者(=弱者)として生きるのだろうか? 『ならず者国家』が、日本の領土を、食料を略奪せんと、攻めて来たらどうなることだろう。
映画のように、カネも無い弱者(例えば日本人)の為に、命を懸けてならず者に立ち向かってくれる他国は、国民は居るのだろうか?
日本人はアメリカにその役割を期待するつもりなのだろうか?
アメリカ、ヨーロッパの国際金融資本は、既に母国の政権を思いのまま操っており、『7人の侍』の役を期待するのは、ちょっと無理であろう。
なにしろ、彼等が無造作にドル紙幣を印刷し続けたその結果、溢れた世界中のドル紙幣の行き先が、農産物の先物市場で暴れまわり、貧乏人がご飯を食べられなくなる原因を作った、張本人の内の一人であるから・・・ 。
*** 以下引用 Nikkei.Com 12/10 付より ***
世界で食糧問題に警鐘がなり始めた。
「多くの途上国にとって最近の食料価格の高騰は深刻な懸念要因だ」 (10月4日、世界銀行総裁のぜーリック)、
「国際社会は2011年に更なる食料の供給ショックに備えるべきだ」 (11月2日、国連食糧農業機関の報告書)。
食肉からトウモロコシなど主用穀物、香辛料に到るまでの値上がりが関係者を慌てさせている。 危機を逆手に取る投資マネーは農作物至上に流入を加速させ、価格高騰に拍車をかけている。
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*** 以上引用 終 ***
最も迫力を感じた 山下清の絵
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