住まいの安全 心の健康 住まい塾 21

住まいの安全性、食物の安全性、政治の危険性、感動の共有
心と体のリラクゼーション、誰かに秘密を話すストレス解消

こんな人が、総理だったら・・・

2018年09月10日 | 日記
  ***  ユーチューブ 文字写し ***

 少し前、資格をとりたくて、数年勤めた職場を、退社してフリーター
しながら資格の勉強してた。
バイト先は牛丼屋で、基本は22時から朝までのシフト。

 2年前のちょうど今時、深夜一時頃に有る父子が、客で入ってきたんだ。
父親は30代くらい。  子供は女の子でたぶん、2才~3才くらいかな。
深夜にもかかわらず、女の子は眠い感じがなく、活発に喋ってた。

  お冷を持っていったら、
父親:「ちょっと注文考えさせて下さい」と。
当時は一人シフトで、地方都市の国道沿いの店なもんで他に客は無し。
父子の会話が明瞭に聞こえて来た。

娘: 「これ ナホちゃん食べたいな― 」
父: 「ナホは これ食べたいんだなー(財布の中身見て)
    いいよ、これ頼もうか !」
娘: 「ぎゅどんて おいしいー?」
父」 「うん、すごくおいしいよー!」

呼び出しが鳴ったので、注文を取りに行った。
父: 「すいません、 この(小盛の牛丼)をひとつください。
俺: 「他にご注文は?」
父: 「以上です」

 えっ、子供の分しかないじゃん。
 お金ないのかなー とおもった。
 この父子をよく見れば、 父親はけっこう着古したスラックスに
 ヨレヨレの Yシャツ。
 娘は、もう5月も終わる時期なのに、スウェットぽいズボンに
 毛玉いっぱいついた長袖。 
 荷物は汚い大き目の リュックひとつ。
 明らかに 何日かは風呂も入ってないなって感じの風貌だった。
 
 まあでも仕事は仕事なので あまり気にせず、すぐに牛丼を持って
 行った。
 案の定、父親は全く食べずに、すべて娘に食べさせていた。
 


父: 「ナホ、おいしいか? 」
娘: 「おーいしー! とうっちゃん、父ちゃんは食べないのー?」
父: 「父ちゃんもうお腹いっぱいだから、ナホちゃん全部食べてな」

 やばいこれ、 なんかコントとかでよく見る アレじゃん!
 こんな親子が 実際にいるとは・・・・・・ 不憫だ・・・
 明らかに家も無く 職も無く みたいなアレだわな。
 さらに良く見ると、父親の頬はコケていた。
 娘は ちょっと髪の毛がボサボサだけど かわいいおかっぱ頭の女の子。
 この子に十分食べさせるために 本当に頑張って居るんだろうな
 とか思った。

 でも、いくら一人シフトとはいえ「これはサービスです」とかいって
 並盛一杯、おごってやるとかは考えていなくて、会計済ませたら
 出て行くだろう くらいお思っていた。
 そしたら、お腹一杯食べた女の子が、すごく眠そうにしてる。
 これはもう長期間滞留だね!

 5分くらいで寝てしまうんだけど、それまでいろいろと、
 父子で会話してた。
 「かあちゃんとねんねしたい」とか「とうちゃん、かあちゃん
  迷子かなあ」とか。
 ちょっと 話が見えないんだが、どうやら母親はいないらしい。
 眠そうにしながら「かあちゃん・・・」とか呟くの聞いてたら
 なんかすげえ 不憫に思えて来て、少し偽善っぽい
 感情が芽生えて来た。

 女の子が寝てしまってから 自分の車に常備しているブラケット
 を取りに行き、 店に戻って父親に渡した。

俺: 「あの これ娘さんに かけてあげてください」
父: 「えっ! あっ、いや、すいません、ほんとにすいません・・・
    ちょっと この子眠れたら すぐ出て行きますんで・・・」
俺: 「いつも 深夜はほとんどお客さん居ないんですよ。 起きるまで
    大丈夫ですよ」
父: 「すいません、ほんとにすいません」

 隣のイスと膝枕で 女の子寝かせた父親が、俺が横通るたびに
 「すいません・・・・・」って頭下げるんだよ。 どんだけ 低姿勢
 なんだよと。
 たぶん 家とかも無い感じなんだろうな。 徒歩で来ているし。
 結局女の子は6時前に起きて、
 父親は ペコペコ頭を何度も下げながら 店を出て行った。

 俺は シフトが6時までだったので、交代のバイトに引き継いだ後、
 6時15分頃に退勤した。
 で、 車で国道に出て 300mくらい自宅の方向に走ったら、父子が
 いた。

 娘の手をつないで とぼとぼと歩いている父親の姿が見えた。
 ちょうど通り過ぎるあたりで、父親が女の子を抱っこしていた。
 なんかね、 父親の体に力が 入ってないんだよね。
 たぶん 1日とか2日とか 何も食べていない様な感じ。
 フラフラしてるのに 女の子を抱っこしようとしてるし。
 で、いてもたってもいられなくなったので

 ちょと先に車を停めて、父子のところに走って行った。
俺: 「そんなにフラフラじゃ娘さん落としちゃいますよ」
父: 「え、あ、大丈夫です・・・・ えっさっきの牛丼屋さんの
    店員さん?」 
俺: 「いや 店内から気になってたので・・・失礼ですけど行く宛て
    あるんですか? 」
父: 「え、いやー、この子の母親のところに・・・・」
俺: 「お母さんの居場所ってどこです? 」
父: 「・・・・(誤魔化し笑い)」
俺: 「あの、俺朝食まだなんですよね、 で、帰り道のマックでなんか
    食べようかと思ってたので、一緒にどうですか?」
父: 「あのー、お誘いありがたいんですけれども、今持ち合わせが
    ないので・・・」
俺: 「持ち合わせがないなら 娘さんの朝ごはんが買えないじゃないですか。
    行きましょうよ。 娘さんの朝ごはん御馳走しますから」
父: 「そんな! 見ず知らずの方に食事を御馳走して貰ったら」
俺: 「いやそんなこと言っても 娘さんはお腹すくでしょう? じゃあ
    行きましょ!」

 と云う会話があって、無理矢理車まで連れて行き、マックへ行った。
 車の中では 父親がずっと謝りっぱなしだった。
 「いやいいですよ。 独りでご飯食べるより3人で食べたほうが美味
  しいし」
 「すいません、ほんとにすいません・・・」の繰り返しw

 マックに入って、女の子に「ホットケーキすき?」と聞くと「・・・すき・・」
 とのこと。
 なので ホットケーキの朝マックのハッピーセットと自分のマックグリドルの
 セット、それに父親の分で自分と同じものと ソーセージエッグマフィンの
 セットをもう一つ。

 この父親、本当に謙虚というか、欲がないというか、そんだけ頼んでも自分の
 分は無いと思っていたらしい。
 カウンターで「お水1ぱいもらえますか」とか言ってやんの。

 いや、2人分は貴方のです って言ったら「そんなのいらないです、すい
 ません 、すいません」って。
 とにかく合計4人前を注文して、会計して品物もらって席に着いた。

俺: 「マックグリドル好きなんですよね。 でナホちゃんにはハッピーセット。
    後の残りはお父さんのです」
父: 「え、なんで? そんな、悪いです。私このハッシュポテトあれば・・・」
俺: 「そんなちょこっとじゃナホちゃん 抱っこできませんよ。ハイ食べて!」


  その後、父親に泣かれた。 こんな厚意に出会ったことないって言って。
 なんかね、父親も不憫だけど、ナホちゃん(偽名)がもっと不憫で
 ならなかったんだ。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 *** 以上引用 ユーチューブ 9分54秒まで  ***


  全文書き起こした方が、見る時間の節約に成るのだろうと思いましたが、こうやって文章にして見ると、結構文量が有るものなのですね・・・・・・・。
  ゴメンナサイ・・・20分33秒が終いの時間、
後編は、その内、文字起こしするかどうか、まだ未定です。 結末を、すぐお知りになりたい方は下記の、Youtubeに飛んで、見てください。

  フィクションかノンフィクションかは、知りませんが、実際このような≪片親家庭≫が居ることを、政治を商売にしている方には、知ってほしい気がします。
政治は、この様な人々のセーフティーネットに、ならなければ民治主義とは、言わないのではないでしょうか。

 ≪ 深夜の、牛丼屋の話 ≫




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