越後三山の最高峰・中ノ岳、利根川水源の山・大水上山を巡る山旅 ③ からの続きです。
翌朝目覚めると、同宿の3人はすでに起床していて、朝食の準備や荷物の整理をしていた。
時計を見ると4時8分だった。
起床してシュラフを防水袋に詰め、マットをたたんだ。前夜にあらかたの荷物を片付けていたので、出発の準備はすぐにできた。
外に出てみると上空に雲はあった。しかし、周辺のガスはきれいに抜けていた。
小屋の掃除を終え、しばらく小屋の周りを歩いた後、4時45分にヘッドランプを灯して山頂へ向かった。
足元にはこれぞミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)というような花が咲いていて、ヘッドランプの明かりで写真を撮った。
暗がりでは上手く撮れない。
山頂まではヘッドランプの明かりを頼りに歩いて、7分で到着した。
ところで、〇〇三山というのは全国にたくさんある。中でも有名なのは、大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)、出羽三山( 月山・湯殿山・羽黒山)と越後三山だと思う。
しかし、越後三山の中味を正確に知っているのは、地元の人か、あるいはかなりの山好きの方ではないだろうか。
あらためて深田久弥氏の著述を調べてみると、次のようになる。
・八海山(標高1778m)
深田久弥氏は「岩峰群が階をなしているので八階山と命名された」という説を推している。
・越後駒ヶ岳(標高2003m)
三山の中からこの山を百名山に選んだ深田久弥氏は、三山について詳しく述べた後「私があえて三山の代表として駒ケ岳を挙げたのは、山としてこれが一番立派だからである」と述べている。
・中ノ岳(標高2085m)
三山の中で最も高い。深田久弥氏は山頂に立った印象を「そこからの展望は、越後じゅうの山々が悉く見えたといっても過言ではない」と述べている。実際は越後どころか、条件が良ければ遠く富士山まで観ることができる。
さて、本日歩いたところの地図をご覧いただきたい。
中ノ岳から小兎岳を経て兎岳までは比較的幅の狭い稜線で、左右は切れ落ちている。
そこから大水上山を経て丹後山まではなだらかな笹原を歩く。
丹後山から林道(黄色の線)までの下りが急で、標高を下げるとさらに急勾配になっているのが分かる。
3枚目の左中ほどから4枚目の下中ほどにかけて地図が抜けているが、その間は林道歩きで、特に危ないところはない。
それでは話を山頂に戻そう。
朝食をここで食べることにしていたので、先ずはその準備をする。食事は私の担当だ。
東の空が徐々に明るくなってくる。風は微風で寒さは感じない。
こちらは師匠の撮影。
カメラを構える師匠。
5時6分日の出(師匠撮影 2枚)。
クロワッサン、ソーセージ、コーヒーの朝食を摂り、5時23分山頂を出発。
9合目の池ノ段に5時45分に到着。
今日もゼンテイカ(ニッコウキスゲ、ワスレグサ科キスゲ属)が咲いていた。
振り返って見る中ノ岳。
これから歩いていく稜線。
眼下には雪渓が続く滝谷渓谷。
シオガマギクの仲間。花色からするとオニシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)だと思う。
サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナホウマ属)のようだ。
こちらは師匠が撮ったもの。
同じく師匠撮影のミヤマコゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属)。
イブキゼリモドキ(セリ科シラネニンジン属) ミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキョウ属)。
モウズイカさんからご指摘があり、確認して訂正しました。モウズイカさんありがとうございました。
こちらはオオハナウド(セリ科ハナウド属)のように見える。ミヤマシシウド(セリ科シシウド属)。
モウズイカさん教えていただきました。モウズイカさんありがとうございました。
背景は中ノ岳。
師匠が撮影した青い果実。何の実かは分からない。
fukurouさんからツバメオモト(ユリ科ツバメオモト属)についてご示唆いただきました。図鑑等で調べて結果、私もそのように思いました。
ツバメオモトは、日本では北海道、本州(近畿地方以北、鳥取県)に分布し、山地帯~亜高山帯の林床に生える。
根生葉は倒卵状楕円形、長さ15~30cm、花は白色で花期は5~7月。液果は藍色に熟す。
同じく師匠が撮影したミヤマママコナ(ハマウツボ科ママコナ属)。
こちらも師匠が撮ったものだが、ササの花のようにも見えるが何だろう。
小兎岳の山頂付近には立ち枯れた樹々が目立つ。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。
師匠も撮っていた。
ムシカリ(オオカメノキ、スイカズラ科ガマズミ属)の果実が色づいていた。
この山ではムシカリは多くはなかった。
小兎岳を通り過ぎる。
小兎岳から兎岳に向かう途中、ゼンテイカが咲いていた。見かけたのはここと池ノ段の2ヶ所だけだった。
こちらは兎岳への登りの道脇で見かけたミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。もうそろそろ花期は終わりだ。
ハナニガナ(キク科ニガナ属)。舌状花は10個だった。
振り返って中央に中ノ岳。左に八海山、右に越後駒ヶ岳。越後駒は形が良い山だ。
8時44分、兎岳に到着。
兔岳山頂でのパノラマ写真。
中央左に平ヶ岳、その左奥に燧ヶ岳。写真の右奥に至仏山と笠ヶ岳。
これから歩いていく道の先に、小さく丹後山避難小屋が見える。右へ下る稜線が下山する尾根道だ。
奥の山々はいずれも上越国境の、左から越後沢山(標高1861m)、下津川山(同1928m)、三ツ石山(同1586m)、牛ヶ岳(同1961m)、そして巻機山(同1967m)。丹後山から先、それらを結ぶ登山道はない。
師匠はかつて丹後山から越後沢山まで藪をこいで行ったことがある。しかしあまりにも藪の密度が高く、その先はあきらめたとのことだ。
ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が道脇に群生していた。
こちらは師匠の撮影。
9時20分、大水上山(北峰)を通過。
そして、今回の山旅の目的地のひとつ、利根川水源(大水上山南峰)には9時44分に到着した。
我々利根川の水を日々利用しているものにとっては感慨深い。
利根川は、ここから約322kmを流れて、千葉県の銚子で太平洋に注ぐのである。
昼食は丹後山避難小屋で摂ることにしていたので、10分ほど休憩して先へ進んだ。
イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)が現われた。
ここにもヤマトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)が咲いていた。
丹後山避難小屋が近づいてきた。大草原の小さな家の趣がある。
10時11分、避難小屋に到着。天水を沸かして昼食を作る。
ここで50分ほど休憩した。水は2L持って出発した。
下りの稜線に差し掛かったところから、中ノ岳を撮影。ここから見る中ノ岳の形は素晴らしい。
さらに歩いてきた山々と共に、パノラマ写真も撮影。
師匠は登りも下りも歩くのが速いが、特に下りは飛ぶように下りていく。
先へ行ってもらい、2合目ごとに待ってもらったが、途中から私の荷物の半分ほどを持ってもらった。
それでも到底師匠のペースに着いて行くことはできず、毎回かなりの時間を待ってもらった。
師匠が写したギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属) ギンリョウソウモドキ(ツツジ科シャクジョウソウ属)。
モウズイカさんから教えていただきました。モウズイカさんありがとうございました。
ギンリョウソウモドキは山地に生える腐生植物(葉緑素を持たないため光合成を行わず、有機物を吸収して生活する植物)。ギンリョウソウに似るが、液果(液質になる果実。ブドウ、キウイフルーツなど)にはならず蒴果となる。花期は8~9月。
丹後山登山口には、午後2時12分に到着した。師匠は恐らく20分以上早く着いていたと思う。
丹後山避難小屋からのコースタイムが4時間25分のところを、休憩込みで3時間10分で下りることができた。
全ては師匠のお陰様である。
その後、登山口のすぐ下の三国川へ下りて、ひと泳ぎした。
川で泳ぐのは小学生以来かもしれない。ある意味、今回の山旅のクライマックスだった。
とてもスッキリして、二人並んで十字峡登山センターまで林道を歩いて帰った。
越後三山の最高峰・中ノ岳、利根川水源の山・大水上山を巡る山旅 完。
翌朝目覚めると、同宿の3人はすでに起床していて、朝食の準備や荷物の整理をしていた。
時計を見ると4時8分だった。
起床してシュラフを防水袋に詰め、マットをたたんだ。前夜にあらかたの荷物を片付けていたので、出発の準備はすぐにできた。
外に出てみると上空に雲はあった。しかし、周辺のガスはきれいに抜けていた。
小屋の掃除を終え、しばらく小屋の周りを歩いた後、4時45分にヘッドランプを灯して山頂へ向かった。
足元にはこれぞミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)というような花が咲いていて、ヘッドランプの明かりで写真を撮った。
暗がりでは上手く撮れない。
山頂まではヘッドランプの明かりを頼りに歩いて、7分で到着した。
ところで、〇〇三山というのは全国にたくさんある。中でも有名なのは、大和三山(香具山・畝傍山・耳成山)、出羽三山( 月山・湯殿山・羽黒山)と越後三山だと思う。
しかし、越後三山の中味を正確に知っているのは、地元の人か、あるいはかなりの山好きの方ではないだろうか。
あらためて深田久弥氏の著述を調べてみると、次のようになる。
・八海山(標高1778m)
深田久弥氏は「岩峰群が階をなしているので八階山と命名された」という説を推している。
・越後駒ヶ岳(標高2003m)
三山の中からこの山を百名山に選んだ深田久弥氏は、三山について詳しく述べた後「私があえて三山の代表として駒ケ岳を挙げたのは、山としてこれが一番立派だからである」と述べている。
・中ノ岳(標高2085m)
三山の中で最も高い。深田久弥氏は山頂に立った印象を「そこからの展望は、越後じゅうの山々が悉く見えたといっても過言ではない」と述べている。実際は越後どころか、条件が良ければ遠く富士山まで観ることができる。
さて、本日歩いたところの地図をご覧いただきたい。
中ノ岳から小兎岳を経て兎岳までは比較的幅の狭い稜線で、左右は切れ落ちている。
そこから大水上山を経て丹後山まではなだらかな笹原を歩く。
丹後山から林道(黄色の線)までの下りが急で、標高を下げるとさらに急勾配になっているのが分かる。
3枚目の左中ほどから4枚目の下中ほどにかけて地図が抜けているが、その間は林道歩きで、特に危ないところはない。
それでは話を山頂に戻そう。
朝食をここで食べることにしていたので、先ずはその準備をする。食事は私の担当だ。
東の空が徐々に明るくなってくる。風は微風で寒さは感じない。
こちらは師匠の撮影。
カメラを構える師匠。
5時6分日の出(師匠撮影 2枚)。
クロワッサン、ソーセージ、コーヒーの朝食を摂り、5時23分山頂を出発。
9合目の池ノ段に5時45分に到着。
今日もゼンテイカ(ニッコウキスゲ、ワスレグサ科キスゲ属)が咲いていた。
振り返って見る中ノ岳。
これから歩いていく稜線。
眼下には雪渓が続く滝谷渓谷。
シオガマギクの仲間。花色からするとオニシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)だと思う。
サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナホウマ属)のようだ。
こちらは師匠が撮ったもの。
同じく師匠撮影のミヤマコゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属)。
モウズイカさんからご指摘があり、確認して訂正しました。モウズイカさんありがとうございました。
モウズイカさん教えていただきました。モウズイカさんありがとうございました。
背景は中ノ岳。
師匠が撮影した青い果実。何の実かは分からない。
fukurouさんからツバメオモト(ユリ科ツバメオモト属)についてご示唆いただきました。図鑑等で調べて結果、私もそのように思いました。
ツバメオモトは、日本では北海道、本州(近畿地方以北、鳥取県)に分布し、山地帯~亜高山帯の林床に生える。
根生葉は倒卵状楕円形、長さ15~30cm、花は白色で花期は5~7月。液果は藍色に熟す。
同じく師匠が撮影したミヤマママコナ(ハマウツボ科ママコナ属)。
こちらも師匠が撮ったものだが、ササの花のようにも見えるが何だろう。
小兎岳の山頂付近には立ち枯れた樹々が目立つ。
イワイチョウ(ミツガシワ科イワイチョウ属)。
師匠も撮っていた。
ムシカリ(オオカメノキ、スイカズラ科ガマズミ属)の果実が色づいていた。
この山ではムシカリは多くはなかった。
小兎岳を通り過ぎる。
小兎岳から兎岳に向かう途中、ゼンテイカが咲いていた。見かけたのはここと池ノ段の2ヶ所だけだった。
こちらは兎岳への登りの道脇で見かけたミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)。もうそろそろ花期は終わりだ。
ハナニガナ(キク科ニガナ属)。舌状花は10個だった。
振り返って中央に中ノ岳。左に八海山、右に越後駒ヶ岳。越後駒は形が良い山だ。
8時44分、兎岳に到着。
兔岳山頂でのパノラマ写真。
中央左に平ヶ岳、その左奥に燧ヶ岳。写真の右奥に至仏山と笠ヶ岳。
これから歩いていく道の先に、小さく丹後山避難小屋が見える。右へ下る稜線が下山する尾根道だ。
奥の山々はいずれも上越国境の、左から越後沢山(標高1861m)、下津川山(同1928m)、三ツ石山(同1586m)、牛ヶ岳(同1961m)、そして巻機山(同1967m)。丹後山から先、それらを結ぶ登山道はない。
師匠はかつて丹後山から越後沢山まで藪をこいで行ったことがある。しかしあまりにも藪の密度が高く、その先はあきらめたとのことだ。
ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が道脇に群生していた。
こちらは師匠の撮影。
9時20分、大水上山(北峰)を通過。
そして、今回の山旅の目的地のひとつ、利根川水源(大水上山南峰)には9時44分に到着した。
我々利根川の水を日々利用しているものにとっては感慨深い。
利根川は、ここから約322kmを流れて、千葉県の銚子で太平洋に注ぐのである。
昼食は丹後山避難小屋で摂ることにしていたので、10分ほど休憩して先へ進んだ。
イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)が現われた。
ここにもヤマトリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)が咲いていた。
丹後山避難小屋が近づいてきた。大草原の小さな家の趣がある。
10時11分、避難小屋に到着。天水を沸かして昼食を作る。
ここで50分ほど休憩した。水は2L持って出発した。
下りの稜線に差し掛かったところから、中ノ岳を撮影。ここから見る中ノ岳の形は素晴らしい。
さらに歩いてきた山々と共に、パノラマ写真も撮影。
師匠は登りも下りも歩くのが速いが、特に下りは飛ぶように下りていく。
先へ行ってもらい、2合目ごとに待ってもらったが、途中から私の荷物の半分ほどを持ってもらった。
それでも到底師匠のペースに着いて行くことはできず、毎回かなりの時間を待ってもらった。
師匠が写した
モウズイカさんから教えていただきました。モウズイカさんありがとうございました。
ギンリョウソウモドキは山地に生える腐生植物(葉緑素を持たないため光合成を行わず、有機物を吸収して生活する植物)。ギンリョウソウに似るが、液果(液質になる果実。ブドウ、キウイフルーツなど)にはならず蒴果となる。花期は8~9月。
丹後山登山口には、午後2時12分に到着した。師匠は恐らく20分以上早く着いていたと思う。
丹後山避難小屋からのコースタイムが4時間25分のところを、休憩込みで3時間10分で下りることができた。
全ては師匠のお陰様である。
その後、登山口のすぐ下の三国川へ下りて、ひと泳ぎした。
川で泳ぐのは小学生以来かもしれない。ある意味、今回の山旅のクライマックスだった。
とてもスッキリして、二人並んで十字峡登山センターまで林道を歩いて帰った。
越後三山の最高峰・中ノ岳、利根川水源の山・大水上山を巡る山旅 完。
4時起きで日の出が見られて良かったですね。
中ノ岳から兎岳まで、高山植物が沢山咲いていましたね。
ゼンテイカ、サラシナショウマ、ハナニガナくらいしか知りません。
利根川はここを水源としているなんて、何だか感動します。
トラノオとトリカブトの仲間は分かります。
連なる山々のパノラマ写真が素晴らしいです。
天国に近いような…。
川で泳いだとはびっくりです。
水が冷たかったでしょう。
それにしてもshuさんの登山の師匠という方は凄いですね。
いつも標準タイムより早く歩いておられるshuさんが、待っていてもらうなんて。
無事のお帰り何よりです。
お疲れ様でした。
私の知らない世界を見せて頂いて、感謝です。
綺麗なのと何かオーラを感じます。
深田久弥さんの越後三山の説明を読むと
それぞの山のイメージが分かりやすく伝わってきます。
中ノ岳、富士山が見える高さなんですねぇ
雪渓が続く滝谷渓谷、
新幹線が無い頃、特急トキに乗って両親の故郷の家に行った時、
まさに、川端康成のトンネルを出ると雪景色だったのを思い出します。
雪深い越後を感じますね。
大草原の小さな家
こんな景色もあるんですねぇ。写真撮りたくなります^^
ギンリョウソウ、
こちらの緑道にもあるんですが、何回見ても
不思議を感じます。
そしてたくさんの山野草楽しませてもらいました。
越後三山中ノ岳の登山、お疲れ様でした^^
花に関して、いくつか。
まずはラストの方のギンリョウソウですが、これはギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)です。
ギンリョウソウによく似ていますが、別属。
ギンリョウソウは初夏に出ますが、こちらは秋が近づくと出るので、
アキノギンリョウソウの別名があります。
セリ科植物もちょっと不満があります。
イブキゼリモドキとした植物は葉を見る限り、ミヤマセンキュウの方かなと思いました。
ただ環境によって、生育状態が良いとこんな感じにもなるのかなと思ったりして、確定には至りませんでした。
オオハナウドは葉の写真が無いので、こちらも確定は出来ませんでしたが、
花序の印象では別属のシシウド属の何か(ミヤマシシウドなど)と思いました。
越後三山1泊2日の山旅、大変お疲れさまでした。
経験したことのない山登りの実際を疑似体験でき、
素人でも、大変さと魅力の両方を少し理解できました。
また、日頃見ることのできない山頂からの越後の山々、
珍しい高山植物の数々を楽しませていただきました。
ありがとうございました。
また、次の山旅紀行の投稿を楽しみにしています。(^.^)
おはようございます。
山行記録、堪能しました。
一気に読みました。
地図と見比べながら、歩いているような気分になりながら読ませていただきました。
しんどい登山でも高山植物が癒しになっていることがよく分かりました。
山に師匠の体力には驚かされますね。
今回は足の不調もなく無事下山されて何よりでした。
瑠璃色の実、葉も見えていますので、ツバメオモトかなと思いましたが。
馬の背のようなところを歩いていると、両側が切り落ちていて、谷底を見ていると、怖い気持ちにもなったことがあります。
早いものであれから1週間になります。
ようやくブログを書き終えて、来週の山に想いを巡らせています。
川で泳ぐのは子供の時以来だと思います。
小学生になって、泳ぎを覚えたのは川でした。
色の付いた石を淵に投げ込んで、それを潜って拾う遊びを良くしました。
学校にプールが出来たのはその後です。
冷たかったですかって?
はい。冷たかったです。それでも20℃近くはあったように思います。
淵を流れに乗って下り、今度は遡ろうとしたのですが、前に進めず、最後は横へ動いて足をつけました。
凄く透明で、そのまま飲んでも良いほどの水でした。
朝焼けを山頂で見るのは嬉しいですね。
今回は山頂に二人だけでしたので、誰に遠慮することもなく写真も撮れました。
それから、朝焼けを見ながらコーヒーを飲み、パンをかじるのも素敵な時間でした。
帰ってから地図を見ると、陽が昇って来たのは、福島県の南会津町を只見町の境にある1500~1600mほどの山々が連なる所のようでした。
会津から越後にかけては、本当に山が多いですね。
日本百名山によると、深田久弥氏は越後駒ヶ岳から中ノ岳を経て、八海山へと歩いています。
久弥さんはその中から標高がより高い中ノ岳ではなく、越後(魚沼)駒ヶ岳を百名山に選んでいます。
そして、その理由が「山としてこれが一番立派だから」としか書かれていません。
その後に「新編会津風土記」の一文を添えてありますが、それ以外に何かこの山についての想いがあったのでしょうか。
私にとっては、謎のひとつです。
ギンリョウソウモドキは、初めて知った植物でした。
写真も師匠が撮っていて、私は残念ながら実物を見られませんでした。
ミヤマセンキュウは、前日にミヤマセンキュウと書いたものをイブキゼリモドキだと教えていただきました。
今回も初めにミヤマセンキュウと書いたのですが、昨日の印象が強くイブキゼリモドキに直してしまいました。
確実に照合して書くべきだったと反省しています。
ミヤマシシウドは、現物を見てミヤマシシウドだと思い、葉の写真は撮りませんでした。
しかしブログを書く際に図鑑の記述や写真を見ると、オオハナウドに思えて、オオハナウドと書いてしまいました。
葉の写真を撮らなかったのは反省です。
「山渓ハンディ図鑑」には、「オオハナウドは開けた草地に生える。高さ1.5~2m」、ミヤマシシウドは「開けた草地や道ばたに生える。高さは50~150cm」とありました。
実際の背丈は私の目線ほどで、微妙でした。
「花かおる越後三山」にオオハナウドは載っておらず、ミヤマシシウドは載っていました。
以上より、実際に見た印象とガイドブックの記載の有無からもミヤマシシウドと思い、モウズイカさんに教えていただいたように本文を修正しました。
何度もお世話になり、ありがとうございました。重ねてお礼申し上げます。
このところ一人での山旅が多く、師匠との山行は、昨年八ヶ岳に出かけて以来です。
師匠は大学山岳部の出身で、その後もヒマラヤ7000m級の未踏峰を踏破するなど、山の経験が豊富な人です。
一緒に歩くのは年1回ですが、いつも勉強になります。
といっても師匠のペースに着いて行くのは無理で、師匠が私に合わせてくれています。
今回は怪我こそありませんでしたが、翌日の筋肉痛がひどかったです。
来年は会津に同行いただくようお願いしました。
次の山旅ですが、今年まだ出かけていない白山に行こうと思います。
但し、お天気次第なので、天気予報を見る限りかなり心配です。