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shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

コシノコバイモ、ホクリクネコノメ、コシノチャルメルソウなど(雪国植物園)

2025-04-04 09:41:38 | みんなの花図鑑
3月31日に雪国植物園を訪ねた。この植物園は、日本海多雪地帯(雪国)の里山の自然植生を大切にして構成されており、外国の植物・園芸植物・海浜の植物は一切植栽されていない。あたかも自然豊かな北陸の里山を歩いている気分で、園内を回ることができるのが嬉しい。

この植物園で毎年楽しみにしている植物がいくつかある。前回のブログでご覧いただいたコシノカンアオイもそうだが、これからご覧いただく花々もそうだ。
先ずはコシノコバイモ(ユリ科バイモ属の多年草)である。この植物は弥彦山で初めて観ていて、ここで観るのが2回目だった。本州の山形県から石川県にかけた日本海側、静岡県、岐阜県、愛知県に分布するが、山形県や静岡県では絶滅危惧種に指定されている貴重な植物だ。




続いてはホクリクネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草)である。この植物は、本州の山形県南西部・福島県西部・新潟県から島根県までの日本海沿岸部の多雪地帯に分布する。石川県にある私の故郷の山でもよく見かける植物である。


次はコシノチャルメルソウ(ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草)だが、上手く写真に収めることができなかった。この植物は、本州の新潟県および富山県東部にだけ自生する。次回来る際は、きれいに撮るように心がけたい。


続いてはアズマシロカネソウ(キンポウゲ科シロカネソウ属の多年草)である。この植物は、本州の秋田県・岩手県から鳥取県・岡山県にかけての日本海側に自生する。


なおGoogle AIにアズマシロカネソウとサンインシロカネソウの違いを訊ねたところ、下記のような回答があった。
【アズマシロカネソウとサンインシロカネソウの違い】
・花の赤茶色の斑の入り方:アズマは花全体にランダムに入り、サンインは花の付け根に入ります。
・草姿:アズマは直立しますが、サンインは斜め横に広がる傾向があります。
・萼片の色:アズマはクリーム色、サンインは赤紫色です。
・分布:アズマは本州の関東地方以西に、サンインは本州の福井県から島根県にかけての山地に分布しています。


オウレン(キクバオウレン、キンポウゲ科オウレン属の多年草)は、花期が終わりに差し掛かっていた。カタクリはまだ芽吹いていないものが多く、キクザキイチゲは曇天のため花を閉じていた。
 

最後にお馴染みのショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)をご覧いただきたい。


次回はスミレの仲間、トキワイカリソウなどをご覧いただこうと思う。