shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

山での食中毒反省記

2023-07-31 20:13:29 | 山行・旅行
山での遭難というと、道迷いや滑落・転倒が原因となることが多いですが、体調不良も遭難の原因になり得ます。
この度、入山中に感染性胃腸炎(食中毒)の症状を起こし、ヒヤリハットを経験しましたので、反省しつつご報告したいと思います。

今回は北アルプスの鹿島槍ヶ岳を目指して、2泊3日の予定で、7月27日早朝に長野県大町市の柏原新道入口から入山しました。
天気は快晴で、気分は上々でしたが、歩き出してすぐに胃がチクチク痛むのを感じました。普段から胃が痛むことが時々あるのでそれほど気にせず、やがて治まるだろうと考えていました。
柏原新道は標高1339mの登山口から標高2460mの種池山荘まで、標高差1000mあまりを一気に登る登山道です。標高差はありますが急な傾斜はなく、極めて歩きやすい道です。

計画はテント2泊分の装備(約15kg)を担いで登るので、コースタイム3時間50分の1.2倍、それに休憩時間を加えて5時間30分を見て作りました。入山は5時30分でした。
歩き出しからすぐに多くの登山者に追い抜かれました。これは想定内でのことです。ほとんどの登山者は日帰りまたは山荘泊なのでザックは軽そうに見えました。中には私と同じくらいの荷物を背負った登山者もいましたが、彼らはほとんどが若者でした。
従って抜かれるのは気にせず、ペースを保ってゆっくり歩き、休憩も1時間ごとに取りました。

標高が2000mを越えた辺りで、胃痛の頻度が高まってきました。既にコースの半分を過ぎていて、下山するか悩ましいところでした。結局テント場まで行って、早めに休憩した方がよいと判断し登ることにしました。
最後は相当ペースが落ちで、100mほど行っては休むほどでしたが。正午に種池山荘に到着しました。

テント場は空いていて、木陰の一等地にテントを張ることができました。
予定していた散策もほとんどせず、食事はその日の早朝にコンビニで買ったおにぎりをゆっくり食べました。
そして16時に就寝しました。

ところが20時に目覚めました。初めは軽い腹痛でしたが、その後は2時間ごとに下痢でトイレに行くことになり、朝方には嘔吐もありました。
トイレに行く間、満天の星空が唯一の慰めでした。しかしじっくり星を眺める余裕など、まったくありませんでした。
翌朝も快晴で、朝陽が山に当たる景色は最高でした。普段ならカメラを持って小走りに撮影スポットへ行くところです。
ところが写真を撮る元気すらなく、再びシュラフに入って休むしかありませんでした。

持っていた薬の中に胃薬がありましたのでそれを飲みましたが、症状が治まることはありませんでした。
朝方には下痢も出し切ったように思ったので、ここは頑張って下山しようと決めました。
食料の内、缶詰や菓子パン、菓子類は山小屋のスタッフさんが気前よく受け取ってくださいました。1kgほど荷物が軽くなったと思います。

6時30分に下山を開始し、途中で下痢はありませんでしたが、嘔吐が2回ありました。
休んでいて何度か登山客に声を掛けられました。ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。また正露丸を下さった方には、心からお礼申し上げます。
結局、下りのコースタイムが3時間のところを休憩を含めて5時間30分かけて登山口に行き着きました。

下山した後には、食欲はないものの、下痢や嘔吐の症状はなくなりました。
登山口近くの日帰り温泉施設で入浴と休憩をし、水分補給もしっかりして自宅まで帰りました。
帰って驚いたことに、体重が出かける前より3kgも減っていました。2日間ほとんど食べていないのですから、当たり前ですね。

本日、念のため、山に詳しいかかりつけ医に診てもらってきました。
レントゲンまで撮った結果は、「感染症です。何か変なもの食べたんじゃないの?」でした。
山に入る前は体調を整え、食事にも気をつけなければいけないと反省しました。
そして医者の薦めもあり、山へ持っていく薬に整腸剤を加えることにしました。

写真は下山開始間際に種池山荘から撮ったものです。
次報では登山道と種池山荘付近で観た植物をご覧いただこうと思います。








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尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その④(下山)

2023-07-26 05:30:12 | 山行・旅行
この記事は、尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その③(尾瀬ヶ原で観た花々)からの続きです。

7月18日の朝、目覚めたらテントの周囲が騒がしかったです。時刻は4時27分、寝過ごしました。
急いでカメラを持って尾瀬ヶ原へ向かいました。
既に多くのハイカーが木道に出ていました。

撮影した順にご覧いただきます。




燧ヶ岳です。




至仏山です。




写真を撮りながら木道を小走りに移動していたら、靴底に違和感を覚えました。
何とソールが剥がれていました。2年前にソールを張り替えたばかりなのに、どうしたことでしょう!?
ソールの剥がれを気にしつつも、至仏山に朝陽が当たる写真を撮り続けました。


さて、このままでは歩けません。先ずはテント場へ帰り応急処置をすることにしました。
靴を洗い、乾かし、持参していたテーピングテープでソールを密着させました。
さらにナイロン紐で縛りました。ナイロン紐は山小屋の方からいただきました。
具体的には前後に輪っかを作り、それをアイゼンを装着するように結びつけました。この結び方は漁師が昔漁で使っていたガラス製の浮き球を紐で覆うやり方です。
これで何とか歩けますが、紐がすり切れないよう、今日は寄り道をせず下山することにしました。


ということで、予定していた尾瀬ヶ原とアヤメ平の散策は止めて、真すぐに下山することにしました。


朝食を済ませ、テントを撤収し、7時1分に見晴キャンプ場を出発しました。


先ずは尾瀬ヶ原を西に向かって歩きます。


途中で観たコバギボウシ(キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)は朝露に濡れていました。


カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)です。


こんな小さな花も観ました。


沼尻川を渡り、福島県から群馬県に入ります。


龍宮小屋を通り過ぎます。


竜宮十字路を左折し、尾瀬ヶ原に別れを告げます。
 

長沢新道に入りました。クマ出没注意の表示と、クマ除けの鐘が設置されていました。私もザックに鈴を付けました。


少し歩くと大きなミズナラの樹がありました。


森の中に入り傾斜も急になっていくので、カメラをザックにしまいました。


ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草)が現れました(i phoneでの撮影です)。森の中でギンリョウソウをたくさん観ましたが、その他の花は見ませんでした。
 

長沢新道は距離が短い分、所々傾斜が急です。急傾斜を登りきると木道に変わり、やがてベンチが置かれていました。土場の標識がありました。
ここでコーヒーとクッキーの軽食を摂りました。
 

土場から30分歩いて、アヤメ平方向との分岐に出ました。富士見田代です。


ここではたくさんのタテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の越年草)とワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草)を観ることができました。












富士見小屋跡の公衆トイレで手ぬぐいを濡らして首に掛けました。この日は前日ほど暑くなかったですが、これから標高を下げていくと暑くなりそうでした。
先月観た場所と同じ所に、ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属の多年草)が群生していました。一部は果実になっていましたが、花が咲いているものもありました。


この後林道をひたすら歩き、水場で給水しました。靴の状態が良好であることを確かめて、水容器に3.2Lを入れて持ち帰りました。
この冷たい水は現地で飲んだら美味しかったですが、温まると鉄味がして美味しいとは思えませんでした。
まあトレーニングにはなったと思います。

12時5分に富士見下駐車場に着きました。
靴のトラブルがあり行程を短縮しましたが、無事に下山でき良かったです。
ちなみに靴はすぐに修理に出しました。修理が完了するまで別の靴を履くことになります。
明日からは北アルプスへ出かけます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回(完)
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尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その③(尾瀬ヶ原で観た花々)

2023-07-25 05:30:21 | 山行・旅行
この記事は、尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その②(富士見峠~見晴キャンプ場)からの続きです。

7月17日、正午に見晴キャンプ場に到着し、生ビールを流し込んで体温を下げた後、テントを設営しました。
ここまで歩いてくる中で休憩の度何かしら食べていたので、腹具合は大丈夫です。
そこで尾瀬ヶ原を歩いてくることにしました。

この時間、尾瀬ヶ原は空いていました。暑さのせいかもしれません。少しは雲が出てくれればいいのにと思いながら、先ずは見晴から北に向かって歩き出しました。



(尾瀬ハイキング・観光情報 尾瀬ガイドCopyright©2009 https://www.oze-hiking.com All Right Reserved.)

今の時期の尾瀬ヶ原で一番たくさん見かける花はキンコウカ(キンコウカ科キンコウカ属の多年草)です。
かつてはユリ科でしたが、今はキンコウカ科になっているようです。ヤマケイハンディ図鑑ではノギラン科と記載されています。




続いてみたのはカラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)です。
カラマツソウもかなりの数を見ました。




続いてはオタカラコウのようです。舌状花が8個あるように見えました。
オタカラコウも、やはりかなりの数を見ました。




湿原の中に青紫色の蕾がぽつんと見えました。探すと花が開いているものもありました。コバギボウシ(キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)です。
歩いた中で広い範囲で見かけました。




続いて観たのがサワラン(ラン科サワラン属の多年草)でした。名前を思い出すのに時間がかかりました。
まとまって咲いてはいませんが、所々で見かけました。










次はオトギリソウの仲間で、たぶん普通のオトギリソウ(オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)だと思います。




20分ほど歩いて東電小屋分岐に着きました。ここを左折(西進)しました。
 

左折してすぐに観たのが、尾瀬を代表する花のひとつ、ゼンテイカ(別名ニッコウキスゲ、ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属の多年草)です。
湿原の乾いたところや木道の間に観られました。






続いてシソ科の小さな花を観ました。名前を帰宅後に調べたところ、ミヤマタムラソウ(別名ケナツノタムラソウ、シソ科イヌハッカ亜科アオギリ属の多年草)のようでした。
ミヤマタムラソウは、本州の中部以北の深山に分布し、アキノタムラソウに似ていますが、花冠は唇形で1.5cmほどあり、2本の雄しべが花外に突き出すようになるのが特徴です。
私はこの花を観るのが初めてでした。




やがてすぐに東電尾瀬橋に着きました。橋を渡って湿原の花を観察するつもりでしたが、木道の付け替え工事の最中でしたので引返しました。
帰路に東電尾瀬橋から只見川の清流を写しました。
 



東電小屋分岐まで戻り、今度は北へ向かいました。




この辺りではワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草)の果実をぽつぽつ観ました。ワタスゲは年によって咲き具合が異なるようで、今年は少ないようです。


オニシモツケ(バラ科シモツケソウ属の多年草)も観ました。尾瀬でオニシモツケを観たのは初めてでした。




名前が分からない小さな花を2つ観ました。観たのはそれぞれ1株ずつでした。
いずれも教えてGooで訊ねたところ、最初の花はコアニチドリ(ラン科ヒナラン属)でした。初めて見ました。


そして、こちらはイワアカバナ(アカバナ科アカバナ属)のようでした。


温泉小屋が見える辺りまで行きましたが、少し雲行きが怪しくなってきたので引返しました。結果的に1時間ほど歩いて、雨は降りませんでした。
一旦テント場まで戻り休憩した後、15時過ぎに今度は見晴から竜宮の方に向かって歩きました。所々で振り返って見晴の小屋と燧ヶ岳を撮りました。








その間に観た花をご紹介します。
見晴から出てすぐのところにナガバノモウセンゴケ(モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草)が群生しています。今年は花を観ることが出来ました。
木道から手を伸ばして望遠マクロレンズで撮りましたが、小さな花なのでこれが限界でした。












湿原の中に小さな青い花が咲いていました。後で写真を観たらタテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の越年草)のようでした。


尾瀬ヶ原ではノアザミ(キク科アザミ属の多年草)を多く観ました。
小さなチョウが止まっていることが多く、チョウの種類も同じようでした。






トンボも止まっていました。


尾瀬ヶ原ではトンボを多く観ました。いくつかの種類がいるようです。












鳥も観ました。残念ながら鳥撮り用のカメラでないので、うまく撮れませんでした。




2回目の散策も1時間ほどで戻り、テントの中で休憩しました。
夕食はアルファ米を使った混ぜご飯と、スープ代わりの少量のカップ麺で、カロリー重視のメニューとなりました。
翌朝の撮影に備えて早々に眠ろうと思いましたが暑くて眠れず、結局眠りについたのは21時半でした。

尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その④(下山)に続きます。

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尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その②(富士見峠~見晴キャンプ場)

2023-07-21 05:30:06 | 山行・旅行
この記事は、尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その①(富士見下~富士見峠)からの続きです。

7月17日、9時4分に公衆トイレがある富士見峠を出発しました。
わざわざ公衆トイレがある富士見峠と書いたのは、この先に本来の富士見峠があるためです。公衆トイレの方はかつて隣に富士見小屋があったので、富士見小屋跡と呼ぶ方がよいかもしれません。そこから本来の富士見峠までは200mほどです。
富士見峠で道が分岐します。左(北)へ折れると見晴方面で、真すぐ(東に)進むと白尾山(標高2003m)、皿伏山(同1917m)を経て尾瀬沼に出ます。左に折れます。
 

ここで富士見峠から見晴キャンプ場までの行程をご覧いただきます。この道は八木沢道と呼ばれ、古い時代に馬で荷物を運んでいた道です。そのため傾斜が緩やかで歩きやすくなっています。
標高は富士見峠が1883mで、見晴キャンプ場が1420mです。その間はずっと下りです。富士見峠から2.5kmのところ(見晴までは3.2km)に昼場という休憩適地があります。その先1kmほどで八木沢を渡ります。八木沢を渡ると見晴キャンプ場までは、ほぼ平坦な道になります。


富士見峠から3~4分歩くと、東側に日光の山並みが見えてきました。


林道脇には見られなかったゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)が見られました。


道が再び林の中に入り、傾斜が少し急になったところに「十二曲り」の標識がありました。十二曲りは登山道が小刻みにジグザグに曲っている坂道のことで、白山や火打山にも同じ名前の地名があります。この道の十二曲りは白山や火打山に比べると、ずいぶん緩傾斜になっていました。


この辺りの林は針葉樹と広葉樹が混じる混生林で、広葉樹ではブナやダケカンバが多く観られました。


また木々の間から燧ヶ岳が時々顔を出してくれました。


単調な道なのでカメラをザックにしまい、肩の負担を減らしました。


これが昼場に着く前に撮った最後の写真です。


10時26分に昼場に着きました。山から流れ出た水が登山道を横切って流れています。水温はそれほど低くないものの、顔や手を洗い手ぬぐいを浸すには十分な水でした。


昼場からは燧ヶ岳もよく見えました。ここでお茶を飲んで小休止しました。


再び森の中を歩き、10時26分に八木沢橋に着きました。


橋を渡って河原に下りると、ちょうど腰掛けるのに良い石がありました。


この日はとても暑かったので、全身汗びしょでした。
シャツを脱いで濡らした手ぬぐいで身体を拭きました。ついでにシャツを洗って、濡れたまま着たら涼しくて気持ちよかったです。
靴と靴下も脱いで、川に入り涼みました。泳ぎたいくらいでしたが、それには水量が足りません。よく観ると小さな魚が泳いでいました。


20分ほど河原で休憩し、再び歩き出しました。
登山道脇に相変わらず花は見られませんが、こんな果実を見ました。葉の形からするとズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草)でしょうか。自信がありません。
 

八木沢沿いにしばらく歩くと左手に湿原が現れます。そこに咲いていたのが、背の高いこの花です。


マルバダケブキ(キク科メタカラコウ属の多年草)かと思ったのですが、私の背丈ほどあるので自信がありません。
それにマルバダケブキは湿原に咲く花ではありません。何でしょう?


12時2分に見晴キャンプ場に着きました。テントを張る場所は十分に空いていて、西日が当たらない木陰を選んで場所を確保しました。
続いてキャンプの申し込みのため、燧小屋に向かいます。テント泊の料金1000円と生ビール代900円を支払い、先ずは嬉しい1杯です。生き返ります!
小屋の前にゼンテイカ(ニッコウキスゲ)が咲いていました。気温は29℃もありました。


素早くテントを張って、尾瀬ヶ原の散策に出かけました。青いテントが私の家です。


この後、尾瀬ヶ原で観た花をご覧いただきますが、長くなりましたので続編でご覧いただこうと思います。
申し訳ありません。

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尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その①(富士見下~富士見峠)

2023-07-20 05:30:26 | 山行・旅行
7月17、18日に尾瀬を歩いて来ました。尾瀬への入山は積雪期の至仏山登山を含めて、今年に入り3回目です。
今回は富士見下から入山し、富士見峠を経て見晴(みはらし)でテント泊し尾瀬ヶ原を散策、翌日は竜宮(りゅうぐう)を経て富士見峠へ出る周回コースを歩きました。

【1日目】時間 8時間28分(うち休憩 2時間24分)、距離 15.1km、登り/下り 677m/576m


【2日目】時間 5時間4分(うち休憩39分)、距離 11.5km、登り/下り 522m/620m


今回のハイライトは早朝の燧ヶ岳と至仏山の風景、そしてこの時期に尾瀬ヶ原で観られた花々ですが、先ずは歩いた順にご覧いただきたいと思います。
7月16日に前橋市内の娘宅に前泊し、富士見下には6時に着きました。軽く朝食を摂り、身支度して出発したのが6時20分でした。


富士見下から富士見峠までのコースタイムは2時間50分で、未舗装の林道を歩きます。
道脇に咲く花は少なく、最初に観た花はヤマキツネノボタン(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)のようでした。


続いて谷側に開いた斜面でヨツバヒヨドリ(キク科ヒヨドリバナ属の多年草)の群落を観ました。この花が開くのはこれからで、開花するとアサギマダラが来そうなほどの群落でした。




その先の山側の法面に、見慣れない蔓性の5弁花が咲いていました。
調べるとイケマ(キョウチクトウ科イケマ属の多年草)のようでした。尾瀬沼ビジターセンターのブログに興味深い記事を見つけました。引用します。
イケマにはアサギマダラという渡り蝶が卵を産み付け、その幼虫はイケマの葉を食べて大きくなります。イケマはアルカロイドを含む毒性植物なので、その毒を体内に取り込むことで、アサギマダラは外敵から身を守ります。
ヨツバヒヨドリの近くにイケマが観られたのは、何か関係があるのだろうかと思いました。


法面にはノリウツギ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木)らしき花も咲いていました。


こんなふうに書くとたくさん花が咲いていたように思われるかもしれません。しかし実際はほとんど花は観られず、単調な登りの林道歩きでした。
50分ほど歩いたところで平らなところに出ました。ウグイスやカラ類の鳴き声が聞こえていました。樹木は歩き始めたときからミズナラが多く観られ、直径が2mもある巨木もいくつかありました。この辺りではブナとダケカンバが多く観られました。ミズナラもまだ観られました。


歩き始めて1時間ほどすると、道端にニガナ(キク科ニガナ属の多年草)がぽつぽつと現れました。


初めに観た花は舌状花が6個のものでしたが、標高を上げていくと舌状花の数が増えていき、富士見峠近くで観た花は10~12個ありました。
この舌状花が多い種はハナニガナ(分類上はシロバナニガナの品種)になります。また至仏山では高山帯で観られるクモマニガナ(舌状花は11個)も観られます。
舌状花の数が8~10個あるタカネニガナは、高さが20cm以下で、葉が茎を抱かないことで区別できます。
林道脇に咲いていた花で、数が一番多かったのはハナニガナでした。


下の写真は、帰路(翌日)に富士見峠近くにある富士見田代で撮ったものです(i phoneでの撮影です)。シロバナニガナ(ニガナの亜種)だと思います。


歩き始めて1時間20分で水場に着きました。ここの水は雪解け水かと思うほどの冷たさです。両手ですくって2杯飲みました。また手ぬぐいを濡らして首に掛けると、暑さが一気に和らぎました。


水場の周りに咲いていたのがこの花です。
花だけを観ても分かりませんでしたが、葉を観るとヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属)の雄株のようでした。






前回来た時にゴゼンタチバナやマイヅルソウが咲いていた場所を探しましたが、花はありませんでした。
また、スミレの仲間も一切観ませんでした。

歩き始めて1時間50分、正面にアヤメ平に続く稜線が見えてきたら富士見峠はもうすぐです。


展望が開けたところへ出ました。前回来た時にここから富士山が見えましたが、今回は正面の赤城山がどうにか見える程度でした。


8時35分に公衆トイレがある富士見峠(標高1883m)に着きました。コースタイムが2時間50分のところを2時間15分で着きました。
前回より2分遅かったです。暑さのせいだと思います。洗面所の水で手ぬぐいを洗って、再び首に掛けました。


 

陽射しを避けて建物の陰で、2回目の朝食を摂りました。その間靴と靴下を脱いで乾かしました。
近くにキク科の白い花が咲いていました。




9時4分再び歩き出しました。この先は登山道になりますが、見晴までずっと下りです。数年前に一度歩いた道です。さあ、行きましょう!

その②に続きます。
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マンリョウとセンリョウ

2023-07-16 06:38:33 | みんなの花図鑑
昨日、庭に咲いていた花をブログに上げました。
いただいたコメントを見ていて、マンリョウとセンリョウを撮り直そうと思い、先ほど庭に出ました。

マンリョウはほとんどの花が終わっていました。
センリョウはまだ咲いている花が多かったです。




今日も暑くなりそうです。
熱中症にお気を付け、お過ごしくださいませ。
本日はこれから出かけますので、コメント欄は閉じてあります。
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7月上旬に咲いた花 - 我が家の庭

2023-07-15 05:30:04 | みんなの花図鑑
7月上旬に我が家の庭に咲いていたお花です。
先ずは小さなお花を2、3ご覧ください。どれも赤い実が生ります。

マンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木)です。
いつの間にか株が増えました。赤い実がなる木と白い実がなる木があります。


センリョウ(センリョウ科センリョウ属の常緑小低木)です。
熟すと真っ先にヒヨドリが食べに来ます。


ソヨゴ(モチノキ科モチノキ属の常緑小高木)の果実です。今年はたくさん実が付きました。
モチノキ科の果実はあまり鳥に人気がないようです。しかし最後には鳥の餌になっています。

続いても小さな花です。

ローズマリー(シソ科アキギリ属 の常緑小低木)です。けっこう長い間咲いています。
半日陰に移したのですが、元気に育っています。




キンカン(ミカン科ミカン属の常緑低木)です。熟すとヒヨドリが食べます。実が大きいのでヒヨドリでも丸呑みはできません。


キキョウ(キキョウ科キキョウ属の多年草)は長い間咲いています。


ルリマツリ(イソマツ科ルリマツリ属の落葉低木)が咲きだしました。毎年11月まで咲いています。
昨冬、地上高10cmほどに剪定しましたが、すでに60cmを超えるまでに生長しました。


バラ(バラ科バラ属の落葉低木)は2種類が11月まで咲きます。12月になっても蕾が付きますが切っています。


ダリア(キク科ダリア属の多年草)も長い間咲いています。


ネジバナ(ラン科ネジバナ属の多年草)は果実になりました。
この1本を残して芝生と一緒に草刈しました。

この他、季節外れのサツキが何輪か咲いています。ナンテンも一枝に季節外れの花がびっしり咲いています。
コムラサキもまだ新しい花が開いています。
グラジオラスは2株が終わって、1株が遅れて咲き出しました。サボテンがまた咲きました。

おまけの写真は、近所で見かけた桜ネコです。近所に野良猫が数匹いますが、どこで何を食べているのでしょう?
時々我が家の車の下に入ったりしていますが、暑くないのでしょうか?


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無事に巣立ちました

2023-07-13 05:29:51 | 
毎年、娘の嫁ぎ先の住家の軒先にツバメが営巣します。
2週間前に撮った写真ですが、お蔵入りしていたものを掘り出しました。
雛は4羽いて、その後いずれも無事に巣立ちました。








時にはこんなことも。
親が餌を運んできても、お尻を向けていたのでは困りますね。


今では巣立った幼鳥も元気に飛び回っています。

撮影:2023/06/29

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植物クロスワード(37)『植物の名前を漢字で書くと(第三弾)』の解答

2023-07-12 05:30:00 | クロスワードパズル


タテのカギ
1 『紫』。
2 花より団子。色気より――。
3 アメリカ第2の都市の日本語での略称。
5 ――メディア、――プロダクション、――ゲーム。
6 岩手県久慈地方で、小正月の夜に恐ろしい木の面をかぶり、わらみのを付け、包丁や刀を持った装いで、家々を訪れる独特の風習。来訪神の一種。
7 『下野』。
9 『躑躅』。
14 『青木』。
15 『水木』。
18 『木斛』。
19 『榊』。
20 『満作、万作、金縷梅』。
22 佐賀県の東部にある町名。国道3号が通り九州自動車道の鳥栖ICからも近い。町名は基山(きざん、標高404m)に由来する。
24 国際単位系 (SI) におけるSI接頭語の一つで、基礎となる単位の 100分の1の量であることを示す。
26 金銭の貸借が行われた場合、その使用の対価として借り手が貸し手に支払う金銭。
27 阿波おどりなどで、踊りを踊る団体。

ヨコのカギ
1 『無患子』。
4 『山梨』。
8 洋食屋で出されるご飯。
10 『李』。
11 すじこやいくらの親。タテ5ではない。
12 『八手』。
13 相撲で、まわし、またはまわしの部分。「前――を取る」。
16 『葵』。
17 『水目』。ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)とも呼ばれる。
21 かぐや姫が帰っていったところ。
23 『蜜柑』。
24 10の3乗。
25 ♪アルプス一万尺 ――の上で アルペン踊りを さあ踊りましょう。
27 物事が互いにつながっていること。「負の――を断ち切る」。
28 『熊四手、熊垂』。
29 『寒竹』。

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
次回の植物クロスワードは、8月10日です。

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植物クロスワード(37)『植物の名前を漢字で書くと(第三弾)』

2023-07-10 05:30:01 | クロスワードパズル
これまで2回お楽しみいただきました『植物の名前を漢字で書くと』の、今回は第三弾です。今回は主に樹木の名前です。
植物に限らず、生物の名前は一般にカタカナで表します。
カタカナで書く理由は、他の文章と生物名を明確に区別できるという利点があるからです。同じ理由で、学名の表記はイタリック体で表します。
生物の名前には、漢字で表記できるものもあります。例えばアセビは『馬酔木』、ボケは『木瓜』です。

それでは、カギに書かれた17個の『漢字の名前』をもとに、クロスを埋めましょう。いくつかは難読漢字ですが、前回よりやさしいと思います。
解答は7月12日にアップします。どうぞお楽しみくださいませ。


タテのカギ
1 『紫』。
2 花より団子。色気より――。
3 アメリカ第2の都市の日本語での略称。
5 ――メディア、――プロダクション、――ゲーム。
6 岩手県久慈地方で、小正月の夜に恐ろしい木の面をかぶり、わらみのを付け、包丁や刀を持った装いで、家々を訪れる独特の風習。来訪神の一種。
7 『下野』。
9 『躑躅』。
14 『青木』。
15 『水木』。
18 『木斛』。
19 『榊』。
20 『満作、万作、金縷梅』。
22 佐賀県の東部にある町名。国道3号が通り九州自動車道の鳥栖ICからも近い。町名は基山(きざん、標高404m)に由来する。
24 国際単位系 (SI) におけるSI接頭語の一つで、基礎となる単位の 100分の1の量であることを示す。
26 金銭の貸借が行われた場合、その使用の対価として借り手が貸し手に支払う金銭。
27 阿波おどりなどで、踊りを踊る団体。

ヨコのカギ
1 『無患子』。
4 『山梨』。
8 洋食屋で出されるご飯。
10 『李』。
11 すじこやいくらの親。タテ5ではない。
12 『八手』。
13 相撲で、まわし、またはまわしの部分。「前――を取る」。
16 『葵』。
17 『水目』。ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)とも呼ばれる。
21 かぐや姫が帰っていったところ。
23 『蜜柑』。
24 10の3乗。
25 ♪アルプス一万尺 ――の上で アルペン踊りを さあ踊りましょう。
27 物事が互いにつながっていること。「負の――を断ち切る」。
28 『熊四手、熊垂』。
29 『寒竹』。
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白山高山植物園(後編)

2023-07-02 09:32:39 | 山行・旅行
この記事は、白山高山植物園(前編)からの続きです。

引き続き、白山高山植物園で観た花をご覧いただきます(アイウエオ順)。
・イチヤクソウ(ツツジ科イチヤクソウ属の多年草)
根元に見える濃緑色の根生葉がイチヤクソウの葉です。上の方に見える葉は別の植物のものです。


・イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属の小低木)
ミツバチが盛んに吸蜜していました。






・イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属の多年草)


・オオコメツツジ(ツツジ科ツツジ属の落葉低木)


・オオバギボウシ(リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)
花は下から上に順に開きます。








・オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属の多年草)
花は下から上に順に開きます。




・オニシモツケ(バラ科シモツケソウ属の多年草)


・カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)
咲き始めたばかりでした。


・キリンソウ(ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草)
アキノキリンソウはキク科です。






・ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草)
通常ギンリョウソウの雄しべは花冠の中にあり、前から先端が見えるだけです。この個体の雄しべは大きく外へ飛び出しています。何らかの理由で花被片がなくなったのが理由だと思います。


・クガイソウ(オオバコ科クガイソウ属の多年草)
花は下から上に順に開きます。


・ササユリ(ユリ科ユリ属の多年草)
ここでは花期が終わりを迎えていました。


・シモツケソウ(再掲)










・ゼンテイカ(再掲)








・タカネナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属の多年草)
カワラナデシコの高山型の変種です。花弁は5個で先端が細かく裂けます。




・タカネマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草)
マツムシソウの高山型変種です。マツムシソウより大きな花を咲かせます。ヒョウモンチョウが来ていました。










・ノウゴウイチゴ(バラ科オランダイチゴ属に分類される多年草)
7~8弁の白い花を咲かせます。


・ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属の落葉低木)


・バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属の落葉低木)
花は終わっていました。


・ハクサンタイゲキ(トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草)
花は終わり果実が生っていました。




・ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属の多年草)




・ハナチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属の多年草)
葉は3回奇数羽状複葉で、頂小葉は卵形、長さ5~10㎝、先は鋭形、基部は浅い心形~楔形。葉縁は重鋸歯(鋸歯のノコギリの歯ひとつの辺が、さらにギザギサしている)です。
類似のトリアシショウマは葉の基部が浅い心形で、葉先が鋭頭~尾状鋭頭、葉縁の重鋸歯が欠刻状(葉の縁が、突き出てはおらず、鋭い切れ込みが入る)をしています。






・ヤマオダマキ(キンポウゲ科オダマキ属の多年草)




・ヤマブキショウマ(バラ科ヤマブキショウマ属の多年草)


最後に白山高山植物園のお花畑の様子と、そこから見える白山をご覧いただきたいと思います。








白山高山植物園(完)

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白山高山植物園(前編)

2023-07-01 08:52:04 | 山行・旅行
石川県白山市にある西山(標高857m)は、白山の眺望が素晴しい山です。駐車場から緩やかな道を800mほど歩くと山頂に着きます。
そして白山高山植物園は西山の山頂近く、標高800m付近に設けられている夏季限定の植物園です。植物園までは駐車場から200mほどです。
私が白山高山植物園を訪れるのは3回目ですが、今回は梅雨の晴れ間で、白山もよく見えました。

先ずは西山山頂から観た白山をご覧下さい。正面右の痩せた方の峰が主峰の御前峰(標高2702m)で、その左のやや太った峰が大汝峰(同2684m)です。右の方へ尾根伝いに行くと別山(同2499m)になりますが、この写真では見えません。


御前峰と大汝峰のアップです。2つの峰の間から剣ヶ峰(同2677m)が顔を出しています。


さらに御前峰のアップです。山頂部は高山帯で岩肌が露出しています。そして回りはハイマツに覆われています。


別山のアップです。御前峰、大峰汝峰、別山を合わせて白山三山と言います。白山三山にはそれぞれ祠が置かれて神様が祀られています。


西山の山頂付近にはドウダンツツジネジキ(ツツジ科ネジキ属の落葉小高木)が咲いていました。




こちらはイヌツゲ( モチノキ科モチノキ属の常緑小高木)でしょうか。


名前が分かりません。
アブリルさんから、リョウブ(リョウブ科リョウブ属の落葉小高木)だと教えていただきました。リョウブの葉は枝先に集まって輪生状に互生するようです。樹皮はナツツバキにも似ていて、この特徴はかつて見た覚えがあります。


ホツツジ(ツツジ科ホツツジ属aburitの落葉小低木)のように見えました。


こちらはヒメヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属の落葉低木)でしょうか。


ヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)はそろそろ花期がお仕舞いでした。


バライチゴ(バラ科キイチゴ属の落葉低木)が見られました。
葉の形と花の咲く時期からバライチゴだと思いましたが、バライチゴの分布は本州(関東地方以西)、四国、九州なので、同属のクサイチゴかもしれません。


草本ではササユリが花期の終盤を迎えていました。
一方、アザミが鮮やかでした。




ヨツバヒヨドリ(キク科ヒヨドリバナ属の多年草)が咲き始めていました。アサギマダラが好む花のひとつです。


ホタルブクロ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)が咲いていました。


ニガナ(キク科ニガナ属の多年草)も見られました。
ウィキペディアによると、ニガナの舌状花の数は5個で、ハナニガナは7~11個程度です。この写真では舌状花の数は6~7個で、ハナニガナとすべきかもしれません。


お待たせしました。それでは白山高山植物園に入っていきましょう。
最初に目に付いたのがシモツケソウ(バラ科シモツケソウ属の多年草)です。










ゼンテイカ(ニッコウキスゲ、ツルボラン科ワスレグサ属の多年草)もきれいに咲いていました。
ワスレグサ属(ヘメロカリス属)は古くはユリ科でしたが、ユリ科から分割されたススキノキ科となり、さらにAPGⅣ(2016年)でツルボラン科に改名されました。








長くなりますので、続きは後編でご覧いただきたいと思います。
後編に続きます。

コメント (9)
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