shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

中秋の名月とシソの花

2023-09-30 06:58:43 | 日記(雑記帳)
昨夜は中秋の名月。ベランダにカメラをセットして月の出を待った。
撮れたのは月の出から10分間ほどで、その後は雲に隠れてしまった。


シソが咲き出している。「紫蘇」の名は食中毒の治療薬としてシソの葉が使われたことに由来している。
涼しくなり始めたこの時期、食中毒が一番多く起きている。油断は禁物だ。


おまけの花はタマスダレ。肥料も上げていないのにどんどん増えている。ヒガンバナ科の花は元気なものが多いみたいだ。

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庭に突然ヒガンバナ(?)が出てきました

2023-09-24 09:52:38 | みんなの花図鑑
白山から帰った翌週、庭に突然ピンク色のヒガンバナ(?)が咲いたのを観てビックリしました。
撮影したのは19日ですが、咲いたのを初めて観たのは18日です。


誰も植えた覚えがないのに、突然現れたヒガンバナ(?)。もともとあまり好きなお花ではないこともあり、ちょっと不気味でした。
ネットで検索すると、コヒガンバナという変種があり、これは2倍体なので有性生殖で種子を作り繁殖するそうです。

https://jintanosite.com/syokubutunokoto/higanbanahanakotoba.html

ということは、このピンクのヒガンバナ(?)はコヒガンバナなのでしょうか?
そして偶然種子が飛んできて(運ばれてきて)庭の隅っこで繁殖したのでしょうか?
いずれにしても謎は残っていますが、多少安心できました。

しかし待てまて、種子ができるということは、これからこのピンクのヒガンバナ(?)が庭に増えていくのかしら?
まあ、真っ赤でなくてよかったです。


折角なので、他に咲いているお花を少し載せておきます。
バラは秋になり、赤いバラ、ピンクのバラが次々と咲いています。黄色いバラにも蕾があります。


アサガオは、小学生から種をもらった青いアサガオに加え、9月に入って白いアサガオが咲き出しました。
 

ヘチマは実が生っていますが、花もたくさん咲いています。


後は実ですが、コムラサキが色づいてきています。


マイヤーレモンは、今年は裏年で、実が少ないです。


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秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その⑤ 最終回(釈迦新道・後半)

2023-09-21 04:13:50 | 山行・旅行
前に上げた記事(その④)で、書き忘れたことが一つあったので、書いておきたい。
裸地の辺りで休憩を取った。その理由は濡れた靴を乾かし、靴下を交換するためだった。靴を脱いで中敷きを外し陽に当てた。靴下は予備を持っていたので履き替えた。それによってずいぶん歩きやすくなった。
yamapの歩跡には休憩マークが刻まれている。


さて標高1900mほどまで下りてきた。水も補給したので時間を気にすることもなく安心して歩ける。

この辺りで咲いているアザミは何だろう? 花が上を向いているのでノアザミのように思える。『白山*立山 花ガイド』によれば、ノアザミは高山帯でも観られるようだ。


リンドウは茎の先端部にかたまって咲いていることと、好天でも花が僅かしか開いていないので、オヤマリンドウのように思えた。
 

この後、赤い実をつけた植物が続いて観られたので、順にご覧いただきたい。

先ずはアカモノ(別名イワハゼ、ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木)。
アカモノの名前の由来は分かりやすい。一方イワハゼは、実が蝋を取るハゼの実に似ている事が由来だ。


続いてはゴゼンタチバナ(ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)。
和名は白山の御前峰に由来している。愛媛県では、石鎚山系と赤石山系に分布し、それが日本の南限となっている。


3つめはムシカリ(別名オオカメノキ、ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木)。
ムシカリの名前の由来は、葉が虫に喰われやすいことからといわれる。一方オオカメノキは、葉の形をカメの甲羅に見立てたことからきている。


最後はナナカマド(バラ科ナナカマド属の落葉高木)。白山では標高の高い順にタカネナナカマド、ウラジロナナカマド、ナナカマドが観られる。
ナナカマドの実には毒性があり食べられない。この毒は寒さで実が凍ると分解されるため、寒さが厳しくなって初めて野鳥たちは実を食べるようになる。

こんな花もまだ咲いていて驚いた。

タテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属の多年草)だ。今回観たのは1輪だけだった。


こちらは何度も登場しているハクサンフウロ。
雄性先熟の植物だが、この花には雄しべが見えた。

白山釈迦岳の頂上付近まで来たところ池が現れた。地図で確認したら、確かに頂上の西に池があった。
 

さらに進むと道標が現れた。しかしそれには白山釈迦岳への分岐が記されていなかった。東側に踏み跡が伸びていた。再び地図で確認したところ、地図に道は記されていないものの、山頂へ向かう方向は確かだった。
 

その踏み跡を辿って進んだ。途中から踏み跡は北に曲がり、ササを切り払った「道」になっていて、ササにしがみつきながら山頂に行き着いた。
 

山頂は笹薮に囲まれていて、見晴は利かなかった。
下山は同じ道を戻るので、カメラが藪に絡まないようザックにしまった。
ここからの写真は i Phone で撮っている。

白山釈迦岳から登山道に戻り、しばらく歩くと左側に谷を隔てて道が見えた。
砂防新道かと思ったが、地図で確認したところ湯ノ谷の砂防工事用の道路のようだった。
5分ほど歩くと再び道標があった。室堂から7.0km歩いて来て(実際は3つの峰に登ったのでもっとある)、市ノ瀬までは7.9kmだった。まあ半分は来たということだ。
 

再び赤い実が観られた。ずいぶん葉が蝕まれている。

白山で観られるスイカズラ科の樹木の中では、ミヤマシグレ( スイカズラ科 ガマズミ属の落葉低木 )に似ているように思えた。自信はない。


こちらはミズキ(ミズキ科ミズキ属の落葉高木)のようだが、やはり自信がない。

雨に打たれることはなく、曇り空で歩きやすかった。下界では一時雨が降ったらしい。


オヤマリンドウの群落。


ハクサンカメバヒキオコシの群落。この先この植物が多く観られた。


こちらはムシカリで間違いがなさそうだ。


アサギマダラが1頭、藪の中に見えた。下の写真はスマホで撮ったもの。これは一眼で撮らねばと思い、カメラをザックから取り出した。


今年初めて観たアサギマダラだった。この後3頭を見かけた。






再びカメラをザックにしまった。この後しばらく写真は i Phone で撮っている。
登山道は見事なブナ林の中を通っていく。


道を防ぐように咲いていたサラシナショウマ。


珍しい植物に出会った。



ギンリョウソウモドキ(ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草)だと思う。
ギンリョウソウが春に咲くのに対し、ギンリョウソウモドキは秋に咲く。そこから別名をアキノギンリョウソウという。
同属のシャクジョウソウは淡褐色なのに対し、ギンリョウソウモドキは白色なので、これはギンリョウソウモドキのようだ。しかし昨年観たギンリョウソウモドキはもっと白かった。
シャクジョウソウは1つの茎から複数の花をつけることが多いようだが、これは1つの茎から1つの花をつけている。しかしこれも決定的とはいえないようで、不安を残している。
なお、シャクジョウソウ、ギンリョウソウモドキともに石川県の絶滅危惧種リストには入っていない。

再びザックからカメラを取り出したのは、釈迦岳登山口(林道との合流部)付近でツリフネソウを観たときだった。








13時23分に釈迦岳登山口に到着した。当初計画より1時間50分ほど遅れた。ここからはしばらく林道歩きが続いた。


やはり釈迦岳登山口近くで咲いていたのはゲンノショウコのようだった。


こちらは下向きに咲くやや大きなアザミ。





茎の高さは1mほどあった。テマリフジアザミかもしれないと思ったが、どうやら違うようだった。

ここでも殉職者の慰霊堂の前を通った。


昨年まで通行止めとなっていた原因の、鉄砲水が起きた場所を通った。重機が倒れていて、それを起こす作業を行っていた。
工事用の重機の多くはリモコンで操作されていて、運転手が乗っていないことが多いらしい。
 

14時13分に白山禅定道と合流し、そこからはまたしばらく登山道を歩いた。
 

そして14時35分に前日通った白山禅定道登山口に戻ってきた。市ノ瀬ビジターセンターの駐車場には14時48分に帰着した。計画より1時間38分の遅れであった。
 

無事に歩き通すことができて感謝している。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)(完)
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秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その④(釈迦新道・前半)

2023-09-19 05:30:03 | 山行・旅行
いよいよ今回の白山行のメインイベントである釈迦新道に入った。ここからは登山者が少ないためクマ除けの鈴をストックにつけた。


道の左側はハイマツが続き、右側には高山植物が観られた。
 
シラタマノキは果実をたくさんつけていた。綿毛になっているのは、ミヤマコウゾリナかカンチコウゾリナだと思う。

 
オヤマリンドウの花は終わり、ミヤマアキノキリンソウはまだ咲いていた。

今一度地図をご覧いただきたい。標高が2505mの七倉ノ辻から標高が800mの市ノ瀬までは基本下りの連続である。
水場は『山と高原地図』では2ヶ所の記載があるが、実際に水が得られるかは不明だった。そこで室堂を出る際に1.5Lを持った。


下草が刈られて歩きやすい道だ。しかし道の左側に連なるハイマツやササが露に濡れていて、ズボンと靴が濡れてしまった。
もしこの道を歩くなら、レインパンツとスパッツを着けた方がよいと思う。





嬉しいお花に出会えた。アオノツガザクラ(ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木)だ。もうとっくに花が終わっているものだと思っていたが、まだ咲いていた。
大汝峰で観たシラタマノキの花に続き、サプライズの第2弾というところだった。

歩きやすい道が続く。実をつけていたのはオオシラビソ(別名アオモリトドマツ、マツ科モミ属の常緑針葉樹)。白山では雪のため高く育たないものが多い。
 

赤い実をつけていたのはナナカマド。1ヶ所道が崩落していて、上を巻いて進んだ(常設ロープあり)。
 

これから向かう道と歩いてきた道。
 

小松ドームと柴山潟見っけ! 鞍掛山見っけ! その先はいずれも日本海。
 


タカネマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草)見っけ!


ミヤマセンキュウ見っけ!


ハクサンフウロ見っけ!


ミヤマアキノキリンソウ見っけ!


ミヤマコウゾリナ見っけ!
標高2250m付近の南斜面には、まだたくさんの花が咲いていた。

そしてお花畑の坂を下るとトリカブトが群生していた。

花梗に短い毛が僅かに見える。兜は僧帽形で大きい。


花梗に短い毛が僅かに見える。兜は僧帽形で大きい。


花梗は観察できない。兜は僧帽形で大きい。


花梗は観察できない。兜は僧帽形で大きい。


花梗に短い毛が僅かに見える。兜は僧帽形で大きい。


花梗は観察できない。兜は僧帽形で大きい。
以上を総合すると、ミヤマトリカブトとリョウハクトリカブトの雑種の、ハクサントリカブトのようだった。

お花はその後にも次々と現れた。

タテヤマアザミのようだ。


こちらはノコンギク。この先たくさん咲いていた。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)を観たのはここだけだった。


草臥れてはいるが、ミツバノバイカオウレンのようだった、


カニコウモリはたくさん観られた。


カライトソウ(バラ科バラ亜科ワレモコウ属の多年草)が群生していた。

釈迦新道の中では珍しい裸地もあった。道を迷うようなところではなかった。
 


ノコンギクはその後もたくさん観られた。


こちらはゴマナ。


このアザミは先に観たタテヤマアザミとは異なる。上を向いて咲いているのでハクサンアザミでもなさそうだ。




リンンドウが次々と現れた。


花が大きいのでミヤマコウゾリナのように見えた。


ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属の多年草)だろうか。

 
ハクサンフウロはあちこちに咲いていた。


ハクサンシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)がぽつんと咲いていた。

突然標識が現れた。距離は書いてなかった。



同じ花は撮らないようにしていたが、きれいなノコンギクの群落で、つい写真を撮ってしまった。


道沿いにミヤマコゴメグサ(ハマウツボ科コゴメグサ属の一年草)の小群落が観られた。


ヤマハハコの群落も見事だった。

水の音が聞こえてきて、踏み跡を辿ると水場があった。500mLを補給した。
 

振り返って歩いて来た山並みを観た。
 

秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その⑤ 最終回(釈迦新道・後半)に続く。
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秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その③(室堂~御前峰~大汝峰~七倉の辻)

2023-09-18 05:30:00 | 山行・旅行
9月13日の朝は3時20分に目覚めた。外へ出てみると満天の星空だった。
昨夜のうちに晴れれば4時出発、曇りならば5時出発と決めていた。しかし自分の心の中に、いくぶん曇りを望む気持ちがあった。
しかしこの天気だ。行かないわけにはいかない!
素早く静かに寝具を片付け、パッキングを済ませて外へ出た。


東の空、すでに高いところにオリオン座が輝いていた。その方角にカメラをセットして何枚か撮影した。
フリースを着ていて寒くなかった。風は全く吹いていなかった。
この天気なら御前峰に登り、大汝峰に行かないわけにはいかない。一日が長くなることを覚悟した。

3個57分、御前峰(標高2702m、白山最高峰)に向けて室堂を出発した。先行者は誰一人いなかった。
フリースは歩き出して10分ほどで脱いだ。
途中からヘッドライトが追随してくるのが分かった。そしてその数が徐々に増えていった。
4時37分、御前峰の頂に着いた。東の空が明るくなってきていた。山頂の東側に陣取り「御日の出」を待つことにした。
(白山ではご来光のことを御日の出と呼ぶ。)

以下、撮影順にご覧いただく。()は撮影時刻。

乗鞍岳の東側がもっとも明るい。(5時16分)


上空の雲がきれいだ。(5時17分)


雲海に浮かぶ島々。ガスが出てきた。晴れてくれ!(5時17分)


東雲の空が美しい。ガスが濃くなったり薄くなったり・・(5時17分)


穂高と乗鞍の間から御日の出。一瞬歓声が上がりすぐに静寂に包まれた。(5時32分)


静かなひと時・・。力強い太陽。(5時32分)


・・・・。(5時32分)


・・・・・・。(5時32分)


・・・・・・・・。(5時32分)


そおっと場所を移動した。(5時34分)


山頂の標識に陽が当たる。(5時35分)


後ろに回って撮影。フラッシュ使用。(5時36分)


一旦元の場所に戻って、前夜食堂で一緒だった方に声を掛け、共にお池めぐりをすることにした。
次に向かう大汝峰(同2684m、白山三山の一つ)にはガスが出ていた。


ここから観る別山(同2399m、白山三山の一つ)は凜々しい。


西の空に『影白山』が観られた。


岩場を下りていくとすぐ近くにオコジョが現れた。残念ながらカメラに収めることができなかった。悔しい!
翠ヶ池朝景。


雲海の上に槍ヶ岳を望む。


お池巡りコースで観た植物。

シラタマノキ(ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木)。


シラタマノキ。薄桃色を呈した果実も多かった。手前の樹木はアオノツガザクラ。




チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)。この場所は初夏にイワカガミも咲いている。


イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属の多年草)。


オンタデ(タデ科オンタデ属の多年草)の雌株。


イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)。

お池巡りコースを抜けて大汝峰へ向かう。ガスが出てきたが体調は良いので、行くしかない!
 

カヤクグリが飛んできてハイマツに止まった。この日はホシガラスも何度か観た。
 

6時37分、大汝峰へ取り付く。標高を上げていくと西側の展望が広がってきた。
正面に見えるのは荒島岳だ。その右に経ヶ岳が見えた。


大野盆地と越前平野もよく見えた。


福井市街も見渡せた。


山頂が近づいた辺りでシラタマノキの花を見かけた。ここまで果実をたくさん観てきたが、花が咲いていたのには驚いた。


6時53分、大汝峰に登頂した。御前峰の山頂で時間を過ごしたので、予定より23分遅れていた。早速神社に参拝した。
 

南東側に回り御前峰を観るが、ガスがかかっていて写真はイマイチになった。


北西側に目を向けると七倉山と四塚山が大きい。背後には加賀平野が広がって見えた。


大汝峰には数分留まり、北へ向かって下山した。7時17分に巻き道と合流した。七倉ノ辻へ向かう。


途中、御手水鉢でザックを降ろした。御手水鉢の背後にはこれから歩く釈迦新道がよく見えた。


まもなく七倉ノ辻だ。


8時3分、七倉ノ辻に到着した。遅れは43分になっていたが、十分余裕があるので問題はない。
真っ直ぐ行くと四塚山を経由して加賀禅定道、右へ行くと七倉山を経由して楽々新道。どちらも過去に歩いたことがある。
そして左へ行くと釈迦新道。いよいよ未踏の道を歩いていく。




秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その④(釈迦新道・前半)に続く。

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秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その②(別当出合~室堂)

2023-09-17 05:30:30 | 山行・旅行
別当出合に来たのはひと月ぶりだった。
景色に大きな変化はないものの、登山客の姿は大きく減っていて、私の他には若いグループがひと組いただけだった。

いつものように鳥居の前で脱帽し、一礼して入山した。
 

今回の山行は釈迦新道を歩くのが第一の目的なので、室堂までは最短の砂防新道で上がった。別当出合から室堂までのコースタイムは4時間30分だが、速い人は2時間半を切るようだ。
私は別当出合を9時に出発し、途中どこかで食事を摂り、室堂に14時10分に着く計画を立てていたが、実際に別当出合を出たのは7時58分だった。あまり早く室堂についても仕方ないので、天気が持てばどこかでゆっくりしようと思っていた。


お花はというと、9月になったので花の数は少ないだろうと思っていた。ところが吊り橋を渡ると早速咲いていた。

最初に観たのはキンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属の多年草)だった。総状花序で5弁花の花にも特徴があるが、奇数羽状複葉の葉も特徴的である。小葉は菱状長楕円形から菱状倒卵形で長さ3~6cm、幅2cmほどになり、先端がとがり、葉の縁には粗い歯牙状の鋸歯がある。




続いてサラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草)がたくさん咲いていた。ひと月前には見なかったように思う。


こちらはハンゴンソウ(キク科キオン属の多年草)だと思う。アヒルの足跡のような深い切れ込みがある葉に特徴がある。先月来た際にも咲いていた。市ノ瀬から別当出合に至る道沿いにも観られた。


人の背丈ほどあるセリ科の植物は、オオバセンキュウのように見えた。オオバセンキュウの特徴は「茎葉が各節ごとに曲がり茎葉全体が半曲する」というのを覚えたばかりだった。


ここでもウバユリ(ユリ科ウバユリ属の多年草)が果実となっていた。




アキギリ(シソ科アキギリ属の多年草)が現れた。北陸人にとっては見慣れた花だが、日本の固有種で、分布は本州の中部地方から近畿地方に限られるようである。

 
市ノ瀬周辺でも観られたヤマトリカブトがここでも観られた。


そしてアキノキリンソウが観られ出した。この花はこの先室堂近くまでたくさん咲いていた。

8時21分に、一方通行の終点(分岐点)に到着した。
 






一方通行を過ぎた辺りからハクサンカメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属の多年草)が現れだした。この花は中飯場を過ぎてもたくさん咲いていた。

8時45分に中飯場に到着した。


 
近くにムシカリ(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木)が実をつけていた。ノコンギクがここでも咲いていた。

中飯場で水を補給し10分ほど休憩した。ここを過ぎたところで、先月キツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)を観ていた。まだ咲いているだろうか。
 
キツリフネはまだ咲いていた。
この花はツリフネソウと同じく一年草なので、翌年ここに生えているかは分からない。213種が掲載されている『白山*立山花ガイド』には、ツリフネソウとキツリフネは載っていない。来年ここでこの花が観られることを祈った。


ゴマナ(キク科シオン属の多年草)が観られ出した。


ノコンギクがまだ咲いていた。垂直分布幅の大きな植物だ。

工事用道路を横断する。先月は渡った先にタマガワホトトギスが咲いていたが、今回は観られなかった。


近くから落差50mの不動滝が観られる。





センジュガンピの残り花を観た。ずいぶん花期が長い花だが、さすがにもう終わりだ。


ここでもノコンギクが咲いていた。きれいなのでつい撮ってしまう。

ハクサンカメバヒキオコシの白花が観られたので、アップで撮った。


ついでに普通の色の花も。


福井の街並みが見渡せた。


 
アザミが現れた。下の方で観たアザミとは明らかに違う。

甚ノ助避難小屋まで0.9kmの標識を通過した。



ゴゼンタチバナが赤い果実をつけていた。

白山の登山道はどこもよく整備されている。とりわけ砂防新道は毎年手が入って歩きやすくなっている。
 


カニコウモリ(キク科コウモリソウ属の多年草)が現れだした。


こちらのセリ科はミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草)だと思う。


再びゴマナ。




青紫色のトリカブトが現れた。国立科学博物館植物研究部による調査では、砂防新道と南竜ヶ馬場では、ミヤマトリカブト、リョウハクトリカブトと雑種のハクサントリカブトが観られている。このトリカブトは花梗に毛が生え、兜が円錐形であることから、リョウハクトリカブトのように思う。

10時31分に甚ノ助避難小屋に到着した。小屋には入らず、少し上にある給水場近くのベンチで昼食を摂ることにした。
 

ベンチの少し先にヨツバヒヨドリの群落が観られる。きれいに咲いていた。


こちらは再びミヤマセンキュウ。


甚ノ助避難小屋付近で30分休憩し、11時1分に再出発した。ガスがかかりだし今にも雨が降りそうな気配だった。ザックカバーをつけて雨具はすぐに取り出せるように準備した。カメラも防水袋に入れてザックにしまった。ここから室堂までの写真は i Phone で撮った。


南竜分岐付近で観たナナカマド。


その3分後に観たウラジロナナカマド。

南竜分岐を過ぎると左側が切れ落ちている。



ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属の多年草)が現れてきた。ヤマハハコは高山帯でも観られた。

十二曲をゆっくりと登った。延命水はポタッ・・・ポタッとしか落ちていなかった。今年の白山の雪解けが異常に早かったことと関係しているらしい。
 

12時28分に黒ボコ岩に着いた。ここで16分休憩した。
 

弥陀ヶ原をお花を探しながらゆっくり歩いたが、花の姿はなかった。


ウラジロナナカマドが紅葉し始めていた。
 

五葉坂もゆっくり登った。途中で振り返って弥陀ヶ原を眺めた。


13時14分、室堂に到着した。途中ガスがかかったが雨に降られることはなく、雨具の世話にならなかったのは幸いであった。
 

部屋は大部屋で、同室の宿泊者は私を入れて3人であった。
15時30分ごろまで部屋で休憩し、その後室堂平を散策した。



イワギキョウ(キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)。


シナノオトギリ(オトギリソウ科 オトギリソウ属の多年草)。


ミヤマクロユリ(ユリ科バイモ属の多年草)の果実。


ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)かもしれない。
⇒keitannさんから教わり確認したところ、カンチコウゾリナかミヤマコウゾリナの綿毛のようです。keitannさんありがとうございました。


オヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の多年草)の花後の姿。


タテヤマアザミ(キク科アザミ属の多年草)。


最後にお詣りをしてビジターセンターに戻った。

翌日は晴れれば4時出発で、御前峰に登頂し御日の出を拝む。曇っていたら5時出発で、御前峰を巻いていく予定とした。
大汝峰も同様に晴れていれば登頂し、曇っていたら巻いていくこととした。
さて、どんな天気になるのだろう。この夜は7時に眠りについた。

秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その③(室堂~御前峰~大汝峰~七倉の辻)へ続く。
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秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その①(市ノ瀬~別当出合)

2023-09-16 05:30:00 | 山行・旅行
生涯19回目となった今回の白山行は、釈迦新道を歩くことをメインに計画した。
釈迦新道は登山口に至る林道が鉄砲水で崩落し、長らく歩けないでいた。それが今春ようやく開通した。そこでこのコースを計画したのだ。
御前峰、大汝峰、白山釈迦岳を周回すると距離は25kmを越え、累計標高差はおよそ2400mになる。日帰り登山は健脚のハイカーなら可能だが、私には到底無理なので、室堂で泊まることにした。
全体のルートを示す。


それでは歩いた順に説明したい。
市ノ瀬ビジターセンター前の駐車場に車を駐め、6時15分に歩き出した。
別当出合までのシャトルバスはマイカー規制日しか運行していないので、平日のこの日は市ノ瀬から歩くことになる。別当出合までのコースタイムは1時間50分だ。
歩くのは苦にならないが、途中何台もの車に追い越されて楽しくはなかった。


市ノ瀬周辺にはノコンギク(キク科シオン属の多年草)がたくさん咲いていた。この辺りでは白花ばかりだった。




トリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)も多く観た。白山周辺では主に亜高山帯でミヤマトリカブトとリョウハクトリカブトが観られる(釈迦岳付近ではサンヨウブシも観られる)。また両者の雑種であるハクサントリカブトも観られる。
市ノ瀬周辺の山地帯で観られるトリカブトは、上記の2種とその雑種とは異なり薄紫色を呈している。市ノ瀬ビジターセンター自然情報(令和元年9月16日~30日)と照合すると、ヤマトリカブトのように思われた。

六萬橋を渡る。ビジターセンターの駐車場近くに人専用の吊り橋もあるが、ここを渡ったのは標高差が少ないという理由だけだ。流れ落ちる水が成すコントラストが美しい。
 

坂を登っていくと、その吊り橋も見えてくる。遠くの赤い屋根は市ノ瀬(白山温泉)の永井旅館だろうか。


坂を上りながら沿道の花をいくつか撮った。高山帯や亜高山帯に咲く花はある程度分かるが、山地帯の花はよく知らない。

画像検索でアカソ(イラクサ科カラムシ属の多年草)がヒットした。アカソは市ノ瀬ビジターセンター自然情報(令和元年8月1日~15日)にも載っているので、この辺りに分布していることが確認できた。


こちらはヨモギ(キク科ヨモギ属の多年草)のように見えた。


こちらの5弁花を咲かせているのは、キンミズヒキ(バラ科キンミズヒキ属の多年草[)だと思う。沿道にたくさん咲いていた。
隣のイネ科らしい植物は何か分からない。


こちらはオトコエシ(オミナエシ科オトコエシ属の多年草)だと思う。別当出合に至るまで沿道でよく見かけた。

6時32分に白山禅定道登山口を通過した。明日の午後、順調ならばここへ戻って来る予定だ。



ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属の一年草)の残花を観た。ツリフネソウは翌日、釈迦岳登山口付近でたくさん観たが、ここでは僅かであった。


このキク科の植物は何か分からなかった。花はヒメジョオンより小さく見えた。


こちらはウバユリ(ユリ科ウバユリ属の多年草)の果実のように思う。7月下旬頃には別当出合周辺でウバユリの花をよく見かけた。


こちらは画像検索でエゴマ(シソ科シソ属の一年草)がヒットした。かつて市ノ瀬で焼畑によりエゴマが栽培されていたことが、石川県立歴史博物館の文献で確認できた。


こちらはヤマウド(ウコギ科タラノキ属の多年草)で、写真を拡大すると散形花序に黒紫色の果実が残っているのが見える。



 


ヤマハッカ属だと思うが、名前が分からなかった。ハクサンカメバヒキオコシとは違うようだった。


アザミの仲間を観た。撮った写真がこれだけで、名前が分からなかった。


6時51分、湯ノ谷に通じる林道のゲート前を通過した。

 
イヌタデ(タデ科イヌタデ属の一年草)だろうか。こんなところで見かけるのは意外だった。
⇒なつみかんさんから「ハナタデではないか」とご教授いただきました。
イヌタデとハナタデの違いについて国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所 多摩森林科学園のサイトに詳しく書かれていました。
「穂の花がより赤く密集しているのがイヌタデで,ハナタデは白っぽくまばらである」ことから、ハナタデに訂正したいと思います。


 
細谷川を覗きながら歩く。砂防ダムが連なり、工事は今も行われている。


7時3分、工事殉職者の霊堂の前を一礼して通った。車で通過する人はこの存在に気づかないだろう。


7時5分、この場所には見覚えがあった。2018年の台風21号の翌日にここを歩いた際、電柱が倒れていたのを見ている。やはり9月だった。ここを歩くのはそれ以来初めてだ。


道路にはトチの実がたくさん落ちていた。2018年の台風の後にはもっとたくさん落ちていた。


こちらはツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木)の果実だろうか。見かけて嬉しかった。


こちらの樹木は名前が分からなかった。
⇒ミヤマシキミ(ミカン科ミヤマシキミ属の常緑低木)のように思います。


この花も名前が分からなかった。ハンゴンソウ(キク科キオン属の多年草)かもしれないが、自信がない。

その後は同じような花ばかりで、あまり撮影しなかった。

一つトピックスを提供したい。
白山の登山道では連日のようにツキノワグマが目撃されている。今回は歩く人が少ない釈迦新道を歩くので、クマ除けの鈴を用意していた。しかしこの朝はまだ鈴を鳴らしていなかった。
別当出合が近づいてきた辺りで、山側でガサガサ音がした。恐らくサルかカモシカだろうと気にしなかったが、その後ボキッと木の枝が折れる音がした。
音を立てて木の枝を折るのはツキノワグマだろうと思った。目視はしていない。
40~50mほどは離れているので、襲われる心配はなさそうだったので、そのまま急ぎ足で通り去った。

7時47分、一般車両を遮断するゲートに着いた。





シソ科の植物。画像検索ではイヌコウジュ、トウバナ、イヌトウバナが示唆された。また図鑑の写真のミヤマトウバナに似ているように思えた。


まだ果実が熟していないヤマウド。


別当出合が近づいたところで薄紫色のノコンギクを観た。

7時54分、ようやく別当出合に到着した。この後は登山道を歩くことができるので、ほっとした。
別当出合で5分休憩し、トイレを済ませた。




秋の白山ハイキング(御前峰・大汝峰・白山釈迦岳 周回)その②(別当出合~室堂)に続く。
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植物クロスワード(39)『被子植物の科』の解答

2023-09-12 05:30:00 | クロスワードパズル


タテのカギ
1 本科でもっとも有名な薬用種――は、医療や乱用について論じる場合は大麻やマリファナと呼ばれることが多い。
2 新型コロナウイルスが5類に移行となったので、検査・――のための公費支援は終了となった。
3 本科にはサクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ナシ、ビワ、カリンなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。
4 吉本興業(東京本社)に所属する、岡村隆史と矢部浩之からなる日本のお笑いコンビの略称。
5 ビルマ・ミャンマーの独立運動家、軍人、政治家。――スーチーはその長女。
6 ビスケットの一種で、パンを二度焼きした焼き菓子のこと。
7 本科には――やトマト、トウガラシ、ピーマンなど果実を食用にする種が多く、ほかにジャガイモのように塊茎を食用とするもの、タバコのように嗜好品として栽培されるもの、ホオズキやペチュニアなど観賞用に栽培されるものなどがある。
9 「四面――」とは、周囲がすべて敵や反対者で、まったく孤立して、助けや味方がいないこと。
12 中国の国名。581年、北周の宰相、楊堅 (ようけん) が建国。都は大興(長安)。南北朝を統一し中央集権国家を樹立したが、619年、ヨコ23の李淵 (りえん) に滅ぼされた。
13 本科に属する植物は、すべて食虫植物である。
14 本亜科はAPG IIでは独立の――科だったが 、APG IIIではヒガンバナ科――亜科とされた。――やワケギ、アサツキ、ニラ、ラッキョウ、ニンニクなどの野菜が含まれる。
16 本科にはチューリップなど園芸植物として親しまれている種も多い。イヌサフランなど毒を持つものがある。
18 キツネとタヌキ。
19 ウシ・ヒツジなどの乳から作った飲料や食品。
20 ――の面積は、円周率 × 半径 × 半径 × 中心角 ÷ 360で求められる。
22 ――白秋が作詞した童謡には、『からたちの花』、『この道』、『ペチカ』などがある。
23 漢字で書くと『胡獱』、『海馬』、『魹』。
24 東京都の多摩地域南部に位置する市。かつては甲州街道の農業を中心とした宿場町として繁栄した。国内トラック・バス製造業界最大手の企業城下町でもある。
25 高齢者にとってのクロスワードの――は、記憶力、注意力、推理力といった幅広い機能が衰えないことらしい。
26 本科の柑橘類は果樹として非常に重要であるとされる。
28 『麻糸』の音読み。
29 都道府県の区・市以外の町村を包括する区画。明治11年(1878)府県の下の行政区画とされ、同23年の郡制によって地方自治体として認められたが、大正12年(1923)廃止。現在は単に地理上の区画。
ヨコのカギ
1 本科の多くは多年草、まれに低木で、約640-650種が世界中に分布している。フクシア、ツキミソウ、マツヨイグサなどを含む。
5 本科は4枚の花弁が十字架のように見えることから、昔は十字花科(Cruciferae)とも呼ばれていた。ワサビやキャベツ、ダイコンなどのように、野菜あるいは香辛料として利用されるものを含む。
8 ――の名は、牧野富太郎博士が採取者である桜井半三郎氏の姓から命名した。本科のオゼソウは尾瀬など一部の高山のみに固有である。
10 有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子。
11 漢字で書くと『就中』。
14 丁――、安――、――日。
15 漢字で書くと『犀』。
17 本科はウド、タラノキ、コシアブラ、タカノツメ、ウコギなどの野菜・山菜を含む。
19 本科は世界に700属以上15000種、日本に75属230種がある。鑑賞価値の高いものが多く、栽培や品種改良が進められている。他方、採取のために絶滅に瀕している種も少なくない。
20 4年ごとに開かれるスポーツで最大の国際競技大会の日本での略称。
21 本科はニンジンやパセリを含む。芳香を持ち、ハーブや野菜、香辛料として使われる種を多く含む。
22 本科は小さな花(小花)がたくさん集まり、さらにそれが一個の花に見える点が形態上の主な特徴である。
23 中国の国名。618年、李淵(りえん) がタテ12の恭帝(きょうてい)の禅譲を受けて建国。都は長安。統一王朝は南北の文化の融合をもたらすとともに、領域の拡大と東西文化の交流は国際的な文化を発展させた。
24 大分県の北西部に位置する市。周囲を山に囲まれた典型的な盆地であり、多くの河川が流れ込み「水郷(すいきょう)」を形成している。
25 豊臣秀吉の側室。名は茶々。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷の方。大坂夏の陣で自刃。
27 本科は世界的に分布し特に温帯や熱帯の高山に多い。モウズイカ、ネメシアなどを含む。
30 絵をかくことを職業とする人。
31 本科は麻薬(モルヒネ)原料のアヘンを含む――をはじめとして、麻薬麻酔薬成分の各種アルカロイドを含み、重要な薬効成分だが、そのままの使用では有毒になる物質を含む種が多い。
32 プリゴジンの――(ロシア)、トランプの――(アメリカ)、加藤の――(日本)。
33 本科は――属だけからなる単型科である。――やシャクヤクを含む。

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
次回の植物クロスワードは10月10日、テーマは『白山で観ることができる高山植物』を予定しています。

山に出かけていますので、コメントへのご返事は13日以降になります。
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植物クロスワード(39)『被子植物の科』

2023-09-10 05:30:00 | クロスワードパズル
今回のテーマは『被子植物の科』です。『白山で観ることができる高山植物』は次回(10月10日)に延期とさせていただきます。
被子植物には草本だけで90以上の『科』があります。その名前をクロスに埋め込みました。ただし、例えば「イネ科」の場合は「イネ」と記載し「科」は省略しています。『科』についての説明は、ウィキペディアを参照しています。

それでは、カギに書いた17個の『科』、『亜科』をもとに、クロスを埋めましょう。
解答は9月12日にアップします。どうぞお楽しみくださいませ。
なお植物クロスワードは『検索あり』ですので、どうぞご自身のペースでお楽しみくださいませ。


タテのカギ
1 本科でもっとも有名な薬用種――は、医療や乱用について論じる場合は大麻やマリファナと呼ばれることが多い。
2 新型コロナウイルスが5類に移行となったので、検査・――のための公費支援は終了となった。
3 本科にはサクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ナシ、ビワ、カリンなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。
4 吉本興業(東京本社)に所属する、岡村隆史と矢部浩之からなる日本のお笑いコンビの略称。
5 ビルマ・ミャンマーの独立運動家、軍人、政治家。――スーチーはその長女。
6 ビスケットの一種で、パンを二度焼きした焼き菓子のこと。
7 本科には――やトマト、トウガラシ、ピーマンなど果実を食用にする種が多く、ほかにジャガイモのように塊茎を食用とするもの、タバコのように嗜好品として栽培されるもの、ホオズキやペチュニアなど観賞用に栽培されるものなどがある。
9 「四面――」とは、周囲がすべて敵や反対者で、まったく孤立して、助けや味方がいないこと。
12 中国の国名。581年、北周の宰相、楊堅 (ようけん) が建国。都は大興(長安)。南北朝を統一し中央集権国家を樹立したが、619年、ヨコ23の李淵 (りえん) に滅ぼされた。
13 本科に属する植物は、すべて食虫植物である。
14 本亜科はAPG IIでは独立の――科だったが 、APG IIIではヒガンバナ科――亜科とされた。――やワケギ、アサツキ、ニラ、ラッキョウ、ニンニクなどの野菜が含まれる。
16 本科にはチューリップなど園芸植物として親しまれている種も多い。イヌサフランなど毒を持つものがある。
18 キツネとタヌキ。
19 ウシ・ヒツジなどの乳から作った飲料や食品。
20 ――の面積は、円周率 × 半径 × 半径 × 中心角 ÷ 360で求められる。
22 ――白秋が作詞した童謡には、『からたちの花』、『この道』、『ペチカ』などがある。
23 漢字で書くと『胡獱』、『海馬』、『魹』。
24 東京都の多摩地域南部に位置する市。かつては甲州街道の農業を中心とした宿場町として繁栄した。国内トラック・バス製造業界最大手の企業城下町でもある。
25 高齢者にとってのクロスワードの――は、記憶力、注意力、推理力といった幅広い機能が衰えないことらしい。
26 本科の柑橘類は果樹として非常に重要であるとされる。
28 『麻糸』の音読み。
29 都道府県の区・市以外の町村を包括する区画。明治11年(1878)府県の下の行政区画とされ、同23年の郡制によって地方自治体として認められたが、大正12年(1923)廃止。現在は単に地理上の区画。
ヨコのカギ
1 本科の多くは多年草、まれに低木で、約640-650種が世界中に分布している。フクシア、ツキミソウ、マツヨイグサなどを含む。
5 本科は4枚の花弁が十字架のように見えることから、昔は十字花科(Cruciferae)とも呼ばれていた。ワサビやキャベツ、ダイコンなどのように、野菜あるいは香辛料として利用されるものを含む。
8 ――の名は、牧野富太郎博士が採取者である桜井半三郎氏の姓から命名した。本科のオゼソウは尾瀬など一部の高山のみに固有である。
10 有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子。
11 漢字で書くと『就中』。
14 丁――、安――、――日。
15 漢字で書くと『犀』。
17 本科はウド、タラノキ、コシアブラ、タカノツメ、ウコギなどの野菜・山菜を含む。
19 本科は世界に700属以上15000種、日本に75属230種がある。鑑賞価値の高いものが多く、栽培や品種改良が進められている。他方、採取のために絶滅に瀕している種も少なくない。
20 4年ごとに開かれるスポーツで最大の国際競技大会の日本での略称。
21 本科はニンジンやパセリを含む。芳香を持ち、ハーブや野菜、香辛料として使われる種を多く含む。
22 本科は小さな花(小花)がたくさん集まり、さらにそれが一個の花に見える点が形態上の主な特徴である。
23 中国の国名。618年、李淵(りえん) がタテ12の恭帝(きょうてい)の禅譲を受けて建国。都は長安。統一王朝は南北の文化の融合をもたらすとともに、領域の拡大と東西文化の交流は国際的な文化を発展させた。
24 大分県の北西部に位置する市。周囲を山に囲まれた典型的な盆地であり、多くの河川が流れ込み「水郷(すいきょう)」を形成している。
25 豊臣秀吉の側室。名は茶々。父は浅井長政。母は織田信長の妹小谷の方。大坂夏の陣で自刃。
27 本科は世界的に分布し特に温帯や熱帯の高山に多い。モウズイカ、ネメシアなどを含む。
30 絵をかくことを職業とする人。
31 本科は麻薬(モルヒネ)原料のアヘンを含む――をはじめとして、麻薬麻酔薬成分の各種アルカロイドを含み、重要な薬効成分だが、そのままの使用では有毒になる物質を含む種が多い。
32 プリゴジンの――(ロシア)、トランプの――(アメリカ)、加藤の――(日本)。
33 本科は――属だけからなる単型科である。――やシャクヤクを含む。

山に出かけておりご返事できませんので、コメント欄を閉じています。
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ヤマボウシの実を食べてみました

2023-09-05 15:15:09 | みんなの花図鑑


今年、庭のヤマボウシに何百もの実がつきました。
ヤマボウシの果実が食べられることは知っていました。しかしこれまで食べたことはありませんでした。


目の前にポトント落ちた実を拾ったら、思いの外大きくて、美味しそうに見えました。
大きなものは直径が2.5cmもありました。


恐るおそるかじってみました。ライチのような香りとイチジクのような味がしました。
少し乾燥させたら味が濃くなりました。

砂糖漬けにもしてみました。ワインにはそのままを乾燥させたものの方が合うようです。


欠点は種が多いこと。大きな実には10個もの種が入っていました。
数個を味見程度に食べるのがよさそうです。

コメント (14)
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