shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

新潟1泊2日の旅(その②)角田山(前編)

2023-03-31 05:24:32 | 山行・旅行
今年も角田山へ行ってきました。この季節に角田山へ出かけるのが、年中行事のひとつになってきたみたいです。
(昨年の記事はこちらからご覧いただけます。⇒前編後編


今年も角田浜海水浴場を出発し、海抜0メートルから山頂を目指しました。昨年と違うのは下山路の後半を此の入り沢コースとしたことです。
今回も写真の数が多くなりましたので、前編・後編に分けてご覧いただきたいと思います。


それでは歩いて行きましょう。9時48分駐車場を出発しました。
先ずは角田浜の波打ち際を歩き、海水で靴底を濡らした後、崖下の階段を登っていきます。
 

昨年は灯台下から佐渡島がくっきり見えたのですが、今年はぼんやりとしか見えませんでした。
灯台を後にして、狭い尾根道を登っていきます。振り返ると灯台と日本海がきれいに見えました。駐車場が真下に見えます。この日は8割ほどの混み具合でした。
 

標高を上げていくと水平線が見えてきました。地球の丸さが実感できます。


アオキ(アオキ科アオキ属の常緑低木)の雌株に雄株が覆い被さるように並んでいました。雌株の花はまだつぼみでしたが、雄株の花は開いていました。
 

ヤブツバキ(ツバキ科ツバキ属の常緑小高木)が現れました。山で観るツバキは一段ときれいです。
 

アップダウンがある狭い尾根道を歩いて行きます。標高300m辺りでオヤマボクチ(キク科ヤマボクチ属の多年草)の実を見つけました。昨年はたくさんあったのに、今年観たのはこのひとつでした。
 

続いてカタクリ(ユリ科カタクリ属の多年草)がぽつぽつ現れ、先を歩く人の足が止まります。
カタクリはこの後、主尾根に出る前の笹薮の手前までずっと観られました。
撮影した順にカタクリをご覧いただきましょう。
















スミレの仲間もたくさん咲いていました。




キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)やオオミスミソウ(キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草)も開いていましたが、これらの花が多いのは下りに歩く桜尾根コースです。後編にご期待下さい。
 

11時34分、五ヶ峠コースとの分岐に到着し、五ヶ峠コースを少し下りて昼食としました。近くにショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)が咲いていました。
角田山の山頂には11時46分に到着しました。既に大勢のハイカーが思い思いの場所でレジャーシートを広げていました。
 

新潟1泊2日の旅(その③)角田山(後編)に続きます。
後編では、お花がいっぱいの桜尾根コース~此の入沢コースの様子をご覧いただきたい思います。


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新潟1泊2日の旅(その①)佐潟

2023-03-30 05:30:02 | 山行・旅行
3月29日、30日で新潟県を訪ねています。
メインの目的は角田山と弥彦山で山野草を観ることですが、29日の空き時間に佐潟を訪れましたので、先ずはそこで観た鳥をご覧いただきたいと思います。
 

佐潟(さかた)はオオハクチョウ、コハクチョウを初めとする、冬の渡り鳥の越冬地として知られています。総水域面積は43.6 haあります。上の写真で正面に見える山は角田山です。この湖は平均水深が1mしかないものの、湧水により水温が維持されているため、ほとんど結氷することはありません。しかし何年かに一度の寒波では結氷し、その年は渡り鳥が別の場所へ移動したようです。

この季節、既に渡り鳥の姿は観られないと思っていました。従って観られる鳥の種類も少ないと思っていました。
ところが、思いの外多くの種類の鳥を観ることができました。
先ずは水鳥からご覧いただきましょう。
■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm


■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm




その他のカモは観ることができませんでした。
続いてカモ以外の水鳥です。

■ダイサギ
Great Egret

ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm


他に、オオバン、カワウを観ました。
次にヨシ原で見かけた鳥です。
■オオジュリン
Reed bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza schoeniclus
大寿林/L16cm
オオジュリンはユーラシア大陸北部で繁殖し、その南で越冬します。
日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などで越冬します。それで北海道と本州北部では夏鳥、関東以南の本州、四国、九州などでは冬鳥の扱いになります。新潟県ではどちらの扱いになるのでしょう。
繁殖期のオスは頭が黒くなります。下の写真のオオジュリンは、その特徴が現れています。










一方、メスは冬と変わりません。










■ジョウビタキ
Daurian Redstart

スズメ目ヒタキ科
Phoenicurus auroreus
常鶲・尉鶲/L14cm
この日はずいぶん多くのジョウビタキを観ました。私がこれまでに観た一生分のジョウビタキを観たように思います。














■ツグミ
Dusky thrush

スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm
ツグミは地面でも樹の上でも観ましたが、この日はヨシ原で多く観ました。


■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm


シジュウカラは樹の上でも観ました。


次は樹の上で観た鳥です。
■エナガ
Long-tailed tit

スズメ目エナガ科
Aegithalos caudatus
柄長/L14cm


■ガビチョウ
Hwamei

スズメ目チメドリ科ガビチョウ属
Garrulax canorus
画眉鳥/L22~25cm
ガビチョウは樹の上でも観ましたが、下の写真は地面に降りて餌を採っているときのものです。




■アトリ
Brambling

スズメ目アトリ科アトリ属
Fringilla montifringilla
獦子鳥/L16cm




■ビンズイ
Olive-backed Pipit

スズメ目セキレイ科タヒバリ属
Anthus hodgsoni
便追、木鷚/L15~16cm




続いて空を飛んでいるのを観た鳥です。
■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm






最後は地面で観た鳥です。
■シメ
Hawfinch

スズメ目アトリ科シメ属
Coccothraustes coccothraustes
鴲/L18cm
シメはこの後飛び立って樹の上に移動しました。






この日はこの他に間近でウグイスとキジの声を聞きました。
観た鳥をまとめます。
マガモ、コガモ、オオバン、ダイサギ、カワウ、オオジュリン、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、エナガ、ガビチョウ、アトリ、ビンズイ、トビ、シメ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラスの18種でした。
とにかく鳥の影が濃いところでした。冬の間に是非出かけたいと思いました。
この後角田山に移動し、山を歩いてきました。その様子は明日ご覧いただこうと思いましたが、写真の整理が進んでいませんので、明後日になるかもしれません。
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七次川調整池のウグイス他

2023-03-27 14:23:52 | 
3月22日に七次川調整池に出向いてウグイスの写真を撮りましたが、フェンス越しでしか撮れませんでした。そこで27日に再び出かけてきました。
この日は20分待ってウグイスが現れました。枝かぶりはありましたが、ウグイスらしい写真が撮れました。
(写真を1葉追加しました)
■ウグイス
Japanese Bush Warbler

スズメ目ウグイス科ウグイス属
Horornis diphone
鶯/L14~16cm










この日はこんな鳥も七次川調整池に来ていました。七次川調整池で観るのは珍しいです。
■ジョウビタキ
Daurian Redstart

スズメ目ヒタキ科
Phoenicurus auroreus
常鶲・尉鶲/L14cm


また、近くの公園でほぼ1週間ぶりにツグミを観ました。野球場の芝生に8羽が分散していましたが、いずれもほとんど動かずにいました。こんなにツグミが動かないでいるのは初めて観ました。
■ツグミ
Dusky thrush

スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm


ツグミと並んでハクセキレイがいました。このハクセキレイも動かないでいました。ハクセキレイが動かないのも初めて観ました。
■ハクセキレイ
White Wagtail

スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla alba lugens
白鶺鴒/L21cm


この日観た鳥は、スズメ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、シジュウカラ、ツグミ、ハクセキレイ、ウグイス、メジロ、ジョウビタキ、カイツブリ、オオバン、カルガモ、アオサギ、コサギの15種でした。

この日に観たお花です。

(サクラ、ツバキ、ムスカリ、スノーフレーク)

早くもナシの花が咲き始めていました。ナシはサクラ(ソメイヨシノ)より1週間遅く開花します。3月中に咲き始めるのは珍しいことです。

(アオキ、タンポポ、ナシ×2)
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こぼれ種から育ったクリスマスローズ、ユスラウメ他 - 我が家の庭

2023-03-25 05:30:00 | みんなの花図鑑
こぼれ種から育ったクリスマスローズが、淡いグラデーションの入ったピンク色の花を咲かせました。
我が家のクリスワスローズは、もともと赤花と白花が1株ずつありました。そのうち白花は植え替えた後にうまく育たなかったのですが、その遺伝子がこの株に受け継がれたようです。




こちらはもともとあった赤花の株です(3月14日に撮影)。


1週間前に花の数は132輪でしたが、今朝数えたところ156輪まで増えていました。まだ蕾がかなりあります。
クリスマスローズに挟まれて見える木はユスラウメです。


ユスラウメもきれいに花を咲かせていますが、どうやら今日、明日の雨で花が散りそうです。




こちらは少しずつ増えているシバザクラです。挿し芽をしたら無事に育ってくれました。




最後はノーズポールです。こぼれ種で庭のあちこちから芽を出しました。中には家の前のアスファルトの隙間からも芽を出したものもあります。
生命力の強いお花ですね。


その他、チューリップ、八重のスイセン、パンジー、ビオラ、ハナニラ、ツルニチニチソウなどが咲いています。
撮影 2023/03/23,24


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オオハクチョウやカモが去った後の七次川調整池

2023-03-23 05:30:08 | 
3月14日に、七次川調整池に残っていたオナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロのあらかたが渡去しました。
代わって池の周辺では、ウグイスの声を頻繁に聞くようになりました。

そこでウグイスを撮ろうと、池の近くの公園にある樹木の影に隠れて1時間あまり粘りました。
撮れた鳥は以下の通りです。
■エナガ
Long-tailed tit

スズメ目エナガ科
Aegithalos caudatus
柄長/L14cm


■メジロ
Warbling white-eye

スズメ目メジロ科
Zosterops japonicus
目白/L12cm


■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm


■ヒヨドリ
Brown-eared Bulbul

スズメ目ヒヨドリ科
Hypsipetes amaurotis
鵯/L28cm


肝心のウグイスはというと、頭の上の樹に止まって鳴いていたのですが、葉が茂っていて撮れませんでした。
しかし、この池でこれまで観たことがなかったハシビロガモが観られました。手前の樹木が邪魔になりうまく撮れませんでしたが、証拠写真として挙げておきます。
ハシビロガモは♂が2羽、♀が2羽来ていました。
■ハシビロガモ
Northern shoveler

カモ目カモ科マガモ属
Anas clypeata
嘴広鴨[/L50cm
 

 

 



またホシハジロの♂が1羽いました。池の対岸にいて100mほど離れていたので、これも証拠写真です。
■ホシハジロ
Common pochard

カモ目カモ科ハジロ属
Aythya ferina
星羽白/L45cm


その他にカルガモが1羽、アオサギが1羽、ダイサギが1羽、コサギが2羽、オオバンが2羽、カイツブリが3羽、カワウが4羽いました。
狙いのウグイスですが、公園の樹木の影にいた時は撮れなかったのですが、その後池の周りを歩いていて撮ることが出来ました。
フェンス越しで、画質は劣りますが、ご覧下さいませ。
■ウグイス
Japanese Bush Warbler

スズメ目ウグイス科ウグイス属
Horornis diphone
鶯/L14~16cm






この日、七次川調整池の周辺で観た鳥をまとめます。
エナガ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ハシビロガモ、ホシハジロ、カルガモ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、カイツブリ、カワウ、スズメ、ウグイス、キジバト、カワラバト、ハシブトガラス、ムクドリの19種でした。
1週間ほど前まで頻繁に観たツグミですが、見かけなくなりました。

■キジバト
Oriental Turtle Dove

ハト目ハト科
Srreptopelia orientalis
雉鳩/L33cm


撮影 2023/03/22 千葉県白井市
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1年4ヶ月ぶりに筑波山を歩いてきました

2023-03-22 00:12:40 | 山行・旅行


3月20日に筑波山界隈を歩いてきました。筑波山に出かけるのは、2021年の11月以来でした。
・10時6分 つくし湖畔を出発
・10時26~28分 椎尾山薬王院
・12時17分 男体山(標高871m)
・12時54分 女体山(同877m)
・14時13~16分 筑波山神社
・14時25~27分 筑波山梅林
・15時59分 つくし湖畔に到着
(距離 13.0km、累積標高差 1090m、合計時間 5時間53分、休憩 35分)

では、歩いた順にコースの様子やお花などをご覧いただきます。
先ず、出発する前につくし湖の堰堤を歩きました(この分は上記の距離に入っていません)。つくし湖は霞ヶ浦の水を揚水して蓄えているロックフィル式のダム湖で、高さが27.4m、堰堤の長さは400mあります。
 

ここから筑波山を観るには堰堤を端まで歩いて行く必要があります。朝は完全な逆光です。しかも対岸が斜めになっていて、何とも収まりの悪い写真になりました。
つくし湖にはオオバンが10羽ほどと、カルガモが2羽、ホシハジロが1羽いました。つくし湖の名前の由来はこの子でしょうか。今年の初見でした。
 

車に戻ってザックを担ぎ、登山開始です。ここから登り始めます。途中にある鹿威しが新しくなっていました。
 

ニリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属)が咲き始めていました。この花は花茎を2つか3つ立てますが、まだ1つしか伸びていません。2つめの花芽がぴかりときれいでした。
 

マルバコンロンソウ(アブラナ科タネツケバナ属)も咲いていました。この植物の花色は本来白色ですが、筑波山には赤花種(赤紫色)もあるようです。この花もやや紫色を呈していました。


20分ほどで椎尾山薬王院に着きました。
 

出発して54分で林道に出ました。ここで水分を補給し、シャツを1枚脱いで半袖のTシャツになりました。
この後、急勾配の800段の階段を登ります。この階段は何度来てもきついです。前を歩いている人が見えましたが、追いつけませんでした。
 

階段を登り切った辺りが、坊主山の頂上付近のようです。一旦路が緩やかになり分岐となります。自然研究路の方に進み、男体山の山頂へ向かいます。
分岐直後の四阿で昼食としました。脱いでいたシャツを着ました。木々の隙間から出発地点のつくし湖と、薬王院の三重塔が見えました。
 

自然研究路では咲き始めのカタクリ(ユリ科カタクリ属)や、キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)のつぼみ、スミレの仲間が観られました。






12時17分に男体山の山頂に着きました。冬場の空気が澄んでいるときには富士山や秩父連山、浅間山などが見えますが、春霞がかかる今の時期は近くの街が見えるだけです。
 

ケーブルカー乗り場の裏手に当たる場所は山野草の宝庫になっています。
キクザキイチゲが咲き出していました。ユリワサビ(アブラナ科ワサビ属)の群生も観られました。
 

人通りが多いところでは、ホシノヒトミ(別名オオイヌノフグリ、オオバコ科クワガタソウ属)、コハコベ(ナデシコ科ハコベ属)、ミチタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属)などが観られました。
 

御幸ヶ原から北を眺めますが、やはり霞がかかり遠望が利きません。諦めて女体山へ向かいました。途中カタクリの里の遊歩道を歩くのを楽しみにしていたのですが、立入り禁止となっていました。3月26日から4月30日までの間だけ通れるようです。ちょうど看板の傍に倒木があったので、そこに腰掛けて休憩しました。
 

12時54分に女体山山頂に着きました。大勢の人が山頂にいたので、写真も撮らずにすぐに下山することにしました。下山路は白雲橋コースを通りました。
 

白雲橋コースには奇岩・巨岩がたくさんあります。写真は、母の胎内くぐり、弁慶の七戻り、そして弁慶茶屋跡に建設中の建物です。
  

弁慶茶屋跡でロープウエイの駅があるつつじヶ丘へ行く路(おたつ石コース)と岐れ、白雲橋コースは森の中に入っていきます。
白雲橋コースを歩ききり、14時13分に筑波山神社に着きました。


続いて梅林を目指しますが、路を間違えて遠回りしてしまいました。
14時25分に梅林に着きました。前日まで梅まつりが催されていましたが、見たところ樹に花が残っているのは1~2%ほどでした。
正面に見える山は宝篋山(ほうきょうさん、標高461m)です。
 

梅林からゴールのつくし湖畔までは、延々とアスファルトの道を歩きます。
これまでに観た花と合わせて、10種くらいは観たいものだと思いながら歩きました。
梅園でウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属)とホトケノザ(シソ科オドリコソウ属)を観ました。
 

しばらく歩くと、スミレがたくさん咲いていました。左のスミレと右のスミレでは、葉の形が違うように見えました。
 

次はタンポポの仲間とハルジオン(キク科ムカシヨモギ属)です。ハルジオンは今年の初見でした。
 

アオキ(アオキ科アオキ属)の花のつぼみと、ぶら下がり系の樹木の花です。キブシの仲間でしょうか?
 

クサイチゴ(バラ科キイチゴ属)とコブシ(モクレン科モクレン属)です。
 

最後はオオアラセイトウ(アブラナ科オオアラセイトウ属)とカキドオシ(シソ科カキドオシ属)です。
 

アスファルトの道の下りで膝が痛くなりました。
15時59分にゴールのつくし湖畔に着きました。目標の1分前でした。
長々と書いてしまいました。最後までご覧いただき、ありがとうございました。地図を再掲します。

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不忍池で今年最後のカモ観

2023-03-18 05:30:06 | 
3月15日、都内に出る用事があったので、久しぶりに不忍池を散策しました。
半世紀も前になりますが、大学受験のため上京した折り、池之端にあるホテルに宿泊しました。今では高層ビルが建ち並び、風景がずいぶん変わりました。iPhoneでの撮影です。


この日は今年のカモの見納めのつもりで、鳥撮り用のカメラを持参しました。岸辺に桜が咲く中、池畔を時計回りに歩きました。
 

先ずカモですが、ボート池に30羽ほどのキンクロハジロの群れが、そして蓮池にオナガガモのペアがいました。
■キンクロハジロ
Tufted duck

カモ目カモ科ハジロ属
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm






■オナガガモ
Northern Pintail

カモ目カモ科マガモ属
Anas acuta
尾長鴨/L♂75cm、♀53cm




カモ以外の水鳥では、多数のユリカモメ、複数のウミネコ、複数のカワウ、多数のオオバン、2羽のアオサギ、1羽のカイツブリ(写真はありません)を観ました。
■ユリカモメ
Black-headed Gull

チドリ目カモメ科
Chroicocephalus ridibundus
百合鴎/L40cm






■ウミネコ
Black-tailed gull

チドリ目カモメ科カモメ属
Larus crassirostris
海猫/L44-48cm


■カワウ
Great Cormorant

カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm


この魚はカワウにとっては大きすぎたようです。
 

 

■オオバン
Eurasian coot

ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm


■アオサギ
Grey heron

ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm




その他にはムクドリ、スズメ、カワラバト、シジュウカラ(写真はありません)を観ました。
■ムクドリ
White-cheeked Starling

スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus cineraceus
椋鳥/L24cm


■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm




■カワラバト
rock dove

ハト目ハト科カワラバト属
Columba livia
河原鳩/L30~35cm


翌朝、明治神宮へ出かけました。神宮の池で観たマガモが今シーズンに観る最後のカモになりました。
■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm




自宅近くの池では、3月14日の朝に残っていたオナガガモ、ヒドリガモ、ホシハジロが一斉に渡去しました。これで2022-23シーズンのカモ観は終了です。
夏にどこかで子育て中のカモに会えると嬉しいと思います。ご覧いただき、ありがとうございました。

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ウメ、ジンチョウゲ、スイセン、チューリップ、ヒアシンス etc.(我が家の庭)

2023-03-15 05:30:27 | みんなの花図鑑
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに
ご存じのように、小野小町の歌です。この花はサクラと解釈されているようですが、ウメの可能性はないのでしょうか?
平安時代の花見は、もっぱらウメだったと聞いています。


3月に入って咲いた枝垂れ梅が、昨日、一昨日の雨で散りました。それを見て思ったのが冒頭の歌でした。
ウメもサクラも、色あせたとしても翌年また咲きます。人生の花は散ってしまったらもう咲きません。残酷なものです。



ジンチョウゲも、ウメと同じように花の時期を終えました。素敵な香りは夢だったのかと思うばかりです。





房咲きのスイセンは、陽当たりがよいところではもう終わりました。日陰に植えたものが咲き始めました。
ティタティタも同様です。この後八重のスイセンが咲き始めようとしています。

ヒアシンスが咲き出しました。陽当たりのよいところに植えたものと、反日陰に植えたものが、一緒に咲きました。






チューリップも咲き出しました。最初に咲いたのは赤花でした。この後どんな花が咲くのか楽しみです。




ハナニラやツルニチニチソウも咲き出しました。




クリスマスローズは花弁にように見えるのは萼片ですので、長持ちします。先日数えたら花数が132ありました。


ノースポールは、こぼれ種で増えていって、これからいっぱい咲いてきます。


その他、イチゴが咲き出しました。シバザクラは花数が増えました。パンジーとビオラはまだ元気です。珍しいお花はありません。
昨日は雨が上がった後に写真を撮り、その後草取りをしました。ヤハズエンドウとホトケノザがずいぶん多かったです。
草取りをしてから写真を撮ればよかったと思いました。
今日は泊まりで出かけますので、コメント欄を閉じさせていただきます。
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みかも山公園で春の妖精に会ってきました

2023-03-13 05:30:33 | みんなの花図鑑
3月10日に、スプリング・エフェメラルが見頃を迎えた、みかも山公園(栃木県栃木市)を歩いてきました。
この日は午後に用事があったので、歩いたのは1時間ほどでしたが、アズマイチゲや雪割草が見頃を迎え、カタクリも咲き出していて、楽しい散策ができました。


満開を迎えたアズマイチゲ(キンポウゲ科の多年草)です。野草の園(地図の①)で撮影しました。


咲き始めたばかりのカタクリ(ユリ科の多年草)です。大田和群生地で撮影しました。付近にはつぼみが多くありました。


順序が後先にありましたが、この日歩いたみかも山公園のハイキングマップです。
この日は東口駐車場に車を駐め、最初に湿性自然植物園に行き、ザゼンソウを観ました。
次に戻って野草の園(地図の①、②)で、フクジュソウ、雪割草、アズマイチゲを観たあと、カタクリ周遊の路(地図の③)、カタクリの園を経て、中岳(標高210m)に登頂しました。
中岳から下って大田和群生地でカタクリを撮影し、東口駐車場に戻りました。


では、歩いた順にお花をご覧いただきます。
湿性自然植物園で観たザゼンソウ(サトイモ科の多年草)です。




近くをハクセキレイが歩いていました。


一旦戻って、野草の園ではフクジュソウ、雪割草、アズマイチゲを観ました。
フクジュソウ(キンポウゲ科の多年草)です。


雪割草(ミスミソウかオオミスミソウは不明)(キンポウゲ科の多年草)です。


アズマイチゲ(キンポウゲ科の多年草)です。


続いてカタクリの園へ向かいます。途中にセツブンソウ(キンポウゲ科の多年草)が観られますが、もう花は終わりかけていました。


また、斜面にニリンソウ(キンポウゲ科の多年草)が群生していますが、ニリンソウはご覧の通り、まだ咲き始めたばかりでした。
数が多いのでこの後楽しめそうです。


お目当てのカタクリですが、まだ咲き始めたばかりでした。本格的に咲き出すと、カメラマンが行列を作るようになります。
この日は天気予報が雨(実際は晴れ)だったので、人出が少なくラッキーでした。


数枚撮っただけで、続いて中岳山頂に向かいました。途中で出会ったのがシロハラです。本当にすぐ近くにいて、写真はトリミングなしです。


枝かぶりがあったので、回り込もうとしたら飛ばれてしまいました。
やがてすぐに中岳の山頂に着きました。急いで歩いたので、汗をかいてしまいました。




山頂で少し休み、続いて大田和群生地に向かいました。ここはキツネノカミソリの群生地で、8月に斜面がオレンジ色に染まります。
今の時期は緑の草が一面を覆いますが、その中からカタクリの花茎が伸び、花を咲かせている様子も趣があります。今回の表紙の写真もここで撮りました。




東口へ戻る途中、サンシュユが咲いていました。また、東口近くではサクラがきれいでした。


池には既にマガモの姿はなく、カルガモが池を独占していて、ここでも春の到来を感じました。


みかも山公園で春の妖精に会ってきました(完)
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植物クロスワード(33)『スプリング・エフェメラル』の解答

2023-03-12 05:30:00 | クロスワードパズル


■ タテのカギ
1 ミヤマキケマン ケシ科の越年草。(2022/04/18 大滝渓谷 )
 茎は赤みを帯び、下方で分枝して斜上し、高さは20-50cmになる。葉は1-2回羽状複葉で、小葉はさらに羽状に深裂する。葉はしばしば紫褐色を帯びる。
 花期は4-7月で、茎の先に3-10cmの総状花序をつけ、多数の黄色い花を密につける。花の長さは20-23mmになる。果実は蒴果で、長さ2-3cmの線形になり、数珠状になる。(wikipediaより抜粋。 特記なき場合は以下同じ)

 

2 建築や製作の原料となる木。
3 京都のことを言う古風な言葉。
4 相撲で、力士が体をふき清めるのに使う紙。
5 勝負は――を履くまで分からない。
6 お馴染みのキノコの一種。日本において自生はなく、主にビン栽培される。日本では「あわびたけ」とも呼ばれる。
10 日本の民話「さるかに合戦」で、猿がカニの持っていたおにぎりと交換したのは――の種。
11 フクジュソウ キンポウゲ科の多年草。(2022/03/28 赤城自然園)
 日本ではフクジュソウ(エダウチフクジュソウともいう。Adonis ramosa)、ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora)、キタミフクジュソウ(Adonis amurensis)、シコクフクジュソウ(Adonis shikokuensis)の4種が自生する。花期は早春であり、3-4cmの黄色い花を咲かせる。当初は茎が伸びず、苞に包まれた短い茎の上に花だけがつくが次第に茎や葉が伸び、キタミフクジュソウ以外はいくつかの花を咲かせる。花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引している。そのため、太陽光に応じて開閉する(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)。葉は細かく分かれる。夏になると地上部を枯らす。初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす。いずれの種も石灰岩質を好む。
 

15 五言絶句、七言絶句、五言律詩、七言律詩などがある。
16 智に働けば角が立つ。情に――させば流される。
19 九州にある火山で、日本百名山の一つ。最高峰は高岳(1592m)。
21 オウレン(キクバオウレン) キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 常緑で小型の多年草。雌雄異株または雌雄同株。草丈は20cm内外で、地中に伸びる根茎の表面は黄褐色で内部は鮮やかな黄色をしている。根茎から黄色い細根を多数出し、早春の2 - 3月頃に花茎を伸ばす。
 

22 混雑した電車の中では――にご用心。
23 ギターに似た4弦の楽器で、ハワイアンなど軽音楽に用いられる。
25 ハシリドコロ ナス科の多年草。(2019/04/18 滝子山)
 日本の本州から四国・九州にかけて分布する多年草。山間の日陰などの湿った木陰に群生する。早春に葉に包まれた新芽を出し、全長は40-50 cm程度に成長する。花期は4月から5月。釣鐘状の暗紫紅色の花を咲かせる。夏先には休眠状態に入るため枯れる。夏から冬までは見ることができない典型的な春植物である。
 

28 英語ではボキャブラリー。
30 常緑の葉。
31 ヤマエンゴサク ケシ科の多年草。(2022/04/18 大滝渓谷 )
 地下に径1cmほどになる球形の塊茎がある。塊茎から5cmほど伸びた位置に卵状披針形で長さ1.8cmになる鱗片葉がある。茎は高さが10-20cmになり、鱗片葉の腋には小球芽がある。葉は2-3回3出複葉となり、葉柄があり、小葉は卵円形から披針形になり、先は3-4裂する。小葉の数や形状に変異が多い。
 花期は4-5月。総状花序に5-10個の花をつける。小花柄の基部の苞は菱状卵形で先が3-5裂しており、近縁種のエゾエンゴサクやオトメエンゴサクの苞が全縁となるので区別できる。花冠は一方が唇形のように開き、その反対側がまっすぐに伸びるかやや湾曲した長い筒型の距となり、長さは15-25mmになる。花冠は青紫色から赤紫色になる。 果実は蒴果で、長さ10-15mm、幅4-8mmになる広披針形または狭卵形になる。
 春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。

 

32 無線通信で、信号を高周波電流に変えて送信アンテナに送り出す装置。
34 病院に通って診察・治療を受けること。予約なしでは待ち時間が長いことが多い。
36 糖蜜を発酵させて造る蒸留酒。アルコール分は約45パーセント。カクテルや香味料にも用いる。
37 5月にサミット首脳会議が開かれる広島。広島駅の駅直結の商業施設の名称は?
38 鉱脈の発見・鑑定や鉱石の採掘事業を行う人。時に詐欺師、いかさま師。
40 めったにない、珍しいこと。
42 1980年代初頭にかけて、アイドルデュオ「ピンク・レディー」で活躍した歌手のひとり。
■ヨコのカギ
1 キクザキイチゲ キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 北海道、本州の近畿地方以北に分布し、落葉広葉樹林の林床などに生育する。高さ10-30 cm。花期は3-5月で、白色~紫色の花弁状の萼片を持つ花を一輪つける。花弁はない。キクに似た花を一輪つけることからこの名がついた。
 春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。

 

6 日本の通貨単位。
8 現在の愛媛県にあたる旧国名。
9 カタクリ ユリ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 地下茎は意外と深く、鱗茎の姿がクリの片割れに似ることから、「片栗」の意味で名づけられたといわれている。鱗茎は長さ4 - 5センチメートル (cm) 、直径1 cmほどの大きさで、デンプンを蓄えている。
 早春に地上部を展開して、花期は早いところでは3月、ふつうは4-6月ごろで、10-15 cmほどの花茎を伸ばし、直径4-5 cmほどの薄紫から桃色の花を先端に一つ下向きに咲かせる。まれに白花を咲かすものがあり、シロバナカタクリとよばれる。蕾をもった個体は芽が地上に出てから10日程で開花する。花茎の下部に葉が通常2枚、若い株では1枚の葉がつき、葉柄を含めて長さ10-12 cm、幅2.5-6.5 cmほどの長楕円形。葉身は質がやわらかく、迷彩柄のような暗紫色の模様がある。地域によっては模様がないものもある。
 花被片と雄しべは6個。雄蕊は長短3本ずつあり、葯は暗紫色。長い雄蕊の葯は短いものより外側にあり、先に成熟して裂開する。雌蕊の花柱はわずかに3裂している。地上に葉を展開すると同時に開花する。晴天時は花に朝日を浴びると、花被片が開き背面で交差するほど極端に反り返り、夕暮れに閉じる運動を繰り返す。日差しがない曇りや雨の日には、花は開かないまま閉じている。開花後は3室からなる果実が出来、各室には数個 - 20程の胚珠が出来る。平均で60%程の胚珠が種子となる。胚珠は長さ2 mmほどの長楕円形である。
 果期は5-6月ごろで、花後に結実して、蒴果が裂開して種子を落とす。その後、葉や茎は枯れて宿根する。地上に姿を現す期間は4-5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短い。このため、ニリンソウなど同様の植物とともにスプリング・エフェメラルと呼ばれている。種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており、アリに拾われて巣に運ばれることによって生育地を広げている。

 

12 このクロスには黒マスが25ある。○か×か?
13 キジ科の鳥。全長約20cm。主に関西方面では、ざる蕎麦にこの鳥の卵が付いている。
14 物の外形を形づくっている線。
16 JR両毛線と、東武鉄道の駅がある栃木県の市。厄除け大師、ラーメン、アウトレットモールなどが有名。
18 アヒルの鳴き声。
20 岩手県普代村出身で、東北楽天ゴールデンイーグルス所属の内野手。愛称は「銀ちゃん」。
21 オオミスミソウ(雪割草) キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 山地に生えるミスミソウの品種で名のとおり全体が大きい。高さ10-15cm。葉は幅が5-10cmもあり、先は鋭い。花は直径1.5-2cmで花弁状の萼片は長さ8-10mm。花色も白、紫、紅、藍色などと豊富。花期は3-5月。
 

24 果実――、蒸留――、――税。
25 5W1HのHは?
26 ――投げ、――ヶ岳、センボン――(キク科の多年草)。
27 時代――、記憶――、試行――。
29 ♪――の岬に はまなすの咲くころ/思い出しておくれ 俺たちの事を・・
31 エンレイソウ シュロソウ科の多年草。(2022/05/24 尾瀬)
 太く短い根茎から、高さ20-50cmの茎が一本伸び、その先端に3枚の葉を輪生する。葉は葉柄を持たず、茎から直接生ずる。葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10-20cm。花期は4-6月。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつける。花は花弁を持たず3枚の緑色または濃紫色のがく片を持ち、横向きに咲く。
 

33 男女間のことなどでやきもちをやくこと。
34 診断、治療方法の進歩や新薬の登場で、生存率が年々高くなってきている。
35 ――が絶えない家庭が理想でした。
38 ひそかに抱く、大きな望み。
39 京都の西芳寺、青森県の奥入瀬渓流、長野県の北八ヶ岳などが有名。
41 ムラサキケマン ケシ科の越年草。(2019/04/18 滝子山)
 茎は真っ直ぐに立ち、高さは30-50cmほど。茎には複数の葉がつき、それぞれ斜め上に伸びて2-3回3出複葉、小葉は扇形に近く、先端は丸くて、丸い鋸歯がある。葉質は薄くて柔らかく、つやを欠く。花期は4-6月で、赤紫色の長さ2cmでキケマン属に独特の筒状の花を咲かせる。果実は豆の果実に似る。
 

43 液体を口の狭い容器に移したり、濾過 したりするときに使う器具。
44 経済的な理由により、修学が困難な人に対して無利子で援助する金のこと。一部は返還を要しないものもある。

■今回クロスワードに入りきれなかったスプリング・エフェメラルの中から5種をご覧いただきます。ザゼンソウは通常スプリング・エフェメラルとして扱われませんが、春先に真っ先に咲くことから紹介させていただきます。

1 ニリンソウ キンポウゲ科の多年草。(2022/04/19 滝川渓谷)
 深く裂けた根生葉を持つ。茎に3枚が輪生する葉には、サンリンソウのような柄はない。3-6月に、白い萼片を持つ直径約2 cmの花をつける。多くは1本の茎から特徴的に2輪ずつ花茎が伸び、和名の由来となっている。まれに1輪や3輪のものもある。根茎で増えるため、群落を作ることが多い。
 

2 セツブンソウ キンポウゲ科の多年草。(2022/03/11 みかも山公園)
 地下に球状で径0.8-1.5cmの暗褐色をした塊茎があり、下からひげ根を出す。茎は高さ10-30cmになり、その上方に2個の茎葉が無柄で輪生する。茎葉は長さ2-2.5cm、幅3-5.5cmになり、深く羽状に切れ込み、裂片は広線形となる。根出葉は単生し、葉柄は長さ7-15cm、五角状円形で長さ幅ともに1-5cmになり、3全裂し、さらに羽状に欠刻する。
 花期は2-4月。花は茎先に単生し、白色で径2-2.5cmになる。花柄は茎葉から出て長さ0.5-1cmになり、細かい絨毛がある。花弁に見えるのは花弁状の萼片で、ふつう5個あり、広楕円形で長さ1-1.5cm、幅1.5-0.8cmで先端はとがる。花弁は5-10個あり、先端は2裂し、黄色から橙黄色の蜜腺になる。雄蕊は多数あり葯は淡紫色になる。雌蕊は2-5個。果実は袋果となり、種子は径2mmになり、褐色で表面はなめらかである。

 

3 ショウジョウバカマ シュロソウ科の多年草。(2022/04/19 滝川渓谷) 
 葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がる。花茎はロゼット葉の中心から出現し、花が成熟するまでは高さ10~30cm、花が成熟すると1m近くまで成長する。花序は花茎の先端に横向きに形成される。花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。花期は低山では3-4月であるが、高山では雪渓が溶けたあとの6-7月になる。なお、花被は花が終わった後もそのまま残り、色あせはするものの、咲いたときの姿を残しているので、夏に緑の花が咲いている、といった姿となる。種子は約5mmで細長く、1つの蒴(さく)果に40-60個が格納される。種子は春化により発芽する。
 繁殖は種子のほか、葉の先にできる不定芽によっても殖えることができる。

  

4 アズマイチゲ キンポウゲ科の多年草。(2022/03/11 みかも山公園)
 根茎は横に這い、紡錘状にふくらむ。茎につく葉は柄を持って3枚が輪生し、3出複葉である。花期は3-5月、花茎の高さは15-20cmになり、直径2-3cmの花弁状の萼片を持つ花を1個つける。萼片は白色で8-13枚。花弁はない。近縁のキクザキイチゲに似るが、浅く3葉に切れ込んだ葉の形が特徴である。
 春先に花を咲かせ、落葉広葉樹林の若葉が広がる頃には地上部は枯れてなくなり、その後は翌春まで地中の地下茎で過ごすスプリング・エフェメラルの一種。

 

5 ザゼンソウ サトイモ科の多年草。(2022/05/23 尾瀬) ※夏に葉を残すので本来のスプリング・エフェメラルではないが、早春の花として紹介する。
 冷帯、および温帯山岳地の湿地に生育し、開花時期は1月下旬から3月中旬。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。
 ザゼンソウの発熱細胞には豊富にミトコンドリアが含まれていることが明らかになっている。しかしながら、発熱の詳細な分子メカニズムは、現在のところ分かっていない。動物における発熱には、「脱共役タンパク質」(だつきょうやくたんぱくしつ)が関わっていることが突き止められているが、このタンパク質は、発熱しない植物にも幅広く存在しており、ザゼンソウの発熱に関与しているかは不明である。
 発熱時の悪臭と熱によって花粉を媒介する昆虫(訪花昆虫)であるハエ類をおびき寄せると考えられている。全草に悪臭があることから英語では Skunk Cabbage(スカンクキャベツ)の呼び名がある。

 

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
次回の植物クロスワードは、『木偏(きへん)の漢字』をテーマにお届けします。
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植物クロスワード(33)『スプリング・エフェメラル』

2023-03-10 05:30:00 | クロスワードパズル
3月に入り各地からスプリング・エフェメラルの便りが届いています。
スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称です。直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味で、「春の妖精」とも呼ばれています。(ウィキペディア)
そこで今回のテーマは『スプリング・エフェメラル』です。クロスに10種のスプリング・エフェメラルを散りばめました。植物の名前をもとにクロスを完成させましょう。
正解は3月12日にアップします。それでは、推理を働かせて、どうぞお楽しみくださいませ。


■ タテのカギ
1 ミヤマ――。ケシ科の越年草。(2022/04/18 大滝渓谷 )
 

2 建築や製作の原料となる木。
3 京都のことを言う古風な言葉。
4 相撲で、力士が体をふき清めるのに使う紙。
5 勝負は――を履くまで分からない。
6 お馴染みのキノコの一種。日本において自生はなく、主にビン栽培される。日本では「あわびたけ」とも呼ばれる。
10 日本の民話「さるかに合戦」で、猿がカニの持っていたおにぎりと交換したのは――の種。
11 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/28 赤城自然園)
 

15 五言絶句、七言絶句、五言律詩、七言律詩などがある。
16 智に働けば角が立つ。情に――させば流される。
19 九州にある火山で、日本百名山の一つ。最高峰は高岳(1592m)。
21 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 

22 混雑した電車の中では――にご用心。
23 ギターに似た4弦の楽器で、ハワイアンなど軽音楽に用いられる。
25 ナス科の多年草。(2019/04/18 滝子山)
 

28 英語ではボキャブラリー。
30 常緑の葉。
31 ヤマ――。ケシ科の多年草。(2022/04/18 大滝渓谷 )
 

32 無線通信で、信号を高周波電流に変えて送信アンテナに送り出す装置。
34 病院に通って診察・治療を受けること。予約なしでは待ち時間が長いことが多い。
36 糖蜜を発酵させて造る蒸留酒。アルコール分は約45パーセント。カクテルや香味料にも用いる。
37 5月にサミット首脳会議が開かれる広島。広島駅の駅直結の商業施設の名称は?
38 鉱脈の発見・鑑定や鉱石の採掘事業を行う人。時に詐欺師、いかさま師。
40 めったにない、珍しいこと。
42 1980年代初頭にかけて、アイドルデュオ「ピンク・レディー」で活躍した歌手のひとり。
■ヨコのカギ
1 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 

6 日本の通貨単位。
8 現在の愛媛県にあたる旧国名。
9 ユリ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 

12 このクロスには黒マスが25ある。○か×か?
13 キジ科の鳥。全長約20cm。主に関西方面では、ざる蕎麦にこの鳥の卵が付いている。
14 物の外形を形づくっている線。
16 JR両毛線と、東武鉄道の駅がある栃木県の市。厄除け大師、ラーメン、アウトレットモールなどが有名。
18 アヒルの鳴き声。
20 岩手県普代村出身で、東北楽天ゴールデンイーグルス所属の内野手。愛称は「銀ちゃん」。
21 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/29 角田山)
 

24 果実――、蒸留――、――税。
25 5W1HのHは?
26 ――投げ、――ヶ岳、センボン――(キク科の多年草)。
27 時代――、記憶――、試行――。
29 ♪――の岬に はまなすの咲くころ/思い出しておくれ 俺たちの事を・・
31 シュロソウ科の多年草。(2022/05/24 尾瀬)
 

33 男女間のことなどでやきもちをやくこと。
34 診断、治療方法の進歩や新薬の登場で、生存率が年々高くなってきている。
35 ――が絶えない家庭が理想でした。
38 ひそかに抱く、大きな望み。
39 京都の西芳寺、青森県の奥入瀬渓流、長野県の北八ヶ岳などが有名。
41 ケシ科の越年草。(2019/04/18 滝子山)
 

43 液体を口の狭い容器に移したり、濾過 したりするときに使う器具。
44 経済的な理由により、修学が困難な人に対して無利子で援助する金のこと。一部は返還を要しないものもある。

■今回クロスワードに入りきれなかったスプリング・エフェメラルの中から、いくつかをご覧いただきます。
2の植物は通常スプリング・エフェメラルに含めないかもしれませんが、春一番に花をつけるので、一緒に入れました。種名等は3月12日に記載します。

1 キンポウゲ科の多年草。(2022/04/19 滝川渓谷)
 

2 サトイモ科の多年草。(2022/05/23 尾瀬)
 

3 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/11 みかも山公園)
 

4 シュロソウ科の多年草。(2022/04/19 滝川渓谷)
 

5 キンポウゲ科の多年草。(2022/03/11 みかも山公園)
 

それではどうぞ、お楽しみくださいませ。
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北総花の丘公園を散策

2023-03-08 05:30:21 | 
3月7日、久しぶりに電車に乗って、北総花の丘公園へ行ってきました。
北総花の丘公園については、これまで何度かこのブログでも紹介しています。
公式HPのリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はそちらをご覧くださいませ。

今の時期観られる花は、まだ少ないです。そこで今回は探鳥をメインとして散策してきました。
最寄り駅は、北総線の千葉ニュータウン中央駅です。そこからニュータウン大橋を渡り、先ずはバラ園などがあるBゾーンへ。続いて並木道のDゾーンを経由して自然生態園があるEゾーンへ。最後にサギとカワウのコロニーがあるCゾーンを観て駅に戻りました。


Bゾーンから観ていきましょう。
咲いていたお花は僅かです。クリスマスローズが盛期を迎えていました。






Dゾーンでもお花は僅かでした。アセビの仲間がきれいでした。


Dゾーンではシジュウカラとメジロを観ました。ヒヨドリの声も聞きました。
メジロです。




続いて足速にEゾーンへ向かいます。
サクラが咲いていました。カワヅザクラでしょうか。Eゾーンの奥にあるひだまりの広場を囲む並木道でもカワヅザクラが咲いていました。






自然生態園に向かいます。ここの生態園は池と湿地がメインで、夏には複数のトンボが観察出来ます。
ウグイスの声が聞えてきました。今年初めてウグイスの声を聞きました。四阿(あずまや)があったのでここに腰を下ろし、野鳥を観察することにしました。

すぐ近くの藪で何かが動きました。アオジです。小枝がかぶってうまく撮れませんでした。
 

続いてシジュウカラです。シジュウカラは藪から池の方へ場所を変えてくれました。オギの茎をかじっているようです。














この日一番たくさん観た鳥がシジュウカラでした。藪でも樹の上でもあちこちで観ました。




続いて藪の端で落ち葉が動くのが見えました。鳥の姿は見えませんが、やがて現れたのはシロハラでした。
たくさん撮りましたが、頭が下を向いているものが多く、全身が写っているものは僅かでした。(同じような写真ですが羽の様子が違います。)
■シロハラ
Pale Thrush

スズメ目ヒタキ科
Thrdus pallidus
白腹/L25cm










Eゾーンで観た草花です。ホシノヒトミがたくさんで、花の数ではひたち海浜公園のネモフィラの数を上回るのではないかと思いました。
コハコベやタチツボスミレも見かけました。






こちらのムクドリは、ホシノヒトミの花を食べていたのかもしれません。


さて、けっこう長い時間四阿にいて、ウグイスの声も遠ざかったので、Cゾーンへ行くことにしました。
ここではサギやカワウが子育てをしている時期です。以前より樹木の剪定がされていて、巣を観ることができました。
下の写真はCゾーンを対岸から観た様子です。鳥の尿で樹木が真っ白になっています。対岸の樹木も同じようになっています。ここで、どちらかというと水辺近くに生えている木にカワウが営巣し、岸から離れた高い木にサギが営巣しているようです。辺りは独特の匂いがします。


カワウの親子でしょうか。


こちらのカワウたちは抱卵中のようです。でも、なぜみんな口を開けているのでしょう?




こちらではアオサギが抱卵中です。




このアオサギは巣を修復しているのかもしれません。




アオサギに睨まれました。


こちらのカワウは巣材を運んでいるようです。ニュータウン大橋から撮りました。






ニュータウン大橋からは、カワウの他にアオサギ、マガモ、コガモ、オオバン、ヒヨドリが見えました。

北総花の丘公園はこれでおしまいです。帰路に七次川調整池に寄ってきました。


前日まで100羽ほどいたホシハジロがいなくなりました。冬の間ヒドリガモは日々数羽程度しか観なかったのですが、オナガガモと同数ほどが岸で休んでいました。


ここには僅かに残ったホシハジロがいました。


この日に観た鳥をまとめましょう。
ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、ドバト(カワラバト)、シジュウカラ、メジロ、ツグミ、アオジ、シロハラ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、コガモ、ホシハジロ、オオバン、カワウ、アオサギ、コサギの21種になりました。

最後にもう少しお花をご覧くださいませ。
北総花の丘公園のCゾーンで観たコブシです。ずいぶん咲くのが早いですね。




こちらは七次川調整池の近くで観たウメです。ひとつの樹に白花と紅花が咲いています。さてこのウメは白梅でしょうか紅梅でしょうか?
以前アブリルさんから教わりました。ウメは材木にした時、赤い(茶色が濃い)材が採れるのが紅梅、白い材が採れるのが白梅だそうです。




最後の最後は近所の団地でダンチオウトウが咲き始めました。きれいなお花ですね。


長々と書いてしまいました。次回のアップは3月10日の植物クロスワード、テーマは『スプリング・エフェメラル』です。
どうぞご期待くださいませ。
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シジュウカラの空中ダンス

2023-03-06 05:30:03 | 
今日ご覧いただくのは、いつもの散歩道の鳥です。
この日のハイライトは、シジュウカラの空中ダンスです。
2羽のシジュウカラが、ホバリングしたり急旋回したりしていました。50mほどの距離で撮影したものを拡大したため、画質が悪く恐縮です。



我が家の巣箱はまだ空のままです。
例年シジュウカラの巣作りは3月下旬に始まります。先日下見に来ていたシジュウカラは、いつ巣作りを始めるのでしょう?

こちらは近所で見かけたスズメです。何やら咥えています。巣作りをするための材料のようです。
スズメはよく瓦の隙間などに営巣します。


こちらはカワラヒワです。団地の中の常緑の樹に群れで来ていました。その中の1羽が隣の樹に移ったときの画像です。
 

次はヒヨドリとツグミです。ツグミは運動公園のグラウンドに4羽いました。
 

次は川から飛び立つダイサギです。


最後は七次川調整池の様子です。
1週間ほど前にオオハクチョウの渡去が始まりました。
こちらは1月に撮影した池の様子です。80羽を超えるオオハクチョウがいました。




次は3月2日に撮影したものです。大半のオオハクチョウがいなくなりました。この日は風が強く、画像では見難いと思いますが、20羽ほどのオオハクチョウが対岸の隅に寄っていました。


そして、3月5日にはオオハクチョウの姿はまったく見えませんでした。全羽が渡去したものと思われます。今年は例年より渡去の時期が早いです。
池にいたのはオナガガモが100羽ほどと、ホシハジロが100羽ほど。そしてカルガモが2羽、オオバンが数羽、アオサギが1羽、コサギが6羽、カワウが1羽でした。






おまけの写真は、近所の公園にある早咲きのサクラです。



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カモのまとめ(~2022-23冬)

2023-03-05 05:30:37 | 
そろそろ冬鳥の季節が終わるので、これまでに観たカモについてまとめてみた。
掲載の順序は「決定版 日本のカモ識別図鑑 氏原巨雄・氏原道昭著」の順に従い、特徴も同書から引用した。体長は「山渓ハンディ図鑑7 新版 日本の野鳥」から引いた。
写真は自前のものを使った。記載されていないカモは、まだ観ていない、または写真がないということ。年々更新していきたい。


水面採餌ガモ
■オシドリ
Mandarin duck

カモ目カモ科オシドリ属
Aix galericulata
鴛鴦/L45cm
形、色彩とも際だった特徴を持ったカモ。♂の三列風切の銀杏羽は、帆船の帆に例えられ、このカモの装飾性の高さを示す象徴的な特徴。
<♂>


<左♂、右♀>


■オカヨシガモ
Gadwall

カモ目カモ科マガモ属
Anas strepera
丘葦鴨/L50cm
マガモより小さく、ヒドリガモよりやや大きい中型のカモ。マガモよりスリムな体形で頭は丸みがあり額が高くなっている。嘴はヒドリガモより細長い。飛翔時は白い翼鏡が目立つ。
<左♂、右♀>


<♂>


<♀>


■ヨシガモ
Falcated duck

カモ目カモ科マガモ属
Anas falcata
葦鴨/L48cm
中型のカモ。頭部は前から見ると幅が狭く扁平。後頭の羽毛が♂♀ともにやや長く房状に伸びるが、♀はあまり目立たない。嘴と足は灰黒色。嘴は水面採取ガモの中では細長い。尾羽は短め。
<♂>


■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
中型のカモで、マガモとコガモの中間の大きさ。体形はずんぐりとしていて頸、嘴は短め。頭は丸みがあり、額が少し出っ張っている。尾羽は比較的長い。
<左♂、右♀>


<左♀、右♂>


■アメリカヒドリ
American Wigeon

カモ目カモ科マガモ属
Mareca americana
アメリカ緋鳥/L48cm
ヒドリガモと同大かやや大きい中型のカモ。体形はずんぐりとしていて、頭の形は額が高く盛り上がり、嘴は太やや短めめ。青灰色で先端と基部に黒色部がある。足の色は灰色がかった黄土色、灰緑色、灰色。
<♂>


<♀>


■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm
カルガモとほぼ同じ大きさの大型のカモ。水面採餌ガモの中では、太めのがっしりとした胴体で重量感がある。飛翔は、幅広い翼で比較的ゆっくりと羽ばたく。翼鏡は青く、それを挟むように前後に白帯があり目立つ。
<手前♂、奥♀>


<♂>


■カルガモ
spot-billed duck

カモ目カモ科
Anas zonorhyncha
軽鴨/L61cm
大型のカモで、マガモとほぼ同じ大きさ。♂♀の羽色、模様は似通っていて違いが少ない。全身ほぼ黒褐色で顔と頸は淡色。嘴は黒く、先端に目立つ黄橙色部がある。足は赤味のある橙色。翼鏡は群青色で、翼鏡を挟んで前後に狭い白色帯がる。白色帯はマガモより狭く、大雨覆の白色帯はほとんどない個体も多く、個体差がある。大雨覆が通常より広い個体はマガモとの雑種の可能性も考慮する必要がある。


■ハシビロガモ
Northern shoveler

カモ目カモ科マガモ属
Anas clypeata
嘴広鴨[/L50cm
コガモより大きい中型のカモで、平べったい、しゃもじのような大きい嘴が最大の特徴。
<♂>


<♀>


■オナガガモ
Northern Pintail

カモ目カモ科マガモ属
Anas acuta
尾長鴨/L♂75cm、♀53cm
他の水面採餌ガモに比べ体がスリムで頸が長く、尾羽も長い。
<♂>


<♀>


■トモエガモ
Baikal teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas formosa
巴鴨/L40CM
コガモより少し大きい小型のカモ。顔の独特の模様が特徴。嘴は黒く足は黄色い。
<左♂、右♀>


■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm
日本で見られる水面採餌ガモでは最小のカモ。飛翔は速くて軽快で、群れでの編隊飛行はシギチドリによく似ている。嘴はほぼ黒く、足は黄土色、緑黄色、緑灰色。
<左♂、右♀>


<♂>


<♀ 非生殖羽>



潜水採餌ガモ
■ホシハジロ
Common pochard

カモ目カモ科ハジロ属
Aythya ferina
星羽白/L45cm
キンクロハジロより大きく、スズガモと概ね同大。嘴の付け根が分厚く顔がやや長い。頭部は横から見ると、中央部が高く盛り上がり、山型に見える。しかし潜水の前後などに羽毛を寝かせると額が低くなり、嘴から一直線になだらかなスロープを描くオオホシハジロに似た形状になるので注意が必要。嘴は先端と基部が黒っぽく、その中間部に淡い青灰色の帯があるのが特徴だが、♂エクリプスや幼鳥、夏期の♀ではこの淡色部が縮小もしくは消失して嘴全体が黒っぽく見えるため、オオホシハジロとの識別は他の特徴も総合して判断する必要がある。翼鏡は灰色~灰褐色で、遠くを飛んでいてもキンクロハジロやスズガモとの区別に役立つ。
<左♂、右♀>


<♂>


<♀>


■キンクロハジロ
Tufted duck

カモ目カモ科ハジロ属
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm
スズガモより一回り小柄でコンパクトな印象を与える潜水採餌ガモ類。横から見た頭部は正方形~円形の印象で、後頭に房状に垂れ下がる冠羽がある。嘴先端部の黒斑はスズガモより広く、ホシハジロより狭い。年齢・性別を問わず、体上面がスズガモ・コスズガモより暗色傾向である点が、識別の目安の一つになる。
<手前♀、奥♂>


■スズガモ
Greater Scaup

カモ目カモ科ハジロ属
Aythya marila
鈴鴨/L45cm
キンクロハジロより一回り大柄でがっしりした印象を与える潜水採餌ガモ類。嘴はキンクロハジロやコスズガモより基部が厚く頑強に見える。頭は前頭部が盛り上がる丸い形状で、冠羽はない。翼上面には次列風切から初列風切に及ぶ白い翼帯があり、キンクロハジロのパターンと概ね同様で、次列風切のみが白いコスズガモとの有効な識別点の一つになる。
<♂>


<♀>


■ホオジロガモ
Common Goldeneye

カモ目カモ科ホオジロガモ属
Bucephala clangula
頬白鴨/L45cm
<手前♂、奥♀>


<手前♀、奥♂>


■ミコアイサ
Smew

カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm
カワアイサやウミアイサより小型で全体に短い体型。嘴は短く灰色。中・小雨覆の白色部が大きな楕円形のパッチを形成し、飛翔時に目立つ。
<♂>


<♀>


<若鳥>


■カワアイサ
Common Merganser

カモ目カモ科ウミアイサ属
Mergus merganser
川秋沙/L65cm
<左♀、右♂>


<♂>


<♂>


<♀>


【参考】
第53回ガンカモ類の生息調査(全国一斉調査、2022 年1月)結果(速報)より、全国合計羽数を抜粋。
(出典:環境省報道発表資料 第53回ガンカモ類の生息調査(全国一斉調査)結果(速報)2022年06月06日)
1. マガモ    426,378羽
2. カルガモ   190,110羽
3. オナガガモ  152,000羽
4. ヒドリガモ  146,500羽
5. コガモ    139,887羽
6. スズガモ   134,435羽
7. ホシハジロ  100,298羽
8. キンクロハジロ 58,675羽
9. オカヨシガモ  26,375羽
10. オシドリ   24,478羽
11. トモエガモ  22,124羽
12. ハシビロガモ 21,123羽
13. ヨシガモ   12,094羽

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ウメ、ジンチョウゲ、クリスマスローズ、スイセン(我が家も庭)

2023-03-03 14:28:23 | みんなの花図鑑
2月28日にウメが開花しました。今朝はメジロもやってきました。










ジンチョウゲは2月27日に開きました。幸せを感じるとても芳い香りです。










クリスマスローズは花数が増え、丈も伸びてきています。




スイセンは種類が増え、花壇が明るくなってきました。






その他、ノースポール、パンジー、ビオラ、クロッカスなどが咲いています。シバザクラが一輪、二輪開きました。


お花の世話をしていると、とても幸せですね。
コメント (14)
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