![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/1e/35bc10de8deecb8b82425ec1b6556d77.jpg)
ほぼ1ヶ月ぶりに谷津干潟へ出かけました。
前回出かけたときは、カモの種類が少なくて残念でした。さて、今回はどうでしょう。
先ず、淡水池へ行ってみました。いつも数種類のカモがいるところです。
ところが、どうしたことでしょう? カモどころか、1羽の鳥の姿も見えません。
気を落として干潟へ向かうと・・
そこにいるのはダイサギとカワウだけ。
中には、婚姻色が出ているものが数羽混じっていました。
■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/97/63b69bbd0340826ff90c472c6864ec91.jpg)
双眼鏡で干潟を隈なく見渡すと、遠くにカモらしき群れが見えました。
行ってみると、先ず見つけたのは数羽のカルガモでした。
これではテンションが上がりません。カルガモもうつむいてしまいました。
■カルガモ
spot-billed duck
カモ目カモ科マガモ属
Anas zonorhyncha
軽鴨/L61cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/32/ae2bf83b840be8da4f1b4efa22d769d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/42/67111686fa15ae006af684e12c67b985.jpg)
先へ進むと、潜水を繰り返しているカモが見えました。
スズガモの♀のようでした。似ているカモにコスズガモがいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/0a/de9e3785d3827d7dbd949ab7a9763239.jpg)
コスズガモの翼帯の白色部が次列風切に限定されるのに対し、スズガモは白色部が初列風切にも及んでいます。
間違いなくスズガモでした。
■スズガモ
Greater Scaup
カモ目カモ科ハジロ属
Aythya marila
鈴鴨/L45cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/73/7c983979e2fa005df21c169aad34e47c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/04/d600f1d1442f0b3e3ced56dfbb5204cb.jpg)
スズガモは海水域を好むカモです。谷津干潟ではよく見かけるカモのようです。
下の写真の、左の3羽は♂の成鳥、右の1羽は♂のエクリプスのようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/62/630f4f5fd8767342ac15cc46fa0ab1de.jpg)
こちらは♀です。嘴の基部周辺に大きな白色部があるので、遠くからでもよく目立ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/bc/7a5c1943c09e53c76d92a6bab86995bb.jpg)
スズガモは潜水を繰り返していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a7/473eedd92dd3bd78537b12712a26498c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/48/484b27dd4497904f0c7582c0c2a929a0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/dc/6ef5afa2d942a84d878d479eb2c358b4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/aa/77cdf615fd12c910c06e078685cdbe32.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/8f/fce52177cd88f603f86cd6e28d51bea4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b2/bd3302877664d5f0f92f07e02164ccb9.jpg)
さらに進むとヒドリガモがいました。
■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon
カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e4/0dcb82ca1a675a3bb7ecb54ef145476c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/4b/56ecc925e5d555022fa8e3a7a186ab81.jpg)
さらには、オカヨシガモも確認できました。
■オカヨシガモ
Gadwall
カモ目カモ科マガモ属
Anas strepera
丘葦鴨/L50cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/06/a338d9aae38e174df317db2883ce7612.jpg)
潟の西の端の方にはマガモがいました。ヒドリガモなどと混群を作っていました。
■マガモ
Mallard
カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/67/a2ec2ff0785d8f869cf0bc5111c0f463.jpg)
最後に、ダイサギが大勢集まって大騒ぎしている様子です。
この日はボラがたくさん入ってきていました。他の小魚もいたかもしれません。
ダイサギが集団で猟りをするのは聞いたことがありません。潮の流れの関係でこの場所に小魚が集まったため、このような光景が観られたように思います。
ダイサギ以外の鳥も混じっていますが、種の判別は出来ませんでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/21/f953e80476fd8a6f7018c617247a94ef.jpg)
この日潟にいたカモは、全部で数百羽程度だったと思います。写真を上げなかった中に、オナガガモ、ホシハジロもいたように思います。
特に珍しいカモはいませんでしたが、たくさんのカモを観られてよかったです。
年内にまた訪ねたいと思います。