shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

タムシバ - 越後駒ケ岳

2018-06-30 16:59:40 | みんなの花図鑑
タムシバ(田虫葉)はモクレン科モクレン属の落葉小高木です。
昨日出かけた越後駒ケ岳(2003m、日本百名山)で見たタムシバです。この時期まだ蕾がついていました。

コブシとタムシバの違いは、①コブシの方が樹の高さが高く成長する。 ②コブシが花の下に葉が一枚ついているのに対し、タムシバは花の下に葉がない。 ③葉はコブシの葉が広倒卵形であるのに対し、タムシバは広披針形または長楕円形で、かつタムシバの方が細長い。葉裏もタムシバの葉裏は白味を帯びている(コブシは緑色)。またタムシバの葉は噛むと独特の甘味がある。 ④萼はコブシが緑色であるのに対し、タムシバは白で花弁との見分けがつきづらい。 ⑤タムシバは日本海側に多く、関東や東海地方では見られない。

昨日は、枝折峠から歩き始めて、延々と低山(1100~1400m)の尾根道を歩きました。そこではコブシの他に、ヤマツツジ、ウラジロヨウラク、ナナカマドなどの低木を多く見かけました。
長い尾根道を歩くに従い、目標の山がだんだん大きくなってきます。加えて道脇のお花に癒されての山歩きでした。

国道352から観た越後三山 越後駒ケ岳(右)と中ノ岳(左、日本二百名山) 。


明神峠付近から観た越後駒ケ岳。


道行山へ向かう稜線から観た越後駒ケ岳。


道行山山頂から観た越後駒ケ岳。この景色を見ながら朝食を摂りました。


小倉山へ向かう稜線から観た越後駒ケ岳。


駒の小屋への急登手前から観た越後駒ケ岳。この辺りからようやく本格的な登りになりました。


駒の小屋から観る越後駒ケ岳。


頂上付近の雪渓から見上げた駒ケ岳。夏道への取りつきが分からず、雪渓を詰めて最後は藪こぎで山頂に出ました。


ヤマツツジ


アカモノ


ウラジロヨウラク


ウラジロナナカマド


ベニサラサドウダン


ハクサンシャクナゲ
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エンレイソウ - 苗場山

2018-06-24 17:27:22 | みんなの花図鑑
エンレイソウ(延齢草 )は、ユリ科エンレイソウ属の多年草です。

日本では、北海道、本州、四国、九州に分布し、低地や山林のやや湿った場所に生えます。東アジアでは、サハリン(樺太)、南千島に分布します。

太く短い根茎から、高さ20-50cmの茎が一本伸び、その先端に3枚の葉を輪生します。
葉は葉柄を持たず、茎から直接生えます。葉の形状は丸みを帯びたひし形で、直径は10-20cmです。
花期は4-6月。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花をつけます。花は花弁を持たず3枚の緑色または濃紫色のがく片を持ち、横向きに咲きます。

エンレイソウは、これまでにもよく見かけましたが、私の花日記には初めてです。
苗場山では、標高1900~2000m付近で見かけました。
(6月22日に撮影)
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ウラジロナナカマド - 苗場山

2018-06-24 17:03:21 | みんなの花図鑑
ウラジロナナカマド(裏白七竃)は、バラ科ナナカマド属の落葉低木です。

日本固有種で、北海道、本州の中部地方以北に分布し、亜高山帯から高山帯の低木林や林縁に生育します。

葉の両面は無毛で光沢がなく、裏面は粉白色で、ウラジロナナカマドの名の由来となっています。
花期は6~8月で、枝先に複散房花序を直立させ、白色の花を多数つけます。

苗場山では、標高1900~2000m付近に多く見られたように思います。多くがまだ蕾で、これから開花を迎えます。
(6月22日撮影)

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タニウツギ - 苗場山

2018-06-24 16:53:34 | みんなの花図鑑
タニウツギ(谷空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木です。

日本特産で、北海道の西側、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布し、日本海型気候の山地の谷沿いや斜面に多く見られます。
これまでに歩いた北陸の山々で、初夏によく見かけたお花ですが、これまで私の花日記には取り上げていませんでした。

花期は5~6月なので、苗場山でも散りかけのお花が多かったですが、写真の個体は見ごろでした。
苗場山では、祓川登山口から和田小屋にかけての、標高1200~1400m付近でよく見かけました。
(6月22日撮影)


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イワイチョウ - 苗場山

2018-06-24 08:56:58 | みんなの花図鑑
イワイチョウ(岩銀杏 )は、ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草です。
名前は、葉の形がイチョウの葉に似ていることに由来しています。

北海道、本州の中部以北に分布し、多雪地の亜高山から高山にかけての湿原などに自生します。

苗場山では、標高1650m付近に多く見られました。
(6月22日早朝に撮影)
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イワカガミ - 苗場山

2018-06-24 08:56:36 | みんなの花図鑑
イワカガミ(岩鏡)は、イワウメ科イワカガミ属の常緑の多年草です。

北海道、本州、四国、九州の高山帯から山地に分布し、草地や岩場に生育します。

苗場山では、標高1500m付近から2000m付近まで幅広く咲いていました。
降り続いた雨は夜半には上がっていましたが、お花はしっとりと濡れたままでした。
(6月22日早朝に撮影)


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ミツバオウレン - 苗場山

2018-06-23 11:13:53 | みんなの花図鑑
ミツバオウレン(三葉黄蓮)はキンポウゲ科オウレン属の常緑の多年草です。別名をカタバミオウレンというようです。

日本では、本州中部以北から北海道に分布し、亜高山帯から高山帯の針葉樹林内や林縁、湿地などに生育するそうです。
世界では、北半球の寒帯から亜寒帯に広く分布するとのこと。

白い花弁にみえるのは萼片で、花弁は黄色で萼片よりずっと小さいです。

昨日出かけた苗場山では、登山道の脇にイワイチョウ、チングルマ、イワカガミなどと一緒に咲いていました。
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ベニサラサドウダン - 苗場山

2018-06-23 09:25:17 | みんなの花図鑑
ベニサラサドウダン(紅更紗灯台、紅更紗満天星)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木です。

サラサドウダンの変種で、花全体が赤いのが特徴です。花冠は長さ5-6mmで深紅色、本州の東北地方、関東地方、中部地方の高地に生育します。

昨日、信越国境の名峰苗場山(2145m、日本百名山)に行ってきました。苗場山にはベニサラサドウダンが多く見られ、今がちょうど見頃でした。

サラサドウダンにはいくつかの変種が知られていて、今年はくじゅう連山でツクシドウダンを見ることができました。
その他に、キバナフウリンツツジ、ミヤマドウダンなども知られていて、今後どの山で見られるか調べてみたいと思います。








富士見坂(標高1950m付近)から見た苗場山の山容です。ここから見ると最後の急坂の様子が伺えます。


苗場山の山上は平らになっていて、それがこの山の名前の由来となっています。この日は風もほとんどなく、池塘に写る雲がきれいでした。
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ノウゼンカズラ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-19 10:56:13 | みんなの花図鑑
ノウゼンカズラ(凌霄花)は、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性のつる性木本です。
漢名の凌霄花は「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名とのことです。

中国原産で、平安時代には日本に渡来していたと考えられています。

夏から秋にかけ橙色、あるいは赤色の大きな美しい花をつけます。枝先についた円錐花序に直径6-7cmの花を対生させます。花期は7~8月とされています。

さて、我が家の庭に、この時季はお花が少なく、バラも雨に打たれて傷ついています。
近所を散歩すると、真っ先に目に留まったのがノウゼンカズラ。このお花を見ると(夏が来たなあ)と思います。
タイサンボクも新しいお花を咲かせていました。

明日からはまた雨が続く予報です。週末運よく晴れたら、山に行ってきます。



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ストケシア - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-15 12:37:10 | みんなの花図鑑
ストケシアは、キク科ストケシア属(ルリギク属)の多年草です。

原産地は北アメリカで、日本には大正時代に渡来したようです。
和名ではルリギク(瑠璃菊)、エドムラサキ(江戸紫)と呼ばれています。

葉は広披針形で互生に生えます。花は6-10cmほどで基本は紫青色ですが、様々な園芸品種があり、青色や白色もあります。花期は6~10月です。

近所の散歩道の花壇にストケシアが咲き出しました。花期が長く、またよく手入がなれされているので、夏の間ずっとお花が楽しめそうです。
(写真はいずれも6月14日に撮影)


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イトバハルシャギク - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-15 09:13:40 | みんなの花図鑑
イトバハルシャギク(糸葉波斯菊)は、キク科ハルシャギク属の多年草です。

シュッコンコスモス(宿根コスモス)と呼ばれることもあります。

原産地は北アメリカ東部で、日本には明治時代に渡来したようです。

葉は細く切れ込んで糸状に分裂し、輪生します。
花は散房花序で、頭花は花径5㎝ほどの黄色の8弁で、キバナコスモスに似ています。花期は6~9月です。

多年草ですが、昨年まで近所の散歩道に咲いていることに気づきませんでした。
新しく植えられたのか、それともコスモスと間違えて見過ごしていたのかもしれません。

本格的な梅雨に入りました。山は少し遠くなり、梅雨の晴れ間に近所のお花を楽しみたいと思います。
(写真はいずれも6月14日に撮影)


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ギボウシ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-15 07:10:34 | みんなの花図鑑
ギボウシ(擬宝珠)は、キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草の総称です。

東アジアが原産で、日本にはオオバギボウシなど20種ほどが野生しています。
江戸時代の日本で変異個体が多数園芸品種化され、さらにこれらがシーボルトらによってヨーロッパに紹介されてヨーロッパでも多くの品種が育成されました。

葉は幅広く根元からでます。夏に総状花序に青色(白色の品種もある)の細長い花をつけます。

近所の散歩道に咲いているギボウシは、淡い青紫色のお花を咲かせていて、品種名は分かりません。
(写真はいずれも6月14日に撮影)







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ローズマリー - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-14 09:12:02 | みんなの花図鑑
ローズマリーは、シソ科マンネンロウ属の常緑性低木です。マンネンロウ(万年朗)はローズマリーの和名です。

地中海沿岸地方が原産地で、日本には江戸時代末期に渡来しました。

ローズマリーには様々な品種があり、お花の色は、青から紫色のものが多く、白や桃色のものもあるようです。

今朝はキョウチクトウが咲いているのではと思い、散歩道を急ぎましたが、一番たくさん撮ったのはローズマリーでした。
我が家も鉢植えのローズマリーがあり、時々料理に使用しています。こちらも青紫色のお花を既につけていますが、多くは咲いていません。







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キョウチクトウ - 近所の散歩道(千葉県白井市)

2018-06-14 09:12:02 | みんなの花図鑑
キョウチクトウ(夾竹桃)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木、もしくは常緑小高木です。

原産地はインドで、日本へは、中国を経て江戸時代中期に伝来したようです。
和名は葉がタケに似ていること、花がモモに似ていることから付けられました。

キョウチクトウには強い経口毒性があります。
昨年、香川県で小学校の校庭に植えられたキョウチクトウの葉を食べた児童が中毒症状を起こし、一時入院したとの報道がありました。
かつて、某市教育委員会が、市立学校に栽植されているキョウチクトウを全て伐採する方針を打ち出したのはお粗末ですが、身近にある植物の毒性については私たちも関心を持つ必要があると思います。

さて、近所の散歩道のキョウチクトウが咲き出しました。まだ花数は少ないですが、これから数が増えて、秋口まで楽しめそうです。
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ムラサキシキブ - 我が家の庭(千葉県白井市)

2018-06-13 09:56:14 | みんなの花図鑑
ムラサキシキブ(紫式部)は、シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。

北海道から九州、琉球列島まで自生し、低山の森林、特に崩壊地などによく見られます。

高さ3m程度に成長し、小枝はやや水平に伸びます。
葉は対生で長楕円形、鋭尖頭(先端が少し突き出すこと)をしており、長さが6-13cmになり、細かい鋸歯があります。また、黄緑の洋紙質で、薄くて表面につやはありません。

花期は6月頃で、花は淡紫色の小花が散房花序をつくり、葉腋(葉と葉のついている茎とのまたになった部分)から対になって出ます。
秋に果実が熟すと紫色になり、名前の由来となっています。果実は直径3mmで球形ですが、栽培品種には白実のものもあるようです。

我が家の庭のムラサキシキブが、今週咲き始めました。毎年この時期にお花を咲かせ、秋には紫色の実がたわわにつきます。
ドライフラワーにすると紫色がきれいに残ります。










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