shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

ムラサキツメクサ、シロバナアカツメクサ

2020-06-30 13:49:59 | みんなの花図鑑
昨年、たまたまシロバナアカツメクサを見つけました。このお花は、ムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属の多年草)の変異株です。
リンク ⇒昨年見つけたシロバナアカツメクサ。

今年も見つけられないかと探しましたが、昨日まで見つけられませんでした。

今日たまたま、病院の待ち時間に散歩していたら、ムラサキツメクサの大きな群落に出会いました。




もしかしたら、シロバナアカツメクサがあるのでは(?)と、目を凝らしていると、ようやく一つ白い花を見つけました。
少し紫色が混じっています。


さらに歩いていくと、次々にシロバナアカツメクサが見つかりました。








下の写真(↓)がシロツメクサです。比べてみると違いが分かります。
シロバナアカツメクサ(↑)は花の下に葉がつきます。一方、シロツメクサ(↓)は葉が付きません。
お花の大きさは、シロバナアカツメクサの方が一回り大きめです。




ようやく探し物が見つかって、ホッとしました。
小雨が降ったり止んだりで、傘を差しての撮影でした。きれいな写真が撮れず申し訳ありません。

さて、ムラサキツメクサはきれいなお花です。こちらは、じっくりアップで撮ってみました。




その他に、今日出会ったお花を上げておきましょう。
ワルナスビ(ナス科ナス属の多年草)。
咲き始めはまだ可愛いです。大きくなると本当に”ワル”になります。


ユウゲショウ(アカバナ科マツヨイグサ属の多年草)。
この季節、ユウゲショウを見つけると夏が来たなぁと感じます。可愛いお花ですね。


ヒメジョオン(キク科ムカシヨモギ属の多年草)。
たくさん咲いていましたが、こちらはぽつんと一軒家ではなく、お隣に黄色いお花。
咲き始めの小さいお花がきれいです。


シモツケ(バラ科シモツケ属の落葉低木)。
源平咲きも見つけました。




ここからは、お庭のお花です。
フロックス・パニキュラータ(ハナシノブ科フロックス属)のようです。別名をオイランソウ(花魁草)というようです。
道端に顔を出してくれていて、とても可愛かったです。


ヒメヒオウギズイセン(アヤメ科ヒオウギズイセン属の球根植物)のようです。自信ありません。


おまけです。
南山公園の貯水池にはたくさんの動物が住んでいます。
今日は、たまたま大きなコイ(80cm以上ありそう)とカメを見ました。名前は分かりません。



近所にいながら、まだまだ知らないところが多いですね。
だから、散歩は楽しいのでしょうね。
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登山中止

2020-06-25 08:01:41 | 日記(雑記帳)
梅雨前線上にある低気圧が、25日に朝鮮半島から日本海へと移動する。
そして、26日に本州を横切り、太平洋へ出る予報だ。
低気圧から西へ伸びる寒冷前線が通過する際は、激しい雨が降り落雷の可能性もある。

狭い尾根道で最も怖いのは雷だ。逃げ場がない。
どうやら、今回の平ヶ岳登山は、またしてもご縁がなかったようだ。
出していた登山届を撤回し、計画を削除した。

遠い山。
登山口までのアクセスが長く、コースタイムも長い。
またしても、平ヶ岳は、遠い山のままで終わった。

閑話休題。
雨の中、コムラサキが花を咲かせている。


コムラサキは、クマツヅラ科(シソ科)ムラサキシキブ属の落葉低木。
我が家では15年ほど前に、いただいたものを定植した。
梅雨に似合う花は、なぜかしら紫色が多い。
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ブッソウゲの後姿とカボチャの花

2020-06-24 11:39:20 | 日記(雑記帳)
テニスに出かける前に、リビングの床に寝そべり、ストレッチをした。
すると、窓際に置いたブッソウゲ(ハイビスカス)の後姿が、なんとまあ美しいことか。


これまで、お花の写真は正面、または、斜め前からしか撮っていなかった。
後姿の美しさを知らなかったのは、とても残念なことだったのではないか。


また、横顔も同様に、気づいていなかった美しさを秘めているのではないか。


もう一つ、カボチャについても書いておこう。
スーパーで買った、ニュージーランド産のカボチャから採った種が発芽して、このところ、毎日、黄色い大きな花を咲かせている。


恐らく、ニュージーランドの農家も、種苗会社からF1種を買って播いていることだろう。
すると、そこから採取した種を播いても、実はつかない。
それを承知で、お花を楽しんでいる。


国産のカボチャではどうだろう。
種子を自家採種している割合は、どのくらいだろう?
何年か前に、自宅の駐車場を犠牲にしてカボチャを育てたことが懐かしい。

※明日より、山へ出かけるため、コメントへの返信が遅くなる場合があります。
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山歩きの準備

2020-06-21 19:03:36 | 日記(雑記帳)
19日に、都道府県を越えての移動の自粛が解除された。
先週、私は所要のため実家へ帰り、ついでに通り道にある伊吹山を歩いてきたが、これからは山登りを目的に他県へも出かけられる。

そこで、今週は上越国境の山へ、再来週は夏山開き直後の白山へ出かける予定だ。
白山はまだ雪があるので、念のためアイゼンも用意した。
持参しても使わない可能性が高いが、以前この時期に怖い思いをしたことを考えると、用心に越したことはない。

ということで、登山計画書の装備品リストにアイゼンを加えた。装備品についてはこれでOKだ。
あとは食料だが、これは現地で調達することとし、一応の用意が終わった。
残るは、最新の登山道の様子と、天気予報を確認すればオールOKだ。

もう一つ重要なのが体調管理だ。
予定している上越国境の山へは長時間歩かなければいけないので、久しぶりの山歩きに身体が持つかが問題だ。
これには作戦がある。コースタイム12時間の半分で山頂に着かなければ、引き返すこととする。
計画は登りも下りも同じ道を通るので、半分の時間で登れば、下りにそれ以上の時間がかかることはない。
地図を見ると、前半と山頂直下に急登がある。前半の急登で体力をむやみに使わないようにしたいと思う。
では、行ってきま~す。

もう一つ、おまけの話題を。
先日、サツキの剪定をした時、サツキに架かっていたジョロウグモらしきクモの巣を払った。
毎年、クモが巣を架けるが、サツキではなく、その上のコニファーに架ける。
さて、どうなったかというと、今朝、ちゃんとコニファーに立派な巣が架かっていた。
これで、安心だ。
クモは庭に飛び交う、害虫を捕獲してくれる益虫だ。毎年、夏から秋にかけて、同じ場所に巣を架けている。
写真は、あまりアップにすると気持ち悪い(と思われる方が多い)ので、全身が写るものだけにした。
よく観ると、このクモは脚が7本しかない。7本でも生活には支障がないようだが、ちょっと応援したくなる、今年のクモだ。
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植木の剪定と雨の日の過ごし方

2020-06-19 07:43:36 | 日記(雑記帳)
今日は、まったく違う二つのことを書く。
一つ目は、今週、サツキの生垣を剪定した。毎年、花が終わった後に剪定している。
我が家のサツキは、私がここに住み始まる前の、15年以上前からここにいる。
私が住み始めた時は、まだ膝丈を少し上回るくらいしかなかった。それが、今や、高いところでは股下くらいの高さになった。
当然、横にも広がるが、私は極力、サツキのいいようにしてきた。

しかし、今年は家人から強い要望がでた。
「庭に出る時に邪魔だ」「車を停める場所が狭い」。要は、もっと伐れということだ。
ということで、3日がかりで剪定した。幸い、その間、雨が降ることはなく、無事に作業が終了した。








剪定を終えると、雨が降り出した。
それで、二つ目は雨の日の過ごし方だ。
もともと、読書は好きだ。子どもの時から、いろいろな本を読んで、空想を広げてきた。
今読んでいるのは、ヘルマン・ヘッセの「知と愛」。偶然が重なって、私の手元に届いた本だ。
流石にノーベル文学賞を受賞しただけの作家だ。邦訳を読んでも、描写力がすごい。

音楽は、相変わらずヴィヴァルディを聴いている。四季のCDは、先日コロナで外出できない時に数えたら、116枚あった。
四季は、春・夏・秋・冬の四つの協奏曲から成り立つ、たぶん誰もが聞き覚えのある楽曲だ。
聴き比べると面白い。曲のテンポがかなり異なる。ヴァイオリンソロと、アンサンブルの関係もみな違う。冬のラルゴなどではアレンジが異なる。
一つの楽譜から、これだけ違う音楽が生まれるのは、人間の想像力が長けている証拠だろう。
アナログの世界を象徴していると言っては過言だろうか。
「どの演奏が一番好きですか?」。野暮なことは訊かないで欲しい。一番好きなものが決まれば、116枚も残らないですよ。
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ナンテン - 我が家の庭(千葉県白井市)

2020-06-18 15:00:00 | みんなの花図鑑


ナンテン(南天)は、メギ科ナンテン属の常緑低木です。
中国原産で、日本では西日本、四国、九州に自生していますが、古くに渡来した栽培種が野生化したものと考えられています。


樹高は1~3m、高いもので4 ~ 5 mほどになり、株立ちとなります。幹は叢生し、幹の先端にだけ葉が集まって付く独特の姿をしています。
葉は互生し、3回3出羽状複葉で、小葉は広披針形で先端が少し突きだし、葉身は革質で深い緑色、ややつやがあり、葉縁は全縁です。葉柄の基部は膨らみ、茎を抱きます。
花期は初夏、茎の先端の葉の間から、円錐花序を上に伸ばし、6弁の白い花を多数つけます。晩秋から初冬にかけて赤朱色または、ときに白色で、小球形の果実をつけます。果実は10月ごろに熟し、果皮は薄く、破けやすいです。


音が「難転」即ち「難を転ずる」に通ずることから、縁起の良い木とされ、鬼門または裏鬼門に植えると良いとされています。
我が家では、当初北東の鬼門の方角に植えていましたが、今はそれに加えて南西の裏鬼門の方角にも植えています。南西の方が日当たりが良く、よく成長しています。


4日間留守にする前に咲き出し、帰ってきたら花数が増えていました。しかし、円錐花序一斉に花が開くことはなく、また、必ずしも先端の方から咲くというような傾向もないように見えます。

※ ここまで2020/06/16 撮影

10月頃に熟した実は、我が家の場合、すぐに野鳥に食べられ、年内にはほゞ全部がなくなります。

※ 2019/10/28 撮影
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ゴマダラカミキリ

2020-06-17 08:31:44 | 昆虫・クモ


今朝、庭に出たら、赤いバラにカミキリムシがいた。しかも2匹も!
正直に言って、虫は苦手だ。
恐るおそる近づいて、写真を撮った。




一匹がぽとんと地面に落ちた。
そして、もう一匹はすいすいはい上がり、バラの花に乗った。
シャッターチャンス!
しばらくの間、怖いのも忘れて写真を撮った。








近づいて観ると、けっこう厳つい顔をしている。
と、思った瞬間!
いきなり、
飛び掛かってきて、
僕の胸に止まった!!
僕は、思わず、悲鳴を上げてしまった!

身体を思いっきりひねって振り払ったら、カミキリムシは芝生の上に落ちた。

深呼吸をして、もう一度カミキリムシに近寄ってみた。




カミキリムシも、びっくりしたのかもしれない。
先ほどより、顔の表情が穏やかに見えた。

やがて、カミキリムシは、翅を広げて東の空へ飛んで行った。


■ ゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切)
コウチュウ目(鞘翅目)、カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。フトカミキリ亜科としては大型で姿が目立ち、また、食樹も広範であるため都市部の街路樹、庭木、公園樹木でもよくみられるため、国産カミキリムシ中で最もよく知られる種の一つである。
成虫の体長は2.5cm~3.5cmほどで、全身が黒い。特に前翅は光沢のある黒色に白い斑点が並んでいてよく目立ち、和名もこれに由来する。前翅以外の部分はあまり光沢がなく、腹側や脚は青白い細かい毛で覆われる。触角は体長の1.5倍ほどで、触角を形作る各節の根もとにも青白い毛があるため、黒と青のしま模様に見える。
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ネジバナ - 我が家の庭(千葉県白井市)

2020-06-15 22:39:50 | みんなの花図鑑


ネジバナ(捩花)は、ラン科ネジバナ属の小型の多年草です。
別名をモジズリ(綟摺)といい、ネジレバナ、ネジリバナ、ねじり草(そう)とも呼ばれる事もあります。




日本全土、ヨーロッパ東部からシベリアにかけて、温帯・熱帯アジア全域、オセアニアなどに広く分布します。
湿っていて日当たりの良い、背の低い草地に良く生育します。花色は通常桃色で、小さな花を多数細長い花茎に密着させるようにつけます。
葉は柔らかく厚みがあり、根出状に数枚つけます。花茎から伸びる子房は緑色で、茎に沿って上に伸び、その先端につく花は真横に向かって咲きます。花茎の高さは10~40cmです。花は小さく、5弁がピンク、唇弁が白。花のつく位置が茎の周りに螺旋状であるため、花茎の周りにピンクの花が螺旋階段のように並びます。花期は4~9月です。




帰省のため4日間家を空け、帰ったらきれいに咲いていました。
芝生の中から芽を出して、ここまで咲くのに1週間かかりませんでした。
淡いピンク色のお花ですが、陽に透けてきれいです。






5本ほど芽を出した中で、赤味が強いものが1本だけあります。
私には、とりわけきれいなように思います。


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伊吹山 - 帰省のついでに散策してきました

2020-06-13 19:51:26 | 山行・旅行


■ はじめに。
伊吹山は、滋賀県の最高峰で、深田久弥氏が選んだ日本百名山の一つです。
私は、かつてスキーで何度もこの山を訪れましたが、歩いて登るのは初めてでした。6月10日、実家への帰省のついでに、伊吹山を歩いてきました。

伊吹山表登山道の、登山口の標高は200mで、山頂の標高は1377mです。標高差が1200m近くあり、そのため自生する植物の種類が多いです。また、イブキの名前が付いた固有種が多いのも特徴です。
加えて、春に身近に観られる花が、この時期に山頂近くで観られたり、他の百名山では観られない外来種が山頂付近に多いのも特徴の一つと言ってよいと思いました。

この日は風が強く、小さなお花の写真はうまく撮れませんでした。
その中で、出来は良くないものの、何とかお花の特徴が分かるものを選びました。撮影順(標高の低い順)にご覧いただきたいと思います。

■ 上野登山口(標高200m)~ 3合目(同 720m)。1合目までは道幅の広い一般登山道を歩きます。1合目から3合目は、主にスキー場跡を歩きます。写真は2合目付近からのパノラマ展望です。


・クサフジ(マメ科ソラマメ属の多年草)。1合目付近で多く観ました。


・ナズナ(アブラナ科ナズナ属の越年草)。1合目から2合目で観ました。写真を上手に撮れませんでした。

・チガヤ(イネ科チガヤ属の多年草)の仲間。2合目付近のスキー場跡に群生していました。


・ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属の多年草、外来種)。2合目付近から山頂付近(後述)にかけて見かけました。


・シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属の多年草、外来種)。2合目付近のスキー場跡で観ました。


・ノイバラ(バラ科バラ属の落葉性低木)。2合目付近で観ました。


・ヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)。2合目付近で観ました。


・イボタノキ(モクセイ科イボタノキ属の落葉低木)。2合目付近で観ました。伊吹山には、標高が高いところにミヤマイボタも自生するようです。


・ヘラオオバコ(オオバコ科オオバコ属の多年草、外来種)。2合目付近で観ました。


・キンロバイ(バラ科キンロバイ属の落葉小低木)。キンロバイは、蛇紋岩地か石灰岩地に生えるようです。伊吹山は石灰岩の山で、セメント原料として石灰岩の採掘が行われています。


・ヤブヘビイチゴ(バラ科キジムシロ属の多年草)の実。2合目付近で多く観ました。


・ガマズミ(レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木)。2合目付近で観ました。


・ヤブデマリ(レンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木)。2合目付近で観ました。


・クワ(クワ科クワ属の落葉低木)。2合目付近で観ました。実がついていました。


・おまけ(その1)。キアシドクガと教えていただきました。ただし、幼虫、成虫ともに毒はないそうです。※1ウエディングドレスを纏ったような、純白の蝶(蛾)でした。


・おまけ(その2)。タテハチョウの仲間で、ヒオドシチョウと教えていただきました。Wikipediaによると、平地から山地まで至る所で見られるそうです。※1


・おまけ(その3)。登山道でアオダイショウを3匹見ました。近寄ると草藪の中へ逃げていきました。大きなものは2m近くありました。写真は載せません。

■ 3合目(標高720m)~ 5合目(同 880m)。3合目にはオカメガハラと呼ばれる草原が広がります。この辺りはユウスゲの自生地だそうです。写真は3合目付近から、帰路いっときの晴れ間に、上を見た風景です。


・タツナミソウ(シソ科タツナミソウ属の多年草)。3合目付近で多く観ました。


・ヤマタツナミソウ(シソ科タツナミソウ属の多年草)。3合目付近で観ました。


・ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属の多年草)。3合目付近で多く観ました。伊吹山はエゾフウロ、ハクサンフウロ、ヒメフウロが自生します。また、イブキフウロという固有種も自生します。同属のゲンノショウコは、萼が大きく、茎に毛が垂直に生えているので、ハクサンフウロとしました。


・ニガナ(キク科ニガナ属の多年草)。3合目付近で観ました。


・ムラサキツメクサ(マメ科シャジクソウ属の多年草、外来種)。3合目付近で登山道脇に咲いていました。


・キバナノレンリソウ(マメ科レンリソウ属の多年草、外来種 )。3合目付近で観ました。織田信長の指示により、ポルトガルの宣教師にヨーロッパからの薬草を持ち込ませ、伊吹山の薬草園に移植した際に紛れて帰化した、古い時代からの帰化植物です。


・オニアザミ(キク科アザミ属の多年草)。2合目から3合目付近で多く観ましたが、3合目付近が最も多かったです。写真を撮ろうとして、何度も棘に刺されました。3合目付近には、固有種のイブキアザミが自生するようですが、見つけられませんでした。




・アヤメ(アヤメ科アヤメ属の多年草)。3合目付近で何ヶ所かで観ました。もう、見ごろを過ぎていました。


■ 5合目(標高880m)~ 8合目(同 1220m)。5合目から8合目は急登が続きます。登り始めてからずっと、野鳥の鳴き声が絶えませんでしたが、特にこの辺りでは、カッコウ、ウグイス、ホオジロなど多くの野鳥の声を聴きました。写真は、晴れ間を待って撮った、8合目からの眺めです。


・ヤマガラシ / イブキガラシ(アブラナ科ヤマガラシ属の多年草)。5合目から8月目にかけて、一番多く見た花です。イブキガラシは、葉が長楕円状で茎が濃緑色に赤みを帯びるのが特徴です。




・セイヨウタンポポ(キク科タンポポ属の多年草、外来種)。5合目から山頂部まで観られました。この山にはイブキタンポポという固有種がありますが、見かけたタンポポはいずれもセイヨウタンポポのようでした。




・コバノミミナグサ(ナデシコ科 ミミナグサ属の多年草)。3合目から9合目で観ました。伊吹山の特産種(固有種)だそうです。


・オドリコソウ(シソ科オドリコソウ属の多年草)。3合目から7合目にかけて、多く観ました。いろいろな色のオドリコソウが咲いていました。


・マムシグサ(サトイモ科テンナンショウ属の多年草)。6合目から7合目付近でいくつか観ました。


・オオイヌノフグリ(オオバコ科クワガタソウ属の越年草 )。5合目から9合目辺りで観ました。春先によく見かける花ですが、ここではこの時期に観られるようです。うまく写真が撮れませんでした。

・ハクサンハタザオ(アブラナ科 ヤマハタザオ属の多年草)。7合目付近で観ました。アップの写真はどれもボケていました。


・おまけ(その4)。枯れ木に止まって大きな声で鳴いていた、ホオジロです。帰路に撮影しました。


■ 8合目(標高 1220m)~ 山頂(同 1377m)。観光道路の伊吹山ドライブウェイが9合目まで通じていて、山頂付近には土産物店が立ち並びます。
この日は朝早い時間で、誰もいませんでした。写真は遊歩道の一角と、山頂の広場です。




・イブキシモツケ(バラ科シモツケ属の落葉低木)。


・ヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属の落葉低木)。8合目付近で観ました。


・クサタチバナ(ガガイモ科カモメヅル属の多年草)。8合目から上で観ました。


・ハルジオン(キク科ムカシヨモギ属の多年草、外来種)。この辺りで観るハルジオンはピンク色が鮮やかでした。Wikipediaによると「花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである」そうです。


・ウマノアシガタ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)。9合目付近の遊歩道脇でたくさん観ました。


・ゲンナイフウロ / イブキゲンナイフウロ(フウロソウ科フウロソウ属の多年草 )。9合目付近の遊歩道脇でたくさん観ました。伊吹山を代表する花の一つです。


・ヒメレンゲ(ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草)。9合目付近の遊歩道脇から山頂付近まで、たくさん観ました。やはり、伊吹山を代表する花の一つです。


■まとめ。
帰省のついでに、伊吹山を歩いてきました。
普段は賑わう人気の山ですが、不要不急の外出を控えていることに加え、平日で天気予報が午後から雨ということもあり、人出は極めて少なかったです。私は、午前4時45分に登山を開始し、コースタイム4時間のところを3時間30分で登りました。山頂付近に30分いましたが、売店の方2名が上がってきただけでした。8時45分に山頂を後にし、下山時は7合目付近で野鳥を観察し、3合目のオカメガハラを探索して、12時ちょうどに下山しました。
天気は、終始くもりで、風が強く、3合目付近では霧が出てレインウエア(ウインドブレーカー兼用)を着ました。運よく山頂付近にいた時間は青空も出ていました。
お花を中心に400枚余り写真を撮りました。十分整理できないまま、ブログを上げましたので、取りこぼしがあると思います。また、先に書きましたが、風が強くブレた写真や、ピントがあっていない写真が数多くありました。
お花の名前は、分かる範囲で記載しました。誤りにお気づきの方は、どうぞコメントでお知らせくださいませ。
長文にお付き合いくださり、誠にありがとうございました。

※1 :2020/06/15 編集
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日課の散歩の41日目

2020-06-08 15:21:23 | 日記(雑記帳)
今日も病院の待ち時間を使っての散歩です。
先ずは、白井駅前のロータリーから出発します。


まだ、サツキが咲いています。今年は咲き始めは平年並みでしたが、一斉に咲かず、ぼちぼちと長く咲いている印象です。
サツキは白井市の花です。市内のあちらこちらで見かけます。


歩道橋を上がっていきます。駅前のロータリーを見下ろします。写っている大きな樹は1枚目の写真と向かい合っています。


今日は、散歩の前に電車を見に行きます。
何と、待ち時間0分で、上りのスカイライナーが来ました。


続いて、下りの普通電車です。
少し違うアングルで撮ってみました。


ほとんど跨線橋で時間を過ごすことなく、散歩を続けます。
住宅街のケヤキ並木です。子供たちが自転車で追い抜いていきました。


南山公園に差し掛かると、大きな樹の下の方に白いお花が見えます。
近寄ってみると、なんとヤマボウシのようです。こんな大きなヤマボウシは初めて見ました。10メートルほどありそうでした。




南山公園には濠に架かる橋を渡って入ります。
橋の手すりに、カラスが止まっています。チコちゃんに出てくるキョエみたいに見えました。


南山公園の中を、お花の写真を撮りながら歩きます。
入口で見かけたのは、キンシバイのようです。


桜並木を歩きます。


大きな栗の樹かしら? 違ったら、ごめんなさい。




芝生のある遊歩道です。


ニワゼキショウの仲間みたいです。




シモツケの仲間のようです。園芸種でしょうか?




時計を見ると、出発してから45分も経っていました。もう、戻らなくては。
アジサイが咲くアンダーパスを抜けると、すぐに駅の近くです。


あれあれ、トンネルの出口に、黄色いお花がたくさん。


ブタナのお花畑でした。もう、ゆっくり写真を撮っている時間はありません。


ちょうど、診察によい時刻に病院に戻れました。
今日も、ご覧いただきありがとうございました。
明日から、実家へ帰省します。途中、どこかで山歩きをしてきます。
旅行ではありません、帰省です。悪しからず。
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エゾハルゼミ

2020-06-07 13:03:45 | 昆虫・クモ
土曜日に赤城山の中腹を歩いた。
時折、うるさいくらいにエゾハルゼミが鳴いていた。
何とか写真を撮れないかと音源に近づいて撮ったのが、この1枚。
シャッターを切ると同時に、セミは飛び去った。


エゾハルゼミとハルゼミの違いは、鳴き声の違いで分かる。
YouTubeには両者の鳴き声がアップされているので、ご興味がある方は(ボリュームを下げて)聞いていただきたい。
多少、山へ行ったような気分に、なれるではないでしょうか。
■ エゾハルゼミ
https://www.youtube.com/watch?v=JVm-teJM0uw
https://www.youtube.com/watch?v=bDkAizmwS3I
■ ハルゼミ
https://www.youtube.com/watch?v=ECwq-y3Ip5Y

蛇足ながら、セミの抜け殻も見つけました。
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ヤマツツジとクサタチバナ(散歩)

2020-06-07 08:26:25 | 日記(雑記帳)
緊急事態宣言は解除されたが、不要不急の外出は自粛するよういわれている。
昨日は、たまたま用事があり、赤城山麓へ出かけた。そこで、人通りの少ない赤城山の中腹を歩いてきた。

赤城山はツツジの山だ。
標高1000~1400m辺りでは、季節を追って、トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ、ヤマツツジの順に咲いていく。
そして、今は、ヤマツツジやレンゲツツジが盛期だ。
歩いた道ではヤマツツジが目を引いた。


ヤマツツジ(山躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の半落葉低木。低木と言えども、5mほどには成長する。
赤城山でも、背の高いヤマツツジが所々で観られた。
この辺りはミズナラなどの高木が多い。ヤマツツジは斜面や切り開かれた登山道脇などに多く観られた。




ヤマツツジは、枝先の1つの花芽に1~3個の花をつける。
色は主に朱色だが、深紅のものもあり、色合いにはかなりの幅があるようだ。






ヤマツツジの花は、花径が3~4cmの漏斗形で、5中裂している。
花冠の上側内面に濃色の斑点がある。雄しべは5本ある。雌しべは雄しべより長い。






昨日、散策中に目を引いたお花がもう一つある。
クサタチバナだ。
クサタチバナについては、こちらをご参照ください。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/9bdc65268f01332f5f0b92d557d83094
これまで、何度も見ているお花なのに、名前を間違えてご指摘をいただいた。
ご指摘いただいた方にお礼を申し上げるとともに、私自身大いに反省しなければならない。






最後に、新緑についても触れておこう。
たくさんの落葉広葉樹の新緑で彩られる森は鮮やかだ。


この森の王者、ミズナラの新緑。


お花を咲かせているのはカマツカだと思う。


樹いっぱいにお花を咲かせているのは、ズミのようだ。


カエデの若葉は趣があった。新緑としては、一番のお気に入りだ。

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自宅でウグイスとホトトギスを聴く

2020-06-05 12:22:23 | 日記(雑記帳)


朝食後、窓を開けて、のんびりとしていた。
すると、なんと、ウグイスが鳴いているではないか。
ここでウグイスを聞くのは、10年ぶりくらいだろうか。
その後、なんとなんと、ホトトギスも鳴いているではないか。
ホトトギスは、時々聞いていたように思う。でも、今年の初鳴き。

ここは、今は住宅地だが、30年ほど前までは雑木林だったところ。
周囲には、まだ雑木林が残っている。
どこかに、ウグイスやホトトギスが暮らせるところが残っているのだろう。
ちょっと、嬉しいいちにちだった。

※ 表紙の写真は、咲き始めたナンテン(メギ科ナンテン属の常緑低木)。

※ 古物を整理していたら、40年ほど前の登山の写真が出てきた。早池峰国立公園と書いてある。
山頂付近の岩場は少し覚えているが、どこをどう歩いたかも記憶がない。




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ハルジオンとヒメジョオン

2020-06-04 09:41:55 | みんなの花図鑑
ハルジオンとヒメジョオンは、共にキク科ムカシヨモギ属の植物です。
5月の終わりから6月にかけては、ハルジオンとヒメジョオンの両方が咲いていて、区別が付きにくいことがありました。
■ ハルジオン




■ ヒメジョオン




両者の見分け方について、Wikipediaには次のように書かれています。
「ハルジオンとヒメジョオンは、花がよく似ていて混同してしまうことがある。 花びらの幅の違いで見分ければ直ぐに解る。1㎜以下の細い花びらがハルジオンで 約1.5㎜で幅が広いのがヒメジョオン。花びらの幅で見分けるのが一番解りやすく誰にでも簡単にできる方法。標準的には、ヒメジョオンの方が背が高く、花は小さくて数が多く、根本がすっきりしている。これに対して、ハルジオンは背は低く、花は大きくて少なく、根本に葉がある。また、ハルジオンの蕾は下を向いて項垂れているような特徴がある。従って、しっかりと比べて見れば、はっきりと見分けがつく。分かりにくい場合は、茎を折ってみるとよい。ヒメジョオンの茎には空洞がないが、ハルジオンの茎には真ん中に空洞がある。葉の付き方も違い、ヒメジョオンの葉は茎を抱かないが、ハルジオンは茎を抱くように付く」

私の見分け方は、葉の付き方の違いです。ハルジオンの葉は茎を抱くように付きますが、ヒメジョオンは抱きません。
ご参考になれば、幸いです。
■ ハルジオン




■ ヒメジョオン




茎を切ってみるともっとはっきりと分かります。
ハルジオンの茎には真ん中に空洞がありますが、ヒメジョオンの茎には空洞がありません。茎が太いほど、空洞がよりはっきり分かります。
毎回茎を切るわけにもいきませんが・・
■ ハルジオン


■ ヒメジョオン


■ ハルジオンについての、詳しい説明はこちらをご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/c0f68be9c4d83f2556e61e62b4bcd822

■ ヒメジョオンについての、詳しい説明はこちらをご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/bf6a2a36fca62e489ccf55e54f00323c
コメント (4)
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ヒメジョオン

2020-06-04 09:28:27 | 侵入生物をきれいに撮る
ヒメジョオン(姫女菀)は、キク科ムカシヨモギ属の一年草です。
Wikipediaには「北アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジア(日本を含む)に移入分布する。日本には1865年頃に観葉植物として導入され、明治時代には雑草となっていた。若い時期は、根本から長い柄のついた丸みを帯びた葉(根出葉)を付ける。やがて、茎が高く伸びると、根本の葉は無くなり、茎から出る細長い葉だけになる。茎と葉は黄緑色で、まばらに毛が生える。茎は初めは枝分かれせず、先の方で数回の枝分かれをして、白か薄紫の花を咲かせる。花はヒマワリのような形だが、周りの花弁がとても細い。また、ヒメジョオンの花に見えるものは頭状花序で、小さな花の集まりである。中央の黄色い部分は、管状花といい、周辺の花びらのようなものは、舌状花という。花の時期は初夏から秋にかけての5~8月である。また、花弁の白い部分がやや紫がかる個体が見られることもあるが、これは清浄な空気の中で育った時にできるものである。1個体あたり47,000以上の種子を生産し、さらにその種子の寿命が35年と長いこともあり、驚異的な繁殖能力をもっている。したがって、駆除がとても難しい」とあります。
国立環境研究所の侵入生物データベースには「茎は直立、高さ50~130cm、淡緑色、あらい毛がまばらに生え、中心部に白色の髄があり中空でない。根生葉は長柄があって円形に近く、大きな深い鋸歯があり、花時には消失。茎上の葉は緑色、柄は不明瞭で粗い鋸歯があり、へりと下面中央脈上には立った長毛がある。頭花は径2cm、総包片はほぼ3列に並び幅はせまい。舌状花は白色、雌性、100個程度あり、冠毛は短く痕跡的。筒状花は黄色、花冠筒の先は5裂、長い冠毛があり、子房にはねた毛がまばらに生える。ハルジオンに似るが、茎が中空でない、花時に根生葉が無いなどの点で区別可能。染色体数2n=27。ヘラバヒメジョオンと雑種(ヤナギバヒメジョオン)をつくる」とあり、国内移入分布は「ほぼ全国」と書かれています。








ハルジオンとヒメジョオンの見分け方のひとつが、葉の付き方です。ヒメジョオンの葉は茎を抱きません。一方、ハルジオンの葉は茎を抱くように付きます。




また、ヒメジョオンの茎には空洞がありません。一方、ハルジオンの茎には真ん中に空洞があります。

※ 写真1~3枚目、5~7枚目 2020/06/02 撮影、4枚目 2020/05/31 撮影。

※ この投稿は 2019/06/18 の記事を全面的に改めました。
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