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人間関係を編む

2010-02-08 | 社会
村落共同体の中にある暗黙のルールは、高度経済成長時代に「良くないもの」としてのレッテルを貼られ、他人に干渉しない適度な距離感が都会的に洗練された人との付き合い方だとされていました。
他人と距離を置くことが良いとなると、その方向に行過ぎてしまう。それが現在ある色々な問題の原点だと感じます。
周囲から行動について指摘される息苦しさを感じるかもしれませんが、安心して所属できる集団の維持経費になっていたとも考えられます。
重い人間関係を嫌って捨ててしまった、その後ろには気が付いていなかった大切なものがあったのだと。

編み物は一本の糸を絡ませていくだけの作業ですが、絡ませ方によって様々な模様が出来上がります。
糸のままでは着る事ができないけれど、編むことによってセーターにも帽子にも手袋にもなります。
バラバラに切られた糸くずから、もう一度暖かさを保つ何かを編み上げる作業、今必要なのはそんな事だと感じています。




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