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子育て雑感 摘み取っておきたいもの

2011-05-24 | 子供のこと
暖かくなってきて庭の雑草取りに追われています。
植物は子葉の頃が一番弱いので、本葉の出きらない内に指先で軽くつまんで抜いてしまえばほんの僅かな力だけでいいのに、そんな頃は雑草も小さくて、目を凝らして見なければ見過ごしてしまうのが普通です。
今の季節は雑草もそれなりに大きくなって、しかも昨年以前に生えてきたものは鎌や、場合によってはスコップや鍬を使って掘り上げなければ抜くことは難しくなっています。
先手先手と対処していけば、掛かる労力は少なくて済むはずなのに。
それは草むしりに限らず、世の中の多くの事象に共通する事で、関連する諺もたくさんあるのは、きっとそれが簡単そうで中々出来ない事だからなのでしょう。

子供を育てていてよく思ったのは、摘んでしまった方が良いのか、残していた方が良いのかの見極めは、想像していたよりもずっと難しいという事でした。
物事には両面性があって、ある場合には悪く思えても、別の場合にはとても大切な美質になる性質もあります。
早期に対処した方がよくても、本当にこれは対処するべきことなのか悩む時間も必要で、自分もよく悩んでいました。
ある時期までそんな風に悩んだ後、悪いと思われる部分を叱ったり注意したりするよりも、努力や美質を褒めていた方が親としても気持ちよく子供にとっても嬉しくて、当然ながら結果も付いてくると思い至りました。

「子供を褒めて育てる」とは最近よく言われています。
自分も色々と悩んで試行錯誤の結果、確かにそうした方が良いと確信しています。
ただし、これには前提条件があると感じます。
親が心底子供を受け入れているのか、『現状』の子供を本当に大切でかけがえのない存在と認めているのか、子供を信じているのか。
子供は、親の焦りや苛立ちや心の奥の感情の揺らぎを敏感に感じ取ります。
本当は、一番最初に摘み取っておきたいのは、子供に対する親の要求なのかもしれません。





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6 コメント

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Unknown (やじろじゃ)
2011-05-25 09:35:27
褒めて育てる=叱るのはなし、じゃないんですよね。

叱られてばかりの時代を過ごした私とすれば、一々褒めるのは、うすら寒く感じる事もあります。
何事もバランスと言う事でしょうか。

そして、信頼とは個人を認めると言う事でしょうね。

まぁ、職場で私は人として認められていない様ですが。
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やじろじゃさま (shouske0)
2011-05-25 17:45:01
褒め方でも色々ありますね。
何かができたから褒める、とかではなくて、「あなたのここが偉いと思う」のように、その子の個性の良い所を私はとても認めているよ、と、折を見て言い続けることじゃないかなと。
大人になるとそんな事は一度言うかどうかですから、「褒められない=認めてない」ではないと思いますが。
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Unknown (やじろじゃ)
2011-05-26 09:20:08
ああ、ちょっと表現に無理があったかな。

職場で、人として認められていない=褒められていない

では無く

会社の職員全員が、市役所担当部署から
人間として認められていない、信頼されていない

と書くべきでした。
叱るとかじゃない、恫喝ですからね。
彼らのやり口は。
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Unknown (OHAMARO)
2011-05-27 05:30:55
>一番最初に摘み取っておきたいのは、子供に対する親の要求なのかもしれません。


良いこと、おっしゃいますね!

子供にもとめるのは遥かにでかいですね。しかし、自分を見れば所詮こんなもんなんですけどね。(汗)

身体を大切に人に迷惑をかけないで
育っていって欲しいです。
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やじろじゃさま (shouske0)
2011-05-27 21:09:56
仕事はともかく、もっと自信を持ってもいいと思うのですよ。
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おはまろさま (shouske0)
2011-05-27 21:16:40
自分の事を言われると・・・
もう子供には頭が上がらなくなっちゃいますね(笑)
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