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続 花壇の雑草を減らすには

2009-05-01 | ガーデニング
花壇に生える雑草は主に荒地に生える植物です。
自然の中では、崖崩れなどでできた栄養分の少ないむき出しの土の上でも繁殖していきます。
このような草の種は日光にあたることで発芽し易くなります。

土の中には休眠中の草の種も混ざっていますが、土面を出してしまうと発芽を促してしまいます。
土の上に落ち葉や木の屑などを被せて置くことで発芽しにくくするのです。
なんとなく地面の土を見せているほうが良いように感じてしまいますが、雑草にとって良い環境になるだけで園芸植物にはやや辛いかもしれません。



植物性マルチは分解しながら土の中の微生物や菌を増やしていきます。
土壌微生物は、その数や種類が無限大とも云われています。
菌類はシャーレ上で培養してその種類を特定しますが、土中でないと活動しない菌も多いからです。
これは土壌微生物同士が共生関係を持っているためのようです。

土壌微生物と植物の関係はまだ充分に解明されていませんが、植物もこの共生関係の中で生きています。
植物の根と土壌微生物の共生は、松やマメ科植物などで知られていますが特定の菌だけではない共生関係もあります。
人間の腸内にいる100兆とも云われる腸内細菌と人間との共生関係と同じで、根という消化器を土の中に伸ばしているのです。

自然の野山では秋に枯れ落ちた葉が地面に積もり、やがて微生物によって分解しながら土に返り、分解の途中でできる有機物無機物がまた微生物や植物を育てています。
自然は大きな循環のシステムなのです。






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4 コメント

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むむむ!? (ポン太)
2009-05-01 17:12:02
難しい話ですな。
その自然の循環を唯一乱してるのが人間と言う動物ですよね。

↓の記事のマルチングの話しに目から鱗です。
確かに針葉樹の下には大した雑草がありませんね。
その手があったかぁ。
ただ我が家にはシュレッターがありませんので
何か工夫しないと・・・。
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ポン太さま (shouske0)
2009-05-01 21:11:38
難しいでしょうか ?
噛み砕いて書いているつもりですが、このようなご意見は参考になります。

誰が読んでも解る記事が目標です。
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マルチングの効用 (ミスターT)
2009-08-31 09:00:35
マルチング材料としては、稲わらやバークチップ、バーク堆肥、もみがら燻炭などが利用できます。 その効果としては、雨水による土壌侵食の防止、地温の調節、土壌水分の蒸散防止、雑草防止、泥はね防止による病気発生の予防などがあります。 造園的に見ればさらに植栽された植物を際立たせる効果もあるので、ガーデナーはもっとその効用を知るべきでしょう。
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ミスターTさま (shouske0)
2009-08-31 17:31:59
コメントありがとうございます。
良い事ばかりの植物性マルチングはもっと広まってもいいと思います。
ごみを出さないガーデニングはより自然な状態に近づきますね。
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