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送る春

2012-04-02 | 子供のこと
進学のため長男を送り出す。
これから家を出て、自分の道に進む子供を見送るのは達成感と寂しさに溢れた春の風物とは言うものの、今まで毎日の弁当を作り、あれこれと気にかけていた状態から急に離れるのは、やはり先達の言うとおり寂しいものです。

保育所へはたった5年しか通ってないのに、永遠に続くかと思われるほど長かった。小学校はそれほどでもなくて、中学校は驚くほど短かった。高校はあっと言う間だった。
そんな話を知人から聞いたことがあって、当時中学生になったばかりの長男を思いながら「そうかもしれない」などと考えていましたが、今思えば確かにその通りだと感じます。
高校に入ってからの弁当作りも、ほんのわずかな間だけだったような気もします。
子供時代の我が子と過ごす時間は本当に短い。

子供を送り出す人は、今までも数多くいたわけで、自分がその立場になって初めて分かる事はまだまだたくさんあるのでしょうし、理屈では割り切れない感覚は、経験してみないと理解できないという新しい発見ではありました。