青森県十和田八幡平国立公園・十和田湖のシンボルである「乙女の像」と同じ一九五三年十月に除幕されながら、訪れる人もなく、奥入瀬渓流の銚子大滝付近にうずもれていた詩人佐藤春夫(一八九二―一九六四年、和歌山県出身)の詩碑「奥入瀬渓谷の賦」の所在が54年ぶりに分かったのは二年ほど前だったと記憶しています。
詩碑まで遊歩道を作るか検討されたとも聞きますが今でもそのままになっています。
ただ詩碑のよく見える場所には案内板が設けられ、目を凝らすと文字が刻まれているのがわかります。
久しぶりに歩いた奥入瀬渓流はあちこちで工事をしていて、工事中の看板や工事現場や土嚢など、人工物がやたらと目に付きます。
50年程前の詩碑はすでに苔に覆われ自然の中に戻ろうとしていますが、落石防止の工事などはずっと残っていってしまいます。
「手付かずの自然」などもう無い物だと分かっていても、それでも美しい景観は壊さずにいて欲しいと願ってしまいます。
奥入瀬渓流の美しさこそが人をひきつけるのですから、安全な観光地に拘るあまり本来の良さをなくす方向には進んで欲しくはありません。
工事方法などもう少し自然に配慮した物にならないものでしょうか。
和歌山の市議団が佐藤春夫の詩碑初視察 (2009/05/15)
詩碑まで遊歩道を作るか検討されたとも聞きますが今でもそのままになっています。
ただ詩碑のよく見える場所には案内板が設けられ、目を凝らすと文字が刻まれているのがわかります。
久しぶりに歩いた奥入瀬渓流はあちこちで工事をしていて、工事中の看板や工事現場や土嚢など、人工物がやたらと目に付きます。
50年程前の詩碑はすでに苔に覆われ自然の中に戻ろうとしていますが、落石防止の工事などはずっと残っていってしまいます。
「手付かずの自然」などもう無い物だと分かっていても、それでも美しい景観は壊さずにいて欲しいと願ってしまいます。
奥入瀬渓流の美しさこそが人をひきつけるのですから、安全な観光地に拘るあまり本来の良さをなくす方向には進んで欲しくはありません。
工事方法などもう少し自然に配慮した物にならないものでしょうか。
和歌山の市議団が佐藤春夫の詩碑初視察 (2009/05/15)